ち○○で楽しむ異世界生活

文字の大きさ
上 下
35 / 111

35 褒美

しおりを挟む
 「んっ・・・んっ・・・んっ・・・」
 またイキそうだな。十回を超えたからそろそろ危険領域だ。
 「リタ、こっち向いて・・・」
 リザがリタにしがみつき、唇のかたちをなぞるような濃厚なキスをする。
 大き目のベッドの上で慣れない3Pの最中だ。
 「んーっ!んーっ!んーっ!」
 鼻息を荒くしながらリタがイった。

 リザもリタも最後まで教導を終えた。今日は諜報に向かう前の最期の床になる。
 彼女たちには自分たちがイく角度と場所を俺のちんこと教導用のハリボテでしっかりと身に着けてもらった。男にイカせてもらう感覚とは違うと言うが、いちおうハリボテでもイケたので自分の重要な場所を熟知したということでいいだろう。
 でもやっぱり男に抱かれながらイク方が楽しいし気持ちがいいらしい。俺もオナホでイクより女性でイク方がいいと思うが、男女の意識差というものがあるからこの喩えが正しいのかどうかもわからない。
 あとは二人の相手が、ちんこをねだったらその角度でゆっくり攻めてくれる程度にお優しいことを願うだけだ。

 「リタ、そろそろ交代した方がいいんじゃない?さっきのイキ方は危なかったよ」
 「イヤです!アラヒト様に抱かれる最後の時間になるかもしれないんですからもっとください!ふぁっ!あっ!」
 ほぼ無呼吸でイくタイプなのにデカい声を出したから、酸欠直前じゃないか。危ないけれどリタが納得しなさそうだからこのまま続けて、次でイったら終わりだな。
 「リタ。私も手伝ってあげる」
 リザの舌がリタの首筋をゆっくりと進み、そのまま耳の裏をぺろぺろと嘗め回す。
 「んっ!んっ!リザそこダメっ!」
 ああ、またイクな。
 「んーっ!んーっ!んーっ!」
 リタの腰が痙攣しながら高く上がって中でイったことを示している。最後に何度か激しくパンパンと打ち付けて、リタの方は終了だ。
 ・・・かなり激しくイってたけれど、大丈夫かな。
 「リタ、大丈夫か?」
 「・・・はい・・・」
 返事をするだけで精一杯というところか。まぁ気絶しないだけよかった。もう少しちんこだけでも入れておいてやるか。筋肉の繊維をほぐすように軽く撫でてやっただけで、リタの腰はまた痙攣をし始める。いやもう無理だろ、これ。
 「アラヒト様・・・キスしてください・・・」
 ようやくリタが諦めたか。床の上でのキスは最後になるかもしれない。リタの頭と髪をなでてやりながらじっくりと時間をかけてキスをしてやった。疲労でリタのまぶたが落ちそうになっている。連続でイケるようになった女性って、なんで肉体の限界を超えてまでイキ続けようとするんだろうなぁ。もう無理だろうと俺が判断して止めたら諦めるんだけれども、絶対に女性からは無理だとは言わない。俺の経験が偏っているのかなぁ?こればっかりは女性になったことが無いので俺には分からない。

 「リタ、寝たくなったら寝ちゃって。次は私だから」
 リザの呼びかけに返事が無い。寝たんだろうな。
 マジでギリギリだった。ちんこをぬいて、リタの身体に毛布を掛けてやる。
 「ちょっと危なかったな。できることなら起きるまでゆっくり寝かせてあげたいんだけれどな」
 「私のお相手が終わってませんから。できるだけ静かに済ませましょうか」
 ひそひそと話すと、リザは水差しの水を口に含んだままベッドに上がってきて、口移しで俺に水を含ませた。
 「アラヒト様の口癖、水分補給です」
 「もう一口もらえるか?リザも飲んでおきなさい」
 リザは返事をすることなく、水を飲んで、また口移しで俺に水を含ませた。

 「アラヒト様は私たちの任務が成功するとお思いですか?」
 耳元でささやくようになされる会話は、セックスのいいスパイスになる。秘密を共有するということは肉体を共有するような錯覚に陥る。
 「分からない。ただやれるだけのことはやっておきたい。男の寵愛さえもらえれば、君たちが生きて帰って来やすいだろう?」
 「仮に側室の座を提供されたとしても、私たちはアラヒト様のもとへ戻るつもりです」
 側室?ああ気に入られると潜入先の男に気に入られて側室になる可能性もあるのか。
 「アラヒト様。私には快感ではなく精液をください。仮に側室として戻れなくなったとしても、アラヒト様との子どもが側にいれば私は報われます」
 一回射精したくらいで子どもができるようなものでは無いだろうに・・・ん?
 「だから二人同時で、リザが二番目なのか?」
 「ええ。私ひとりではアラヒト様をイカせられるか分かりませんもの。私はアラヒト様にとって何番目の女性でもいいですから、アラヒト様の子どもを産んでみたいのです」
 ダシに使われたって分かったら、リタが怒るだろうなぁ。
 「じゃぁ俺が動かない方がいいかな。リザがイっちゃうだろうし。リザも最終試験のつもりで俺を射精させてみてよ」
 リザが居住まいを正して、ベッドの上で手を着いた。
 「分かりました。ではお相手よろしくお願いします」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

義姉妹百合恋愛

沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。 「再婚するから」 そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。 次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。 それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。 ※他サイトにも掲載しております

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

処理中です...