事故でコールドスリープ状態になった私が目覚めたのは、200年後の軍事国家日本!?

最終決戦

矢柄少佐が第三艦隊副司令官に就任してから2ヶ月が経過したある日。

「敵本拠地を叩け」

司令本部からそう指令がきた。2ヶ月間何もなかった為艦隊の所属要員達は、活気に満ち溢れていた。作戦は、翌日決行された。作戦の敵本拠地は、オーストラリア沖にある海上基地オールウェイズだった。オーストラリア沖の海上基地オールウェイズは、最新鋭の設備を装備している世界の要である。そのため全ての国が協力し、建設したものだった。オールウェイズに向かう途中で第三艦隊は、世界連合艦隊総数１億５６００隻、航空機１６００００機。それに対して第三艦隊は、総数150隻、航空機１０３０機のみだった。艦隊の所属要員は、死を覚悟した。しかし艦隊司令から全艦に映像通信が入った。

「我が艦が敵第一艦隊に突入し、自爆してスモークを散布する。その隙に副司令に従い元海域を離脱せよ！」

ということだった。艦隊の所属要員は、涙をこらえて返答する。

「はっ！艦隊司令のお命！むだには、いたしません！」

その言葉に安心したのか通信が切られ旗艦は、敵艦隊に突入していき自爆した。それを見届けた矢柄少佐は、艦隊指揮をとりだす。

「私が今から艦隊司令となった。全艦１８０度回頭！鈴音基地に帰還する！」

艦隊は、全艦鈴音基地に帰還した。

「全ての艦を第三艦隊に集めてください！敵第一艦隊を破り海上基地オールウェイズを必ずや攻略して見せましょう！もし、攻略出来なかった場合は、全責任をとって腹を切りましょう！」

矢柄少佐帰還してすぐに司令本部に乗り込み、直訴した。その情熱さが通じたのか司令本部は、やっと重い腰を上げ、新生大日本帝国海軍の全ての戦力を第三艦隊に集めてくれた。もちろん全責任をとるわけだから矢柄少佐が艦隊司令を務めることになった。全ての艦を扱う艦隊の司令が駆逐艦は、どうかということで超弩級新造戦艦夜行が支給された。乗員は、駆逐艦水鬼と同じ11人でよかったため乗員は、駆逐艦水鬼と同じ乗員で組まれた。開戦前矢柄少佐は、通信を入れた。


「君たちの中には、死ぬ者が出てくるだろう。だが、人はいつか死ぬ。それが遅いか早いかの違いだ。総員の奮闘に期待する！」

そして、８月２５日午後１１時３分戦いの幕が切っておとされた。激しい戦いの末、世界連合艦隊は、全滅した。我が艦隊の被害は、１２０隻を、こうむった。艦隊は、多大なる犠牲を払いながらも前進しオールウェイズを攻略した。この戦闘による我が艦隊の損害は１５０隻に上った。