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【第1話】初めてづくしのエトセトラ
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動いた瞬間、思わず声が出た。ほんと一瞬なんだけど、物凄いのがキた。
「~~っっ」
俺の感じ方に壱人は一瞬、ぴくりと反応したけど、
「……もしかして、気持ちいい場所に当たった?」
「――っっ」
気を取り直してそんなことを聞いてくる。壱人は女の子相手だと経験はあっても、男は俺が初めてのはずだ。
「そっか。ここが前立腺か」
「――ひっ!」
どうやらそれ系の雑誌かなんかで勉強してきたであろう壱人はそう言って、その場所を指の腹の部分で撫でるように執拗に擦ってきた。
「やっぱ女とは違うのな」
そう言う壱人は楽しそうに笑って、そこばかりを責めてくる。
「やっ……、やめ、っ!」
俺はなんとか身をよじりながらそう言うけど、当然のように壱人はやめろと言ってもやめてはくれない。ローションをたっぷり使っているからか、俺のそこからぶちゅぶちゅと酷い音がする。その音が静かになると、
「ひあっ!」
容器の尖端をそこに突き立て、容器を握り潰しながら中身をもう一度注入された。ぶちゅうと擬音が出そうなくらいにたっぷりと注がれて、恐らくはそのお陰で痛みも軽減されてるんだろうけど。
「なあ、泉。分かるか。おまえのここ、トロトロでまるで女みたいだぞ」
突っ込んだら気持ちいいんだろうなとそう言われて、
「……あっ!」
思わず体がびくりと跳ねる。
俺が痛くないように念入りにやってくれてるんだろうけど、壱人はもうローションを一本、使い切ってしまった。さっきまで感じていた圧迫感や違和感、排出感もなくなって、今はただ、ただただ気持ちが良くて仕方がない。
「ああっ……、んんっっ」
シーツを掴んで気持ち良すぎる快感をやり過ごそうとするけど、
「やあっ。っあっ、あっあっ、んあっ!」
次々と襲い来る波に押し流されるように、壱人の指がそこを掻き混ぜるたびに訪れる快感に、自然と出てしまう声が我慢できない。その声も言葉になる前に口から出てしまうから、やめてくれとももっとして欲しいとも言えないでいる。
「~~っっ」
後ろが緩むたび、壱人は指を一本ずつ増やしてきた。ぐずぐずに解されていても最初は少し痛くて、そのたびに壱人はそこに少しずつローションを足す。どれくらいそうされていたんだろう。
「泉、ごめん。我慢の限界」
そう言った壱人が、ローションの容器をぐちゅりと握り潰した。ぐずぐずに解された、そこに容器の尖端を突き入れて。次の瞬間、
「んあっ?!」
おそらくは壱人のモノを入口に宛てられて、面白いほどびくりと俺の体が跳ねた。
「~~っっ」
俺の感じ方に壱人は一瞬、ぴくりと反応したけど、
「……もしかして、気持ちいい場所に当たった?」
「――っっ」
気を取り直してそんなことを聞いてくる。壱人は女の子相手だと経験はあっても、男は俺が初めてのはずだ。
「そっか。ここが前立腺か」
「――ひっ!」
どうやらそれ系の雑誌かなんかで勉強してきたであろう壱人はそう言って、その場所を指の腹の部分で撫でるように執拗に擦ってきた。
「やっぱ女とは違うのな」
そう言う壱人は楽しそうに笑って、そこばかりを責めてくる。
「やっ……、やめ、っ!」
俺はなんとか身をよじりながらそう言うけど、当然のように壱人はやめろと言ってもやめてはくれない。ローションをたっぷり使っているからか、俺のそこからぶちゅぶちゅと酷い音がする。その音が静かになると、
「ひあっ!」
容器の尖端をそこに突き立て、容器を握り潰しながら中身をもう一度注入された。ぶちゅうと擬音が出そうなくらいにたっぷりと注がれて、恐らくはそのお陰で痛みも軽減されてるんだろうけど。
「なあ、泉。分かるか。おまえのここ、トロトロでまるで女みたいだぞ」
突っ込んだら気持ちいいんだろうなとそう言われて、
「……あっ!」
思わず体がびくりと跳ねる。
俺が痛くないように念入りにやってくれてるんだろうけど、壱人はもうローションを一本、使い切ってしまった。さっきまで感じていた圧迫感や違和感、排出感もなくなって、今はただ、ただただ気持ちが良くて仕方がない。
「ああっ……、んんっっ」
シーツを掴んで気持ち良すぎる快感をやり過ごそうとするけど、
「やあっ。っあっ、あっあっ、んあっ!」
次々と襲い来る波に押し流されるように、壱人の指がそこを掻き混ぜるたびに訪れる快感に、自然と出てしまう声が我慢できない。その声も言葉になる前に口から出てしまうから、やめてくれとももっとして欲しいとも言えないでいる。
「~~っっ」
後ろが緩むたび、壱人は指を一本ずつ増やしてきた。ぐずぐずに解されていても最初は少し痛くて、そのたびに壱人はそこに少しずつローションを足す。どれくらいそうされていたんだろう。
「泉、ごめん。我慢の限界」
そう言った壱人が、ローションの容器をぐちゅりと握り潰した。ぐずぐずに解された、そこに容器の尖端を突き入れて。次の瞬間、
「んあっ?!」
おそらくは壱人のモノを入口に宛てられて、面白いほどびくりと俺の体が跳ねた。
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