ザ・兄貴っ！

あ、もしかして会長達って、ネペンテス君のお友達？

「「ふ、副会長は大丈夫なのーっ!?」」


慌てる双子会計、



旭が山田に真剣な顔で話す



「いいか、山田。副会長は瞬間移動でもなく、テレポーションをしたわけじゃない。

お前はテレビと見すぎだ。副会長はお前の飼ってるネペンテス君にだな…『消化って… 冗談キツいよ～。悪ふざけもいい加減にしないと～ 怒るよー??』



旭の声を遮り、チャラ男会計が山田を睨む。


慌てる周りを余所に山田はキョトン‥



　ぽんっ!


「あ、もしかして会長達って、ネペンテス君のお友達？」



「は？」


まさかの山田の言葉に、顔が歪む。



「なんだ、そうならそうと早く言ってよ。副会長がネペンテス君のお友達だったなんて… 僕、知らなかったよ。そうだよね、副会長がネペンテス君のお友達なら、会長達も連れてったらきっと喜ぶね」


山田は平凡なる顔でキラキラと眩しいほどの笑顔で――…



「「「は、はぁぁああ？！」」」



何をどうしたらそんなことになるんだ！？思わず突っ込む生徒会＆風紀。