親衛隊総隊長殿は今日も大忙しっ!

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パシリに任命されました

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―― ざわざわ


『静かに!』

ざわつき始める生徒達を副会長はマイクで諌める。


「……お前…」

一仕事を終えた千春は生徒がざわつこうが関係ない。んーっ!と背伸びしていた。


「ん? なに?僕に何か用??」

「お前… 一体なにやったんだ!?」


「見てわかんない?
 掃除だよ、そ う じっ!!あんな小物祓うためだけにあんな大掛かりな術を使うわけないでしょ。

悪意ある類を片付けて、後はこの場所を浄めたの!」


「さっき、アイツが陰陽師って… つーか、隠さなくていいのかよ?」

「隠す?なんで隠さなくちゃいけないのさ」


先ほど千春が鈴を渡した不良の質問に気怠げに答える。

「そもそも僕はあのクソ理事長に正式?な依頼を受けて来てんだからやましいことなんてないよ。あの虫けらならともかく…」

(ク…ズっ!?虫けら!!?コイツ!)


「……………」


「…なに?僕にガンつけてんの?上等だね。その無駄に整った鼻をへし折るよ?」

(コイツ… 今までの親衛隊にありえない腹黒さだな。しかも、俺の鼻をへし折る!? こんな… むちゃくちゃな親衛隊、初めてだぞ)


「――‥ ねぇ、ねぇってば!!ちょっと人の話聞いてんの? パシリ!」


「パ…!?」

(パシリ?!俺がパシリだぁ!!!?)



「なに、僕に文句あるわけ? フンッ 腰抜かしてたヤツが?」


「…………せめて名前で呼んでくれ…」



「名前?なに、あんたの名前なんて僕が知ってるわけないでしょ? 自意識過剰??」


「……………楓(カエデ)…」


(…泣きたい…… なんで、タチの俺が… こんな親衛隊にっ ネコに… っ)


何でだろ… 泣きたくなった。

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