49 / 88
- 謎多き執事の秘密ごと -
『五大貴族の始まり』
しおりを挟む
『───やがて、その7日間の激闘の末、陰の月属性のドラゴンが敗れた為、そのまま王となった陽の太陽属性のドラゴンの忠臣として、家臣に降り、それが五大貴族の始まりとされています。
……つまり、五大貴族は、この世界の始まりとするこの王国の陰の月のドラゴンの子孫だと言われているんです。その中でも、陰の月属性のドラゴンの血を濃く受け継ぐ人間は氷属性を持って生まれてくる。だから、元は同種族であり、対となり相殺する力を持つ王家が氷属性の人間を庇護することになっているんです。
なので、必然的に王の座に付いた陽の太陽属性のドラゴンの血を濃く受け継ぐ王族はかつての太陽属性のドラゴンのその力の名残りから炎の力と光の力を受け継いでるんですよ。
───しかし、元は月属性のドラゴンと統一していた時代もありました。その関係もあってか、王族の中でも時々、太陽属性の炎と光、それから月属性の氷の力を宿した人間が生まれてくることがあります。そして王家の庇護下に置かれた人間はそうした彼らからいろいろと学ぶ… そうして庇護下に置かれた人間は自分の力をコントロールする術を学ぶんですよ』
……でなければ、感情を抑えられないまま暴走してしまう可能性も然り。その力を周りから利用される危惧。そういったことを踏まえて教示し、サポートをするために我々がこちらへ赴いたんです、と当たり障りのない笑みを見せるレオンは一つ咳払いすると、さらに話を続けた。
……つまり、五大貴族は、この世界の始まりとするこの王国の陰の月のドラゴンの子孫だと言われているんです。その中でも、陰の月属性のドラゴンの血を濃く受け継ぐ人間は氷属性を持って生まれてくる。だから、元は同種族であり、対となり相殺する力を持つ王家が氷属性の人間を庇護することになっているんです。
なので、必然的に王の座に付いた陽の太陽属性のドラゴンの血を濃く受け継ぐ王族はかつての太陽属性のドラゴンのその力の名残りから炎の力と光の力を受け継いでるんですよ。
───しかし、元は月属性のドラゴンと統一していた時代もありました。その関係もあってか、王族の中でも時々、太陽属性の炎と光、それから月属性の氷の力を宿した人間が生まれてくることがあります。そして王家の庇護下に置かれた人間はそうした彼らからいろいろと学ぶ… そうして庇護下に置かれた人間は自分の力をコントロールする術を学ぶんですよ』
……でなければ、感情を抑えられないまま暴走してしまう可能性も然り。その力を周りから利用される危惧。そういったことを踏まえて教示し、サポートをするために我々がこちらへ赴いたんです、と当たり障りのない笑みを見せるレオンは一つ咳払いすると、さらに話を続けた。
4
お気に入りに追加
1,384
あなたにおすすめの小説
皇帝の立役者
白鳩 唯斗
BL
実の弟に毒を盛られた。
「全てあなた達が悪いんですよ」
ローウェル皇室第一子、ミハエル・ローウェルが死に際に聞いた言葉だった。
その意味を考える間もなく、意識を手放したミハエルだったが・・・。
目を開けると、数年前に回帰していた。
残虐悪徳一族に転生した
白鳩 唯斗
BL
前世で読んでいた小説の世界。
男主人公とヒロインを阻む、悪徳一族に転生してしまった。
第三皇子として新たな生を受けた主人公は、残虐な兄弟や、悪政を敷く皇帝から生き残る為に、残虐な人物を演じる。
そんな中、主人公は皇城に訪れた男主人公に遭遇する。
ガッツリBLでは無く、愛情よりも友情に近いかもしれません。
*残虐な描写があります。
真冬の痛悔
白鳩 唯斗
BL
闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。
ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。
主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。
むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。
学園生活は意外と大変
白鳩 唯斗
BL
毎年恒例の親族達の日帰り旅行で、事故が起きた。家族を全員失った魁星は、葬式に参加する。
そこで、唯一生き残った親族、はとこの雪人の存在を知ることになる。
権利争いが起きないようにと、魁星が雪人を養子に迎えることになり、父親になってしまう。
15歳の魁星は高校に通いながら、6歳のはことの面倒を見ることになる。
面倒見の良い優しい主人公です。
シリアスは少なめかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる