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- 死は始まりに過ぎない -
どうして…
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迎えも誰もいない玄関口を後にし、俺は2階へと向かった。隣にある自分の部屋を尻目に、今、立つのは姉ちゃんの部屋の前。
躊躇してノックをしようと手を扉に伸ばしたときだった。姉ちゃんの部屋から、姉ちゃんの艶のかかった笑う声と…
雅也の声が聞こえたのは――‥ 。
ーーバンッ!
ノックをするのも忘れて感情のままに扉に手をかけ破る勢いで開けると、そこには…
『や、ぁ… っ!』
『いや?違うでしょ、ここは『もっと!』の間違いなんじゃない?ほら、君のここはもうこんなにもグショグショだよ?』
頭が真っ白になった。
扉の先には姉ちゃんの部屋に備え付けられている大きなテレビ。そこに映る映像は雅也に攻められ喘ぐ… 俺だった。
「な、ん…で……ッ」
そう、その映像は…
俺と雅也が情事に及んだあの日の… 映像だった。
躊躇してノックをしようと手を扉に伸ばしたときだった。姉ちゃんの部屋から、姉ちゃんの艶のかかった笑う声と…
雅也の声が聞こえたのは――‥ 。
ーーバンッ!
ノックをするのも忘れて感情のままに扉に手をかけ破る勢いで開けると、そこには…
『や、ぁ… っ!』
『いや?違うでしょ、ここは『もっと!』の間違いなんじゃない?ほら、君のここはもうこんなにもグショグショだよ?』
頭が真っ白になった。
扉の先には姉ちゃんの部屋に備え付けられている大きなテレビ。そこに映る映像は雅也に攻められ喘ぐ… 俺だった。
「な、ん…で……ッ」
そう、その映像は…
俺と雅也が情事に及んだあの日の… 映像だった。
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