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……へ!?
しおりを挟む――… その刹那、
―パァンッッッ!!!
「……へ!?」
―― ガシャーンッ!
誰かに押さえつけられたと同時に鳴り響く銃声、割れて粉々になった硝子の破片が俺に降り注ぐ‥
が、俺が起き上がろうとした途端、力付くでそいつに伏せられた。
―― その直後だった。
銃は銃でも―― 今度は機関銃をぶっ放して来やがった。
ズタダダダダッッ!!!
パリーンッッ!!!パリーーン!!!
―― ガシャンッ! ガシャーンッ ガシャーーンッッ!!!!
「あっっっぶなっ!!!!え、え、え゙ぇっ!?なんで!?校舎内の窓は全部、前に防弾ガラスに差し替えたじゃねーかッッ!!!なんで割れんだよ!?」
『今、そんなこと言っている場合ですか!いいからまだ伏せていてください』
ハァーっと呆れたように溜め息を零す声に見上げると、
「…氷室」
「まったく貴方は‥」
鳴り響く機関銃の銃声に生徒たちの悲鳴があちこちから聞こえる‥
俺達の周りに散らばる数多の銃弾とガラスの破片…
ただ静かに終わるのをじっと息を潜めていた。いつの間にか鳴り止んだ銃声にゆっくり身体を起こすと、
割れたガラスの破片で足を切ったらしい。
痛みに気付き、足に視線を向けると一筋の赤い血が垂れていた。
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