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おい、ちょっと待て。誰と誰が友人だ?
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「……ってか、なんでお前が隣なんだよ」
隣の席は埋まってたはずだぞ?
「あぁ、彼に代わってもらったんです。…この席が良かったので」
ニコリ、と笑みを浮かべる雪城にこの先を思うと憂鬱になる。
(……こいつ、やっぱ副会長並に腹黒そうだな)
「………今、何か私に対してとんでもなく失礼なこと考えませんでした?」
「……いや」
(面倒くせぇな)
「………」
「………」
つか、こいつが此処に座る理由がマジわかんねぇ!!
「なんだよアッキー!転校生と知り合いなら教えてくれても良かっただろー!」
先のことを思って憂鬱になってたら、口の先を尖らせた篠崎がやってきた。
「誰です?彼」
「自称友達の篠崎 圭斗」
「なるほど。はじめまして。私のことは雪城とでも雅人でも好きに呼んで頂いて構いませんので… えっと、篠崎くん?」
「!?俺の名前知って!!?」
「くすくす。そんなに驚かなくても…
先ほど私の友人に教えてもらったんです」
ちらっとこっちを見る雪城に…
「おい、ちょっと待て。誰と誰が友人だ?」
ニコッ
「細かいことを一々気にしないでください」
「は!?」
「え、っと‥ ; ア、アッキー?二人ってもしかして仲が悪いの!?」
いつもと喋り方が違う俺に 篠崎はそう聞いてくる。だから俺も答えた。
「あぁ、めっちゃくちゃ仲が悪ぃ。その苛立ちからコイツといると喋り方が変わるが気にすんな」
キリッと答えた俺に‥
「よくもまぁ、そんな嘘で塗り固めた言葉が次々と‥」
よく出ますね、と悪気なしに感心してる雪城の発言に
篠崎は困惑を浮かべ、俺はピキ…ッと固まった。
隣の席は埋まってたはずだぞ?
「あぁ、彼に代わってもらったんです。…この席が良かったので」
ニコリ、と笑みを浮かべる雪城にこの先を思うと憂鬱になる。
(……こいつ、やっぱ副会長並に腹黒そうだな)
「………今、何か私に対してとんでもなく失礼なこと考えませんでした?」
「……いや」
(面倒くせぇな)
「………」
「………」
つか、こいつが此処に座る理由がマジわかんねぇ!!
「なんだよアッキー!転校生と知り合いなら教えてくれても良かっただろー!」
先のことを思って憂鬱になってたら、口の先を尖らせた篠崎がやってきた。
「誰です?彼」
「自称友達の篠崎 圭斗」
「なるほど。はじめまして。私のことは雪城とでも雅人でも好きに呼んで頂いて構いませんので… えっと、篠崎くん?」
「!?俺の名前知って!!?」
「くすくす。そんなに驚かなくても…
先ほど私の友人に教えてもらったんです」
ちらっとこっちを見る雪城に…
「おい、ちょっと待て。誰と誰が友人だ?」
ニコッ
「細かいことを一々気にしないでください」
「は!?」
「え、っと‥ ; ア、アッキー?二人ってもしかして仲が悪いの!?」
いつもと喋り方が違う俺に 篠崎はそう聞いてくる。だから俺も答えた。
「あぁ、めっちゃくちゃ仲が悪ぃ。その苛立ちからコイツといると喋り方が変わるが気にすんな」
キリッと答えた俺に‥
「よくもまぁ、そんな嘘で塗り固めた言葉が次々と‥」
よく出ますね、と悪気なしに感心してる雪城の発言に
篠崎は困惑を浮かべ、俺はピキ…ッと固まった。
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