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後から文句言わないでくださいよ?
しおりを挟む俺たちがバッと振り返ると、ひよこを頭に乗せたあのガキがそう呟いていた。
本人はただ呟いただけなのだろうが、村人や佐藤らは怪訝な顔で見ていた。
「うーん…。
困りました。どうしましょうか、ひよこ様」
ピ、
「え?任せる…?
俺、知りませんよ?もう勝手にやらせてもらうので後から文句言わないでくださいよ」
……ひよこにそう応えるあのガキはいったい何なんだ?
「えっと、何か?」
小首を傾げるそいつに何がだ?と問おうとしたが、その視線の先に気付いた。
「………おい、何のつもりだ?アンタら」
鉈や鎌、スコップ、猟銃を手に持ち、
じりじりと距離を縮める…
―― 村の連中だった。
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