室長サマの憂鬱なる日常と怠惰な日々

序章 英国フォルティア学院

構いませんよ。それなら、こちらも本気で行かせてもらうまでです！！

「…もういいです、その話は。 で、僕が室長やってること… 父さんたちには言ってないんですよね？」


「もちろんだよ」

「そうですか。…で、最初の話だと、兄さんは僕を連れて帰るつもりで此処に来たんですよね？」


「ん、まぁ… そのつもりだったんだけど、僕は無理強いさせるつもりはないよ？」

「じゃあ、父さん達に伝えておいて下さい。…当分、こちらに泊まるのでどうぞお構いなく！と」



腕を組み、語尾を強く言うクリフェイドは誰が見てもわかった。かなり怒っているということを‥。


「クリフェイドがそれを望むなら… もう何も言わないけどさ、父さん達が何も言ってこないほうがありえないと思うよ」


さらりと言った。



「だよねぇ? 俺もそう思うよ。何せ、あの・・シュバルク公爵だし…」



ジルタニアスの言葉にアゼルも頷いた


「構いませんよ。それなら、こちらも本気で行かせてもらうまでです」

いつにないクリフェイドの目の本気に、ジルタニアスは困惑した顔を‥。アゼルは、やれやれと肩を竦め、シズは早く出ていけ！と睨み、そんな状況にマコーネルに報告すべきか否か、頭を抱え悶えるノクス…


様々な反応が見れた。