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11.幸せな地獄
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ほどなくして、私と多波さんは同棲を始めた。
私は会社の独身寮を引き払い、彼のアパートに身を寄せた。色々あった部屋だから、本当は新しい住まいが良かったけれど、先立つものが少ないので、彼と話し合って、当面はここに住むことに決めた。
多波さんは、相変わらず優しかった。彼の優しさを疑わずにいられるのが、何より嬉しい。
多波さんは、長年一人暮らしをしていたそうだ。FS会の必要経費を工面していたせいで、ずっと金欠だった。だから、なんでも自分でやる人だった。料理も、掃除も、洗濯も。家事は女の方が得意、なんていう人もいるけれど、私の場合は、彼に教えてもらう方が多かった。
多波さんは、オムライスが得意だ。しかも、すごく美味しい。「もうレストランで、一生オムライスは頼まない!」そう、思ってしまうレベル。
美味しいのは、いいけれど・・・毎回ケチャップで、でっかいハートや、恥ずかしいコメントが書いあった。私が早々にケチャップアートをスプーンでかき消すと、彼はショボンとしていた。
・・・ごめんね、多波さん。恥ずかしいものは、恥ずかしいんです。
夜の営みは、いい意味で大変なことになった。どんな形容詞をつければいいのか、分からない。優しくて、温かくて、そして甘い、とにかく甘い。やっぱり甘すぎる!
翌朝、私はいつも立てなかった。もちろん、いい意味で。そんな私を、多波さんはいつも抱っこしてくれた。パジャマも着せてくれて、朝食も食べさせてくれた。幸せすぎて涙が出た。
今までは多波さんに、してもらうばっかりだったけれど、私も彼にしてあげたくなって、頑張った。正直、私は多波さんとは、比べ物にならないくらい下手だ。それでも私が触れると、彼は息を漏らして悶えていた。
「・・・全部・・・いい」
熱っぽい声で言われた。目の焦点が合ってない多波さんを、初めて見た。本当に好きな人と心を重ねた状態でする、というシュチュエーションが、彼を陶酔させたのだろう。
多波さんと暮らし始めて一週間は、甘すぎる日々が続いた。本当に夢のような時間だった。
でも、幸せだったのは最初の一週間だけ。サラの言っていた通り、多波さんとの暮らしは地獄だった。
多波さんの体は日を追うごとに、暴走していった。言い方は悪いけれど、性の供給がいっぺんにストップして、欲望を満たすだけの乱暴な人間になっていった。
私が、多波さんの暴力で気絶することは、しばしば。目が覚めるとベッドに寝ていて、多波さんは、私の手を握りしめながら泣いていた。いつもそうだった。そういう状況が何回か続くと、流石に私もムカついて、彼の顔面に正拳をお見舞いしたこともある。
彼が仕事で家に帰れないと、病状は更に悪化した。かろうじて理性を保っている彼に「お願いだから、縛ってくれ!」と懇願され、私は何度も彼を縛り上げた。何度も、何度も、何度も、だ。
縛るだけじゃない、袋に入ってもらったり、閉じ込めたり。多波さんが切望するので、何度もやった。いくら多波さんの望みでも、こんな姿の彼を見たくなかった。
したくないけど、する。それが、こんなに苦しいなんて・・・。彼の苦しみが、少しだけ分かった気がした。
でも、この縛ったり、袋に入れたりという行為が、思わぬところで役に立った。職場の梱包作業だ。どんな複雑な荷でも、楽々包めるようになった。「どうやって練習しているの?」と、同僚によく聞かれる。・・・彼氏を梱包しているなんて、口が裂けても言えない。
どんなに縛ろうが、閉じ込めようが、ダメな時はダメだった。多波さんは、憔悴していく私を抱きしめながら、泣いていた。ついに、彼は耐えきれなくなって、自分のお腹に包丁を突き立てた。すぐに救急搬送。何とか一命は取り留めたけれど、私にとっては、今まで生きてきた中で、一番ショックな出来事だった。
同棲中も、多波さんが知らない女と寝ているなんて事は、日常茶飯事だった。突然、女が押しかけてきて、頼むから寝かせて、と懇願されたこともある。休止中のFS会の会員だった。はじめは、胃痛でおかしくなるかと思った。でも、人間は恐ろしい。どんな状況にも慣れる。
多波さんがやらかした時は、ひとまず、女には丁重にお帰り頂いた。その後、彼の行動や心理を二人で分析。どうしてそうなったのか、どんな時に我慢ができないのか、どんな気持ちになるのか、何をすると気がまぎれるのか。多波さんは、ぎこちなくも、一生懸命話してくれた。
そのうち、彼の行動や気持ちに一定のパターンがあり、それを踏まえて対応すれば、症状が緩和する事が分かった。
分析もできている、冷静に、上手くやれている。自信があった。
ところが、ある晩。私は気がつくと、自分のお腹に包丁を突き刺していた。すぐに、救急搬送。入院中、胃に穴が開いていることも、分かった。女と多波さんが、寝ていても慣れた。そう思っていたけれど、体はやっぱり悲鳴をあげていた。
「もー!全然慣れてないじゃん!」
ベッドの上で目が覚めた瞬間、私は大笑いした。
全く。揃いも揃って、お腹に包丁を入れるのが、好きなカップルだった。
こんな波状した生活だったけれど、多波さんと別れようとは、一度も思わなかった。どうしようもない馬鹿と思うかもしれないが、それでも、やっぱり彼が好きだった。
一緒に暮らし始めてから、あれだけ綺麗だった多波さんの部屋は、色々な物で埋め尽くされていった。一緒に行った旅行の写真、記念に買ったお土産、お店のレシート・・・
「レシートぐらい捨てればいいのに」と私が言うと、
「忘れたくない」と、真剣な顔で言う多波さん。
お陰で、我が家はゴミ屋敷。でも、キラキラしたゴミたちに、私は何度も励まされた。
そうそう。多波さんのスマホのロック画面も、励みになった。FS会が活動していた頃、彼のロック画面の画像は、初期設定のままだった。でも、私と暮らしてからは、私達二人の写真になった。しかも、ちょこちょこ変わるの。それが、妙に嬉しかった。
多波さんは以前に比べて、自分の事を話してくれるようになった。彼の生まれたところ、家族、好きな物、嫌いな物、聞けばなんでも応えてくれる。一つ一つ、ゆっくり、丁寧に。
多波さんも、私の事を知りたがった。だから、暮らし始めた当初は、お互い質問攻めだった。
そういえば、多波さんに好きな食べ物を聞かれて「塩プリン」って答えたら、翌朝、彼お手製の塩プリンが、12ダース部屋に置いてあった。12個ではない、12ダースだ。部屋中に、塩プリンが鎮座していた。
・・・冷蔵庫の大きさを考えてよ、多波さん。というか、夜なべして作ったの?
色々嬉しい事はあったけれど、なにより嬉しかったのは、多波さんが「愛してる」と言ってくれる事だった。たったワンフレーズなのに、その効果は絶大。
嬉しかったけれど、少し困った事もあって・・・
スーパーでレジを待っている時に「愛してる」、公園を散歩中に「愛してる」、ラーメン屋で「愛してる」・・・
多波さんは人目をはばからず、そういう事をする。真剣な表情で、しかも、いい声で。周囲の人たちは、プロポーズでも始まったのかと、興味深々。周りの視線が注がれるたびに、私は赤面した。
恥ずかしい・・・本当に恥ずかしいよ、多波さん。
嬉しいけど、自重して欲しかった。
こんな嬉しいエピソードたちに、私は支えられていた。
多波さんとの生活は、辛い事も多かったけれど、私にとって、何によりも変え難いモノだった。
彼の病状は、良くなったと思えば悪くなる、それをずっと繰り返していた。何年も、何年も・・・。
いつ終わるのか、分からなかった。もしかしたら、一生終わらないかもしれない。そんな不安が常に付きまとっていた。
でも、私達は手を取り合った。
「一緒に生きたい」
そう願って、ひたすら前に進んだ。
あっという間に三年が過ぎ、気がつくと十年経っていた。
私は会社の独身寮を引き払い、彼のアパートに身を寄せた。色々あった部屋だから、本当は新しい住まいが良かったけれど、先立つものが少ないので、彼と話し合って、当面はここに住むことに決めた。
多波さんは、相変わらず優しかった。彼の優しさを疑わずにいられるのが、何より嬉しい。
多波さんは、長年一人暮らしをしていたそうだ。FS会の必要経費を工面していたせいで、ずっと金欠だった。だから、なんでも自分でやる人だった。料理も、掃除も、洗濯も。家事は女の方が得意、なんていう人もいるけれど、私の場合は、彼に教えてもらう方が多かった。
多波さんは、オムライスが得意だ。しかも、すごく美味しい。「もうレストランで、一生オムライスは頼まない!」そう、思ってしまうレベル。
美味しいのは、いいけれど・・・毎回ケチャップで、でっかいハートや、恥ずかしいコメントが書いあった。私が早々にケチャップアートをスプーンでかき消すと、彼はショボンとしていた。
・・・ごめんね、多波さん。恥ずかしいものは、恥ずかしいんです。
夜の営みは、いい意味で大変なことになった。どんな形容詞をつければいいのか、分からない。優しくて、温かくて、そして甘い、とにかく甘い。やっぱり甘すぎる!
翌朝、私はいつも立てなかった。もちろん、いい意味で。そんな私を、多波さんはいつも抱っこしてくれた。パジャマも着せてくれて、朝食も食べさせてくれた。幸せすぎて涙が出た。
今までは多波さんに、してもらうばっかりだったけれど、私も彼にしてあげたくなって、頑張った。正直、私は多波さんとは、比べ物にならないくらい下手だ。それでも私が触れると、彼は息を漏らして悶えていた。
「・・・全部・・・いい」
熱っぽい声で言われた。目の焦点が合ってない多波さんを、初めて見た。本当に好きな人と心を重ねた状態でする、というシュチュエーションが、彼を陶酔させたのだろう。
多波さんと暮らし始めて一週間は、甘すぎる日々が続いた。本当に夢のような時間だった。
でも、幸せだったのは最初の一週間だけ。サラの言っていた通り、多波さんとの暮らしは地獄だった。
多波さんの体は日を追うごとに、暴走していった。言い方は悪いけれど、性の供給がいっぺんにストップして、欲望を満たすだけの乱暴な人間になっていった。
私が、多波さんの暴力で気絶することは、しばしば。目が覚めるとベッドに寝ていて、多波さんは、私の手を握りしめながら泣いていた。いつもそうだった。そういう状況が何回か続くと、流石に私もムカついて、彼の顔面に正拳をお見舞いしたこともある。
彼が仕事で家に帰れないと、病状は更に悪化した。かろうじて理性を保っている彼に「お願いだから、縛ってくれ!」と懇願され、私は何度も彼を縛り上げた。何度も、何度も、何度も、だ。
縛るだけじゃない、袋に入ってもらったり、閉じ込めたり。多波さんが切望するので、何度もやった。いくら多波さんの望みでも、こんな姿の彼を見たくなかった。
したくないけど、する。それが、こんなに苦しいなんて・・・。彼の苦しみが、少しだけ分かった気がした。
でも、この縛ったり、袋に入れたりという行為が、思わぬところで役に立った。職場の梱包作業だ。どんな複雑な荷でも、楽々包めるようになった。「どうやって練習しているの?」と、同僚によく聞かれる。・・・彼氏を梱包しているなんて、口が裂けても言えない。
どんなに縛ろうが、閉じ込めようが、ダメな時はダメだった。多波さんは、憔悴していく私を抱きしめながら、泣いていた。ついに、彼は耐えきれなくなって、自分のお腹に包丁を突き立てた。すぐに救急搬送。何とか一命は取り留めたけれど、私にとっては、今まで生きてきた中で、一番ショックな出来事だった。
同棲中も、多波さんが知らない女と寝ているなんて事は、日常茶飯事だった。突然、女が押しかけてきて、頼むから寝かせて、と懇願されたこともある。休止中のFS会の会員だった。はじめは、胃痛でおかしくなるかと思った。でも、人間は恐ろしい。どんな状況にも慣れる。
多波さんがやらかした時は、ひとまず、女には丁重にお帰り頂いた。その後、彼の行動や心理を二人で分析。どうしてそうなったのか、どんな時に我慢ができないのか、どんな気持ちになるのか、何をすると気がまぎれるのか。多波さんは、ぎこちなくも、一生懸命話してくれた。
そのうち、彼の行動や気持ちに一定のパターンがあり、それを踏まえて対応すれば、症状が緩和する事が分かった。
分析もできている、冷静に、上手くやれている。自信があった。
ところが、ある晩。私は気がつくと、自分のお腹に包丁を突き刺していた。すぐに、救急搬送。入院中、胃に穴が開いていることも、分かった。女と多波さんが、寝ていても慣れた。そう思っていたけれど、体はやっぱり悲鳴をあげていた。
「もー!全然慣れてないじゃん!」
ベッドの上で目が覚めた瞬間、私は大笑いした。
全く。揃いも揃って、お腹に包丁を入れるのが、好きなカップルだった。
こんな波状した生活だったけれど、多波さんと別れようとは、一度も思わなかった。どうしようもない馬鹿と思うかもしれないが、それでも、やっぱり彼が好きだった。
一緒に暮らし始めてから、あれだけ綺麗だった多波さんの部屋は、色々な物で埋め尽くされていった。一緒に行った旅行の写真、記念に買ったお土産、お店のレシート・・・
「レシートぐらい捨てればいいのに」と私が言うと、
「忘れたくない」と、真剣な顔で言う多波さん。
お陰で、我が家はゴミ屋敷。でも、キラキラしたゴミたちに、私は何度も励まされた。
そうそう。多波さんのスマホのロック画面も、励みになった。FS会が活動していた頃、彼のロック画面の画像は、初期設定のままだった。でも、私と暮らしてからは、私達二人の写真になった。しかも、ちょこちょこ変わるの。それが、妙に嬉しかった。
多波さんは以前に比べて、自分の事を話してくれるようになった。彼の生まれたところ、家族、好きな物、嫌いな物、聞けばなんでも応えてくれる。一つ一つ、ゆっくり、丁寧に。
多波さんも、私の事を知りたがった。だから、暮らし始めた当初は、お互い質問攻めだった。
そういえば、多波さんに好きな食べ物を聞かれて「塩プリン」って答えたら、翌朝、彼お手製の塩プリンが、12ダース部屋に置いてあった。12個ではない、12ダースだ。部屋中に、塩プリンが鎮座していた。
・・・冷蔵庫の大きさを考えてよ、多波さん。というか、夜なべして作ったの?
色々嬉しい事はあったけれど、なにより嬉しかったのは、多波さんが「愛してる」と言ってくれる事だった。たったワンフレーズなのに、その効果は絶大。
嬉しかったけれど、少し困った事もあって・・・
スーパーでレジを待っている時に「愛してる」、公園を散歩中に「愛してる」、ラーメン屋で「愛してる」・・・
多波さんは人目をはばからず、そういう事をする。真剣な表情で、しかも、いい声で。周囲の人たちは、プロポーズでも始まったのかと、興味深々。周りの視線が注がれるたびに、私は赤面した。
恥ずかしい・・・本当に恥ずかしいよ、多波さん。
嬉しいけど、自重して欲しかった。
こんな嬉しいエピソードたちに、私は支えられていた。
多波さんとの生活は、辛い事も多かったけれど、私にとって、何によりも変え難いモノだった。
彼の病状は、良くなったと思えば悪くなる、それをずっと繰り返していた。何年も、何年も・・・。
いつ終わるのか、分からなかった。もしかしたら、一生終わらないかもしれない。そんな不安が常に付きまとっていた。
でも、私達は手を取り合った。
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