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≪昔、聞いた後輩の話≫
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昔の話。
職場の後輩が、ちょっと聞いて欲しい話があると。
なんでも、出会い系サイトに登録してて、1人看護婦でお母さん想いのめちゃめちゃ良い子がいるという。
「で、もう会ったの?」
『それが、この間約束はしてたんですど、その日になって急にお母さんの具合が悪くなったから、話は流れたんですよ』
「あぁ、そうなんだ」
『その前も、同じように約束してた当日になって、急にお母さんの容態が悪くなって、会えなかったんです』
「んんッ⁉️じゃあ、この前会えなかったのは2回目なんだ?」
『いや、その前もだから3回目ですかね…』
「それ、ただ気を持たせて課金させたいだけのサクラだから、もう絶対やめた方がいいよ!」
『いや、でもお母さん想いのすげぇーいい子なんですよ!』
「実際、そんな看護婦なんかいないから。絶対、騙されてるだけだから」
『いや~………』
「で、今まで一体いくら課金したの?」
『…結構、入れてます💦』
ーーーーーー。
あれから、もう20年ぐらい経ったが、果たして彼はまだ看護婦とやり取りを続けているのだろうか?
職場の後輩が、ちょっと聞いて欲しい話があると。
なんでも、出会い系サイトに登録してて、1人看護婦でお母さん想いのめちゃめちゃ良い子がいるという。
「で、もう会ったの?」
『それが、この間約束はしてたんですど、その日になって急にお母さんの具合が悪くなったから、話は流れたんですよ』
「あぁ、そうなんだ」
『その前も、同じように約束してた当日になって、急にお母さんの容態が悪くなって、会えなかったんです』
「んんッ⁉️じゃあ、この前会えなかったのは2回目なんだ?」
『いや、その前もだから3回目ですかね…』
「それ、ただ気を持たせて課金させたいだけのサクラだから、もう絶対やめた方がいいよ!」
『いや、でもお母さん想いのすげぇーいい子なんですよ!』
「実際、そんな看護婦なんかいないから。絶対、騙されてるだけだから」
『いや~………』
「で、今まで一体いくら課金したの?」
『…結構、入れてます💦』
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あれから、もう20年ぐらい経ったが、果たして彼はまだ看護婦とやり取りを続けているのだろうか?
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