≪花の降る午後≫

dreams

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≪どろつけ麺≫

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うちの近所に、つけ麺屋がある。

どうやら、海老のつけ麺がイチオシらしい。

だが、気になる壁に貼ってある【妙味 どろつけ麺‼️】の文字。

「すいません、このどろつけ麺てありますか?」

『あぁ、今は無いですね。』

「え、じゃあいつだったら、ありますか?」

『えーっと、激しく雨が降った次の日、からっと晴れた日に出来た水溜まり。注文されたお客様には当店から、麺だけをお渡ししますので、お客様はその天然の水溜まり、天然のどろに麺を浸して、本当のどろの良さを御堪能下さい❗』

「どろ味噌とかじゃなくて、本物の泥なんかーいッ‼️‼️」

「ちなみに、ご主人はどろつけ麺、食べた事あるんですか?」

『いや~、私はちょっと……』

「嫌なんかーいッ‼️‼️」

『でもね。この店の常連で写真家のお客さんがいるんですが、外で水溜まりの前でウンコ座りで、どろつけ麺を食べてる時に、運が良ければ虹が見れる時があるらしいんですよ。それがまた格別らしくて…』

「ちなみに、具はあるんですか?」

『シナチクの代わりのアメンボと、あと石コロですかね❗』

「………。」




  
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