TS異世界生活記

ポカリ

文字の大きさ
上 下
50 / 63

おっぱいと搾乳とミルクポーション

しおりを挟む
 突然ですがボク、誘拐されました。うん、またです。これで何度目か考えることが面倒になるほどボクって誘拐されてる気がするんだけど、気のせいじゃないよね?
 ゴブリンたちの巣から帰って来て早数日、普通にのんびり過ごしていたボクが夜に出歩いていると、不意に後ろから襲われて口と鼻に薬の染みこんだハンカチを当てられて……そこで記憶がぷっつりと途切れている。気が付いたら、実験室の様な場所でこれまた実験台を拘束するための椅子に座らされた状態だったという感じである。

「あの~……すいません、これって誘拐って奴であってますよね?」

「ん? ああ、目を覚ましたのか。ご察しの通りだ。お嬢ちゃんは俺たちに攫われたって認識で間違いないぜ」

「あぁ、そうですか……」

 一応、ボクの近くにいたおじさんに質問してみたが、やっぱり誘拐で間違いなさそうだ。もう片手では誘拐された回数を数えきれなくなっているボクは、もはや慣れた様子で椅子の背もたれに深々と体を預け、誘拐犯たちの観察に移った。
 犯人たちの数は三人。全員が男性で、珍しいことに顔を隠していない。ということは、顔を見られても困らないということであり、つまりはボクを家に帰すつもりはまったくないということだ。女神の加護的に殺されるってことは無いだろうけど、このまま行方不明エンドを迎える可能性もありそうだな、とボクはやや渋い顔で考えを巡らせる。
 三人の男性の特徴を挙げるとしたら、おじさん、お兄さん、助手、みたいな感じだろうか。そこまで観察して気が付いたけど、ボクが拘束されている椅子のすぐ近くには幾つかの薬が用意されていた。ということはつまり、ボクって危ない薬の被験体として連れて来られたってパターンですか!?

(わわわっ!? ど、どうしよう? 精神的にも肉体的にも、まだ天国行きは嫌だよ~っ!!)

 強すぎて摂取したら死んじゃう薬とか、依存性が強すぎて定期的に注射しなきゃ狂っちゃう麻薬とか、そういう奴を打たれたらボクはお終いだ! まだまだヤりたいことはあるのに、こんな所で道半ばで倒れるなんて冗談じゃない!
 一気に状況への緊張感を増させたボクは、体を強張らせてぶるぶると震え始めた。ワープで脱出しようかとも思ったけど、何故か発動することが出来ない。もしかしたら、ワープの発動には何か条件が必要なのかもしれないと今更ながら気が付いたボクは、次の脱出方法を考え始めたんだけれど……

「……おい、下っ端。早速始めるぞ。お前はそっち使え」

「うっす! んじゃかわいこちゃん、お注射するから暴れないでね~……」

「ひゃうぅっ!?」

 時すでに遅し、ボクへのお注射は今すぐにでも行われることになっているみたいだ。人差し指ほどの大きさの注射器を手にしたおじさんとお兄さんがボクの前面に立ち、注射の準備を整えている。
 注射器の針は相当細い。あんまり痛くはないんだろうけど、それでも注射をされるのはあんまり嬉しいことじゃない。おちんぽ注射なら大歓迎なのに、どうしてそれより細い注射器がこんなに怖く思えるんだろうか?

「安心しろ、決して体に害を与える薬じゃない。依存性がある訳でもないから、お嬢ちゃんがぶっ壊れることは無いさ」

「あ、あはは……そうなんです? ちょ、ちょっと安心しちゃったな~、なんて……」

 そうおじさんに言われても怖いものは怖い。詳しい説明もないまま両方のおっぱいを掴まれたボクは、力強く乳房を握られる感触に背筋を強張らせた。ここから何が行われるのか? ボクが油断なく二人の男の人たちの様子を伺っていると――

「よし、行くぞ」

「暴れないでね~!」

「えっ!? んあぁぁっっ!?」

 なんと、驚くべきことに男の人たちはボクの乳首の先端にある乳腺の入り口に細い針を突き刺すと、そこに薬品を注射して来たのだ。極細の針のお陰で痛みはまるでなかったものの、おっぱいの中に薬液が侵入して来る感覚にボクは何とも言えない呻き声を漏らしてしまう。

「う、うぅぅうぅぅぅっっ! お、おっぱい、あついぃ……っ!!」

「活性化が早いな。次の準備を急げ」

「了解っす」

「はあぁぁぁぁぁっっ!?」

 ビクビクとのた打ち回るボクは、段々と熱を帯びるおっぱいの感覚に身悶えしていた。しかし、男の人たちはそんなボクの様子などお構いなしにボクの乳首を覆う様な機材を取り付けて来る。おっぱいが全体的に敏感になっているせいで、決して感じさせるものではない男の人たちの手の動きでも、ボクはクラクラしてしまう程の快感を感じてしまっていた。
 ボクに取り付けられた機材は、乳首をすっぽりと覆うプラスチック製のチューブの様な物だった。その先にはゴムで出来ているであろう透明なホースが伸びていて、更にそれは大きな容器に繋がっている。
 お薬を注射されて敏感になったおっぱいと謎の機械。この二つを組み合わせれば、彼らが何を目的としているかは大体予想出来るだろう。でも、当の本人であるボクはじんじんと熱くなるおっぱいと勝手に勃起しちゃった乳首の震えを堪えるので精一杯で、自分の身に何が起きているのかはまるで分らなかったんだ。
 でも……すぐにボクも自分が何をされたのかを理解することになった。男の人たちの内、今までボクに触れもしなかった白衣の男性が機械のスイッチを入れた途端、ボクは今まで感じたことの無い快感を味わうと共に大きく仰け反りながら嬌声を上げてしまったのだ。

「あひぃぃいぃぃいぃいぃぃぃいっっっ♡♡♡ おっぱいがぁっっ♡♡♡ おっぱいがぁぁぁあぁぁっっ♡♡♡」

 それは、なんて言うか……限界ギリギリまで我慢したおしっこを思いっきりぶちまける時の快感に良く似ていた。解放感と放尿感に腰が抜けて、本能的な快感を貪ってしまうあの瞬間に酷似しているその感覚は、それよりもずっと強くて深いものだ。なにせ、一つしかない尿道とは違い、二つあるボクのおっぱいの両方がその快感を同時に味わっているのだから。
 びゅーっ! と、白い液体がボクのおっぱいから噴き出している。ビンビンに勃起した乳首の先から、凄い勢いで何かが噴き出している。それを噴き出すと乳首が気持ち良くって、おっぱい全体もじんわりと熱くなる。男だった頃、オナニーで射精した瞬間の気持ち良さをずっとずっと味わっている様な、あの虚脱感を伴う快感がボクのおっぱいから広がっているのだ。
 そこで、ボクはようやく気が付いた。自分が搾乳機を取り付けられ、母乳を絞られている現状に気が付いた。この男の人たちは、ボクに何らかの薬を投与して、母乳が出る体にした。ボクは、妊娠してもいないのにおっぱいが噴き出す体にされてしまったんだ。

「あぁあぁぁあぁぁぁあぁっっ♡♡♡ おっぱいっ♡♡♡ ミルクとまんないよぉぉっ♡♡♡ きもちよすぎて、へんになりゅぅぅうっっ♡♡♡」

「この出かただと早熟型っすかね? 取り合えず、ポーションの投与は俺が担当しますね」

「ああ、そうしてくれ。博士、そっちはデータの観測を頼む」

「了解しました」

「ふあぁあぁぁぁぁっっ♡♡♡ とまっへぇっ♡♡♡ おかひく、なっちゃうぅぅうぅっっ♡♡♡ んあぁあぁぁっっ♡♡♡」

 喘ぎ、泣き叫ぶボクの周囲では手慣れた様子の男性たちが次の行動を起こしていた。ボクの体を椅子ごとバンドで巻き込んで固定し、体を離せなくする。おっぱいの上と下部分を縛られたボクは、搾乳機を取り付けられた胸を突き出す様な形になっていた。
 開いた口にはお兄さんが手にしている瓶の中身が注ぎ込まれた。成す術なくそれを飲み込んだボクは、覚えのある味を舌で感じ取る。これは栄養補給用のポーションだ。それも多分、MPの補充に比重を置いた品。『薬効調整』のスキル上げのためにたくさん飲んだから、これは覚えてる。でも、そんなことは今はどうだって良い。

「あぁぁあぁぁあぁああぁぁぁぁあぁぁあぁあっっ♡♡♡ んあぁああぁぁあぁぁぁあああぁっっ♡♡♡ おっぱいぃっ♡♡♡ おっぱいぃぃぃいいっっ♡♡♡」

 延々とミルクを噴射し続けるボクのおっぱいから伝わる快感が、強すぎて狂ってしまいそうになるのだ。さっき、思いっきりおしっこをしている様な快感と言ったが、訂正しよう。長いオナ禁を解放して、たっぷり溜めた精液を射精する時の快感が、ずっと続いているくらいに気持ち良い。それが二つのおっぱいのお陰で二倍感じられるのだから、ボクの動揺も分かって貰えるんじゃないだろうか?
 この実験室の中で、ボクだけが狂った様に叫び続けている。男の人たちは淡々と自分のすべきことを行って、嬌声を上げ続けるボクのことを観察していた。まるでボクと彼らの間には見えない壁があって、まったく別の空間にボクだけが隔絶されている様な感覚を感じるほど、ボクたちの温度差は開いているのだ。
 叫んで、喘いで、イキまくって、ボクは体をがくがくと痙攣させている。時折ポーションを口に含まされる所から察するに、男たちにはボクを衰弱させるつもりはないのだろう。ボクのおっぱいミルクを搾乳し続けることが彼らの目的なのだ。

「んひぃいぃいっ♡♡♡ ひぃぃいぃっ♡♡♡ お~~っ♡♡♡ おぉぉぉ……っ♡♡♡」

「……落ち着いたか、お嬢ちゃん? まだ混乱しているだろうが、俺の話を聞いてくれ。お嬢ちゃんにとっても大事な話だからよ」

「は、は……♡♡♡ あうぅ……っ♡♡♡」

 やがて、ボクが射乳快感に慣れ始めた頃を見計らって、おじさんがボクに声をかけて来た。このタイミングで話しかけて来るところから見ても、彼らは本当に手慣れている。きっと、こうやって沢山の女の子たちを誘拐しては母乳が出る体に改造し、搾乳快感で堕として来たのだろう。この人たちが決して良い人ではないことも、むしろ犯罪者だということも分かっている。でも、今のボクには彼らに反抗する気力は無かった。ミルクを絞られる快感に脳を灼かれるまま、ボクは彼らの言葉に従う他無かったのだ。

「お嬢ちゃんは妊娠しても無いのにミルクが出る体になって驚いてるだろ? 安心しな、これは正確には母乳じゃない。これは、お嬢ちゃんの魔力が乳腺を通じて液体として噴出されたもの、『ミルクポーション』って品物さ」

「ミルク、ポーション……? ボクの魔力が液体になったもの……?」

「そうだ。お嬢ちゃんの魔力を母乳に近しい成分として射出してると考えてくれ。このミルクポーションにはお嬢ちゃんの魔力がたっぷり染み込んでる。つまりは、これを飲めば魔力の補給が可能ってことだ。おまけに薬である通常のポーションと違って味も良い。金を持ってる変態オヤジたちは、お嬢ちゃんみたいな可愛い女の子から搾り取ったミルクポーションを飲むのが大好きって訳さ」

「あうっ♡♡♡ あぅぅぅぅっ♡♡♡ じゃ、じゃあ……ボクも、そのミルクポーションを搾り取られる可愛い女の子の仲間入りをしたってことですか……?」

「そうなるな。お嬢ちゃんは可愛いし胸も大きい、魔力量も上々で質も良い方だ。薬を投与してからすぐに射乳が始まったことから考えても、かなりの上等雌牛になると思うぜ」

「めす、うし……? そっか、ボク、おっぱい絞られるうしさんになっちゃったんだ……♡♡♡ これからも、そうやって人生を過ごすんですね……♡♡♡」

「飲み込みが早いな、その通りだ。今はお嬢ちゃんのミルクポーションをサンプルとしてある程度絞って、その成分を調査してる所さ。味や魔力量は個人個人で変わるからな。そうやってお嬢ちゃんのことを調べ尽くして、どこの牧場に預けるかを決めたら……お嬢ちゃんはそこで雌牛人生を送り始めることになるな」

「はうぅ……♡♡♡ う、ぅぅん……っ♡♡♡」

 これはかなりマズい。このままだとボク、本当に失踪コースだ。人知れず人間牧場的な所に送り込まれて、そこでおっぱいを絞られ続ける雌牛としての人生を送ることになってしまう。何がマズいって、そんな人生もアリかな~、とかボクが考え始めちゃっていることだ。分かってはいたけど、ボクって本当に気持ち良いことに素直なんだよね♡
 少し射乳の快感に慣れて来たのか、ボクはもう狂う程の気持ち良さは感じていなかった。でも、それは決して気持ち良くならなくなった訳じゃない。むしろ、丁度良い感じの搾乳快感に酔い始めて、段々とその虜になり始めている所だった。
 硬い乳首をシコシコ扱かれて、おっぱいをぴゅっぴゅっと射乳する快感と言ったら、慣れてしまえば本当に気持ち良い♡♡♡ 最初は怖かったけど、今はもうそうじゃない。ただ気持ち良くって、おまんこやけつまんこにおちんぽをぶち込まれる位の強い快感を味わえる様になっているくらいだ。
 このまま一生この快感を味わえるのなら、雌牛人生も悪くないんじゃないだろうか……? そんな風に思える程には、ボクは射乳の快感の虜になっていた。段々と熱を帯びて来るボクの瞳は潤み、心もまた快楽に素直になりつつある。

「安心しな。牧場でも酷い目には遭わないさ。せいぜい四六時中搾乳されて、ミルクポーションが出なくなるまで毎日乳絞りされるだけの話だ。お嬢ちゃんは早熟型の射乳パターンだから、早くて二年くらいで母乳が出なくなる。そうしたらどこぞの変態オヤジに身請けされて、そいつが飽きるまで楽しく可愛がって貰えるだろうよ」

「あ、あははは……♡♡♡ おっぱい、絞られまくり……♡♡♡ それが終わったら、性奴隷になっちゃうんだ……♡♡♡ あはぁ……♡♡♡」

 この世界の一年は春夏秋冬が4セット分だ。ボクたちの世界で言う四年がこの世界での一年ということになる。つまり、ボクは最低でも八年は雌牛人生を歩まなければならないということだ。八年間ずっとおっぱいを絞られる毎日を過ごすなんて、考えただけでイキそうになっちゃう♡♡♡
 しかもそれが終わったら、ボクのおっぱいミルクを飲み続けていた誰かの性奴隷になるなんて、もう本当に最低で最高だ♡ ああ、本当にヤバい♡ ボク、この話に大分乗り気になって来てる……♡♡♡

「はぁ♡ はぁ……♡♡♡ おっぱい絞られるの、気持ち良い……♡♡♡ 頭の中、真っ白になる……♡♡♡」

「良い事だ。これから毎日搾乳されるんだからな、辛く感じるよりも楽しくなった方が良いだろ」

「そっすね。にしても、この娘の射乳ペースはヤバいっすね。今までの誰よりも勢いが半端ないっす」

「ふむ……超早熟型なのか? まあ、そろそろ射乳も落ち着いて来てる頃だろ。博士、お嬢ちゃんがどんなタイプかは分かったか?」

「んふぅぅぅぅっ♡♡♡ んっ、んんんんっっ♡♡♡」

 びゅくびゅくとおっぱいからミルクが噴き出る。もうどうしようもないくらいに気持ち良くって、抵抗の意思なんて欠片も無くなってしまった。もう覚悟は出来た。今日からボクは雌牛として生きる♡ 毎日おっぱいを絞ってもらって、美味しいミルクをたっぷり噴き出すんだっ♡♡♡
 とまあ、そんな淫乱娘らしいことを考えていたボクなんだけど、やっぱりボクの周囲とボクの温度差は激しく開いていたみたいだ。だけど、今回はさっきとは逆。落ち着いてるボクに対して、男の人たちの方が慌ただしくなる番だった。

「あ、あの……増えてます。射乳量が段々増えてるんです。しかも、ペースも安定して来ました。これ、早熟型とは真逆の傾向を示してます!」

「あぁん? ……んな馬鹿なことがある訳ないだろ? このペースで安定してて、しかも射乳量が増えてるだと?」

「でも本当なんです! これは早熟型とは真逆の晩成型の射乳パターンですよ! 今もなお射乳量は増え続けています! それに、成分も過去最高の栄養素と魔力量を記録しています! この娘、凄すぎますよ!」

「え、マジっすか!? 計測機械の故障とかじゃなくって?」

「ふぇ……? どうかしたんです……?」

 気持ち良さで意識がどろどろに蕩けてる中でも、男の人たちが大騒ぎしていることはわかった。とろ~んとした顔のまま、ボクはその理由を尋ねてみる。そうしたら、リーダーと思わしきおじさんが少し悩んだ後、薬品たちの中から一本の試験管を手にしてボクに近づいて来た。

「ちょっ!? それ使うんすか!? 貴重な薬だから、しっかり被験体の検査をしてからじゃないと駄目だって言ってたじゃないっすか!」

「そうなんだが……確信と言える予感があるんだ。このお嬢ちゃんなら、この薬にも適合するって確信がな。博士、新薬を使わせて貰うぞ」

「わ、私は構いませんが……」

「良し……! お嬢ちゃん、口を開けな。苦くも無いし、危ないもんじゃねえ。そのまま飲み込むんだ」

「ふぁ……♡♡♡ はぁ~い……♡♡♡」

 言われるがままに口を開け、トロリと流れ込んで来た粘度の高い薬を飲み込む。注がれた薬は甘くって、ほっぺが落ちそうになる位に美味しかった。
 この薬を飲んだ所で、さっきみたいな急激な体の変化みたいなものは感じられない。でも、なんだかじわじわと何かがせり上がって来る様な感覚を感じたボクは、熱い呼吸を静かに繰り返しながら射乳の快感に浸ることにした。おじさんは、そんなボクの前に立つと、色々な説明をしてくれる。

「お嬢ちゃん、さっきから何回も薬を投与してごめんな。誘拐犯にこんなことを言われてもなんだろうが、お嬢ちゃんには絶対に危害は加えねえよ」

「んぅ……♡♡♡ おっぱいからミルクが出る体にすることは、危害に当たらないんですかね……?」

「そいつは仕方がないことさ。俺たちはミルクポーションを生成出来る女の子を探して、雌牛にするのが仕事だ。そこに至るまでのデータ収集の方が大事だが、雌牛がいないと金策もままならない。お嬢ちゃんは裏の世界に運悪く引き込まれちまったことを呪うしかないのさ」

「はふぅ……♡♡♡ 別に良いですよ♡ ボク、おっぱい絞られるの好きになっちゃいましたし……♡♡♡ これから先、こんなに気持ち良いことを味わえ続けるなら、そんな人生もありかなって思えてますから♡♡♡」

「物分かりが良いな。お嬢ちゃんが抵抗しないなら、俺たちも仕事が楽でいい。従順にするために痛めつける必要も無いし、お嬢ちゃんもストレスを溜めなくて済む。体や心の傷は、ミルクポーションの出に大きく関わる。女の子たちには健康でいてもらわないとな」

「ふぅっ♡♡♡ はぁんっ♡♡♡ ……あの、もう少し詳しく教えてくれませんか? 今、ボクに飲ませた薬のこととか、何で皆さんがそんなに驚いているのかとかを……」

 落ち着いているボクは、おじさんに反抗的な姿勢は取らずに素直に会話をした。従順なボクの様子に頷いたおじさんは、丁寧にわかりやすく、ボクに説明を始める。

「まず、お嬢ちゃんの射乳パターンが普通じゃあり得ないことに俺たちは驚いているのさ。さっき言った早熟型ってのを覚えてるか?」

「ボクのおっぱいの出かたのことですよね? 早熟型って言うのは、最初はびゅーびゅー出るけど、早くにおっぱいが枯れちゃうってことですか?」

「お嬢ちゃんは賢いな。その通りだ。最初に注射した薬は、定期的に投与しないとミルクポーションが出なくなる。それに、投与し続ければずっと搾乳出来るって代物じゃあ無いんだ。女の子にもよるが、お嬢ちゃんみたいに最初からたっぷり絞れる奴はさっき言った通りに2、3年で出涸らしだ。1年半くらいで量が少なくなり始めて、2年を過ぎたらほとんど使い物にならん。手間はかからんが、ミルクポーションを売れる期間も短いってことになるんだよ」

 少しわかって来た。このミルクポーションは、女の子一人一人によって味や出かたが違うのだろう。美味しいミルクを絞れる娘もいれば、量をたくさん出せることが強みな女の子もいる。ミルクポーションを購入する人たちは、色んな観点からお気に入りの女の子を探して、その娘のミルクポーションを買い続ける訳だ。
 早熟型は即戦力にはなれるが、長期的に見ると儲けは少ない。せっかく購入者のお気に入りになっても2、3年で雌牛は引退しなくちゃならないからだ。定期的にお薬を投与することを考えると、太客を掴めないと赤字ってこともあるのかもしれない。
  では、その逆はどうなのだろうか? 時間はかかるけど後半に巻き返す晩成型という奴だ。こっちのがおじさんたち的にはありがたいのだろうか?

「晩成型には晩成型の問題点がある。最初に絞れるミルクポーションは微々たる量で、とてもじゃないが製品には出来ない。安定した供給が出来る様になるまでは大体2年はかかる。その間、薬の投与や食事の世話、更には健康管理なんかで手間が大いにかかるわけだな」

 これもわかり易い。要は、晩成型は商品を作れる様になるまでただ飯食らいを育てなければならないってことなんだろう。将来的なリターンは大きいが、そこに至るまでのコストも時間も大きくかかる。もしも逃げられたり、自殺されたりしたら、そこまでにかかったものはすべてパー。精神面のケアをせざるを得ない以上、更に手間がかかることになる。
 総じて、早熟型にも晩成型にも問題点はあるってことだ。なら、やっぱり普通が一番ってことなんだろうか?

「そのどちらでもない、最初から最後までコンスタントにミルクポーションを絞れる安定型は、まあ俺たちにとってはありがたい存在さ。だが、儲けって点ではドカンといけないから、上の奴らはあまり好みじゃないらしい。現場と上役の意見のすれ違いって奴だな」

「ほへぇ……おじさんたちも大変なんですねぇ……」

「まったくだよ。……さて、話を戻そうか」

「ひゃんっ♡♡♡」

 頭を掻きながら溜息をついたおじさんは、新しい搾乳機をボクのおっぱいに取り付けた。さっきまでの機械と違うのは、吸い上げる様な強い吸引力を感じられなくなったことだ。なんて言うか、この搾乳機はおっぱい全体に刺激を送っている気がする。後で聞いたんだけど、特殊な電磁波を乳房に送ることで射乳を促す最新鋭の機械だったらしい。チューブも繋がって無くて、指定している容器に直接ミルクポーションが注がれるハイテクなんだそうだ。

「実は、お嬢ちゃんの射乳パターンは今まで話したどのパターンにも当てはまらないんだ。最初から母乳が大量に出て、その量が安定して増え続けている。早熟型と晩成型の良いとこ取りって感じなんだよ」

「名前を付けるなら、万能型とでも呼びましょうか。もしもこの万能型が各要素の良い部分だけを得ているのなら、これはとんでもない金の卵を見つけたことになるんです」

「最初から即戦力でぇ♡ 長期間おっぱいを供給出来てぇ♡ その量も安定して搾乳可能なスーパー雌牛の誕生ってことなんですねぇ♡♡♡」

「加えて、管理のし易さも利点だ。お嬢ちゃんの体は健康そのもの、性格も人懐っこくて俺たちに反抗的な姿勢を取らない。肉体、精神ともに最高の状態のまさに逸材だ。絞れるミルクポーションも最高級品と言って良い栄養素と魔力を誇ってる。非の打ち所が一つもない」

「わーい、褒められたぁ♡♡♡ えへへ~♡ 嬉しいなぁ~っ♡」

 手と足をぱたぱたさせて喜びを表すボク。どうやらボクにはブランド乳牛としての適性があったみたいだ! 人間としては終わってるけど、セックス大好き淫乱娘としては最高じゃないかな!
 さて、そうなると次に気になるのは追加で投与されたあのお薬のことだ。甘くて美味しかったけど、あれはなんなんだろうか?
 そんな疑問を思い浮かべたボクの様子を察してか、おじさんは空になった薬の容器を摘まんでボクに見せてくれた。専門的な名前が書かれている薬のことは何一つ分からないから、おじさんの説明に期待することにしよう。

「で、だ……さっきお嬢ちゃんに飲ませたのは、上手く行けば追加の薬の投与無しでミルクポーションを一生射乳出来る様になるお薬ってことだな。しかも、そこに含まれる魔力や栄養素も桁違いに跳ね上がる。うちの研究班が作り出した最新薬さ」

「へぇ~! それは凄いですね! ……あれ? でも、何でそれを最初から投与しなかったんですか? そっちのが楽なんじゃあ……?」

「こいつには一つだけ問題があってな。薬に適合するかどうかは運任せなんだよ。しかもその可能性はかなり低い。適合さえしちまえば最高の乳牛の誕生が確定するんだが、いかんせん作るのに金がかかってな……誰彼構わずに試す訳にはいかないんだよ」

「ああ、なるほどねぇ……。それじゃあ、おじさんは賭けに出たって訳ですね。ボクにそのお薬が適合するかどうかの賭けに……ね♡♡♡」

「そうなるな。上手く行けば、初乳に近い黄色がかったミルクポーションが噴き出すはずだ。お嬢ちゃんが薬に適合してくれたら、とんでもないリターンが生まれるんだけどなぁ……」

 おじさんの話を聞いたボクは、心の中でニンマリと笑った。このおじさん、相当に運が良い。と言うより、良い決断をした。これから先の一生分の運を使い果たしたと言っても良い位の幸運を連発している。気持ち良いことが大好きなボクを誘拐してミルクポーションを搾り取る雌牛にしたことも、そんなボクに最新の薬を使ったことも、どっちも大正解としか言えない行動だった。
 一つ目、ボクは気持ち良いことが大好きだ。それがなんであれ、気持ち良いことをしてくれるのならば逆らわないし、指示にも命令にも従う。ゴブリンの孕み奴隷になることすら厭わないボクが搾乳の快感を知って病み付きになった以上、一生雌牛として生きることだって喜んで受け入れるに決まっている。
 二つ目、ボクには『薬効調整』のスキルがある。順調にレベルアップを重ねた結果、摂取した薬の効果をかなり高め、副作用を抑える強さも結構上がった。加えて、薬の効果を発揮しやすくなる様に体質を変化させる効果まで手に入れてしまったのだ。ここまでくれば、あの薬が適合しないわけがない。
 
 端的に、おじさんが行ったことがどんな結果を生み出すのかを答えよう。
 大量の最高級ミルクポーションを一生に渡って搾り取り続けられる上に飼い主にはとても従順、おちんぽや搾乳で定期的に気持ち良くしてもらえさえすれば面倒なケアも必要無いブランド乳牛娘マコトが誕生する。ローコストでハイリターン、ここで使った薬の出費など、ボクのおっぱいですぐに取り戻させてあげようじゃないか♡
 『薬効調整』の効果もあるのだろうが、自分の才能は是非とも役に立たせるべきだろう。もうボクは乳牛人生に前向きになっているし、こんなに気持ち良いことを毎日味わえる世界に引き込んでくれたおじさんたちには感謝の気持ちしかない。恨み? 怒り? なにそれ? 誘拐される事なんて慣れたし、おじさんたちはボクに優しくしてくれている。そんな人たちをどうして憎めるだろうか? むしろミルクを射乳出来る様にしてくれてありがとう! って感じだよねっ♡♡♡

「あの~……お願いが三つあるんですけど、良いですか?」

「あん? 何だい?」

 自らの幸運をまだ理解していないおじさんに向け、ボクは下手に話しかける。当然だ、ボクは人を捨て去った乳牛娘。飼い主には従順に接することが当たり前だろう。本当は、こうしてお願いすることだって厚かましいんだよね。

「一つ目のお願いです。ボク、マコトっていいます。お嬢ちゃんじゃなくて、名前で呼んで下さい」

「ああ、良いぜ。マコトちゃん、で良いかな?」

「はいっ♡ 二つ目のお願いは、問題がないと判断出来たらボクの拘束を外して欲しいってことです。この姿勢、窮屈で仕方がないんですよね……」

「……まあ、構わないさ。薬の効果が出たら、すぐに椅子からは解放してやるよ。ただ、両腕の拘束は外せないからな」

「わ~い♡ おじさんたちは優しいですねぇ♡ ……さて、最後のお願いです。これが一番大切なお願いなんですよね……♡♡♡」

 正直、前の二つはどうだって良い。ボクのことはお前でもビッチでも変態とでも好きに呼べば良いし、拘束だって一生このままなわけが無いんだからこの場限りならどうだって良い。でも、このお願いだけは譲れない。乳牛娘としても、このお願いだけは外せない。

「……一生なんて我儘は言いません。ボクの商品価値がある間だけで良いです。ボクのおっぱいや搾り取れるミルクに価値がある間だけは――」

 一方的なお願いなんか、ボクはしない。ボクがするのは、おじさんたちにもメリットのある提案だ。淫乱乳牛娘として、どうしても譲れないお願い、それは至極単純なことで……♡♡♡

「ボクのこと、気持ち良くしてください……♡♡♡ おまんこもお尻まんこも使い放題で良いですっ♡ おっぱい絞りながらでも構いませんっ♡ ボクにおちんぽ恵んで、いっぱい可愛がってくださいっ♡ それさえしてもらえれば、ボクはおじさんたちに一生従いますっ♡ 良い子の雌牛として、おじさんたちの下で毎日おっぱいミルクを絞り出す毎日を喜んで送らせてもらいますっっ♡♡♡ ボクと……たっぷりセックスしてくださいっっ♡♡♡」

 驚き、困惑、そして愉悦……ボクの言葉を聞いた男の人たちの表情は、そんな風に変化していった。その変化の最中で、彼らの感情がどう変わっていったのかを理解するボクもまた、微笑みを顔に浮かべる。
 最初は馬鹿げたことを言うボクのことを疑っていたのだろう。拘束の解除を要求して、従順なふりを装った後で隙を見て逃げ出そうとしているのではないかと思ったのかもしれない。でも、ボクの雌堕ちした表情を見て、すぐにその思いは消え去ったのだ。
 餌を目の前にした犬の様に涎を垂らし、気持ち良いことしか考えられていない馬鹿みたいな面をして、射乳快感で熱を帯びた瞳にハートを浮かばせているボクを見れば、誰だってすぐに理解する。この女は、本物の淫乱なんだって……おちんぽを突っ込まれたら最期、男の人と快楽に完全屈服してしまうドスケベ娘なんだってことを理解してしまう。だからもう、彼らは迷わない。自分たちも気持ち良くなれる行為をするだけで、途轍もない幸運が手に入るのだから……♡♡♡

「……ああ、勿論だ。マコトちゃんのことは、俺たちが責任を持って面倒を見よう。一日のスケジュール管理から性欲の解消まで、俺たちがきっちりと仕上げてやる。セックスだって何回でもしてやるよ、約束だ」

「えへへ~~っ♡♡♡ やった♡ 毎日おちんぽ生活だ~いっ♡ やったぁ♡♡♡ おじさんたち、大好き~~っ♡♡♡ ……それじゃあ、ボクも大好きなおじさんたちのために頑張るとしますね……♡♡♡」

 確約は取った。もう迷いは何も無い。そもそもそんなものは欠片も無かった訳なんだけど、何の心残りも無く乳牛娘になれるってことで深くは追及しないでもらおう。
 意識を集中させたボクは、そのまま『薬効調整』のスキルを最大発動する。飲んだお薬の効果を最大限に発揮出来る体質への変換。効能を最大限に引き出す。もしもあるのならば副作用は撤去。そういった命令を一つ一つ遂行し、ボクは瞳を閉じた。

「は、ふぅ……っ♡ くぅぅぅ~~~~っっ♡♡♡」

 スキルは無事に発動し、その効果を発揮した。一気に熱くなったおっぱいが一度大きくぶるんっと震えて、そうして全ての準備を整える。勃起した乳首、膨らみと柔らかさを増したおっぱい、それらは乳牛として生き続けるボクのために必要なもの。男の人たちに愛されるための大事な商売道具。
 ぐっ、と湧き上がって来る感覚に歯を食いしばるボク。次の瞬間、ボクの二つの乳房が脈打ち、ピンク色の乳首から凄まじい勢いで黄色がかった初乳が噴射された。

「んひゅぅぅうぅぅぅうぅぅぅぅぅうぅっっ♡♡♡」

「おぉぉぉぉぉぉっっ!! せ、成功だっ! 薬が適合したぞっ!」

 最初よりも激しく噴射するボクのミルクは、凄い勢いで用意されている容器の中へと溜まっていった。男の人たちはその光景に興奮しながら大喜びしている。ボクもまた、彼らの喜びとはまた違う悦びと、一際大きくなった射乳の快感に体を痙攣させつつ、ニッコリと微笑んだのであった……♡♡♡










「んあぁぁあぁあぁぁあぁぁぁっっ♡♡♡ おちんぽ深いぃぃっっ♡♡♡ あぁっ♡♡♡ ふあぁぁあぁあぁっっ♡♡♡」

「うおっ!? この娘、遊んでるのかと思ってたけどまんこキツキツじゃないっすか! すっげぇ気持ち良いっ!!」

「ふぁぁっ♡♡♡ お兄さんのおちんぽも、おっきくって素敵ですよ……♡♡♡ おっぱいミルクもびゅーびゅー出て、おまんことおっぱいでイキまくっちゃってます……♡♡♡」

「はっはっは! 見ての通りのヤリチン野郎っすからね! セックスには慣れっこなんすよ! でも、マコトちゃんのまんこは今までで一番の名器っすね!」

「えへへ~~♡♡♡ おまんこ褒められたぁ♡♡♡ それじゃあ、ヤリチンお兄さんのことをもっと気持ち良くしちゃおうかなぁ……♡♡♡」

 後ろから体を抱えられ、大きく脚を広げた状態でおちんぽを出し入れされる。女の子の泣き所を次々見つけ出すお兄さんのおちんぽは、お世辞抜きで気持ち良い♡
 逞しいおちんぽで串刺しにされるボクは、おまんこをきゅんきゅんと締め付けてボクを気持ち良くしてくれるヤリちんぽへと襞を絡ませた。でも、決してキツ過ぎにはしない。ふっくらと柔らかくおまんこを絡ませつつ、丁度良い具合に締め付けること。それがふわとろ極上まんこの鉄則なのだ♡♡♡

「うほ~~っ!! このまんこ気持ち良過ぎっ!! 何回だって射精できちまうっすよ!」

「やろやろっ♡♡♡ 何回でもザーメンびゅーびゅーしてくださいっ♡♡♡ ボクのおまんこはお兄さんたちのおちんぽ汁を絞るためにあるんだもんっ♡♡♡ それに、おっぱい絞られながらのセックス、気持ち良過ぎて病み付きになっちゃったよ……♡♡♡」

 おまんこを奥まで突かれるだけじゃない。今回は、おっぱいを絞られて射乳する快感も同時に味わっている。だから、今までの何倍も気持ちが良い♡♡♡ 疼いている子宮をズンズンと力強く突かれて、同時に休む間もなくおっぱいを絞られて、その両方が凄く気持ち良くって、また体が昂ってしまう。快感を求めて体の火照りは強くなり、おっぱいとおまんこから感じられる気持ち良さを思う存分に貪る様になって……その繰り返しだ。
 大好きなセックスの快感と新しく教え込まれた搾乳の快感。それらを同時に与えられたら、もうボクにはどうしようもないくらいに感じて喘ぐことしか出来なくなっちゃう♡♡♡

「ひゃうっっ♡♡♡ んひゃぁあぁああぁっっ♡♡♡ んひぅぅうっ♡♡♡ ひゅぅうぅうぅうんっっ♡♡♡ おっぱいすごいよぉっ♡♡♡ おまんこもすごいよぉっっ♡♡♡ 上も、下もぉっ♡♡♡ 気持ち良過ぎて変になっちゃうぅうぅうっっ♡♡♡」

 リズミカルに、丁寧に、お兄さんはボクの弱い場所をおちんぽで突き上げる。この人は本当にセックスに慣れてて、ボクのおまんこはあっという間にメロメロだ。お兄さんに子宮を突かれると、射乳の量もその瞬間に強くなる。びゅっ♡ と勢い良く噴き出す射乳快感はボクの脳を灼き、一瞬で頭の中を真っ白にしてしまうほどに気持ちが良い♡♡♡
 発情おまんこは完全におちんぽに屈服しちゃった。ふわふわおっぱいも射乳の快感に陥落してる。ボクはただ体をお兄さんに預け、彼の好きな様に自分の弱点を弄られ、一緒に気持ち良くなるだけだ。おまんこもおっぱいも、お兄さんたちのもの……♡♡♡ ボクの体は、もうボクのものじゃなくなっちゃたんだ♡♡♡

「あぁああぁあぁああぁぁぁっっ♡♡♡ しょこぉっ♡♡♡ そこイイよぉっっ♡♡♡ そこをおちんぽで突かれると、おっぱいミルクがびゅ~っ、って出るのぉっ♡♡♡ もっとちゅいてぇっ♡♡♡ ボクのエロまんこずこずこしてぇっ♡♡♡ おねがいっ、おにいさぁん♡♡♡」

「うは~っ!! いいっすねぇ! エロくて可愛くて、その上甘えんぼさん! 小さいのに出る所は出てるムチムチ体型のロリ巨乳少女! こりゃあ、ちんぽがガチガチになるってもんすよ!」

「ひゃうぅうぅうぅううぅっっ♡♡♡ んあぁあぁぁあっっ♡♡♡ ああぁあぁあぁぁあぁあぁぁぁっっ♡♡♡ おくきてりゅぅっ♡♡♡ ボクのおまんこのおくっ♡♡♡ おちんぽきてるぅぅっ♡♡♡ きもちいいところっ♡♡♡ おにいさんのおちんぽにガンガンつかれてるよぉっ♡♡♡ おにいさんすごいよぉっ♡♡♡ このおちんぽすごすぎだよぉっ♡♡♡」

「おまけに反応も良いとくれば言うこと無しでしょ! いや~、役得、役得!」
 
「うああぁぁぁああぁぁあぁぁぁああぁぁぁあぁあぁぁっっ♡♡♡」

 一突き毎に電撃が走る。突かれてイって、引き抜かれてイって、おっぱい噴き出させてイク♡ 全身は『気持ち良い』に支配されて、それ以外のことが考えられなくなる。喘いで、イって、喘いで、イって……繰り返しイキ続けて、快感を全身に染み込ませて、またイク♡♡♡ それが最高に気持ち良くって、ただただ喘ぎ続ける♡♡♡ 潮もおっぱいも噴き出しっぱなしで、もうどうにかなっちゃいそう♡♡♡
 ハメられてるおちんぽは段々と硬くなって来ていて、射精の時が近いってことがわかった。何度もイっているボクも、最高に気持ち良いであろう種付けアクメの瞬間を求め、体をぐっと強張らせる。そして、一段と強く、逞しく子宮を押し上げられて、大きく仰け反りながら叫び声を上げてイってしまった。

「ああぁあぁぁああぁああぁぁぁあぁあぁっっ♡♡♡ んいぃぃぐうぅうぅううぅぅううんっっ♡♡♡ ふあぁああぁぁああぁぁああぁぁあぁぁぁああぁぁぁっっ♡♡♡」

 ドクンッ、とボクのおまんこの中で弾ける熱い飛沫。たっぷりと子宮に種付けされ、その熱い奔流に赤ちゃんのお部屋を打ちのめされたボクは、成す術もなくイキ狂ってしまう。絶頂と同時に勢いを増した射乳が終わらない連鎖快感を生み出し、ボクの意識をぐちゃぐちゃに掻き混ぜてしまう。
 搾乳セックスは最高だ♡ おっぱいミルクをびゅーびゅー絞られながら、おちんぽミルクをゴクゴク子宮で飲む気持ち良さは何にも代えがたい。そんな蕩けた思考で快楽に酔っていたボクは、気が付けばお兄さんに抱えられたまま他の二人の男性たちの下へと連れて来られていた。二人は夢中になってボクのおっぱいミルクのデータを観測して、興奮した様子でそれについて話し合っている。

「魔力、栄養素、共に最高ランク! 供給量は過去に類を見ないレベルの上、性交時にはその量がまた跳ね上がるなんて! この娘は本当に素晴らしい逸材です!」

「ミルクポーションの味も悪くない。ほんのりと甘く、濃厚でありながらしつこさはまるでない。万人受けする最高級ミルクだ」

「これが販売ラインに乗った時のことを考えると興奮が止まりませんよ! この娘一人で他の乳牛たち何人分の売り上げを出せるでしょう? 少なくとも、十数人分は固いですね!」

「だな……! 上にも報告して、しっかりとした管理体制を取ろう。この娘は大切にしてやらんとな」

「お二人とも、商売の話も良いっすけど、まずはマコトちゃんを楽しませてあげて下さいよ。いや、俺一人でヤれるんならそれも良いんすけどね!」

「ひゃうぅぅ……♡♡♡ お兄さんのおちんぽ、また硬くなってるよぉ……♡♡♡ まだまだセックス出来るんだぁ♡♡♡ 素敵ぃ……♡♡♡」

 一回射精を終えたお兄さんは、おじさんと研究者さんの話を聞いている間に復活していた。またガッチガチの勃起ちんぽをボクのおまんこにハメた状態でぐりぐりと腰を回転させ、ボクを退屈しない様に可愛がってくれている。ボクとしては、このままもう一回戦ってのも悪くないんだけど、今度はちょっと違った快感を味わいたくなっちゃったんだよね……♡♡♡

「おじさぁん……♡♡♡ おまんこはお兄さんに可愛がってもらったから喜んでるけど、お尻の方が寂しいんだよね……♡♡♡ おじさんのおちんぽで、ボクのお尻まんこを気持ち良くしてよ……♡♡♡」

「そっすね! 俺は一回射精したし、少し休憩ってことで!」

「あぁ? ……そうだな、マコトちゃんの面倒はきちんと見てやるって約束したもんな。俺も一肌脱いでやるか」

「わーいっ♡♡♡」

 お兄さんのおちんぽがおまんこから抜ける。体を反転させ、おじさんにお尻を向ける形になったボクは、そのままお兄さんからおじさんへと体をパスされた。二人の間でボクを受け渡すと同時におじさんの勃起ちんぽがボクのけつまんこに宛がわれ、重心の移動を活かしたまま亀頭がめり込んでいった。

「んんんんんんんんっっっ♡♡♡ おしり、きたぁ……っっ♡♡♡」

「ほぅ……? お前の言う通り、かなり良い具合してるな。尻の穴もキツキツでトロトロになってるぞ」

「んぐぅっ♡♡♡ んっふっっ♡♡♡ はふぅぅっっ♡♡♡」

 ゆっくり、力強く……♡♡♡ ボクのお尻におじさんのおちんぽが挿って来る。熱くて硬いおちんぽが、ボクの出す所に挿り込んで来る。
 肛門を押し広げられる息苦しさが心地良く、圧倒的な質量が外部に抜け出していく排泄感が本能的な快楽を生み出す。挿って来ると気持ち良い♡ 出て行くのも気持ち良い♡ 力強くって、逞しくって、ドクドクと脈打つおちんぽにお尻を掻き混ぜられると、獣みたいな声が出ちゃうんだ♡

「おほぉおぉおおんんっ♡♡♡ おっっ♡♡♡ おぉんっっ♡♡♡ んおぉぉおぉおぉおぉお……っっ♡♡♡」

 ごちゅっ♡ ぼちゅっ♡ そんな下品な音がボクのお尻から響いてる。恥ずかしいのに気持ち良くって、おまんこ汁が止まらなくなってる。お尻の穴がびりびりして、おっぱいからも信じられないくらいにミルクが噴き出て、ボクはお尻で感じちゃう変態娘だって全身が証明しちゃってる。何度も何度もお尻の穴を穿られて、ボクはさっきよりもだらしない顔を晒して喘ぎ続けていた。

「おんっっ♡♡♡ ほぉんっ♡♡♡ おほぉんっっ♡♡♡ おじさんも、すごいよぉ……っ♡♡♡ ボクのお尻、イキっぱなしになっちゃってるよぉ……♡♡♡ はおぉおぉおぉおんんっっ♡♡♡」

「喜んでくれてるみたいで何よりだな。ミルクポーションの出も凄い事になってるぞ」

「だってぇ♡ 気持ち良いんだもんっっ♡♡♡ お尻もおっぱいも気持ち良いよぉっ♡♡♡ きもちぃぃっ♡♡♡ きもち、いぃっっ♡♡♡」

 お尻まんこは悦びっぱなし♡ おっぱいは初めての快感でイキっぱなし♡ おまんこからは愛液が勢い良く噴き出てる♡ 頭の中で何度も電気が弾けて、全身がびくびく痙攣して、もう何も考えられなくなってる。
 だから、ボクの目の前にお兄さんが立って、ぱっくり開いたおまんこにガチガチ勃起ヤリちんぽを当てた時も、自分が何をされるのかがわからなかった。ただ、次の瞬間には自分でも信じられないくらいの大声を出しながら背中を仰け反らせて、無茶苦茶にイキ狂っちゃった♡♡♡

「あぁああぁあぁああぁぁぁあぁああぁあぁああぁぁぁ♡♡♡ んあぁあああぁああぁあぁぁぁあぁぁぁっっ♡♡♡ ほぉおおぉおぉおぉぉおぉぉおぉぉんっっ♡♡♡ んあおぉぉおぉおぉおぉおぉっっ♡♡♡ おまん、こぉっ♡♡♡ おしりぃぃっっ♡♡♡ おっぱいもぉっ♡♡♡ ぜんぶ、きもち、いいぃぃいっっ♡♡♡」

 不意に訪れた二本挿しの快感は、ボクの意識を一発で刈り取った。でも、すぐに二本のおちんぽが動き出す快感に意識を呼び戻されて、そこからはなんの抵抗も許されずにただ快感を押し付けられ続けることになった。おまんこ、お尻、おっぱい……その全部がお互いの生み出す快感を強くして、終わらない絶頂天国へとボクを導くのだ。
 おまんこをずんっ♡ と突かれると子宮が悦ぶ。襞も壁もおちんぽに絡みついて、カリで全てをこそぎ取られると全身から力が抜けるくらいに気持ちが良い♡♡♡
 お尻の穴からおちんぽが抜ける時は何も考えられない。生物として抗えない排泄快感を何度も何度も味合わされ、もう一つのおまんこになったアナルがびくびく震えてアクメしちゃう♡♡♡
 涎と一緒にだらりと垂れる舌はお兄さんに吸われながら快感を押し付けられていた。セックス慣れしたお兄さんのキスは蕩けたボクの意識を優しく繋ぎ止める。セックスとは違う甘い快感で、ボクの心はときめきっぱなしだ♡♡♡
 そして、後ろからおじさんに揉まれるおっぱいは、射乳快感に酔いしれていた。優しくそっと揉まれても、ぎゅ~っと強く揉まれても、どんな風に揉まれても、ボクのおっぱいは凄い勢いでミルクを噴き出しちゃう♡ おじさんの搾乳テクニックは洗練されてて、ボクみたいな淫乱小娘からミルクを搾り取るのなんて朝飯前なんだってことがそれだけでわかった♡ ボクはこれから、おじさんたちの手でおっぱいを絞られまくる乳牛娘としての人生を歩めるんだって思ったら嬉しくって堪らなくなった♡ ボクは……大喜びで、自分の人生を終わらせる快感に身を委ねることにしたんだ♡♡♡

「ふぅうぅうぅうぅうんんっ♡♡♡ んふぅうぅうぅぅうぅぅうぅっっ♡♡♡ はふぅうぅぅうぅっっ♡♡♡ んぐぅぅうぅぅぅぅうぅぅ……っっ♡♡♡」

「気持ち良さそうだな、マコトちゃん。どうだ? これで満足かい?」

「抱いてりゃあわかるじゃないっすか! まんこもおっぱいもイキっぱなしの痙攣しっぱなし、射乳の勢いは右肩上がりで、全身が熱くなるくらいにヨガってるんすから!」

「ははっ、だな! それじゃあ、最高の快感を与えてイかせてやろう! 可愛い声を聴かせてくれよ?」

「ああぁあぁぁぁぁああぁぁぁぁああぁぁああぁぁぁあぁぁあっっ♡♡♡ んひぃいいぃぃぃいぃぃぃいぃいいいぃんんっ♡♡♡ んぅぅうぅうぅぅっっ♡♡♡ おちんぽぉっ♡♡♡ こひゅれてぇっっ♡♡♡ おっぱいとみゃんないよぉぉっっ♡♡♡ きもちいいよぉおぉおっっ♡♡♡ きもちよすぎてくこわれちゃうよぉおぉおぉぉおぉおぉおぉぉっっ♡♡♡♡♡」

 二本のおちんぽが一緒に挿入される♡ 二本のおちんぽが一緒に抜けて行く♡ 別々にそれぞれの弱い場所を突きまくってっ♡ ボクの気持ち良い部分を何度も責め上げてっ♡ ボクの雌穴は完全におちんぽに降伏してしちゃってる♡ 舌もおっぱいも、ボクの体は全部そう♡ これからボクのことを管理するおじさんたちに全部を差し出して、気持ち良くしてもらうことだけに集中しちゃってる♡

 ぐちゅぐちゅ♡ ぱんぱんっ♡ どちゅっ♡ ずちゅんっ♡ びゅ~っ♡ ごりゅっ♡ じゅるるっ♡ ぶしゅぅっ♡ どれが何の音かはわからないけど、全部がボクの体から響いている音だ。全部発情したボクの体がおちんぽに媚びて鳴らす音。気持ち良くって♡ 最高で♡ セックスの快感に堕ち切ってしまったボクのエロボディが響かせるえっちな音♡
 イかされて、喘がされて、何もかもを支配される快感の中で二人の男の人たちに抱かれるボクは、その快感が最高に膨れ上がったことを子宮とおっぱいで感じ、そして――♡♡♡

「んああぁあぁぁぁああぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁあぁああぁぁあぁあぁぁぁぁっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ イっっくぅうぅうぅぅうぅううぅぅううぅうぅうぅっぅぅぅぅうっっっ♡♡♡♡♡ おまんこぉぉぉっっ♡♡♡♡♡ おしりぃぃぃぃっ♡♡♡♡♡ おっぱいっっっっ♡♡♡♡♡ ボクのぜんぶが、イクぅぅうぅぅうぅぅうっっっ♡♡♡♡♡ イクのとまんないっっ♡♡♡♡♡ とまんないぃぃぃぃぃぃっっ♡♡♡♡♡ さくにゅうせっくすきもちいいよぉぉおっっ♡♡♡♡♡ ボク、りっぱなめすうしになるからぁっっ♡♡♡♡♡ だからもっと、きもちよくひてくらひゃいぃぃいぃいぃいいぃいぃっっ♡♡♡♡♡」

 体中の痙攣は、逞しい二人の体に挟み込まれて無理矢理抑えられた。ボクの生理現象すらも支配する様なおじさんたちの行動に心は躾けられ、ボクは自分に許された全ての反応で快感と服従の感情を表現する。
 大声で喘ぐ。アクメお漏らしを決める。おまんことけつまんこをぶるぶる震わせる。イク、イク。イクイクイク……♡♡♡ おっぱいミルクは止まる気配が無い。乳腺が馬鹿になったんじゃないかって思うほどに白い液体を噴き出して、乳首と乳房はイキまくってる。
 膣と腸内の最奥に放たれた精液の熱さに瞳は潤んで、全身の熱は際限なく高まっていく。ボクは乳牛娘なんだって心に刻み込まれて、もうおじさんたちに逆らったり反抗したりする気は0になった。心の底から立派な雌牛になるんだって、ボクはそう本気で思う様になっていた♡

「あ、あ、あ……♡♡♡ 気持ち、いい……♡♡♡ おちんぽ、いい……♡♡♡ すき……♡♡♡ せっくす、しゅきぃ……♡♡♡」

 おちんぽミルクをおまんことお尻まんこでゴクゴク飲んで、おっぱいミルクをびゅ~びゅ~噴き出して……ボクは、まだまだカチカチのおじさんたちのおちんぽに心をときめかせ、気を失うまでセックスしたいと願い、再び動き出した二人のピストンを受け、ただただアヘり続けたのであった……♡♡♡









「えへへ~♡ 気持ち良かったぁ……♡♡♡ おじさんたち、ありがとうございますっ♡♡♡」

「いやいや! 俺たちこそ最高に楽しんだっすからね! にしても……これから好きな時にこんな風に出来るなんて、考えただけでちんぽが勃つってもんっすよ!」

「ははっ! お前は下半身が正直だな。俺はマコトちゃんのミルクポーションがどれだけ儲けを出してくれるかを考えるだけで涎が止まらんぜ」

「新薬に適合した被験体は初めてですからね。この娘の体を調べれば、もっと効果の高い薬を作り出せるかも……!」

「あはぁ……♡ 皆、大喜びってことですねっ♡♡♡ さ~いこうっ♡ ば~んざいっ♡ ば~んばんざいっ♡」

 大喜びで跳ね回るボクの姿を見て、おじさんたちも笑い声を上げた。おっぱいをぶるんぶるんと震わせるボクの乳首からはぽたぽたと母乳が噴き出していて、それを見ると本当に体が変えられちゃったんだなと改めてボクは思い知らされる。まあ、なんにも問題が無いどころか、最高に良い気分なんだけどね!

(これから毎日おっぱい絞られて生きるのかぁ……♡♡♡ 自由は無くなるけど、ずっと気持ち良くしてもらえるのは嬉しいなぁ♡ よ~し♡ 世界一の乳牛娘目指して頑張るぞ~~っ♡♡♡)

 おじさんたちは引き上げの準備をしている。ボクのデータや持って来た薬を片付けて、本拠地に帰るつもりなんだ。そこにボクも連れて行かれて、そうしたら雌牛人生の始まりってことで、それはつまり搾乳尽くしの日々を送らせてもらえるってことで……♡♡♡
 と、ボクがこれからの最高の人生に思いを馳せていた時だった。突如として部屋の中が赤く染まり、けたたましい警告音が次々と鳴り始めたのだ。突然の変化に驚きを隠せないボクだったけど、それ以上に驚いているのはおじさんたちの様で……

「クソっ! このタイミングでガサ入れかよ!?」

「まさかここまで検査の手が入ってるなんて……! ど、どうするんすか!? 監視カメラを見る限りは、どこにも逃げ道は無いっすよ!」

「くぅぅ……! 最悪だ、最悪だぁ……!」

 どうやら……本当に最悪なことに、騎士団がここに乗り込んで来たらしい。しかも計画的な捜査の様で、逃げ道は完全に封じられているみたいだ。
 時間稼ぎとして部屋の扉をロックしたみたいだけど、こんなことをしてもどうしようもないことだけはボクにだってわかる。つまり詰みだ。逃げ道がない以上、おじさんたちは捕まるしか無いのだ。

「クソっ……! このままブタ箱行きかよ、ツイてねえ……」

「マコトちゃんを連れて行けてりゃあ、出世間違いなしだったのになぁ……」

 部屋の中に漂う諦めムード的に、彼らは脱出を諦めたのだろう。まあ、普通はそうなる。この逃げ道のない状況では、もう捕まるしかないだろう。……瞬間移動でも出来なければ、の話だが。

「はーい! ちょっと集まってくださ~い! んで、ボクの体に触ってて下さいね~……」

 ボクに迷いは無かった。おじさんたちに近づき、その手を取って、体の適当な部分に触らせる。何が何だかわからないって顔をしているおじさんたちを無視して意識を集中させたボクは、ノースブルグにある自分の家を思い浮かべて『ワープ』のスキルを発動した。

「なっ!? ええっ!?」

 瞬時に景色が変わり、薄暗い実験部屋から小奇麗な女の子の部屋へと瞬間移動したことに驚きを隠せないおじさんたち。ボクはすっぽんぽんのままでおじさんたちに荷物を差し出すと、急いで逃げる様に促した。

「おじさんっ! 急いでここから離れて! どうやって移動したとかを説明する暇は無いし、そんなことをしてたら騎士団の警備網に引っかかっちゃうよ!」

「あ、ああ……そうだな、急いでここから離れよう! お前たちもマコトちゃんと一緒に――」

「ごめん、おじさん! それは無理だと思う! ……ボクは、さっきの場所に戻って騎士団を足止めするよ。適当なことを言って、おじさんたちが逃げ出せるまでの時間を稼いでみる。だからおじさんたちは、ほとぼりが冷めたらボクを迎えに来て……」

「……悪い、マコトちゃん。それは難しそうだ。恐らくマコトちゃんは騎士団にマークされる。貴重な薬を使った以上、もう一度俺たちが接触することを考えないほど、騎士団も馬鹿じゃない。そうなったら、俺たちがマコトちゃんを迎えに来れるのは数年先になるだろう……」

「えっ……!? そ、そんなぁ……」

 凄く盲点だった。でも、それもそうだ。裏で結託してるとは言え、連絡も素性も分からない者同士が監視の目を掻い潜って再び会うなんてほとんど不可能だろう。おじさんたちの安全のためにも、ボクとは暫く会わない方が無難な選択なのだ。
 本当は一緒に逃げたい。おじさんたちと一緒に人間牧場に行って、そこで乳牛娘として生きてみたい……でも、おじさんたちのことを思えば、ボクがどうするべきかなんて最初から決まっていた。

「……わかった。でも、ボクは待ってるからね! 必ず、ボクのことを迎えに来てよ!」

 迷いを振り切って『ワープ』を再使用し、ボクは元の部屋に戻った。そこで気を失っているふりをして、騎士団が突入して来るのを待つ。
後は犯人の特徴や逃げた先なんかを適当に誤魔化して、おじさんたちが逃げ切れる様に尽力するだけだ。

(あ~あ、ツイてないなぁ……! ボクもおじさんたちも、本当にツイてないや……)

 せっかく皆が幸せになれると思ったのに、騎士団のせいで台無しだ。まあ、治安を守ることは大事だし、おじさんたちが犯罪者なのは百も承知だが、今のボクにしてみれば邪魔者にしか思えない。
 楽しい雌牛人生は、こうして始まる前に呆気無く終わりを迎えてしまった。ドアを破って侵入して来た騎士団の人たちを心の底では恨めしく思いながらも感謝するふりをするボクは、送るはずだった楽しい日々をもう一度だけ頭の中で浮かべてから溜息をついたのでありました。


************************************************

今日の成果

母乳(ミルクポーション)が出る様になった!

『薬効調整』のスキルレベルが上がった!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

保健室の秘密...

とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。 吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。 吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。 僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。 そんな吉田さんには、ある噂があった。 「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」 それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~

楠富 つかさ
ファンタジー
 地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。  そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。  できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!! 第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!

処理中です...