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ifEND 力関係と逆転と花嫁
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もしもこのまま店長とだけHしていった場合……
世の中には「パワーバランス」というものがある。
日本語で言えば「力関係」というそれはこの世の大体のことに関わっていて、例えば国と国の関係のような大きなものから、家族間での夫と妻のように小さなものまでその在り方は様々だ。
だが、1つだけ確かなことは、永久に変化の無いパワーバランスなど無いという事だ。
どちらかが強くなる、もしくは弱くなる。あるいは第三者が介入してくるかもしれない。
そんな風に変化を続けるうちに圧倒的に有利だった関係性が完全に逆転することだってあり得るわけだ。
……事実、今、ボクはそれを身を以て実感している。
「あひぃっ♡ ふぁぁ♡ あああああぁぁ♡」
ずちゅん、ずちゅんとボクのアナルから卑猥な音が響く。だが、それ以上のボクの嬌声がその音を掻き消していた。
大声で、我慢もせずに口から出るその声は元が男であったボクから出る女の嬌声だ。
初めて店長さんと関係を持って数か月の月日が経った。あの日から色々な要望を店長から聞き、ボクはそれを恐れもせず受け入れた。
最初はアナル開発から始まったそれは次々とエスカレートしていき……どんどん過激になっていった。
この玩具をお尻に入れて欲しい、裸で外でしてみたい、浣腸を限界まで入れてみたい、etc.etc.……新しい快感を教え込まれ、お尻の穴を開発される度に、ボクはどんどんその快楽にのめり込むようになる。
童貞だった店長も徐々にボクの体の扱いに詳しくなっていき、テクニックも身についてきた。持久力も付きすぐに射精することもなくなった店長の責めはボクにとって天国でもあり地獄でもあった。
「おひりぃ……♡ しゅごい、しゅごいのぉぉ♡ んおおぉおおっ♡」
今ボクは、犬のポーズで後ろからアナルにおちんぽを挿入されている。
だが、あまりの快感にボクの足腰はその役目を失い、お尻だけが店長に抱えられ浮いている有様だ。
「あっ♡ いきゅ♡ いきゅぅぅ♡♡♡」
絶叫しながら背中を撓らせ、声にならない叫びを上げるボクだったが、店長はそんなボクに構いもせずに腰を振り続ける。
「イってる♡ イってるのにっ♡ またっ♡ またイクうぅうぅううっ♡♡♡」
ガクガクと体を震わせ、さらなる快感の高みに押し上げられる。それでも、店長は動きを止めなかった。
「あへぇ♡♡♡ ひぃぃぃ♡♡♡ あっふぅぅぅ……っ♡♡♡」
もはや喘ぎ続けるだけの雌と化したボクは今日何度目かわからない絶頂へと押し上げられる。
その間、店長は挿入前のパイズリで一度射精しただけだ。その持久力には本当に感心させられる。
とは言っても、毎日毎日セックス三昧ならばこの持久力が身につくトレーニングは十分だったと言えるだろうが。
「あぁ……♡ また、イクぅ……っ♡ イっちゃうぅ……♡ んへぉ……?」
今度は静かに絶頂を迎えるという時に、店長はボクを責める腰の動きを止めた。
あとわずかな動きで絶頂できるはずだったボクの体はその事に満足いかないようだ。
イかせろ! イかせろ! と、激しく主張してくる本能に刺激され、堪らなくなったボクは店長さんに弱々しく尋ねた。
「な、なんで、イかせてくれないんですかぁ……?」
「少し疲れちゃったから休憩だよ。マコトちゃん、イきたい?」
「は、はいっ! イかせて! イかせてください!」
甘い声を出して懇願するボクに向かって店長はニヤリと笑うとガッチリとボクの腰を押さえつけて耳元で囁いてきた。
「じゃあさ……僕の恋人になってよ」
「えっ!?」
突如として提示された条件に、ボクは眼を見開いて驚きを露わにした。
最初に決めたルールを破ることになるその条件に、一度は断りを入れようとするが――
「きゃひぃんっ♡♡♡」
軽い、本当に軽い刺激だった。
ほんの軽く、ボクのお尻の中を掻き回すおちんぽの動きはボクの中の砦を傷つけ、そしてそこから決壊が始まる。
あと少しでイけた、その思いが溢れ出て快感への欲求は際限なく高まっていく。
まるで、いつも得ている快楽を早くくれとねだっているみたいにおちんぽを挿れられているアナルがきゅっと閉まる。
頭の中がどろどろになって、もう何も考えられなくなったボクは、舌を放り出しただらしない表情のまま、屈服の言葉を口にした。
「な、なりますぅ……♡ 店長さんの恋人に、なるからぁ……♡」
もう、我慢できない……♡ ボクは静かな声で店長さんの要求を呑むことを伝えた。
「なる……なります♡ だから、イかせてくださいっ♡ も、もう我慢できないのぉっ♡ イキたくて仕方がないんですっ♡♡♡ 早くボクのお尻の穴っ♡ 店長さんのおちんぽで穿りまわしてくださいっっ♡♡♡」
続いて、大声での懇願。
プライドも糞もない叫びに満足した店長は傍らの机からバイブとローターを取り出すと、それぞれボクの乳首とおまんこに取り付けて振動させ始めた。
少しずつ激しさを増していく振動に加え、いつの間にかアナルも穿られるようにして責められるようになるボク。
まるで楽器のチューニングをしているような責め、早くイク事しか考えられないボクにとってそれは、焦らされていることとほぼ同義語だった。
(イきたい……♡ イきたいぃぃっ♡♡♡ 早くイかせてぇぇぇっ♡♡♡)
ボクの頭を一杯にしたその思いはある瞬間にプツリと消えることになる。代わりにやってきたのは大きな、そして静かな快感の波。
その大きさにボクが軽い恐怖を感じたとき、ボクは気が付いた。
これこそが、店長の狙いだったという事に。
ボクの体は絶頂まであと一歩のところまで追いつめられていた。
そのボクに詰まらないイキ方をさせない為に、このバイブ達を使ったのだ。
一体どんな責め方をすればボクは自分がイったとも気が付かずにさらに上に押し上げられるか?
店長はその答えを知っているのだ、そして実行に移した。それはつまり、ボクの体をボク以上に理解し、支配しているという事だ。
(ああ……♡ 凄い、凄すぎるよぉっ♡♡♡ もう、ボクが上じゃないんだっ♡ 雌として、店長さんに屈服する時がきちゃったんだぁっ♡♡♡ ボク、もう……店長さんのおちんぽに勝てなくなってるよぉおぉっっ♡♡♡)
甘い快感がボクを支配する。それは自分の体を他人が支配したという事実に対する快感。
まるでMの様だがそれでいい、このまま店長に身を委ねれば更なる快感を ボクの体に教え込んでくれるだろう。
喜びがボクを支配する、続いて興奮が続き……それをすべて洗い流す快感がやってきた。
「あぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ しゅごっ♡ しゅごいいっっ♡♡♡ んへおぉおおぉおおおぉおおおぉおっっ♡♡♡ んおぉおおおぉおぉおおぉおおっっ♡♡♡」
頭が真っ白になる快感、もう何も考えられない。考えたくない。
ただ、この快感に身を委ねて生きていこう……そう決めた瞬間、ボクの運命は決まったのかもしれない
快感の波が次々と襲いかかり、ボクを飲み込んでいく。
「ひぃぐっ♡ あふぅぅぅ♡ だめぇっ♡ いいっ♡ ああぁっ♡ いぐうぅううぅうっっ♡♡♡」
あふれる快感の中、ボクはたった一か所に集中して快感を得る。
ボクのお尻の中を動き回るおちんぽ♡ ボクの愛しい人、ボクをこんなに気持ちよくしてくれる人の分身が、ボクの中で暴れまわっているんだ♡
(このおちんぽが、ボクをこんなにえっちな女の子にしたんだ……♡)
一突きごとに深まる愛しさ。
引き抜かれると爆発するような快感とともに寂しさが生まれ、奥まで突き入れられると確かな満足感と女のとしての幸福が快感と共に与えられる。
(これが……愛なんだ……♡ 女の子として、男の人に愛される幸せなんだ……っ♡)
愛しい人がくれる快感に身を任せたボクは、最後の瞬間を2人で迎えるために必死に我慢し……その時が来た。
「マコト、出す、出すぞっ!」
「はいっ♡ 出して、くださいっ♡ 一緒に、一緒に♡♡♡ んおぉおおぉおおおぉっっ♡♡♡」
「うおぉぉぉぉっっ!!」
雄々しい咆哮と共に繰り出された渾身の一突きが、ボクのお尻の穴を穿った。
まるでボクの中を何処までも貫いていきそうなその衝撃が快感へと変換され、頭の中が真っ白になる快感によって全てがぶち壊され、ボクは、今までで一番のアクメを迎えて大声で叫ぶ。
「イクぅぅぅぅっっ♡♡♡ んへおおぉおおぉおおおぉおおぉおおおぉおおおぉおおおっっ♡♡♡ んほぉおおおぉおおぉおおぉおおおぉおぉおおっっ♡♡♡」
お尻の穴に注がれる、熱くて濃い精液。
ボクという雌が、店長さんという雄に屈服した証をお尻の穴に並々と注ぎ込まれる内に、ボクの心は完全に女の子になっちゃってた。
絶頂の後、余韻の残るボクを抱きしめた店長はそのまま口付けをしてくる。
それに応えて唇を重ね合わせたボクの心の中には、これまでの人生で芽生えたことのない感情が生まれつつあった。
――数年後
「……じゃあ、始めようか」
「ええ、あなた」
数年後、ボク……いや、私は男を完全に捨てて女してこの世界で生きることを決めて店長と結婚した。
それまで幾度となく彼に抱かれ躾けられた体は、もう彼以外では満足出来なくなってしまっていて、彼とのセックス以外では満たされることのなくなっていた私は、喜んで彼のものになることを誓ったのだ。
彼も自分の欲求を嫌な顔一つせずに受け入れてくれる私を失いたくないと思ってくれていたようで、私たちは晴れて、お互いを求め合う者同士として夫婦となったのである。
今日は結婚初夜、愛する人と夫婦になってから過ごす初めての夜。
恋人でも、セックスフレンドでもない。夫と妻として、愛を営む最初の夜だ。
「じゃあ、今日もお尻を出して」
そう言っていつものセックスをしようとする彼の口にキスをした私は、悪戯っぽく笑うと自身のおまんこを両手で開く。
そして、その奥からどろりとした愛液を溢れさせながら、愛する旦那様へとおねだりの言葉を口にした。
「今日は、こっちでしましょう。私、あなたの赤ちゃん産みたくて仕方ないの……♡」
結婚して、そういう日が来るとは思っていた。でも、もう我慢できない。
「今日、今すぐ……♡ 私を孕ませて♡ あ・な・た……♡♡♡」
誘惑するように体を押し付け囁いてみれば、彼も辛抱堪らないといった様子で私を押し倒し、無我夢中に私の体を貪り始める。
ひどく甘く、ひどく激しい快感を与えられる私の子宮は、もう彼の遺伝子を受け入れる準備が出来ていた。
「挿れるよ、マコト……!!」
「ええ、来て……♡♡♡ あなたの遺伝子で孕ませて♡ 私のことをママにしてっ♡♡♡」
入り口におちんぽを押し当てる彼にニコリと微笑み返す。
きっと今日、私は妊娠するだろう。だってこんなにも彼の子供を欲しがっているのだから。
恍惚とする私の視線の先には、結婚指輪とともに渡された新たな記録結晶が光っていた。
(ねえ、絶対に撮り逃さないでね……♡ 私たちの愛の結晶が作り出される瞬間を……♡)
突き入れられた彼のおちんぽに思考を飛ばされるまで、私はそんなことを考え、笑っていた。
そして、待ち侘びた快感を与えられた私は、雌としての極上の快楽に酔い痴れ、浅ましい雌として主となった雄にひれ伏すのであった。
数か月後、私たち夫婦に新しい家族が増えたことは、想像に難くないだろう。
こうして男としての生を完全に捨て去った私は母となり、愛する男性の妻として彼の子を何人も産み落とすこととなる。
私の痴態を記録した結晶は年を増すごとに量が増え、夫に屈服しながら受精する私の姿は彼のお気に入りとして、何度も見返されることとなるのであった。
「店長の花嫁END」
世の中には「パワーバランス」というものがある。
日本語で言えば「力関係」というそれはこの世の大体のことに関わっていて、例えば国と国の関係のような大きなものから、家族間での夫と妻のように小さなものまでその在り方は様々だ。
だが、1つだけ確かなことは、永久に変化の無いパワーバランスなど無いという事だ。
どちらかが強くなる、もしくは弱くなる。あるいは第三者が介入してくるかもしれない。
そんな風に変化を続けるうちに圧倒的に有利だった関係性が完全に逆転することだってあり得るわけだ。
……事実、今、ボクはそれを身を以て実感している。
「あひぃっ♡ ふぁぁ♡ あああああぁぁ♡」
ずちゅん、ずちゅんとボクのアナルから卑猥な音が響く。だが、それ以上のボクの嬌声がその音を掻き消していた。
大声で、我慢もせずに口から出るその声は元が男であったボクから出る女の嬌声だ。
初めて店長さんと関係を持って数か月の月日が経った。あの日から色々な要望を店長から聞き、ボクはそれを恐れもせず受け入れた。
最初はアナル開発から始まったそれは次々とエスカレートしていき……どんどん過激になっていった。
この玩具をお尻に入れて欲しい、裸で外でしてみたい、浣腸を限界まで入れてみたい、etc.etc.……新しい快感を教え込まれ、お尻の穴を開発される度に、ボクはどんどんその快楽にのめり込むようになる。
童貞だった店長も徐々にボクの体の扱いに詳しくなっていき、テクニックも身についてきた。持久力も付きすぐに射精することもなくなった店長の責めはボクにとって天国でもあり地獄でもあった。
「おひりぃ……♡ しゅごい、しゅごいのぉぉ♡ んおおぉおおっ♡」
今ボクは、犬のポーズで後ろからアナルにおちんぽを挿入されている。
だが、あまりの快感にボクの足腰はその役目を失い、お尻だけが店長に抱えられ浮いている有様だ。
「あっ♡ いきゅ♡ いきゅぅぅ♡♡♡」
絶叫しながら背中を撓らせ、声にならない叫びを上げるボクだったが、店長はそんなボクに構いもせずに腰を振り続ける。
「イってる♡ イってるのにっ♡ またっ♡ またイクうぅうぅううっ♡♡♡」
ガクガクと体を震わせ、さらなる快感の高みに押し上げられる。それでも、店長は動きを止めなかった。
「あへぇ♡♡♡ ひぃぃぃ♡♡♡ あっふぅぅぅ……っ♡♡♡」
もはや喘ぎ続けるだけの雌と化したボクは今日何度目かわからない絶頂へと押し上げられる。
その間、店長は挿入前のパイズリで一度射精しただけだ。その持久力には本当に感心させられる。
とは言っても、毎日毎日セックス三昧ならばこの持久力が身につくトレーニングは十分だったと言えるだろうが。
「あぁ……♡ また、イクぅ……っ♡ イっちゃうぅ……♡ んへぉ……?」
今度は静かに絶頂を迎えるという時に、店長はボクを責める腰の動きを止めた。
あとわずかな動きで絶頂できるはずだったボクの体はその事に満足いかないようだ。
イかせろ! イかせろ! と、激しく主張してくる本能に刺激され、堪らなくなったボクは店長さんに弱々しく尋ねた。
「な、なんで、イかせてくれないんですかぁ……?」
「少し疲れちゃったから休憩だよ。マコトちゃん、イきたい?」
「は、はいっ! イかせて! イかせてください!」
甘い声を出して懇願するボクに向かって店長はニヤリと笑うとガッチリとボクの腰を押さえつけて耳元で囁いてきた。
「じゃあさ……僕の恋人になってよ」
「えっ!?」
突如として提示された条件に、ボクは眼を見開いて驚きを露わにした。
最初に決めたルールを破ることになるその条件に、一度は断りを入れようとするが――
「きゃひぃんっ♡♡♡」
軽い、本当に軽い刺激だった。
ほんの軽く、ボクのお尻の中を掻き回すおちんぽの動きはボクの中の砦を傷つけ、そしてそこから決壊が始まる。
あと少しでイけた、その思いが溢れ出て快感への欲求は際限なく高まっていく。
まるで、いつも得ている快楽を早くくれとねだっているみたいにおちんぽを挿れられているアナルがきゅっと閉まる。
頭の中がどろどろになって、もう何も考えられなくなったボクは、舌を放り出しただらしない表情のまま、屈服の言葉を口にした。
「な、なりますぅ……♡ 店長さんの恋人に、なるからぁ……♡」
もう、我慢できない……♡ ボクは静かな声で店長さんの要求を呑むことを伝えた。
「なる……なります♡ だから、イかせてくださいっ♡ も、もう我慢できないのぉっ♡ イキたくて仕方がないんですっ♡♡♡ 早くボクのお尻の穴っ♡ 店長さんのおちんぽで穿りまわしてくださいっっ♡♡♡」
続いて、大声での懇願。
プライドも糞もない叫びに満足した店長は傍らの机からバイブとローターを取り出すと、それぞれボクの乳首とおまんこに取り付けて振動させ始めた。
少しずつ激しさを増していく振動に加え、いつの間にかアナルも穿られるようにして責められるようになるボク。
まるで楽器のチューニングをしているような責め、早くイク事しか考えられないボクにとってそれは、焦らされていることとほぼ同義語だった。
(イきたい……♡ イきたいぃぃっ♡♡♡ 早くイかせてぇぇぇっ♡♡♡)
ボクの頭を一杯にしたその思いはある瞬間にプツリと消えることになる。代わりにやってきたのは大きな、そして静かな快感の波。
その大きさにボクが軽い恐怖を感じたとき、ボクは気が付いた。
これこそが、店長の狙いだったという事に。
ボクの体は絶頂まであと一歩のところまで追いつめられていた。
そのボクに詰まらないイキ方をさせない為に、このバイブ達を使ったのだ。
一体どんな責め方をすればボクは自分がイったとも気が付かずにさらに上に押し上げられるか?
店長はその答えを知っているのだ、そして実行に移した。それはつまり、ボクの体をボク以上に理解し、支配しているという事だ。
(ああ……♡ 凄い、凄すぎるよぉっ♡♡♡ もう、ボクが上じゃないんだっ♡ 雌として、店長さんに屈服する時がきちゃったんだぁっ♡♡♡ ボク、もう……店長さんのおちんぽに勝てなくなってるよぉおぉっっ♡♡♡)
甘い快感がボクを支配する。それは自分の体を他人が支配したという事実に対する快感。
まるでMの様だがそれでいい、このまま店長に身を委ねれば更なる快感を ボクの体に教え込んでくれるだろう。
喜びがボクを支配する、続いて興奮が続き……それをすべて洗い流す快感がやってきた。
「あぁぁぁぁぁっっ♡♡♡ しゅごっ♡ しゅごいいっっ♡♡♡ んへおぉおおぉおおおぉおおおぉおっっ♡♡♡ んおぉおおおぉおぉおおぉおおっっ♡♡♡」
頭が真っ白になる快感、もう何も考えられない。考えたくない。
ただ、この快感に身を委ねて生きていこう……そう決めた瞬間、ボクの運命は決まったのかもしれない
快感の波が次々と襲いかかり、ボクを飲み込んでいく。
「ひぃぐっ♡ あふぅぅぅ♡ だめぇっ♡ いいっ♡ ああぁっ♡ いぐうぅううぅうっっ♡♡♡」
あふれる快感の中、ボクはたった一か所に集中して快感を得る。
ボクのお尻の中を動き回るおちんぽ♡ ボクの愛しい人、ボクをこんなに気持ちよくしてくれる人の分身が、ボクの中で暴れまわっているんだ♡
(このおちんぽが、ボクをこんなにえっちな女の子にしたんだ……♡)
一突きごとに深まる愛しさ。
引き抜かれると爆発するような快感とともに寂しさが生まれ、奥まで突き入れられると確かな満足感と女のとしての幸福が快感と共に与えられる。
(これが……愛なんだ……♡ 女の子として、男の人に愛される幸せなんだ……っ♡)
愛しい人がくれる快感に身を任せたボクは、最後の瞬間を2人で迎えるために必死に我慢し……その時が来た。
「マコト、出す、出すぞっ!」
「はいっ♡ 出して、くださいっ♡ 一緒に、一緒に♡♡♡ んおぉおおぉおおおぉっっ♡♡♡」
「うおぉぉぉぉっっ!!」
雄々しい咆哮と共に繰り出された渾身の一突きが、ボクのお尻の穴を穿った。
まるでボクの中を何処までも貫いていきそうなその衝撃が快感へと変換され、頭の中が真っ白になる快感によって全てがぶち壊され、ボクは、今までで一番のアクメを迎えて大声で叫ぶ。
「イクぅぅぅぅっっ♡♡♡ んへおおぉおおぉおおおぉおおぉおおおぉおおおぉおおおっっ♡♡♡ んほぉおおおぉおおぉおおぉおおおぉおぉおおっっ♡♡♡」
お尻の穴に注がれる、熱くて濃い精液。
ボクという雌が、店長さんという雄に屈服した証をお尻の穴に並々と注ぎ込まれる内に、ボクの心は完全に女の子になっちゃってた。
絶頂の後、余韻の残るボクを抱きしめた店長はそのまま口付けをしてくる。
それに応えて唇を重ね合わせたボクの心の中には、これまでの人生で芽生えたことのない感情が生まれつつあった。
――数年後
「……じゃあ、始めようか」
「ええ、あなた」
数年後、ボク……いや、私は男を完全に捨てて女してこの世界で生きることを決めて店長と結婚した。
それまで幾度となく彼に抱かれ躾けられた体は、もう彼以外では満足出来なくなってしまっていて、彼とのセックス以外では満たされることのなくなっていた私は、喜んで彼のものになることを誓ったのだ。
彼も自分の欲求を嫌な顔一つせずに受け入れてくれる私を失いたくないと思ってくれていたようで、私たちは晴れて、お互いを求め合う者同士として夫婦となったのである。
今日は結婚初夜、愛する人と夫婦になってから過ごす初めての夜。
恋人でも、セックスフレンドでもない。夫と妻として、愛を営む最初の夜だ。
「じゃあ、今日もお尻を出して」
そう言っていつものセックスをしようとする彼の口にキスをした私は、悪戯っぽく笑うと自身のおまんこを両手で開く。
そして、その奥からどろりとした愛液を溢れさせながら、愛する旦那様へとおねだりの言葉を口にした。
「今日は、こっちでしましょう。私、あなたの赤ちゃん産みたくて仕方ないの……♡」
結婚して、そういう日が来るとは思っていた。でも、もう我慢できない。
「今日、今すぐ……♡ 私を孕ませて♡ あ・な・た……♡♡♡」
誘惑するように体を押し付け囁いてみれば、彼も辛抱堪らないといった様子で私を押し倒し、無我夢中に私の体を貪り始める。
ひどく甘く、ひどく激しい快感を与えられる私の子宮は、もう彼の遺伝子を受け入れる準備が出来ていた。
「挿れるよ、マコト……!!」
「ええ、来て……♡♡♡ あなたの遺伝子で孕ませて♡ 私のことをママにしてっ♡♡♡」
入り口におちんぽを押し当てる彼にニコリと微笑み返す。
きっと今日、私は妊娠するだろう。だってこんなにも彼の子供を欲しがっているのだから。
恍惚とする私の視線の先には、結婚指輪とともに渡された新たな記録結晶が光っていた。
(ねえ、絶対に撮り逃さないでね……♡ 私たちの愛の結晶が作り出される瞬間を……♡)
突き入れられた彼のおちんぽに思考を飛ばされるまで、私はそんなことを考え、笑っていた。
そして、待ち侘びた快感を与えられた私は、雌としての極上の快楽に酔い痴れ、浅ましい雌として主となった雄にひれ伏すのであった。
数か月後、私たち夫婦に新しい家族が増えたことは、想像に難くないだろう。
こうして男としての生を完全に捨て去った私は母となり、愛する男性の妻として彼の子を何人も産み落とすこととなる。
私の痴態を記録した結晶は年を増すごとに量が増え、夫に屈服しながら受精する私の姿は彼のお気に入りとして、何度も見返されることとなるのであった。
「店長の花嫁END」
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