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甘い罰と深い愛(2) (※R-18のお話です)
しおりを挟むソムーアと見つめ合うと、ソムーアの余裕のない表情すらも愛しく感じる。
ソムーアの熱い吐息が艶っぽくて、胸がドキドキとときめいてしまう。
これから先は未知の領域だ。
なにせ、男に抱かれるなんて初めての体験なのだ···。
たぶん相手がソムーアでなかったらとても恐ろしい行為だと思う。
だって···男のアレが俺のお尻に入っちゃうんだから···。
そんな事を考えると少し怖く感じてしまい体に力が入ってしまう。
初めては···きっと痛いよな···。
そんな事を考えていると、ソムーアが察して優しい声音で囁いた。
「初めてだから怖いよね···。俺も初めてだからユキが痛い思いしないかすごく不安だよ。だからもし痛くて無理だったら言ってほしい···なんとか我慢するから···」
自分の欲よりも俺を気遣ってくれる優しさが嬉しかった。
例えすごく痛くても···できれば、最後までソムーアを受け入れたい。
「痛くないようにこれ塗るよ?」
近くにあった香油の瓶を手に取るソムーア。
自分の手と俺の固く閉じた蕾にソムーアが香油を垂らした。
俺の誰にも触れられた事のない場所に、ソムーアの男にしてはスラッと綺麗な指が触れる。
ヌルッとした香油の感触とソムーアの指が触れて体がビクンと反応する。
クチュクチュとした卑猥な水音が耳を刺激する。
ソムーアが、触れてはいけない場所に触れていると思うとゾクゾクとした痺れが体を支配する。
やわやわと指が侵入してくる感触にゾクゾクが止まらない。
「ユキ···痛くない?大丈夫そう···?」
気遣うような眼差しが愛しくて、自分からソムーアの唇に口付ける。
「···んんっ···ソムーア···思ったより···気持ちい··い···あっ···んっ···」
痛いのを覚悟していたのに、散々焦らされた体は貪欲にソムーアの指を受け入れていた。
指による刺激に夢中になっているユキを見て、思わずゴクリと息を飲む。
(ああ···堪らない···。早く激しく抱きたい。ユキ···そっちの才能ありすぎでしょ···。)
普段のユキから想像のつかない妖艶さに、もっと淫らなユキの姿が見たいとソムーアの欲望を刺激する。
「もう気持ち良くなってるなんて···ユキエロすぎでしょ···早くユキのここに入りたい···っ」
一気に指を二本に増やすと、ユキが嬌声を上げる。
ユキの固く閉じていた蕾は、すっかりソムーアの指の侵入を受け入れていて、艶かしく指に吸い付いてくる。
「あ···っ··ソムーア···気持ち··いい···っ···体···ゾクゾクするっ···おかし··くなる···っ···!」
指がコリッと前立腺に触れるとユキはビクンビクンと体を震わせた。
「そこ···!やらっ···!?···ああっ──!!」
ユキが大きく体を仰け反らせると体をぶるりと痙攣させた。
すっかりトロトロに蕩けた表情を見てソムーアも理性の限界を迎える。
「もう限界···ユキ、入れるよ?」
ズンッと質量の大きなソムーアの肉槍が侵入してくるとユキは声にならない叫びを上げる。
「やっ···待っ··て···!!今··イッて··るからっ····!!んあっ···おっきすぎ···っ···あん··っ···」
熱く滾ったソムーアの肉槍の圧迫感に必死に耐えるユキ。
ギュウギュウに絞り上げるように締め付けてくるユキの肛内に思わず吐精しそうになる。
(まだダメだ···今出したらもったいない。もっとユキを堪能したい。)
入れたままユキの唇を貪ると、ユキも必死に答えようとしてくれる。
ユキの蕩けた瞳に見つめられると思わず下半身に力が入る。
ムクムクとユキの中でさらに質量を増すソレにユキが思わず嬌声を上げた。
淫らな僕だけの天使。
なんて愛しいんだろう···。
ソムーアは体制を変えてユキを自分の上に跨がらせた。
「これでユキの全部が見える···真っ赤になって可愛いね。このまま突き上げてあげるね?」
必死に快感に耐えて体を仰け反らせるユキの腰をしっかり掴み激しく突き上げると、もっと奥を刺激してほしいのかユキが腰を揺らす。
腰を強く掴み叩きつけるように最奥を突き上げると、ユキは吐精せずにイッた。
しかし、まだイケなかったソムーアにガツガツと貪るように肛内を突き上げられるとユキの頭は真っ白になった。
ぐったりとソムーアにもたれ掛かるユキは気を失ってしまったようだ。
そんな姿にさえも欲情してしまうのだから大概である。
「ユキ···ごめんね···っ出したいっ!」
気を失ってしまっているユキに構わず腰を叩きつけると、ユキは衝撃で目を覚ましたようで···再び襲いかかる快感の波に飲まれる。
「あぁ···もっ···無理っ···。ソムーア···これ以上···気持ち···い···い···のらめ···っ···!!」
体をビクンと震わせ仰け反るユキの最奥に白濁を吐き出す。
肛内に吐き出された熱い白濁の感覚も脳が焼き切れそうなほどの快楽を生む。
完全にユキの意識は飛んでしまい、ぐったりともたれ掛かるユキを優しく抱きとめる。
「初めてなのに無理させてごめんね···。ユキ···愛してるよ」
意識を飛ばしその声は聞こえていないだろう。
それでも伝えずにはいられなかった。
ソムーアの欲を全て受け止めたユキは、スヤスヤと寝息を立てて眠っていた。
眠るユキを自分の外套で包み抱き上げると、ユキを抱えたまま室内を後にする。
「今度こそ絶対に離さないから···」
眠るユキを愛しそうに見つめたソムーアはユキを抱えながら馬車に乗り込んだ。
───────
雪が目を覚ますと、そこは見慣れた雪の私室ではなく、ソムーアの私室だった。
体は綺麗に清められていたが、情事後の気だるい怠さと激しい体の痛みに顔を歪める。
「ユキ体痛いでしょ?まだ寝てていいよ。たくさん無理させちゃってごめんね。」
背後から優しく回される腕にユキは安堵感を覚えて無意識に頬ずりした。
「もうたくさん眠ったからこれ以上は寝れないよ。」
体制を変えてソムーアの方へ向くとすぐ目の前にソムーアの顔があった為、雪は頬を染めた。
「初めてだったけど···あんなに気持ち良くなれるなんて思わなかったから驚いた。····まあした後はアチコチ痛くて地味に地獄だけどね···。ソムーア激しくしすぎなんだよっ···」
頬を膨らませて不機嫌な表情を浮かべるユキが可愛くて、「ごめん···悪かった」と謝りつつユキに口付けするソムーア。
雪は抵抗せずにその口付けを受け入れた。
「余裕がないソムーアが見れたから今回は許すけど、次はもう少し優しく抱いてよね?」
好きになったら負けって言葉も大概合っているかもしれない。
余裕のないソムーアの顔を思い出すと、体の痛みも忘れてあの熱を思い出してしまうのだから。
目の前の困った表情を浮かべるソムーアの顔も愛しくて仕方がないのだから困ったものだ。
きっと何をされても···全て許してしまいそうだ。
ふと指に違和感を感じて目をやると、キラキラと輝くソムーアと同じ瞳の色の石がついた指輪が填まっていた。
「ソムーア···この指輪は···?」
驚いてソムーアの目を見つめると、甘く蕩けそうな笑みを浮かべたソムーアが起き上がり、跪くように目の前に座ると、雪の指輪の填まっている方の手を取りキスを落とした。
「ユキ···私と結婚してください···。これは母の形見の結婚指輪なんだ。ユキに受け取ってほしい」
真剣な表情でソムーアにプロポーズされた。
雪は慌ててガバッと起き上がると、ソムーアに指輪を突き返す。
「こんな大事な物受け取れないよ···。それにソムーアと付き合うことはできても、ソムーアは王太子なんだから···男とは結婚できないだろ?世継ぎの問題もあるし···。
俺は男だから···いくら抱かれても子はできない。
ソムーアの子を産んでやることはできないんだから···。結婚なんて認めてもらえるわけないだろ···?」
雪はわかっていた。
いくらソムーアを愛していても···ソムーアにいくらプロポーズされても、現実的にそれが無理であることに。
しかし、ソムーアは安堵の表情を浮かべて驚きの一言を放った。
「良かった···それじゃあ、子供さえ産むことが出来れば僕と結婚してくれるって事だよね?」
嬉しそうに微笑むソムーアとは対照的に、雪は訳がわからず困惑の表情を浮かべるのであった。
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