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第二部: 君の面影を求め往く - 第二章: 新進気鋭の男爵家にて
第三十七話: よその坊ちゃん、困ったちゃん
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我がエルキル開拓村からトンヅ男爵領までは、北東へモントリーの脚で三時間ほどの距離だ。
うちと同様、たった一つの集落しかない小領地ながら、冒険者が多く集まるそこそこ発展した開拓地である……もとい、『であった』と言うべきか。
『確か、二年前の蝗害で大打撃を受けて領主一家が夜逃げしたんじゃなかったか? 現在の村は代官に委任されてすっかり荒れ果ててるとか聞いたような?』
「元々は【草刈りの大鎌】もそっちを拠点にしてたらしいけどね」
「ゼルザねぇたも?」
「そう、周りに大きな採集地とか温厚な部族の集落とかが固まってて便利なんだってさ」
「以前はね! 今はバカみたいな租税を取るようになっちまって領民が逃げまくってるんだよ! 原住民と揉めてるって話も聞くしね! 領主も酷いが、代官が輪を掛けて無能なのさ、あれは!」
「き、貴様ら! ベイン・トンヅの御前でトンヅ領の流言飛語とは――」
「ホントのことだよ!」
「大鎌のジェルザ! それ以上はたとえ冒険者と言えど許されんぞ!」
迷惑車輌――トンヅ家の馬車を駆るチョビ髭の御者が一際激しく声を荒げた、そのとき。
「おい! 今、大鎌のジェルザと言ったか?」
「はっ!? はい、おぼっちゃま。確かにそう名乗る女が馬車を遮っております」
「別に遮っちゃいないよ! ゆっくり通り抜けていきな! そう言ってるだけさね!」
「特別に話してやる。開けろ」
「ははっ、ただいま」
馬車の中よりチョビ髭へと投げかけられた甲高い声は、まだ幼さを残す少年のものだった。
しかしながら、その物言いには可愛らしさの欠片もない。
慌てて御者台から跳び降りたチョビ髭が、馬車の側面に取り付けられた扉をうやうやしく開く。
その中から降りてきた一人の女性――服装からするとメイドだろう――に手を引かれ、続いて姿を見せたのは十五六歳ほどと思われる小太りの少年だ。
「ディブリム・ベイン・トンヅである。覚えておくがよいぞ」
男爵の血族にのみ許される男爵一族の名乗りを行ったことから、おそらく男爵子息なのだろう。
センスはすこぶる悪いが、身に着けている衣装や装飾品は高級品であることが容易に窺える。
「相変わらずだねえ、まんまる坊!」
「ひゃは、その物言いは間違いなく大鎌! そうか、やっとトンヅ家に仕官する気になったか」
「仕官するつもりはないよ! そんなことより! さっさと馬車をどかしとくれ! 見えるかい! ここは大通りじゃないんだ! そこのチョビ髭はちょいと躾がなってなさそうだよ!」
「ほふ、言われてみれば汚らしい場所だな。ゴミだかガラクタだか分からん物に……おわっ!? 田舎臭くて焼き鳥にもならんモントリーまでおるではないか! お~ぉ、トリ臭い! トリ臭い!」
ジェルザの言葉を受け、ぐるりと大広場を見渡したトンヅ男爵令息は顔を顰めて吐き捨てた。
「ああ? 今なん言った?」
『ま、待て! 落ち着け、楽天家!』
愛羽イーソーをけなされキレかかっている僕――楽天家の様子にまったく気付いていないのか、ディブリム少年はこちらの一行を不快そうに眺め、更に言葉を続けていく。
「大鎌よ、しばらく見んうちに随分珍妙な輩と連むようになったのだなあ。そこの美しい神官はイイ! お前と同じ蛮族も分かる。が、残りは子どもばかりだ。まさかピグミーか? ぶははっ」
よくもまぁ、初対面の相手にここまで驕慢な態度を取れるものだと呆れてしまう。
たとえ年若い貴族令息であることに免じても、相当、品性を疑われる言動と言える。
蛮族呼ばわりされたジェルザとユゼクは眉根を寄せ、【真っ赤な絆】は子ども扱いに気色ばむライレとアザマースの口を押さえようとシイリンが孤軍奮闘中だ。
しかし、僕たちの中で最初に動いたのは、僕自身を含め、その誰でもなかった。
「ピグミーがそんなに珍しいですかね? 王都に行きゃ、そこいらで毎日見れますが……ああ、ベオ・トンヅは領地がボロボロで蟄居させられてんでしたっけ。ご愁傷様です。後ろ盾の寄り親――ティノ・オギャリイに上手いこと取りなしてもらえたらいいですねえ。まぁ、なんにしても、お坊ちゃまが王都に行けるのは何年も先でしょうから、せめて記念に――んぐっ、モガモガ……」
さながら機関銃の如く! 顔の前に垂らされた薄い面紗を吹き飛ばさんばかりの激しい舌鋒で口撃を繰り出したのは、後ろに停まっている羽車の荷台より飛び出してきたミャアマだ。
アドニス司祭がすかさず口を押さえて黙らせるも、既に罵倒はほとんどし終わっている。
「な、な、な、なんだ! この女は! 神殿巫女? 本物のピグミーなのか……無礼な、無礼な!」
暫し、呆然としていたディブリム少年は、ハッと我に返るや、真っ赤な顔で怒鳴り出した。
「ね、ね、白ぼっちゃん、ぴぐみって何?」
「さぁ? 僕も初めて聞いたな」
ミャアマに先を越されてキレるタイミングを見失ってしまった僕は、隣のファルーラと一緒に耳慣れない言葉に首を傾げる。
「ピグミーってのは俗称……フン! ハッキリ言や、蔑称だね! 早足族なら知ってるかい!?」
「えっと、ああ、北の大陸に住む異種族でしたか?」
「合ってるよ! 王都の辺りにも見るけどね! そのナピアを筆頭に鉱人族とか戯霊族みたいなチビっこい異種族をまとめて矮人なんて呼ぶ奴らがいるのさ! で、当人たちに言ったりすりゃ一発でああなる! アンタらも気を付けんだよ!」
「「はーい」」
『ふむ、何と比べて小さいのかって話だ。どうでもいいが、前世でピグミー族は実在してたっけ』
「あれ? すると、ミャアマは異種族だったんですね」
「ああ、そこからかい! そうだよ! あの姐さんはナピアの女さ!」
「ほええ、ミャアマ、大人だったの!?」
僕たちがそんな話をしている間、ディブリム少年は地団駄を踏みながら喚き続けていた。
が、ミャアマへと向いていたはずの彼の矛先は、いつの間にかアドニス司祭へ変わっている。
「美しい神官殿、そこなピグミーを跪かせろ! 庇うと言うならお前も容赦せんぞ!」
「ベイン・トンヅ、みっともない振る舞いはお止めなさい。確かに、彼女の口は過ぎましたが、先に大変な無礼を働いたのは貴方でありましょう」
「なんだと! ぷぎぃ! 下らん逃げ口上を!」
「巫女とは言えど王権が及ばぬ神殿に属する者、先の平人至上主義とも捉えられかねない発言は事によれば貴族にあるまじきものとして問題にされかねません。お父上――ベオ・トンヅの格も問われることとなります。さて、まだ続けなさるおつもりか?」
「知ったことか、オレは――」
「それ以上はなりません、お坊ちゃま!」
そう言って止めに入ったのは、これまで無言でディブリム少年の側に控えていたメイドだった。
うちと同様、たった一つの集落しかない小領地ながら、冒険者が多く集まるそこそこ発展した開拓地である……もとい、『であった』と言うべきか。
『確か、二年前の蝗害で大打撃を受けて領主一家が夜逃げしたんじゃなかったか? 現在の村は代官に委任されてすっかり荒れ果ててるとか聞いたような?』
「元々は【草刈りの大鎌】もそっちを拠点にしてたらしいけどね」
「ゼルザねぇたも?」
「そう、周りに大きな採集地とか温厚な部族の集落とかが固まってて便利なんだってさ」
「以前はね! 今はバカみたいな租税を取るようになっちまって領民が逃げまくってるんだよ! 原住民と揉めてるって話も聞くしね! 領主も酷いが、代官が輪を掛けて無能なのさ、あれは!」
「き、貴様ら! ベイン・トンヅの御前でトンヅ領の流言飛語とは――」
「ホントのことだよ!」
「大鎌のジェルザ! それ以上はたとえ冒険者と言えど許されんぞ!」
迷惑車輌――トンヅ家の馬車を駆るチョビ髭の御者が一際激しく声を荒げた、そのとき。
「おい! 今、大鎌のジェルザと言ったか?」
「はっ!? はい、おぼっちゃま。確かにそう名乗る女が馬車を遮っております」
「別に遮っちゃいないよ! ゆっくり通り抜けていきな! そう言ってるだけさね!」
「特別に話してやる。開けろ」
「ははっ、ただいま」
馬車の中よりチョビ髭へと投げかけられた甲高い声は、まだ幼さを残す少年のものだった。
しかしながら、その物言いには可愛らしさの欠片もない。
慌てて御者台から跳び降りたチョビ髭が、馬車の側面に取り付けられた扉をうやうやしく開く。
その中から降りてきた一人の女性――服装からするとメイドだろう――に手を引かれ、続いて姿を見せたのは十五六歳ほどと思われる小太りの少年だ。
「ディブリム・ベイン・トンヅである。覚えておくがよいぞ」
男爵の血族にのみ許される男爵一族の名乗りを行ったことから、おそらく男爵子息なのだろう。
センスはすこぶる悪いが、身に着けている衣装や装飾品は高級品であることが容易に窺える。
「相変わらずだねえ、まんまる坊!」
「ひゃは、その物言いは間違いなく大鎌! そうか、やっとトンヅ家に仕官する気になったか」
「仕官するつもりはないよ! そんなことより! さっさと馬車をどかしとくれ! 見えるかい! ここは大通りじゃないんだ! そこのチョビ髭はちょいと躾がなってなさそうだよ!」
「ほふ、言われてみれば汚らしい場所だな。ゴミだかガラクタだか分からん物に……おわっ!? 田舎臭くて焼き鳥にもならんモントリーまでおるではないか! お~ぉ、トリ臭い! トリ臭い!」
ジェルザの言葉を受け、ぐるりと大広場を見渡したトンヅ男爵令息は顔を顰めて吐き捨てた。
「ああ? 今なん言った?」
『ま、待て! 落ち着け、楽天家!』
愛羽イーソーをけなされキレかかっている僕――楽天家の様子にまったく気付いていないのか、ディブリム少年はこちらの一行を不快そうに眺め、更に言葉を続けていく。
「大鎌よ、しばらく見んうちに随分珍妙な輩と連むようになったのだなあ。そこの美しい神官はイイ! お前と同じ蛮族も分かる。が、残りは子どもばかりだ。まさかピグミーか? ぶははっ」
よくもまぁ、初対面の相手にここまで驕慢な態度を取れるものだと呆れてしまう。
たとえ年若い貴族令息であることに免じても、相当、品性を疑われる言動と言える。
蛮族呼ばわりされたジェルザとユゼクは眉根を寄せ、【真っ赤な絆】は子ども扱いに気色ばむライレとアザマースの口を押さえようとシイリンが孤軍奮闘中だ。
しかし、僕たちの中で最初に動いたのは、僕自身を含め、その誰でもなかった。
「ピグミーがそんなに珍しいですかね? 王都に行きゃ、そこいらで毎日見れますが……ああ、ベオ・トンヅは領地がボロボロで蟄居させられてんでしたっけ。ご愁傷様です。後ろ盾の寄り親――ティノ・オギャリイに上手いこと取りなしてもらえたらいいですねえ。まぁ、なんにしても、お坊ちゃまが王都に行けるのは何年も先でしょうから、せめて記念に――んぐっ、モガモガ……」
さながら機関銃の如く! 顔の前に垂らされた薄い面紗を吹き飛ばさんばかりの激しい舌鋒で口撃を繰り出したのは、後ろに停まっている羽車の荷台より飛び出してきたミャアマだ。
アドニス司祭がすかさず口を押さえて黙らせるも、既に罵倒はほとんどし終わっている。
「な、な、な、なんだ! この女は! 神殿巫女? 本物のピグミーなのか……無礼な、無礼な!」
暫し、呆然としていたディブリム少年は、ハッと我に返るや、真っ赤な顔で怒鳴り出した。
「ね、ね、白ぼっちゃん、ぴぐみって何?」
「さぁ? 僕も初めて聞いたな」
ミャアマに先を越されてキレるタイミングを見失ってしまった僕は、隣のファルーラと一緒に耳慣れない言葉に首を傾げる。
「ピグミーってのは俗称……フン! ハッキリ言や、蔑称だね! 早足族なら知ってるかい!?」
「えっと、ああ、北の大陸に住む異種族でしたか?」
「合ってるよ! 王都の辺りにも見るけどね! そのナピアを筆頭に鉱人族とか戯霊族みたいなチビっこい異種族をまとめて矮人なんて呼ぶ奴らがいるのさ! で、当人たちに言ったりすりゃ一発でああなる! アンタらも気を付けんだよ!」
「「はーい」」
『ふむ、何と比べて小さいのかって話だ。どうでもいいが、前世でピグミー族は実在してたっけ』
「あれ? すると、ミャアマは異種族だったんですね」
「ああ、そこからかい! そうだよ! あの姐さんはナピアの女さ!」
「ほええ、ミャアマ、大人だったの!?」
僕たちがそんな話をしている間、ディブリム少年は地団駄を踏みながら喚き続けていた。
が、ミャアマへと向いていたはずの彼の矛先は、いつの間にかアドニス司祭へ変わっている。
「美しい神官殿、そこなピグミーを跪かせろ! 庇うと言うならお前も容赦せんぞ!」
「ベイン・トンヅ、みっともない振る舞いはお止めなさい。確かに、彼女の口は過ぎましたが、先に大変な無礼を働いたのは貴方でありましょう」
「なんだと! ぷぎぃ! 下らん逃げ口上を!」
「巫女とは言えど王権が及ばぬ神殿に属する者、先の平人至上主義とも捉えられかねない発言は事によれば貴族にあるまじきものとして問題にされかねません。お父上――ベオ・トンヅの格も問われることとなります。さて、まだ続けなさるおつもりか?」
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