129 / 227
第二部: 君の面影を求め往く - 第一章: 南の端の開拓村にて
第十五話: 僕の家族、食後の語らい
しおりを挟む
僕がなんとなしに空っぽの小皿を眺めているうち、朝食の席はお開きとなった。
テーブルの上の食器がお手伝いさんによって片付けられ、冒険者たちが席を立ち始める。
「あん? 俺の酒はどこいった?」
「こいつ、寝惚けてるな。とっくに飲み干してたろうが」
「……帰って寝ろ」
彼らはガヤガヤと入り口の脇にまとめられていた自分たちの荷物・装備を手に取っていく。
「領主様! アタシらのために大層な馳走、痛み入るよ! この礼はキッチリと仕事で返すから期待しといておくれ!」
「おう、明日もよろしく頼むぞ」
「ジェルザ、もし時間があれば、あと一度くらいお茶に付き合ってくれたら嬉しいわ」
「――っ!? あ、ああ、もしも時間が合えばね」
「ノブロゴ、皆を表まで見送ってやれ」
「へい、旦那」
ノブさんに伴われ、ジェルザさんら【草刈りの大鎌】はぞろぞろと表への扉をくぐっていった。
室内から喧騒が失せ、一瞬だけふっと静まりかえる。
彼らに負けず劣らず賑やかだった姉と妹たちはと言えば、菓子をたくさん食べてご満悦なのか、その甘さを思い出すかのようにニコニコ微笑みながら大人しくしている。……嗚呼、僕の菓子。
家族六人だけが残ったダイニングテーブル。
その上座――入り口の扉から最奥の短辺にはマティオロ氏が座っている。
左隣の長辺には母トゥーニヤと妹のラッカとルッカが並ぶ。
姉クリスと僕は一旦立ち上がり、逆側の長辺……先ほどまで冒険者たちがいた席へと移った。
そうして家族がいつもの定位置に収まると、おもむろにマティオロ氏が口を開く。
「よぉし、それでは、少しばかし遅くなったが、今日の朝会を始めるとするか」
我が家では、毎日の朝食後、こうして家族揃っての朝会が行われている。
冒険者を見送ってきたノブさんと、食後のお茶の用意を調え終えたお手伝いさんも、それぞれ仕事の手を一旦止め、並んで壁際に立つ。
日進月歩で変化していく開拓村の生活、それなりに話題は多い。
各自の体調や本日の予定、村の様子、備蓄の状況……など、共有しておくべき情報もある。
と言っても、あまり堅苦しい話をするわけではないのだが。
「みんな元気か? よく食べたか?」
「らっかげんきー」
「るっかもー」
「うむ、よいことだ。今日の予定に何か変わったことはあったか?」
「私の方は、概ね、いつも通りですね~」
「ああ、一つ良いですかい? 早けりゃ今晩、鍛冶屋んとこに孫が生まれるかも知れねえです。うちとしてはやるこたぁ特にありやせんが」
「気に留めておこう。……念のため、トゥーニヤ」
「ええ、手を空けておくようにしますわね」
基本的にはこんな調子でサクサク話が進んでいってしまう。
「あンのぉ、厨房からも一つ。そろそろ麦と塩が底を突きそうなんで、晩はお粗末になるデスよ」
「そろそろ行商人が来る頃じゃなかったっけ?」
「うふふ、それは早くとも明日以降になるのではないかしら。ほら、昨日のお昼時は、もう何も手に付かないくらい暑かったでしょう? きっと少し遅れると思うの」
「私は知ってましたわ! ふふん」
「そう言えば、行商と一緒に来る新たな領民たちの家と畑はどうなっている」
「小屋は西の外れに建っていますよ。畑は……ショーゴちゃん?」
「土は掘ってあるから夕方には出来るはずだよ。でも、それならあまり急がなくて良かったかな」
「いや、早いに越したことはない。頼むぞ、シェガロ」
現在、我が領では絶賛! 領民! 募集中!である。
人が増えれば口も増え、食糧問題も非常に悩ましいのだが、それ以上にとにかく人手が欲しい。
なにせ、貧乏村なのに土地と金は余り、使う人間の方が足りていない有様なのだ。
精霊術というチートのお蔭もあり、草原を切り拓いて土を掘り起こし、建物や畑を作っていく単純な開拓だけが常識外れのハイペースで進められる、その弊害と言えるだろう。
まずは農作業に従事する小作人、これは何としても数を揃えたい。
既に農地はかなり広げられており、十分な収穫量を見込める作物も選定済みだ。
あとは人がいればいるだけ自給自足の体制が整っていく……はずである。
もう心身が健康そうであれば他は問わない。租税もしばらく免除するから誰でもウェルカム!といった勢いで、行商を通じてなりふり構わぬ募集を掛けてもらっている。
それと比べ、優先度は大きく下がるのだが、ぼちぼち有能な人材も欲しいところではある。
「冒険者がいるのは、あと二三日くらいかな?」
「そうなるだろう。できれば彼らは領地に留めておきたかったが仕方あるまい」
「うちの従士になってくれないかしらね~」
現在、ノブさん唯一人しかいない従士は、なるべく早めに増やしておきたい人材の一つだ。
戦闘や狩猟、治安維持、僕ら領主一族の護衛……など、武人である従士の仕事は重要度が高く、さすがにたった一人にいつまでも任せっきりでいられるものではない。
いずれは武だけに留まらず文――政務にも携わってもらう必要が出てくるだろうし。
できれば【草刈りの大鎌】のような冒険者をスカウトできれば良いのだが、こんな出来たての開拓村では、引退した元冒険者ですら仕官に応じてくれないのが現実。せちがらいことである。
「とりあえず、従士には俺の下にいる若いのを何人か推薦するつもりでいやすがね」
「そうしてくれ。見どころがあれば剣術や学問を教えてやってもいい」
「へえ、もう少し揉んでやってから連れてきまさぁ」
あとは、領主であるマティオロ氏に代わって村の雑事を処理できる村長や司祭だな。
村長候補はもう数人いるのだが、いずれも少しばかり頼りなく、未だ一人に決めかねている。
司祭に至っては、開拓初期に小さな神殿を建ててみたものの、待てど暮らせど便りを出せど、一向に聖職者がやって来る気配はなく、どうしても必要な祭事だけを母トゥーニヤが取り仕切り、領民の心を慰撫しているという状況だ。
『いや、やはり有能な人材捜しの優先度は上げていく必要があるよな。今のままだと領主夫妻の負担が大きすぎる。いっそ下級冒険者に依頼を出すくらいしても良いんじゃないか?』
長期の依頼は報酬が跳ね上がるし、貴族の囲い込みのように思われて問題も多いんだけどな。
今後、それとなく勧めていくことにしよう。
「さて、今日の予定はこんなところだな……」
「はい、あなた」
「それでは子どもたち! パパにお前たちのことを聞かせてくれ!」
マティオロ氏のその言葉が響くと、うとうと舟を漕ぎ始めていた妹たちがバッ!と顔を上げ、退屈そうに意味もなくお茶をかき回し続けていた姉も顔を輝かせた。
テーブルの上の食器がお手伝いさんによって片付けられ、冒険者たちが席を立ち始める。
「あん? 俺の酒はどこいった?」
「こいつ、寝惚けてるな。とっくに飲み干してたろうが」
「……帰って寝ろ」
彼らはガヤガヤと入り口の脇にまとめられていた自分たちの荷物・装備を手に取っていく。
「領主様! アタシらのために大層な馳走、痛み入るよ! この礼はキッチリと仕事で返すから期待しといておくれ!」
「おう、明日もよろしく頼むぞ」
「ジェルザ、もし時間があれば、あと一度くらいお茶に付き合ってくれたら嬉しいわ」
「――っ!? あ、ああ、もしも時間が合えばね」
「ノブロゴ、皆を表まで見送ってやれ」
「へい、旦那」
ノブさんに伴われ、ジェルザさんら【草刈りの大鎌】はぞろぞろと表への扉をくぐっていった。
室内から喧騒が失せ、一瞬だけふっと静まりかえる。
彼らに負けず劣らず賑やかだった姉と妹たちはと言えば、菓子をたくさん食べてご満悦なのか、その甘さを思い出すかのようにニコニコ微笑みながら大人しくしている。……嗚呼、僕の菓子。
家族六人だけが残ったダイニングテーブル。
その上座――入り口の扉から最奥の短辺にはマティオロ氏が座っている。
左隣の長辺には母トゥーニヤと妹のラッカとルッカが並ぶ。
姉クリスと僕は一旦立ち上がり、逆側の長辺……先ほどまで冒険者たちがいた席へと移った。
そうして家族がいつもの定位置に収まると、おもむろにマティオロ氏が口を開く。
「よぉし、それでは、少しばかし遅くなったが、今日の朝会を始めるとするか」
我が家では、毎日の朝食後、こうして家族揃っての朝会が行われている。
冒険者を見送ってきたノブさんと、食後のお茶の用意を調え終えたお手伝いさんも、それぞれ仕事の手を一旦止め、並んで壁際に立つ。
日進月歩で変化していく開拓村の生活、それなりに話題は多い。
各自の体調や本日の予定、村の様子、備蓄の状況……など、共有しておくべき情報もある。
と言っても、あまり堅苦しい話をするわけではないのだが。
「みんな元気か? よく食べたか?」
「らっかげんきー」
「るっかもー」
「うむ、よいことだ。今日の予定に何か変わったことはあったか?」
「私の方は、概ね、いつも通りですね~」
「ああ、一つ良いですかい? 早けりゃ今晩、鍛冶屋んとこに孫が生まれるかも知れねえです。うちとしてはやるこたぁ特にありやせんが」
「気に留めておこう。……念のため、トゥーニヤ」
「ええ、手を空けておくようにしますわね」
基本的にはこんな調子でサクサク話が進んでいってしまう。
「あンのぉ、厨房からも一つ。そろそろ麦と塩が底を突きそうなんで、晩はお粗末になるデスよ」
「そろそろ行商人が来る頃じゃなかったっけ?」
「うふふ、それは早くとも明日以降になるのではないかしら。ほら、昨日のお昼時は、もう何も手に付かないくらい暑かったでしょう? きっと少し遅れると思うの」
「私は知ってましたわ! ふふん」
「そう言えば、行商と一緒に来る新たな領民たちの家と畑はどうなっている」
「小屋は西の外れに建っていますよ。畑は……ショーゴちゃん?」
「土は掘ってあるから夕方には出来るはずだよ。でも、それならあまり急がなくて良かったかな」
「いや、早いに越したことはない。頼むぞ、シェガロ」
現在、我が領では絶賛! 領民! 募集中!である。
人が増えれば口も増え、食糧問題も非常に悩ましいのだが、それ以上にとにかく人手が欲しい。
なにせ、貧乏村なのに土地と金は余り、使う人間の方が足りていない有様なのだ。
精霊術というチートのお蔭もあり、草原を切り拓いて土を掘り起こし、建物や畑を作っていく単純な開拓だけが常識外れのハイペースで進められる、その弊害と言えるだろう。
まずは農作業に従事する小作人、これは何としても数を揃えたい。
既に農地はかなり広げられており、十分な収穫量を見込める作物も選定済みだ。
あとは人がいればいるだけ自給自足の体制が整っていく……はずである。
もう心身が健康そうであれば他は問わない。租税もしばらく免除するから誰でもウェルカム!といった勢いで、行商を通じてなりふり構わぬ募集を掛けてもらっている。
それと比べ、優先度は大きく下がるのだが、ぼちぼち有能な人材も欲しいところではある。
「冒険者がいるのは、あと二三日くらいかな?」
「そうなるだろう。できれば彼らは領地に留めておきたかったが仕方あるまい」
「うちの従士になってくれないかしらね~」
現在、ノブさん唯一人しかいない従士は、なるべく早めに増やしておきたい人材の一つだ。
戦闘や狩猟、治安維持、僕ら領主一族の護衛……など、武人である従士の仕事は重要度が高く、さすがにたった一人にいつまでも任せっきりでいられるものではない。
いずれは武だけに留まらず文――政務にも携わってもらう必要が出てくるだろうし。
できれば【草刈りの大鎌】のような冒険者をスカウトできれば良いのだが、こんな出来たての開拓村では、引退した元冒険者ですら仕官に応じてくれないのが現実。せちがらいことである。
「とりあえず、従士には俺の下にいる若いのを何人か推薦するつもりでいやすがね」
「そうしてくれ。見どころがあれば剣術や学問を教えてやってもいい」
「へえ、もう少し揉んでやってから連れてきまさぁ」
あとは、領主であるマティオロ氏に代わって村の雑事を処理できる村長や司祭だな。
村長候補はもう数人いるのだが、いずれも少しばかり頼りなく、未だ一人に決めかねている。
司祭に至っては、開拓初期に小さな神殿を建ててみたものの、待てど暮らせど便りを出せど、一向に聖職者がやって来る気配はなく、どうしても必要な祭事だけを母トゥーニヤが取り仕切り、領民の心を慰撫しているという状況だ。
『いや、やはり有能な人材捜しの優先度は上げていく必要があるよな。今のままだと領主夫妻の負担が大きすぎる。いっそ下級冒険者に依頼を出すくらいしても良いんじゃないか?』
長期の依頼は報酬が跳ね上がるし、貴族の囲い込みのように思われて問題も多いんだけどな。
今後、それとなく勧めていくことにしよう。
「さて、今日の予定はこんなところだな……」
「はい、あなた」
「それでは子どもたち! パパにお前たちのことを聞かせてくれ!」
マティオロ氏のその言葉が響くと、うとうと舟を漕ぎ始めていた妹たちがバッ!と顔を上げ、退屈そうに意味もなくお茶をかき回し続けていた姉も顔を輝かせた。
1
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説


愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。

夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

【完結】婿入り予定の婚約者は恋人と結婚したいらしい 〜そのひと爵位継げなくなるけどそんなに欲しいなら譲ります〜
早奈恵
恋愛
【完結】ざまぁ展開あります⚫︎幼なじみで婚約者のデニスが恋人を作り、破談となってしまう。困ったステファニーは急遽婿探しをする事になる。⚫︎新しい相手と婚約発表直前『やっぱりステファニーと結婚する』とデニスが言い出した。⚫︎辺境伯になるにはステファニーと結婚が必要と気が付いたデニスと辺境伯夫人になりたかった恋人ブリトニーを前に、ステファニーは新しい婚約者ブラッドリーと共に対抗する。⚫︎デニスの恋人ブリトニーが不公平だと言い、デニスにもチャンスをくれと縋り出す。⚫︎そしてデニスとブラッドが言い合いになり、決闘することに……。

婚約破棄ですか???実家からちょうど帰ってこいと言われたので好都合です!!!これからは復讐をします!!!~どこにでもある普通の令嬢物語~
tartan321
恋愛
婚約破棄とはなかなか考えたものでございますね。しかしながら、私はもう帰って来いと言われてしまいました。ですから、帰ることにします。これで、あなた様の口うるさい両親や、その他の家族の皆様とも顔を合わせることがないのですね。ラッキーです!!!
壮大なストーリーで奏でる、感動的なファンタジーアドベンチャーです!!!!!最後の涙の理由とは???
一度完結といたしました。続編は引き続き書きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
捨てられた王妃は情熱王子に攫われて
きぬがやあきら
恋愛
厳しい外交、敵対勢力の鎮圧――あなたと共に歩む未来の為に手を取り頑張って来て、やっと王位継承をしたと思ったら、祝賀の夜に他の女の元へ通うフィリップを目撃するエミリア。
貴方と共に国の繁栄を願って来たのに。即位が叶ったらポイなのですか?
猛烈な抗議と共に実家へ帰ると啖呵を切った直後、エミリアは隣国ヴァルデリアの王子に攫われてしまう。ヴァルデリア王子の、エドワードは影のある容姿に似合わず、強い情熱を秘めていた。私を愛しているって、本当ですか? でも、もうわたくしは誰の愛も信じたくないのです。
疑心暗鬼のエミリアに、エドワードは誠心誠意向に向き合い、愛を得ようと少しずつ寄り添う。一方でエミリアの失踪により国政が立ち行かなくなるヴォルティア王国。フィリップは自分の功績がエミリアの内助であると思い知り――
ざまあ系の物語です。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる