138 / 146
番外編 ラフェ①
しおりを挟む
アルバードが一人王都へ旅立った。
そして今わたしの隣にはグレン様がいる。
いつもにこにこ笑いわたしの頭を撫でてくれる。
本当は彼といて嬉しい……はずなのにわたしの心は晴れない。大切なアルバードがそばにいない。
もうそれだけで寂しくて……
「子離れしなきゃいけないのに、まだまだ出来ない」
落ち込んでジャンに話しかける。
ジャンはアルバードに懐いていた。ジャンだって寂しそうなのにわたしが落ち込んでいるとペロペロと頬を舐めてくる。
「もうくすぐったいわ」
「わんわん!」
「夏休みには帰ってくるって言ってたわ。それまで二人で待ってようね」
「ラフェ、俺だってアルがいなくて寂しいんだ。犬と二人で待つんじゃなくて俺も入れろ!」
「だってグレン様は王都へ行くことが度々あるじゃない。その時アルに会ってるんでしょう?」
「おーー、アルの奴、騎士見習いが忙しいみたいで朝も放課後も毎日騎士団の鍛錬に参加してるらしい。この領地に帰ってきた頃には立派な騎士になってると思う」
「ジャンわたし達もアルに会いたいわよね?」
「だけど王都には行かないんだろう?」
「……うん、一度でも会いに行ったらもう離れたくないと思ってしまうもの」
「俺のライバルは永遠にアルかな」
「わたしとアルの愛は簡単には失くならないわ」
「俺とアルとの友情だって永遠だ」
二人で笑いながら話をしてアルのいない寂しさを紛らわして過ごした。
時が流れアルバードが13歳になった時、アーバンから連絡が入った。
いつかはと覚悟していた。
エドワードとオズワルド様とアルバードが会ってしまうこと。
王都にいれば会ってしまう機会は増える。エドワードは、今は公爵家の騎士として働いていると聞いていた。アルバードは王宮騎士団の見習いなので接点は少ないとはいえ、やはり同じ騎士を目指せば出会う確率は高い。
それに2歳年下のオズワルド様とアルバードはいずれ同じ学校に通うことになるかもしれない。貴族の多い学校ではあるけど、平民も通うことはできる。
エドワードはとても優秀だった。アルバードもわたしに似ずに父親にそっくり。顔ももちろんだけど頭も良くて性格も穏やかで優しい。
多分オズワルド様も優秀な子に育っているだろう。
だから王都にいれば三人は何処かで会ってしまうだろう。わたし自身はアルバードに詳しくは説明はしていない。
だけどアルバードは聡い子なので聞かなくても周りの話を耳にして、ある程度分かってはいたみたいだった。
わたしの気持ちはもう関係ない。
アルバードももう13歳。あと2年経てば成人として働くこともできる。
騎士にもなれるし文官見習いとして働くこともできる。もちろん高等部に行き勉強をすることもできる。
貴族子息達は高等部へ行く人の方が多いけど、騎士になりたい人は成人になるとそのまま騎士の道を進む人も多い。
特に次男や三男のように家督を継げないものはやはり早くから騎士になり生活の基盤を作る人が多い。
エドワードもアーバンもそして二人の父親もそうして騎士を目指したのだ、
アルバードは逐一学校でのことや騎士見習いのことを手紙に書いて教えてくれる。
だけどエドワードのことは書けなかったみたい。
何故アーバンが?それはエドワードに聞いたらしい。
◆ ◆ ◆ エドワード
アーバンを誘い、夕食を食べようと食堂へ向かった。
オズワルドは俺の父と家でゆっくりと過ごしていた。
「アーバン、今日街中で破落戸に絡まれていた男の子達を助けたんだ」
俺はアーバンに酒を勧め、互いに酒を飲んだ。
飲まないと話せなかった。
「へぇ、で?どうしたの?」
「あっ、あ、あ、うん、まぁ三人だったんで簡単にやっつけたんだが……その男の子が俺にそっくりだった」
「アルに会ってしまったんだ」
アーバンはなんとも言えない顔をしていた。
「…………遠くからは何度も見かけた。何度も見ていた……いつも気づかないフリをしていつも会わないように避けてきた……」
俺はアルバードの顔を知っていた。
アーバンはちょくちょく叔父として会っているのは知っていたけど、俺自身は敢えてアーバンに尋ねたことはなかった。
ーーーどんな子なんだ?
ーーー素直そうだけど………
ーーー独りで王都に来て寂しくないのか?
知りたいことはたくさんあるのに………俺が記憶をなくして彼を切り捨ててしまったから会うことはできない。
当たり前だ、自業自得なんだといつも自分に言い聞かせていた。
それなのにやはり同じ王都にいれば会う機会は増える。
だけどアルバードは俺を見るのは初めてだったようだ。俺を見た時の驚いた顔。焦って目を逸らすのを見て俺も気が付かないように振る舞った。
オズワルドはアルバードの姿に気がついて「あっ」と小さな声が出た。
だけどオズワルドは何も聞かない、何も言わない。
俺が知らんぷりしてアルバードとすれ違った時もオズワルドは俺の手を握り一瞬力を込めたが、何も言わなかった。
そして今わたしの隣にはグレン様がいる。
いつもにこにこ笑いわたしの頭を撫でてくれる。
本当は彼といて嬉しい……はずなのにわたしの心は晴れない。大切なアルバードがそばにいない。
もうそれだけで寂しくて……
「子離れしなきゃいけないのに、まだまだ出来ない」
落ち込んでジャンに話しかける。
ジャンはアルバードに懐いていた。ジャンだって寂しそうなのにわたしが落ち込んでいるとペロペロと頬を舐めてくる。
「もうくすぐったいわ」
「わんわん!」
「夏休みには帰ってくるって言ってたわ。それまで二人で待ってようね」
「ラフェ、俺だってアルがいなくて寂しいんだ。犬と二人で待つんじゃなくて俺も入れろ!」
「だってグレン様は王都へ行くことが度々あるじゃない。その時アルに会ってるんでしょう?」
「おーー、アルの奴、騎士見習いが忙しいみたいで朝も放課後も毎日騎士団の鍛錬に参加してるらしい。この領地に帰ってきた頃には立派な騎士になってると思う」
「ジャンわたし達もアルに会いたいわよね?」
「だけど王都には行かないんだろう?」
「……うん、一度でも会いに行ったらもう離れたくないと思ってしまうもの」
「俺のライバルは永遠にアルかな」
「わたしとアルの愛は簡単には失くならないわ」
「俺とアルとの友情だって永遠だ」
二人で笑いながら話をしてアルのいない寂しさを紛らわして過ごした。
時が流れアルバードが13歳になった時、アーバンから連絡が入った。
いつかはと覚悟していた。
エドワードとオズワルド様とアルバードが会ってしまうこと。
王都にいれば会ってしまう機会は増える。エドワードは、今は公爵家の騎士として働いていると聞いていた。アルバードは王宮騎士団の見習いなので接点は少ないとはいえ、やはり同じ騎士を目指せば出会う確率は高い。
それに2歳年下のオズワルド様とアルバードはいずれ同じ学校に通うことになるかもしれない。貴族の多い学校ではあるけど、平民も通うことはできる。
エドワードはとても優秀だった。アルバードもわたしに似ずに父親にそっくり。顔ももちろんだけど頭も良くて性格も穏やかで優しい。
多分オズワルド様も優秀な子に育っているだろう。
だから王都にいれば三人は何処かで会ってしまうだろう。わたし自身はアルバードに詳しくは説明はしていない。
だけどアルバードは聡い子なので聞かなくても周りの話を耳にして、ある程度分かってはいたみたいだった。
わたしの気持ちはもう関係ない。
アルバードももう13歳。あと2年経てば成人として働くこともできる。
騎士にもなれるし文官見習いとして働くこともできる。もちろん高等部に行き勉強をすることもできる。
貴族子息達は高等部へ行く人の方が多いけど、騎士になりたい人は成人になるとそのまま騎士の道を進む人も多い。
特に次男や三男のように家督を継げないものはやはり早くから騎士になり生活の基盤を作る人が多い。
エドワードもアーバンもそして二人の父親もそうして騎士を目指したのだ、
アルバードは逐一学校でのことや騎士見習いのことを手紙に書いて教えてくれる。
だけどエドワードのことは書けなかったみたい。
何故アーバンが?それはエドワードに聞いたらしい。
◆ ◆ ◆ エドワード
アーバンを誘い、夕食を食べようと食堂へ向かった。
オズワルドは俺の父と家でゆっくりと過ごしていた。
「アーバン、今日街中で破落戸に絡まれていた男の子達を助けたんだ」
俺はアーバンに酒を勧め、互いに酒を飲んだ。
飲まないと話せなかった。
「へぇ、で?どうしたの?」
「あっ、あ、あ、うん、まぁ三人だったんで簡単にやっつけたんだが……その男の子が俺にそっくりだった」
「アルに会ってしまったんだ」
アーバンはなんとも言えない顔をしていた。
「…………遠くからは何度も見かけた。何度も見ていた……いつも気づかないフリをしていつも会わないように避けてきた……」
俺はアルバードの顔を知っていた。
アーバンはちょくちょく叔父として会っているのは知っていたけど、俺自身は敢えてアーバンに尋ねたことはなかった。
ーーーどんな子なんだ?
ーーー素直そうだけど………
ーーー独りで王都に来て寂しくないのか?
知りたいことはたくさんあるのに………俺が記憶をなくして彼を切り捨ててしまったから会うことはできない。
当たり前だ、自業自得なんだといつも自分に言い聞かせていた。
それなのにやはり同じ王都にいれば会う機会は増える。
だけどアルバードは俺を見るのは初めてだったようだ。俺を見た時の驚いた顔。焦って目を逸らすのを見て俺も気が付かないように振る舞った。
オズワルドはアルバードの姿に気がついて「あっ」と小さな声が出た。
だけどオズワルドは何も聞かない、何も言わない。
俺が知らんぷりしてアルバードとすれ違った時もオズワルドは俺の手を握り一瞬力を込めたが、何も言わなかった。
80
お気に入りに追加
3,819
あなたにおすすめの小説
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
嘘をありがとう
七辻ゆゆ
恋愛
「まあ、なんて図々しいのでしょう」
おっとりとしていたはずの妻は、辛辣に言った。
「要するにあなた、貴族でいるために政略結婚はする。けれど女とは別れられない、ということですのね?」
妻は言う。女と別れなくてもいい、仕事と嘘をついて会いに行ってもいい。けれど。
「必ず私のところに帰ってきて、子どもをつくり、よい夫、よい父として振る舞いなさい。神に嘘をついたのだから、覚悟を決めて、その嘘を突き通しなさいませ」
【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす
まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。
他掌編七作品収録。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します
「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」
某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。
【収録作品】
①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」
②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」
③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」
④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」
⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」
⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」
⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」
⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」
兄にいらないと言われたので勝手に幸せになります
毒島醜女
恋愛
モラハラ兄に追い出された先で待っていたのは、甘く幸せな生活でした。
侯爵令嬢ライラ・コーデルは、実家が平民出の聖女ミミを養子に迎えてから実の兄デイヴィッドから冷遇されていた。
家でも学園でも、デビュタントでも、兄はいつもミミを最優先する。
友人である王太子たちと一緒にミミを持ち上げてはライラを貶めている始末だ。
「ミミみたいな可愛い妹が欲しかった」
挙句の果てには兄が婚約を破棄した辺境伯家の元へ代わりに嫁がされることになった。
ベミリオン辺境伯の一家はそんなライラを温かく迎えてくれた。
「あなたの笑顔は、どんな宝石や星よりも綺麗に輝いています!」
兄の元婚約者の弟、ヒューゴは不器用ながらも優しい愛情をライラに与え、甘いお菓子で癒してくれた。
ライラは次第に笑顔を取り戻し、ベミリオン家で幸せになっていく。
王都で聖女が起こした騒動も知らずに……
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
ひとりぼっち令嬢は正しく生きたい~婚約者様、その罪悪感は不要です~
参谷しのぶ
恋愛
十七歳の伯爵令嬢アイシアと、公爵令息で王女の護衛官でもある十九歳のランダルが婚約したのは三年前。月に一度のお茶会は婚約時に交わされた約束事だが、ランダルはエイドリアナ王女の護衛という仕事が忙しいらしく、ドタキャンや遅刻や途中退席は数知れず。先代国王の娘であるエイドリアナ王女は、現国王夫妻から虐げられているらしい。
二人が久しぶりにまともに顔を合わせたお茶会で、ランダルの口から出た言葉は「誰よりも大切なエイドリアナ王女の、十七歳のデビュタントのために君の宝石を貸してほしい」で──。
アイシアはじっとランダル様を見つめる。
「忘れていらっしゃるようなので申し上げますけれど」
「何だ?」
「私も、エイドリアナ王女殿下と同じ十七歳なんです」
「は?」
「ですから、私もデビュタントなんです。フォレット伯爵家のジュエリーセットをお貸しすることは構わないにしても、大舞踏会でランダル様がエスコートしてくださらないと私、ひとりぼっちなんですけど」
婚約者にデビュタントのエスコートをしてもらえないという辛すぎる現実。
傷ついたアイシアは『ランダルと婚約した理由』を思い出した。三年前に両親と弟がいっぺんに亡くなり唯一の相続人となった自分が、国中の『ろくでなし』からロックオンされたことを。領民のことを思えばランダルが一番マシだったことを。
「婚約者として正しく扱ってほしいなんて、欲張りになっていた自分が恥ずかしい!」
初心に返ったアイシアは、立派にひとりぼっちのデビュタントを乗り切ろうと心に誓う。それどころか、エイドリアナ王女のデビュタントを成功させるため、全力でランダルを支援し始めて──。
(あれ? ランダル様が罪悪感に駆られているように見えるのは、私の気のせいよね?)
★小説家になろう様にも投稿しました★
婚約破棄されたショックですっ転び記憶喪失になったので、第二の人生を歩みたいと思います
ととせ
恋愛
「本日この時をもってアリシア・レンホルムとの婚約を解消する」
公爵令嬢アリシアは反論する気力もなくその場を立ち去ろうとするが…見事にすっ転び、記憶喪失になってしまう。
本当に思い出せないのよね。貴方たち、誰ですか? 元婚約者の王子? 私、婚約してたんですか?
義理の妹に取られた? 別にいいです。知ったこっちゃないので。
不遇な立場も過去も忘れてしまったので、心機一転新しい人生を歩みます!
この作品は小説家になろうでも掲載しています
【完結】気付けばいつも傍に貴方がいる
kana
恋愛
ベルティアーナ・ウォール公爵令嬢はレフタルド王国のラシード第一王子の婚約者候補だった。
いつも令嬢を隣に侍らす王子から『声も聞きたくない、顔も見たくない』と拒絶されるが、これ幸いと大喜びで婚約者候補を辞退した。
実はこれは二回目人生だ。
回帰前のベルティアーナは第一王子の婚約者で、大人しく控えめ。常に貼り付けた笑みを浮かべて人の言いなりだった。
彼女は王太子になった第一王子の妃になってからも、弟のウィルダー以外の誰からも気にかけてもらえることなく公務と執務をするだけの都合のいいお飾りの妃だった。
そして白い結婚のまま約一年後に自ら命を絶った。
その理由と原因を知った人物が自分の命と引き換えにやり直しを望んだ結果、ベルティアーナの置かれていた環境が変わりることで彼女の性格までいい意味で変わることに⋯⋯
そんな彼女は家族全員で海を隔てた他国に移住する。
※ 投稿する前に確認していますが誤字脱字の多い作者ですがよろしくお願いいたします。
※ 設定ゆるゆるです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる