44 / 53
え?またやって来たのですか?
しおりを挟む
おじさまであるお二人と初めての対面はとても緊張した。
お二人にはそれぞれ子供が三人いる。
わたしのいとこ達になる。……らしい。
また時間を見て君に紹介するよと言われたが、王族と平民では格差があり過ぎてお会いするなんてとんでもないとお断りした。
わたしはなんとか終わりホッとしてソファでぐったりしていると、ニコルちゃんがわたしの膝に飛び乗ってきた。
「アイリス、今日はとても綺麗よ。お姫様みたい」
ニコルちゃんはわたしのドレス姿と化粧を初めて見たので、右から左からキョロキョロとずっとわたしの顔と服装を見回していた。
「アイリス、ロバートと離縁するならネイサンおじさまと再婚しない?わたしと親戚になれるわ」
アイリス様はいつの間にか7歳になっていてもう大人顔負けの話をしてくる。
「え?えええ!わたしはまだ旦那様の妻ですよ?それも平民です、無、無理です」
わたしはとんでもないと頭を横にブンブン振った。
「でもアイリスとロバートはまだ何もないのよね?」
そう、わたしは旦那様と結婚して一年半が過ぎた。
もうすぐ2年になろうとしているが、白い結婚のまま。
旦那様は正式にセルマ君を養子に迎えてくれて、セルマ君ももうすぐ5歳になる。
わたしの可愛い息子が……わたしはなんだか大きくなって離れていくのが寂しくて、でもお兄ちゃんになっていくセルマ君が可愛くて自分でもなんとも言えない気分になっている。
旦那様と離縁……ずっと結婚してから言われ続けているこの言葉。
そんなある日、パルバン様の屋敷はお休みして、家でお庭の手入れをしていると、玄関で騒がしい音が聞こえてきた。
「ロバートは何処なの?最近わたしに冷たいのよ」
あ……あの声は…ルイーズ様?っぽいわよね?
わたしは庭から出てこっそり茂みに隠れて、玄関をそっと覗いた。
やはり、忘れもしないあのルイーズ様だ。
「あの小娘はもう居ないの?ねえ、ロバートと連絡を取りたいの」
ロバート様は一昨日から、王都を離れて他の領地へ商会の会議で出掛けている。
『また黒いのがきた。ラファあの黒いのが嫌い、苦手なの』
ラファもルイーズ様が苦手でわたしの影にサッと隠れた。
『ラファ、隠れても向こうには見えないから大丈夫よ』
『あの黒いの前よりもっと大きくなってる。ラファがアイリス守るからここに居て』
『ありがとうラファ。頼りにしているわ』
「ちょっと!退きなさいよ!この家にロバートを隠しているんでしょう?私たちは愛し合っているのよ!邪魔しないで!」
わたしはリイナとミナがルイーズ様に頬を叩かれそうになるのを見て堪らなくなってルイーズ様の前に思わず立ちはだかった。
が………ここからどうすればいいのかしら?
「あ、あの、わたしの大切なあ二人に暴力を振るわないでください」
「あ!あんた、ロバートのお飾り妻ね!貴女が嫌がって離縁しないからロバートはとても困っているのよ!」
わたしはなんで答えればいいのか逡巡していた。
「……………」
「黙っていないで答えなさい!平民のくせに」
今度はわたしに手を挙げてわたしは頬を思いっきり叩かれ……
(……あれ?)
わたしはチラッと目を開けると
(痛みがこない……)
ルイーズ様は振り上げた手を下ろすことが出来なくて真っ赤な顔をして怒りを露わにしていた。
「な、何で手が動かないの!」
怒鳴っていたと思ったら、なぜか足がよろけてそのまま尻餅をついてしまった。
「い、痛い!もお‼︎ 何なのこの家は!」
『アイリス、この黒いの何処かに捨てる?川?海?山?』
『駄目よ、死んでしまうわ』
『でもこの黒いの、また来るよ。何処かに捨ててもう来ないようにしよう』
わたしはラファにも頭を抱えつつ、ルイーズ様をどうすればいいのか考えていた。
「あの、旦那様は多分明日にはお帰りになると思います。ただこの家は旦那様の家ではありません。
旦那様には本宅がありますので、よろしければそちらに会いにいかれることをお勧めします」
「知っているわ!でもあそこにはほとんど帰っていないと聞いたのよ」
「まあ、そうなんですか?では他にもお家があるのかもしれませんね、おモテになる方だから」
わたしがにっこり微笑むと
「貴女!わたしを馬鹿にしているの?」
と言いながらなんとか立とうとしていた。
わたしは慌てて手を貸そうとしたら
「触らないで!平民風情が高貴なわたしを触っていいと思っているの?」
「すみません」
わたしは確かに今まで庭いじりをしていたので汚いことに気がついた。
「ねえ、貴女とロバートは白い結婚らしいと噂されているわ。あの邪魔な子供と一緒にロバートの前から消えてくれないかしら?」
「……それは…ロバート様がそうして欲しいと言われるのなら仕方がないと思いますが、わたしの一存では難しいと思います。
セルマ君は旦那様の息子になりましたので」
「だから!その邪魔なガキを連れて出て行けと言っているのよ!」
ルイーズ様は立ち上がるとわたしに向かってずっと文句を言い続けた。
(うーん、このままずっと聞いているしかないのかしら?)
『あの黒いの、殺しちゃ駄目だよね?仕方がないから膜の中に入れてうるさいの聞こえなくしちゃうね』
ラファが見えない膜にルイーズ様を入れて、外からは何を言っているかわからなくなった。
一人で大きな口を開けてパクパクと何か言っているが聞こえないので、やっと静かになりホッとした。
「リイナとミナ、ごめんね。大丈夫だった?」
「アイリス様は出て来ては駄目です!わたし達に何かあっても出てきては駄目なんですよ!」
二人は涙ぐんでわたしの手を握った。
「だって二人が叩かれるのを見るのは嫌だったんだもの。ルイーズ様もわたしを見ればわたしにしか当たらないからいいかなと思ったの」
「もう自己犠牲はやめてください」
リイナの言葉に
「違うわ、だって二人はわたしの大事な家族なのよ?彼女に逆らえないからと言って黙って叩かれるところなんて見たくないわ」
お二人にはそれぞれ子供が三人いる。
わたしのいとこ達になる。……らしい。
また時間を見て君に紹介するよと言われたが、王族と平民では格差があり過ぎてお会いするなんてとんでもないとお断りした。
わたしはなんとか終わりホッとしてソファでぐったりしていると、ニコルちゃんがわたしの膝に飛び乗ってきた。
「アイリス、今日はとても綺麗よ。お姫様みたい」
ニコルちゃんはわたしのドレス姿と化粧を初めて見たので、右から左からキョロキョロとずっとわたしの顔と服装を見回していた。
「アイリス、ロバートと離縁するならネイサンおじさまと再婚しない?わたしと親戚になれるわ」
アイリス様はいつの間にか7歳になっていてもう大人顔負けの話をしてくる。
「え?えええ!わたしはまだ旦那様の妻ですよ?それも平民です、無、無理です」
わたしはとんでもないと頭を横にブンブン振った。
「でもアイリスとロバートはまだ何もないのよね?」
そう、わたしは旦那様と結婚して一年半が過ぎた。
もうすぐ2年になろうとしているが、白い結婚のまま。
旦那様は正式にセルマ君を養子に迎えてくれて、セルマ君ももうすぐ5歳になる。
わたしの可愛い息子が……わたしはなんだか大きくなって離れていくのが寂しくて、でもお兄ちゃんになっていくセルマ君が可愛くて自分でもなんとも言えない気分になっている。
旦那様と離縁……ずっと結婚してから言われ続けているこの言葉。
そんなある日、パルバン様の屋敷はお休みして、家でお庭の手入れをしていると、玄関で騒がしい音が聞こえてきた。
「ロバートは何処なの?最近わたしに冷たいのよ」
あ……あの声は…ルイーズ様?っぽいわよね?
わたしは庭から出てこっそり茂みに隠れて、玄関をそっと覗いた。
やはり、忘れもしないあのルイーズ様だ。
「あの小娘はもう居ないの?ねえ、ロバートと連絡を取りたいの」
ロバート様は一昨日から、王都を離れて他の領地へ商会の会議で出掛けている。
『また黒いのがきた。ラファあの黒いのが嫌い、苦手なの』
ラファもルイーズ様が苦手でわたしの影にサッと隠れた。
『ラファ、隠れても向こうには見えないから大丈夫よ』
『あの黒いの前よりもっと大きくなってる。ラファがアイリス守るからここに居て』
『ありがとうラファ。頼りにしているわ』
「ちょっと!退きなさいよ!この家にロバートを隠しているんでしょう?私たちは愛し合っているのよ!邪魔しないで!」
わたしはリイナとミナがルイーズ様に頬を叩かれそうになるのを見て堪らなくなってルイーズ様の前に思わず立ちはだかった。
が………ここからどうすればいいのかしら?
「あ、あの、わたしの大切なあ二人に暴力を振るわないでください」
「あ!あんた、ロバートのお飾り妻ね!貴女が嫌がって離縁しないからロバートはとても困っているのよ!」
わたしはなんで答えればいいのか逡巡していた。
「……………」
「黙っていないで答えなさい!平民のくせに」
今度はわたしに手を挙げてわたしは頬を思いっきり叩かれ……
(……あれ?)
わたしはチラッと目を開けると
(痛みがこない……)
ルイーズ様は振り上げた手を下ろすことが出来なくて真っ赤な顔をして怒りを露わにしていた。
「な、何で手が動かないの!」
怒鳴っていたと思ったら、なぜか足がよろけてそのまま尻餅をついてしまった。
「い、痛い!もお‼︎ 何なのこの家は!」
『アイリス、この黒いの何処かに捨てる?川?海?山?』
『駄目よ、死んでしまうわ』
『でもこの黒いの、また来るよ。何処かに捨ててもう来ないようにしよう』
わたしはラファにも頭を抱えつつ、ルイーズ様をどうすればいいのか考えていた。
「あの、旦那様は多分明日にはお帰りになると思います。ただこの家は旦那様の家ではありません。
旦那様には本宅がありますので、よろしければそちらに会いにいかれることをお勧めします」
「知っているわ!でもあそこにはほとんど帰っていないと聞いたのよ」
「まあ、そうなんですか?では他にもお家があるのかもしれませんね、おモテになる方だから」
わたしがにっこり微笑むと
「貴女!わたしを馬鹿にしているの?」
と言いながらなんとか立とうとしていた。
わたしは慌てて手を貸そうとしたら
「触らないで!平民風情が高貴なわたしを触っていいと思っているの?」
「すみません」
わたしは確かに今まで庭いじりをしていたので汚いことに気がついた。
「ねえ、貴女とロバートは白い結婚らしいと噂されているわ。あの邪魔な子供と一緒にロバートの前から消えてくれないかしら?」
「……それは…ロバート様がそうして欲しいと言われるのなら仕方がないと思いますが、わたしの一存では難しいと思います。
セルマ君は旦那様の息子になりましたので」
「だから!その邪魔なガキを連れて出て行けと言っているのよ!」
ルイーズ様は立ち上がるとわたしに向かってずっと文句を言い続けた。
(うーん、このままずっと聞いているしかないのかしら?)
『あの黒いの、殺しちゃ駄目だよね?仕方がないから膜の中に入れてうるさいの聞こえなくしちゃうね』
ラファが見えない膜にルイーズ様を入れて、外からは何を言っているかわからなくなった。
一人で大きな口を開けてパクパクと何か言っているが聞こえないので、やっと静かになりホッとした。
「リイナとミナ、ごめんね。大丈夫だった?」
「アイリス様は出て来ては駄目です!わたし達に何かあっても出てきては駄目なんですよ!」
二人は涙ぐんでわたしの手を握った。
「だって二人が叩かれるのを見るのは嫌だったんだもの。ルイーズ様もわたしを見ればわたしにしか当たらないからいいかなと思ったの」
「もう自己犠牲はやめてください」
リイナの言葉に
「違うわ、だって二人はわたしの大事な家族なのよ?彼女に逆らえないからと言って黙って叩かれるところなんて見たくないわ」
77
お気に入りに追加
5,107
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】皆様、答え合わせをいたしましょう
楽歩
恋愛
白磁のような肌にきらめく金髪、宝石のようなディープグリーンの瞳のシルヴィ・ウィレムス公爵令嬢。
きらびやかに彩られた学院の大広間で、別の女性をエスコートして現れたセドリック王太子殿下に婚約破棄を宣言された。
傍若無人なふるまい、大聖女だというのに仕事のほとんどを他の聖女に押し付け、王太子が心惹かれる男爵令嬢には嫌がらせをする。令嬢の有責で婚約破棄、国外追放、除籍…まさにその宣告が下されようとした瞬間。
「心当たりはありますが、本当にご理解いただけているか…答え合わせいたしません?」
令嬢との答え合わせに、青ざめ愕然としていく王太子、男爵令嬢、側近達など…
周りに搾取され続け、大事にされなかった令嬢の答え合わせにより、皆の終わりが始まる。
追放ですか?それは残念です。最後までワインを作りたかったのですが。 ~新たな地でやり直します~
アールグレイ
ファンタジー
ワイン作りの統括責任者として、城内で勤めていたイラリアだったが、突然のクビ宣告を受けた。この恵まれた大地があれば、誰にでも出来る簡単な仕事だと酷評を受けてしまう。城を追われることになった彼女は、寂寞の思いを胸に新たな旅立ちを決意した。そんな彼女の後任は、まさかのクーラ。美貌だけでこの地位まで上り詰めた、ワイン作りの素人だ。
誰にでも出来る簡単な作業だと高を括っていたが、実のところ、イラリアは自らの研究成果を駆使して、とんでもない作業を行っていたのだ。
彼女が居なくなったことで、国は多大なる損害を被ることになりそうだ。
これは、お酒の神様に愛された女性と、彼女を取り巻く人物の群像劇。
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
【完結】妹に全部奪われたので、公爵令息は私がもらってもいいですよね。
曽根原ツタ
恋愛
ルサレテには完璧な妹ペトロニラがいた。彼女は勉強ができて刺繍も上手。美しくて、優しい、皆からの人気者だった。
ある日、ルサレテが公爵令息と話しただけで彼女の嫉妬を買い、階段から突き落とされる。咄嗟にペトロニラの腕を掴んだため、ふたり一緒に転落した。
その後ペトロニラは、階段から突き落とそうとしたのはルサレテだと嘘をつき、婚約者と家族を奪い、意地悪な姉に仕立てた。
ルサレテは、妹に全てを奪われたが、妹が慕う公爵令息を味方にすることを決意して……?
【完結】不誠実な旦那様、目が覚めたのでさよならです。
完菜
恋愛
王都の端にある森の中に、ひっそりと誰かから隠れるようにしてログハウスが建っていた。
そこには素朴な雰囲気を持つ女性リリーと、金髪で天使のように愛らしい子供、そして中年の女性の三人が暮らしている。この三人どうやら訳ありだ。
ある日リリーは、ケガをした男性を森で見つける。本当は困るのだが、見捨てることもできずに手当をするために自分の家に連れて行くことに……。
その日を境に、何も変わらない日常に少しの変化が生まれる。その森で暮らしていたリリーには、大好きな人から言われる「愛している」という言葉が全てだった。
しかし、あることがきっかけで一瞬にしてその言葉が恐ろしいものに変わってしまう。人を愛するって何なのか? 愛されるって何なのか? リリーが紆余曲折を経て辿り着く愛の形。(全50話)
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる