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66話 過去戻り編
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この男の所為でどれだけの人間が犠牲にならないといけないのか考えただけでムカつく!
お祖父様はその先を話した。
「ユシリスの事は、連れて帰るつもりだ。だがあの男をこのままにしていたら子どもたちがもっと犠牲になる。
こちらの国の国王とマリアンヌ様が話してくれた、あの男を捕まえてきちんと処罰してくれるそうだ」
「今は何か言って来ているの?」
「ユシリスを返せとうるさいが、マリアンヌ様がユシリスを保護して面倒を見ていると言って、追い返してくれている」
「マリアンヌ様と偶々ユシリスが会えて本当に助かったわ、あの子がこれ以上傷つかないように守ってあげないといけないわ」
「ユシリスは、マリアンヌ様の養子としてこれから過ごすことが幸せかもしれないな。
わたし達年寄りでは老い先短い。マリアンヌ様なら我が子と同じように可愛がってくださるだろう」
「そうね、帝国に住むなら会うことも出来るし、わたし達も手助けしてあげれるわ、それに公爵が文句を言いにこれる場所ではないので安心だわ」
「ユシリスに少しずつでも、生まれてきてくれて嬉しかったことやわたし達があの子を愛していることを伝えて行くしかないと思うんだ」
「ええ、あの子に愛していると言い続けてわたし達の気持ちを理解して貰うしかないわ」
「なんとか今は体調を戻すことが先決だ」
二人の話をこっそり聞いて、わたしはユシリス様の部屋に戻った。
ユシリス様はこっそり二人の話を聞いていたみたいで、ベッドから起き上がり、ドアの近くにいた。
「全て聞いたの?」
わたしの質問に、「ううん」と首を横に振り
「ユシリスを返せとうるさいが~」の所から聞いたの。
お姉ちゃん、お祖父様とお祖母様を信用していいのかな?わたしを責めないかな?」
「話を聞いたのならその話の内容がそのままユシリス様への気持ちだと思う。お二人はユシリス様をとても愛していると思うわ」
ユシリス様は涙をポロポロ流して、
「まだ少し怖いけどわたしお祖父様と一緒にいたいの」
ユシリス様は少しずつ体力も戻り、傷あとはまだ残っているが腫れが治まり、痛みは消えていた。
父親から逃げ出して二週間が経ち、ユシリス様も少しずつお祖父様やお祖母様に慣れていった。
元々人見知りもなく明るい性格だったのだろう。
お祖母様とカードゲームをしたり本を読んだりして、楽しそうに過ごしている。
笑顔も戻りつつある。
父親が今も訪ねてくるみたいだが、ユシリス様には会わせることなく、ホテルの周辺にはマリアンヌ様からの指示で、護衛が何人も見守ってくれていた。
なのでどんなに公爵がユシリス様を取り返そうとやって来ても会いる事はなかった。
「どけ!自分の娘に会いに来ただけだ!」
「わたしの可愛いユシリスを無理やり奪われたのです」
「妻は亡くなり娘を奪われるなんて……返してください」
「お前ら、わたしが誰かわかっているのか?早く娘を返せ!」
「くそっ、時間がない、早くユシリスを返してくれ!金は貰っているんだ」
など怒ったり同情を買おうとしたりしたが、護衛達は一切相手にしなかった。
「ユシリス、わたし達はそろそろ帝国に帰らなければならないんだ。お前はわたし達と帝国へ行くのは嫌かい?
一緒に暮らすのはマリアンヌ様だ。君の新しい両親になるのだが、セリーヌと友人でとても優しい人だ。
わたし達も会いに行くよ、君を守るためにもマリアンヌ様の娘になるべきだと思うんだ」
「マリアンヌ様はとても優しくていい匂いがするの」
◆ ◆ ◆
すみません、プライベートが忙しくなんとかここまで書いたのですが、時間切れ。
もういつもの投稿時間になってしまう:;(∩´﹏`∩);:
また書いたら配信させてもらいます。
「騎士様はいつも不機嫌」は、まだ投稿出来ておりません。
ううっ……申し訳ありません
お祖父様はその先を話した。
「ユシリスの事は、連れて帰るつもりだ。だがあの男をこのままにしていたら子どもたちがもっと犠牲になる。
こちらの国の国王とマリアンヌ様が話してくれた、あの男を捕まえてきちんと処罰してくれるそうだ」
「今は何か言って来ているの?」
「ユシリスを返せとうるさいが、マリアンヌ様がユシリスを保護して面倒を見ていると言って、追い返してくれている」
「マリアンヌ様と偶々ユシリスが会えて本当に助かったわ、あの子がこれ以上傷つかないように守ってあげないといけないわ」
「ユシリスは、マリアンヌ様の養子としてこれから過ごすことが幸せかもしれないな。
わたし達年寄りでは老い先短い。マリアンヌ様なら我が子と同じように可愛がってくださるだろう」
「そうね、帝国に住むなら会うことも出来るし、わたし達も手助けしてあげれるわ、それに公爵が文句を言いにこれる場所ではないので安心だわ」
「ユシリスに少しずつでも、生まれてきてくれて嬉しかったことやわたし達があの子を愛していることを伝えて行くしかないと思うんだ」
「ええ、あの子に愛していると言い続けてわたし達の気持ちを理解して貰うしかないわ」
「なんとか今は体調を戻すことが先決だ」
二人の話をこっそり聞いて、わたしはユシリス様の部屋に戻った。
ユシリス様はこっそり二人の話を聞いていたみたいで、ベッドから起き上がり、ドアの近くにいた。
「全て聞いたの?」
わたしの質問に、「ううん」と首を横に振り
「ユシリスを返せとうるさいが~」の所から聞いたの。
お姉ちゃん、お祖父様とお祖母様を信用していいのかな?わたしを責めないかな?」
「話を聞いたのならその話の内容がそのままユシリス様への気持ちだと思う。お二人はユシリス様をとても愛していると思うわ」
ユシリス様は涙をポロポロ流して、
「まだ少し怖いけどわたしお祖父様と一緒にいたいの」
ユシリス様は少しずつ体力も戻り、傷あとはまだ残っているが腫れが治まり、痛みは消えていた。
父親から逃げ出して二週間が経ち、ユシリス様も少しずつお祖父様やお祖母様に慣れていった。
元々人見知りもなく明るい性格だったのだろう。
お祖母様とカードゲームをしたり本を読んだりして、楽しそうに過ごしている。
笑顔も戻りつつある。
父親が今も訪ねてくるみたいだが、ユシリス様には会わせることなく、ホテルの周辺にはマリアンヌ様からの指示で、護衛が何人も見守ってくれていた。
なのでどんなに公爵がユシリス様を取り返そうとやって来ても会いる事はなかった。
「どけ!自分の娘に会いに来ただけだ!」
「わたしの可愛いユシリスを無理やり奪われたのです」
「妻は亡くなり娘を奪われるなんて……返してください」
「お前ら、わたしが誰かわかっているのか?早く娘を返せ!」
「くそっ、時間がない、早くユシリスを返してくれ!金は貰っているんだ」
など怒ったり同情を買おうとしたりしたが、護衛達は一切相手にしなかった。
「ユシリス、わたし達はそろそろ帝国に帰らなければならないんだ。お前はわたし達と帝国へ行くのは嫌かい?
一緒に暮らすのはマリアンヌ様だ。君の新しい両親になるのだが、セリーヌと友人でとても優しい人だ。
わたし達も会いに行くよ、君を守るためにもマリアンヌ様の娘になるべきだと思うんだ」
「マリアンヌ様はとても優しくていい匂いがするの」
◆ ◆ ◆
すみません、プライベートが忙しくなんとかここまで書いたのですが、時間切れ。
もういつもの投稿時間になってしまう:;(∩´﹏`∩);:
また書いたら配信させてもらいます。
「騎士様はいつも不機嫌」は、まだ投稿出来ておりません。
ううっ……申し訳ありません
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