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オリソン国④
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二年間はあっという間に過ぎた。
嬉しかったのはジャン様を始め、マッカーシー様やセリーヌ様、リーゼ様が会いに来てくれたことだった。
変わらない友人達の笑顔にわたしの心はみんなに忘れられていないと思うと嬉しかった。
セリーヌ様とお母様は平民となった。でもマッカーシー様のお父様が後ろ盾になってくれたのと、セリーヌ様のお姉様の嫁ぎ先が他国の侯爵家だったこともあり二人への援助を惜しまなかった。
だから二人は贅沢さえしなければ普通に暮らすことができた。
ただ世間からの目はかなり冷たく精神的には辛い思いをしていた。
それでも幼馴染のマッカーシー様もリーゼ様も変わらず友人としてそばに居たのでかなり救われたと言っていた。
ジャン様も最近は三人と共に過ごすことが増えたと聞いた。
ーーわたしが離れたのだから仕方ないけどちょっと羨ましい。
でもそこにわたしがいればセリーヌ様はもっと周りからの視線は辛いものになったのでわたしが離れたことは正解だったのかもしれない。
そして姉夫婦は……
身分を剥奪、子が出来ぬように施され国外追放となった。
お義兄様が他国の王族だったのが多少甘い判決になったのだと聞いた。
両親はお姉様を助けることはなかった。
そしてわたしへの接近禁止令が出されている。
わたしの近くには絶対近づいてはいけないことになっている。
これは……ルビラ王国の魔道具を付けられていて、わたしの1km以内に近づくと警告音が鳴り、その音が10分続くと自動的に爆発するらしい。
俗に言う自爆……こ、怖すぎる。
そんな怖いモノを体に埋め込まれているなんて……
おかげで二人の脅威からは逃れられるけど。でも流石にわたしに何かしようとは思わないだろう。
お姉様は優秀な人なので他国に住んでも才能をフルに使えばどんなところでも贅沢さえしなければ暮らしていけるはず。お義兄様も問題を起こした人とはいえ……どうなるのかしら?
よく考えたらお義兄様のことはよく知らない。でもまぁ命さえあればなんとかやっていけると思う。
わたしはオリソン国に来てからこの髪色で他人から奇異の目で見られることがなくなった。
シャルトー国では珍しいピンク色の髪であまり評判の良くない王子を惑わせた髪色と思われているのに、オリソン国では
「ピンク色の髪なんていいわね」
「わたしも染めてみようかしら?」
「カトリーヌにとても似合っているわ」
など、普通に受け入れられている。
これは学生だけではなく大人の人たちも
「あら、可愛らしいお嬢ちゃんだね」
とおばさま達は笑って褒めてくれる。
新しい国になり外国からたくさんの人が移住して来ている国なので、人の髪の色や肌の色、そんなことに拘らないおおらかな人達。
だからオリエ様もこの国で過ごしているのだろう。
一度だけ国王に呼ばれてお会いしたことがある。
カイ様は国王陛下とお知り合いのようで
「カトリーヌ嬢も挨拶程度はしておくと何かと便利がいいからな」
と陛下の前でカイ様はニヤッと笑って言った。
「カイ、俺は一応国王だぞ。もっと敬え!」
苦笑しながらも楽しそうにしている陛下を見てお二人は信頼しあっているのだろうと感じた。
周りの人達もカイ様に不快な態度を取ることもなく逆に彼を見る目は尊敬の眼差しで信頼をしているのがわかる表情だった。
「カトリーヌ嬢はとても優秀だと聞いている。カイが後ろ盾となり守ってくれる、安心してこの国で過ごしてくれ」
「これでカトリーヌ嬢も安心だ、お前はかなり可愛らしいからな。俺がお前を守っていると周りの貴族に分からせておけば簡単にお前に手出しはしない。安心して過ごせ」
カイ様はわたしを陛下に会わせることで、周囲にカイがわたしを気に入っていて面倒をみていること、陛下にもそれを伝えたことを周知させる為だったようだ。
わたしは自由になりたいと我儘を言ったけど、優しい大人達に守られているからこそ自由に生きさせてもらっているのだと思った。
二年間の間にこの国でたくさんの友人が出来た。
マーラの人見知りのない性格のおかげでわたしにも自然とみんなが話しかけてくれた。
一緒に買い物に行ったり演劇を見に行ったり、可愛いカフェを見つけるとみんなで食べに行く。
寮にいても寂しくなかった。
寮の友達が出来てクラスが違ったり年下だったりと普段だと接しないはずの人達とも仲良くなれた。
そして、なんと!告白もされた。
本で読んだことはあっても現実に告白なんて……ドキドキしかなかった。
貴族令嬢で王太子の婚約者だったわたしには恋愛や告白なんて無縁だと思っていた。
そんな時たまに思い出すイーサン殿下のことは「もう終わったことなのよ」と自分に言い聞かせた。
すると少し気持ちは軽くなる。
わたしは今この国で文官になる為、試験勉強の真っ最中なのだから恋愛など考えている余裕はない。
そうそんなこと考えるより勉強しなくっちゃ。
そして………必死の勉強と運でわたしは難しい文官の試験をトップで合格した。
嬉しかったのはジャン様を始め、マッカーシー様やセリーヌ様、リーゼ様が会いに来てくれたことだった。
変わらない友人達の笑顔にわたしの心はみんなに忘れられていないと思うと嬉しかった。
セリーヌ様とお母様は平民となった。でもマッカーシー様のお父様が後ろ盾になってくれたのと、セリーヌ様のお姉様の嫁ぎ先が他国の侯爵家だったこともあり二人への援助を惜しまなかった。
だから二人は贅沢さえしなければ普通に暮らすことができた。
ただ世間からの目はかなり冷たく精神的には辛い思いをしていた。
それでも幼馴染のマッカーシー様もリーゼ様も変わらず友人としてそばに居たのでかなり救われたと言っていた。
ジャン様も最近は三人と共に過ごすことが増えたと聞いた。
ーーわたしが離れたのだから仕方ないけどちょっと羨ましい。
でもそこにわたしがいればセリーヌ様はもっと周りからの視線は辛いものになったのでわたしが離れたことは正解だったのかもしれない。
そして姉夫婦は……
身分を剥奪、子が出来ぬように施され国外追放となった。
お義兄様が他国の王族だったのが多少甘い判決になったのだと聞いた。
両親はお姉様を助けることはなかった。
そしてわたしへの接近禁止令が出されている。
わたしの近くには絶対近づいてはいけないことになっている。
これは……ルビラ王国の魔道具を付けられていて、わたしの1km以内に近づくと警告音が鳴り、その音が10分続くと自動的に爆発するらしい。
俗に言う自爆……こ、怖すぎる。
そんな怖いモノを体に埋め込まれているなんて……
おかげで二人の脅威からは逃れられるけど。でも流石にわたしに何かしようとは思わないだろう。
お姉様は優秀な人なので他国に住んでも才能をフルに使えばどんなところでも贅沢さえしなければ暮らしていけるはず。お義兄様も問題を起こした人とはいえ……どうなるのかしら?
よく考えたらお義兄様のことはよく知らない。でもまぁ命さえあればなんとかやっていけると思う。
わたしはオリソン国に来てからこの髪色で他人から奇異の目で見られることがなくなった。
シャルトー国では珍しいピンク色の髪であまり評判の良くない王子を惑わせた髪色と思われているのに、オリソン国では
「ピンク色の髪なんていいわね」
「わたしも染めてみようかしら?」
「カトリーヌにとても似合っているわ」
など、普通に受け入れられている。
これは学生だけではなく大人の人たちも
「あら、可愛らしいお嬢ちゃんだね」
とおばさま達は笑って褒めてくれる。
新しい国になり外国からたくさんの人が移住して来ている国なので、人の髪の色や肌の色、そんなことに拘らないおおらかな人達。
だからオリエ様もこの国で過ごしているのだろう。
一度だけ国王に呼ばれてお会いしたことがある。
カイ様は国王陛下とお知り合いのようで
「カトリーヌ嬢も挨拶程度はしておくと何かと便利がいいからな」
と陛下の前でカイ様はニヤッと笑って言った。
「カイ、俺は一応国王だぞ。もっと敬え!」
苦笑しながらも楽しそうにしている陛下を見てお二人は信頼しあっているのだろうと感じた。
周りの人達もカイ様に不快な態度を取ることもなく逆に彼を見る目は尊敬の眼差しで信頼をしているのがわかる表情だった。
「カトリーヌ嬢はとても優秀だと聞いている。カイが後ろ盾となり守ってくれる、安心してこの国で過ごしてくれ」
「これでカトリーヌ嬢も安心だ、お前はかなり可愛らしいからな。俺がお前を守っていると周りの貴族に分からせておけば簡単にお前に手出しはしない。安心して過ごせ」
カイ様はわたしを陛下に会わせることで、周囲にカイがわたしを気に入っていて面倒をみていること、陛下にもそれを伝えたことを周知させる為だったようだ。
わたしは自由になりたいと我儘を言ったけど、優しい大人達に守られているからこそ自由に生きさせてもらっているのだと思った。
二年間の間にこの国でたくさんの友人が出来た。
マーラの人見知りのない性格のおかげでわたしにも自然とみんなが話しかけてくれた。
一緒に買い物に行ったり演劇を見に行ったり、可愛いカフェを見つけるとみんなで食べに行く。
寮にいても寂しくなかった。
寮の友達が出来てクラスが違ったり年下だったりと普段だと接しないはずの人達とも仲良くなれた。
そして、なんと!告白もされた。
本で読んだことはあっても現実に告白なんて……ドキドキしかなかった。
貴族令嬢で王太子の婚約者だったわたしには恋愛や告白なんて無縁だと思っていた。
そんな時たまに思い出すイーサン殿下のことは「もう終わったことなのよ」と自分に言い聞かせた。
すると少し気持ちは軽くなる。
わたしは今この国で文官になる為、試験勉強の真っ最中なのだから恋愛など考えている余裕はない。
そうそんなこと考えるより勉強しなくっちゃ。
そして………必死の勉強と運でわたしは難しい文官の試験をトップで合格した。
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