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友達との対面。
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【記憶を取り戻したカトリーヌ編】
わたしは結局イーサン殿下のことを聞かなかった。
ううん聞くのはやめた。
だってムカつくんだもの。
『君は俺をイライラさせる人だな、アーシャのことだが君はどうしてあんな酷いことをしたんだ』
『何か答えろ』
わたしの胸ぐらを掴んで体を揺さぶった。
『やめて下さい』
周りにいた護衛の人が急いでイーサン殿下を止めに入った。
『ゲホッ』
『これでやっと婚約破棄出来ますね?貴方も嬉しいでしょう?こんな嫌いな女と結婚しなくて済むのですから』
ーーあ!叩かれる!
彼はわたしを凄い顔をして睨んで手を振り上げた。
わたしは頭を守るように手で頭を覆って屈んだ。
『もういい、わかった』
あんなことされたんだからもう殿下とは婚約解消しているはずだもの。今更誰かに聞いても仕方がない。
周りにとっては3年前の話。わたしにとっては1週間前の話なんだけどね。
ほんと、この3年間の記憶がないって不便。
とりあえず学校のことはセリーヌ様とリーゼ様が屋敷に来てくれて話を聞くことができた。
もちろんイーサン殿下のことは一切知りたくないのでその話は聞きたくないとお願いした。
まだ記憶が戻って1週間だもの、そんな嫌な話はずっと先でいい。なんなら関わらないなら死んでからでもいいかも。
「本当にこの3年間のことを忘れてしまったの?」
「そうみたい、セリーヌ様もリーゼ様もとても綺麗になって大人になったからとっても驚いたわ」
「綺麗?ふふ、その話し方は昔のカトリーヌ様だわ」
「昔の?最近のわたしってどんな感じだったの?」
「…お淑やかでいつも笑顔を絶やさない人。…かな」
ーーお淑やか?笑顔を絶やさない?
想像が出来ない。
だっていつも陰口を言われ無視されて過ごしていたのに?
三人と仲良くなってからは少しは周りも落ち着いてきて意地悪も減ったけど……
「わたしがお淑やか?笑顔を絶やさない?
では木登りなんてもちろんもうすることはない?」
「いや、普通しないから。カトリーヌ様だけだからね?」リーゼ様はさっきまでご令嬢だったはずなのに、大きな声を出していた。
「もう!昔のカトリーヌ様と話すとわたし達の話し方まで昔に戻ってしまうわ」
二人がクスクスと笑い出した。
「お帰りなさい、カトリーヌ様。わたしは今のあなたの方が好きよ」
「わたしも!今までのカトリーヌ様も嫌いではなかったけどこっちの方がカトリーヌ様らしいわ」
「3年間のわたしがどんな風に過ごしてきたか少しずつ話は聞いているのだけど……お母様のことはどう接していいのかわからなくて逃げ回っているの。
だから使用人に聞くしかなくて…でもいきなり全て聞いてしまうより少しずつ知った方がいいのかもしれないと思ってはいるの」
「うん、確かに混乱するわよね。目覚めたら16歳になっていて自分が覚えていないカトリーヌ様が3年間生活していたのだもの、それをすぐに理解するのは難しいかも……」
「ねえ、それよりも勉強の方は大丈夫?ついていけるのかしら?」
「一応高等部の教科書を読んでみたのだけど、ほとんどわかったの……勉強に関しては記憶として残っているのかも…」
「じゃあ、月曜からはまた学校に来るのね?わたし達がフォローをするから安心してね」
「うん、助かるわ。ところで今わたしの敵は何人?」
【記憶を失ったカトリーヌ編】
受け入れて仕舞えば楽になった。
諦めて仕舞えば考え込まなくてよくなった。
もう「カトリーヌ」になろう。
それしか生きていく場所はないのだから。
違和感しかない日々。
ただ食事の時間だけがホッとする。
何も覚えていないはずなのに、『味』を体が覚えているのかもしれない。
いつも気が張ってピリピリとして過ごす日々の中でホッと楽に息をできるのが食事をしている時だけ。
以前のわたしはたぶんこの『味』が大好きだったのだろうと思う。
お母様はわたしが食べている姿を優しく見守る。
そしてよく話しかけてきた。
「カトリーヌは小さな頃から食べることが好きだったのよ」
「あら?嫌いだったピーマンと人参が食べられるようになっていたのね?」
「あなたの髪の色はね、わたしのお母様の色なの」
「お祖母様ですか?」
「わたしが幼い頃に亡くなったお母様にあなたはよく似ているわ」
「そうなんですね」
わたしの髪の色は周りを見ても確かに違う気がしていた。
「ごめんなさいね……」
何度となく聞く言葉。
「別にこの髪の色もわたしの顔も「お母様」がわざとにしたわけではないのですから気にしないでください。それに何も問題はありませんわ」
「………そうね」
わたしから目を逸らす「お母様」はいつも何かを言いたそうにしているのにそこでやめてしまう。
ーー何なのか、知りたいのに聞けない。
ーーーーー
「明日から学校へ行くことになるの」
「お母様」がわたしの友達だったと言う二人を屋敷に招待した。
「初めまして、カトリーヌと申します。よろしくお願いいたします」
挨拶をすると二人が涙ぐんでいた。
「??」何故何も返事が返ってこないのだろう。
わたしはどうしていいのか分からずにじっと立っていた。
「…………カトリーヌ様、助かって良かった……わたしのこと覚えていないの?」
「……会いたかった」
「申し訳ございません。全く記憶がなくお二人のこともわかりませんが明日から学校へ行かなければならないのでお話を聞かせてください」
二人は一日の学校の流れを教えてくれた。
わたしは「そうなんですね」「わかりました」などの言葉を返すのみで、二人とどう接すればいいのか分からなかった。
そしたら最後にセリーヌ様がわたしに言った。
「カトリーヌ様、記憶をなくして辛いのはわかります、何も受け入れられないのも。でもわたしとリーゼ、そして明日から会うドーナル、もう一人ジャン様はあなたの味方です。
何があっても四人はあなたを裏切ることはありません。
それだけは絶対なんです」
涙をためてわたしを見つめて……
ーー「絶対」「裏切らない」
彼女の言葉は違和感だらけの中、わたしの心に響いた。
わたしは結局イーサン殿下のことを聞かなかった。
ううん聞くのはやめた。
だってムカつくんだもの。
『君は俺をイライラさせる人だな、アーシャのことだが君はどうしてあんな酷いことをしたんだ』
『何か答えろ』
わたしの胸ぐらを掴んで体を揺さぶった。
『やめて下さい』
周りにいた護衛の人が急いでイーサン殿下を止めに入った。
『ゲホッ』
『これでやっと婚約破棄出来ますね?貴方も嬉しいでしょう?こんな嫌いな女と結婚しなくて済むのですから』
ーーあ!叩かれる!
彼はわたしを凄い顔をして睨んで手を振り上げた。
わたしは頭を守るように手で頭を覆って屈んだ。
『もういい、わかった』
あんなことされたんだからもう殿下とは婚約解消しているはずだもの。今更誰かに聞いても仕方がない。
周りにとっては3年前の話。わたしにとっては1週間前の話なんだけどね。
ほんと、この3年間の記憶がないって不便。
とりあえず学校のことはセリーヌ様とリーゼ様が屋敷に来てくれて話を聞くことができた。
もちろんイーサン殿下のことは一切知りたくないのでその話は聞きたくないとお願いした。
まだ記憶が戻って1週間だもの、そんな嫌な話はずっと先でいい。なんなら関わらないなら死んでからでもいいかも。
「本当にこの3年間のことを忘れてしまったの?」
「そうみたい、セリーヌ様もリーゼ様もとても綺麗になって大人になったからとっても驚いたわ」
「綺麗?ふふ、その話し方は昔のカトリーヌ様だわ」
「昔の?最近のわたしってどんな感じだったの?」
「…お淑やかでいつも笑顔を絶やさない人。…かな」
ーーお淑やか?笑顔を絶やさない?
想像が出来ない。
だっていつも陰口を言われ無視されて過ごしていたのに?
三人と仲良くなってからは少しは周りも落ち着いてきて意地悪も減ったけど……
「わたしがお淑やか?笑顔を絶やさない?
では木登りなんてもちろんもうすることはない?」
「いや、普通しないから。カトリーヌ様だけだからね?」リーゼ様はさっきまでご令嬢だったはずなのに、大きな声を出していた。
「もう!昔のカトリーヌ様と話すとわたし達の話し方まで昔に戻ってしまうわ」
二人がクスクスと笑い出した。
「お帰りなさい、カトリーヌ様。わたしは今のあなたの方が好きよ」
「わたしも!今までのカトリーヌ様も嫌いではなかったけどこっちの方がカトリーヌ様らしいわ」
「3年間のわたしがどんな風に過ごしてきたか少しずつ話は聞いているのだけど……お母様のことはどう接していいのかわからなくて逃げ回っているの。
だから使用人に聞くしかなくて…でもいきなり全て聞いてしまうより少しずつ知った方がいいのかもしれないと思ってはいるの」
「うん、確かに混乱するわよね。目覚めたら16歳になっていて自分が覚えていないカトリーヌ様が3年間生活していたのだもの、それをすぐに理解するのは難しいかも……」
「ねえ、それよりも勉強の方は大丈夫?ついていけるのかしら?」
「一応高等部の教科書を読んでみたのだけど、ほとんどわかったの……勉強に関しては記憶として残っているのかも…」
「じゃあ、月曜からはまた学校に来るのね?わたし達がフォローをするから安心してね」
「うん、助かるわ。ところで今わたしの敵は何人?」
【記憶を失ったカトリーヌ編】
受け入れて仕舞えば楽になった。
諦めて仕舞えば考え込まなくてよくなった。
もう「カトリーヌ」になろう。
それしか生きていく場所はないのだから。
違和感しかない日々。
ただ食事の時間だけがホッとする。
何も覚えていないはずなのに、『味』を体が覚えているのかもしれない。
いつも気が張ってピリピリとして過ごす日々の中でホッと楽に息をできるのが食事をしている時だけ。
以前のわたしはたぶんこの『味』が大好きだったのだろうと思う。
お母様はわたしが食べている姿を優しく見守る。
そしてよく話しかけてきた。
「カトリーヌは小さな頃から食べることが好きだったのよ」
「あら?嫌いだったピーマンと人参が食べられるようになっていたのね?」
「あなたの髪の色はね、わたしのお母様の色なの」
「お祖母様ですか?」
「わたしが幼い頃に亡くなったお母様にあなたはよく似ているわ」
「そうなんですね」
わたしの髪の色は周りを見ても確かに違う気がしていた。
「ごめんなさいね……」
何度となく聞く言葉。
「別にこの髪の色もわたしの顔も「お母様」がわざとにしたわけではないのですから気にしないでください。それに何も問題はありませんわ」
「………そうね」
わたしから目を逸らす「お母様」はいつも何かを言いたそうにしているのにそこでやめてしまう。
ーー何なのか、知りたいのに聞けない。
ーーーーー
「明日から学校へ行くことになるの」
「お母様」がわたしの友達だったと言う二人を屋敷に招待した。
「初めまして、カトリーヌと申します。よろしくお願いいたします」
挨拶をすると二人が涙ぐんでいた。
「??」何故何も返事が返ってこないのだろう。
わたしはどうしていいのか分からずにじっと立っていた。
「…………カトリーヌ様、助かって良かった……わたしのこと覚えていないの?」
「……会いたかった」
「申し訳ございません。全く記憶がなくお二人のこともわかりませんが明日から学校へ行かなければならないのでお話を聞かせてください」
二人は一日の学校の流れを教えてくれた。
わたしは「そうなんですね」「わかりました」などの言葉を返すのみで、二人とどう接すればいいのか分からなかった。
そしたら最後にセリーヌ様がわたしに言った。
「カトリーヌ様、記憶をなくして辛いのはわかります、何も受け入れられないのも。でもわたしとリーゼ、そして明日から会うドーナル、もう一人ジャン様はあなたの味方です。
何があっても四人はあなたを裏切ることはありません。
それだけは絶対なんです」
涙をためてわたしを見つめて……
ーー「絶対」「裏切らない」
彼女の言葉は違和感だらけの中、わたしの心に響いた。
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