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お義父様、怒る‼︎
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わたしはハディッド伯爵家からの手紙を読んで破り捨てた。
ルディアは何を考えているんだ。
エイミーとハノンの息子のミシェルを婚約させて欲しいだと。
エイミーは暗い顔をしてミシェルと婚約したくないとわたしに相談に来たのだ。
ミシェルが嫌いだとか言っている訳ではない、好きでも無い人と無理矢理婚約などしたくないと言っているだけだ。
わたしはエイミーを縛るつもりはない。彼女が自由に生きる事を望んでいる。
なのに、ハノンはミシェルとの婚約を打診してきた。
断ると今度は旦那であるトムの実家のバラード侯爵家の力を借りて打診してきた。
エイミーとミシェルを婚約させる事に何もメリットはないのに何故そこまで拘るのか分からない。
わたしは再度ハノンに断りを入れる事にした。
エイミーが久しぶりに我が家に帰ってきた。
「エイミー、ハノンとルディアから婚約をさせてあげて欲しいと手紙がきた。一応断ったが諦めが悪い。ミシェルはエイミーを好きなのかな?」
「お義父様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。わたしのことを好きなんてあり得ません、ただの従兄妹としては仲が良いとは思いますがそこに恋愛感情はありません」
エイミーはきっぱりと言った。
「ただ、お母様からの手紙が少し変なのです」
「変とは?」
「姉様が喜ばれればわたしも嬉しい。
わたしが嬉しければエイミーも喜ぶはず。
エイミーが喜んでくれる事を、姉様が一番に考えてくれたのと手紙に書いてあったのです。
これはどう言うことでしょう。
お母様はハノン伯母様が喜ぶからわたしとミシェルを婚約させたいみたいなのです」
ルディアは、精神的に少し弱っているのはみんなわかっている。だが、こんなおかしな手紙を送る程酷いとは思えなかった。
わたしはルディアと叔母様に会いにハディッド領へ行く事にした。
エイミーを連れて行くべきか悩んだが今回は一人で行って確かめてみる事にした。
◇ ◇ ◇
「あの子は、どうしてわたしの言う事を聞かないのかしら。せっかくミシェルと婚約させてあげると言っているのに」
「ねえ、ミシェルもエイミーと婚約したいでしょう?」
「母上がいいと言うなら僕はそれでいいです」
「トム、貴方の実家から圧力をかけてもやはり断ってきたのよ。わたし悲しいわ。エイミーを娘として受け入れてあげたいだけなのに。ルディアとレオのことで醜聞のあるエイミーをわたしは救ってあげたいのよ」
「ハノン、君の優しさに気づかないなんてエイミーは姪としておかしいんだよ。君はいつもみんなに優しすぎるから君が傷つかないか心配だよ」
「トム、愛しているわ」
「わたしも君を愛していよるよ」
ふふ、なんて馬鹿なトム。
わたしはエイミーをミシェルの妻にして飼い殺しにする予定だ。
あの子はとても頭がいい。
ミシェルは素直でいい子だけど、勉強が苦手だ。エイミーなら、伯爵家の領地のことも詳しいし領民達とも仲良くしている。
あの子に伯爵家の仕事をさせれば、わが伯爵家は安定した運営ができる。
楽して暮らすためにはあの子の能力は絶対に必要なのよ。
司書官になるなんてもったいないわ。
◆ ◆ ◆
書くのにつまってきたので、全く違う話を書いて気分転換しています。
短編で書いてみました。
本当にありきたりな内容を男目線で書いています。
ほぼわたしのストレス発散で書いたお話ですがよかったら読んでみてくださいね。
『浮気などしません、愛しているのは貴方だけです』
たぶん10話くらいで完結予定です
ルディアは何を考えているんだ。
エイミーとハノンの息子のミシェルを婚約させて欲しいだと。
エイミーは暗い顔をしてミシェルと婚約したくないとわたしに相談に来たのだ。
ミシェルが嫌いだとか言っている訳ではない、好きでも無い人と無理矢理婚約などしたくないと言っているだけだ。
わたしはエイミーを縛るつもりはない。彼女が自由に生きる事を望んでいる。
なのに、ハノンはミシェルとの婚約を打診してきた。
断ると今度は旦那であるトムの実家のバラード侯爵家の力を借りて打診してきた。
エイミーとミシェルを婚約させる事に何もメリットはないのに何故そこまで拘るのか分からない。
わたしは再度ハノンに断りを入れる事にした。
エイミーが久しぶりに我が家に帰ってきた。
「エイミー、ハノンとルディアから婚約をさせてあげて欲しいと手紙がきた。一応断ったが諦めが悪い。ミシェルはエイミーを好きなのかな?」
「お義父様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。わたしのことを好きなんてあり得ません、ただの従兄妹としては仲が良いとは思いますがそこに恋愛感情はありません」
エイミーはきっぱりと言った。
「ただ、お母様からの手紙が少し変なのです」
「変とは?」
「姉様が喜ばれればわたしも嬉しい。
わたしが嬉しければエイミーも喜ぶはず。
エイミーが喜んでくれる事を、姉様が一番に考えてくれたのと手紙に書いてあったのです。
これはどう言うことでしょう。
お母様はハノン伯母様が喜ぶからわたしとミシェルを婚約させたいみたいなのです」
ルディアは、精神的に少し弱っているのはみんなわかっている。だが、こんなおかしな手紙を送る程酷いとは思えなかった。
わたしはルディアと叔母様に会いにハディッド領へ行く事にした。
エイミーを連れて行くべきか悩んだが今回は一人で行って確かめてみる事にした。
◇ ◇ ◇
「あの子は、どうしてわたしの言う事を聞かないのかしら。せっかくミシェルと婚約させてあげると言っているのに」
「ねえ、ミシェルもエイミーと婚約したいでしょう?」
「母上がいいと言うなら僕はそれでいいです」
「トム、貴方の実家から圧力をかけてもやはり断ってきたのよ。わたし悲しいわ。エイミーを娘として受け入れてあげたいだけなのに。ルディアとレオのことで醜聞のあるエイミーをわたしは救ってあげたいのよ」
「ハノン、君の優しさに気づかないなんてエイミーは姪としておかしいんだよ。君はいつもみんなに優しすぎるから君が傷つかないか心配だよ」
「トム、愛しているわ」
「わたしも君を愛していよるよ」
ふふ、なんて馬鹿なトム。
わたしはエイミーをミシェルの妻にして飼い殺しにする予定だ。
あの子はとても頭がいい。
ミシェルは素直でいい子だけど、勉強が苦手だ。エイミーなら、伯爵家の領地のことも詳しいし領民達とも仲良くしている。
あの子に伯爵家の仕事をさせれば、わが伯爵家は安定した運営ができる。
楽して暮らすためにはあの子の能力は絶対に必要なのよ。
司書官になるなんてもったいないわ。
◆ ◆ ◆
書くのにつまってきたので、全く違う話を書いて気分転換しています。
短編で書いてみました。
本当にありきたりな内容を男目線で書いています。
ほぼわたしのストレス発散で書いたお話ですがよかったら読んでみてくださいね。
『浮気などしません、愛しているのは貴方だけです』
たぶん10話くらいで完結予定です
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