41 / 94
★話し合い ④
しおりを挟む
わたしは、脱線した話を戻した。
「お母様、もう嘆くのも一人で苦しむのも終わりにしましょう。
レオ様は結婚するまでは屑だったみたいですが、結婚してからはメアリー様に騙されただけで、浮気はしていなかったみたいです。
殿下に報告書を見せていただいたのですが、レオ様はメアリー様とは暮らしておらず時折アラン様に会いに行って父親をしていただけらしいです」
「………わたしは……屑…………」
レオ様が呆然としていたがわたしはそちらを見ることもしなかった。
お祖父様がお母様に話しかけた。
「ルディア、ハノンとレオナルドがまさか恋人だったなんて知らなかった。知っていたらお前達を婚約させなかった。いくら侯爵家からの話でも断っていた。すまなかった」
「ルディア、ごめんなさい。わたしは知っていたのに反対しなかったの。貴方がレオナルド様を好いていたから……」
お祖母様も謝った。
前グランデ侯爵は、ルディアを見て頭を下げた。
「わたしの判断ミスだった。
君がショックを受けて邸を出たことを聞いて会いに行ったが冷静に話し合える状態ではないし、君自身別れたいとしか言わない状態だった。我が家も跡継ぎが出来たことのほうが大事だった。君にとっても良いと思いレオナルドと別れさせたのはわたしの一存だった。産まれてみれば、侯爵家と全く似ていない孫だった。何度別れさせようとしたか。その度にメアリーの執拗な反撃に悔しい思いをしてきたが、アランは16年も孫として接してきたんだ。わたしにとっては可愛い孫だ」
「あ、あの、前侯爵様、執拗な反撃とはどう言うものか教えてほしいのです」
わたしが訪ねると、遠くを見て思い出しながら話し出した。
「レオナルドを騙して妻になったのだろうということは、調べがついていた。だがメアリーは、産まれたばかりのアランをわたし達から隠した。だから中々会えず本当にレオナルドの子かどうかの最終確認が出来なかった。会おうとすると部屋の中で喚き散らし開けたら死んでやるとかアランと一緒に死ぬとか、脅してくるんだ。赤子がいるだけに手が出せなかった。」
悔しそうな顔をしていた。
「なんとか顔を見られたのは半年後だった。レオナルドに全く似ていなかった。だから、離縁を言い渡したが屋敷から出て行かず、また、死んでやる!とかアランを窓から捨ててやる!とか脅し始めるんだ。邸が別だったのも悪い方に進んだ。我々が来ることが分かるとアランを連れ部屋に閉じ籠り泣き叫ぶ。さすがに無理矢理離縁させて、そのあとメアリーが社交界で何を言って回るか考えるとしばらくはこのままにしておこうとなった、もちろんその間もメアリーには監視はつけていた。」
「5年経ってそろそろメアリーとの離縁をもう一度しようと動いたら今度は君たちルディア親子に有る事無い事言って回ると脅したんだよ。精神的に追い詰められているルディアに対して
『レオの前の奥さん、婚約したばかりの時にも私とレオのベッドでの話を聞かせたことあったわ。プルプル震えて泣いていたわ!今度は泣くだけかしら?もしかしたら死んでしまうかもね、子どもと一緒に!子どもは、うちのアランだけで十分よ。殺したら楽しそうね。わたしが離縁されたら、わたし、何しちゃうかわかんないわ』と言いだしたんだ」
「……酷いわ」
お母様はショックを受けていた。
「それでもわたし達は離縁は簡単にさせられる。そして彼女を捕らえればいいと思ったが、メアリーは用意周到で捕まらないように保険をかけていたんだよ」
「保険?」
「ああ、メアリーは自分が捕まったら男たちにルディアとメアリーを襲わせるように金を渡しているんだ。我々が調べたところ組織に頼んでいる、メアリーが捕まればいつ誰がどこで二人を襲うか分からない。いくら護衛をつけても万全ではない。組織を探し出すまでは何があっても離縁は出来なかった。それにアランはいい子だ。あんな母親でも慕っていたし、侯爵家の跡取りになるために人並み以上の努力をしていた。そんなアランが不憫でアランには絶対レオナルドと血が繋がっていないことは隠していたんだ。もう知ってしまっていたみたいだが……」
「アラン、すまなかった。わたし達は最初から間違えていたんだ。貴族としての見栄や体裁、醜聞にならないように動いた。君たちを不幸にしてしまった。アラン、エイミー、すまなかった」
静かだと思った。
いつの間にか喚き散らすメアリー様は、隣の部屋へ連れて行かれていた。
「あ、あの、組織?それって小説…ではなくて?」
わたしが質問するとアランが言った。
「母上は碌でもない奴らと連んでいるよ、あの人は自分の為ならどんなことも平気でやる人だ、人が苦しめば苦しむほど喜ぶんだ……」
「もしかして、アランも何かされたの?」
わたしの問いに一瞬だけビクッとした。
「……何もされていな…「ちょっと腕見せて!」
本人は隠していたつもりだったが、剣術の時によく左腕を庇いながら鍛錬をしていたことを思い出した。
癖かと思っていたが、左腕の袖をめくると、ナイフで切られた古傷が沢山ありアザが出来ていた。
足も見ようとズボンの裾を持ち上げようとしたら、殿下に止められた。
「エイミー、それは如何なものかな、君はレディだよ」
「あ、すみません、殿下が見てください」
わたしは慌てて横を向いた。
アランは観念して殿下の前に立っていた。
「アラン、いつから?」
アランは答えなかった。
レオ様はアランのそばに駆け寄り傷の確認をして、アランを抱きしめていた。
「すまなかった、メアリーと君を引き離すことが出来なくて。もっと早くに動いていればこんな酷い目に合うことはなかったのに、わたしが育てることが出来なかったばかりにすまないアラン」
アランは、ぶっきらぼうに
「父上、大丈夫です。母上は酔っ払った時だけしかしないので、上手に逃げるコツも覚えました」
前侯爵様は、アランを見て震えていた。
「わたし達大人の都合に君たちを巻き込んで本当にすまなかった。陛下が動いてくれたおかげで、組織を壊滅させることが出来た。これで少しの憂いもなくお前達も過ごせる。アラン、頼むからこれ以上我慢しないでくれ。痛い時は痛いと言わないとわからないんだ、我慢などしないでくれ」
前侯爵様の話だと、今までも少しずつ組織を潰してきてはいたそうだ。だが、一人二人捕まえたり一箇所のアジトを潰してもまたどこからともなく復活して完全に壊滅出来なかったそうだ。今回、陛下が動いたことで一掃出来たらしい。
王様のチカラ、さすが!
動かす人数が違う………
これでメアリー様との離縁は成立するだろう。
「お母様、もう嘆くのも一人で苦しむのも終わりにしましょう。
レオ様は結婚するまでは屑だったみたいですが、結婚してからはメアリー様に騙されただけで、浮気はしていなかったみたいです。
殿下に報告書を見せていただいたのですが、レオ様はメアリー様とは暮らしておらず時折アラン様に会いに行って父親をしていただけらしいです」
「………わたしは……屑…………」
レオ様が呆然としていたがわたしはそちらを見ることもしなかった。
お祖父様がお母様に話しかけた。
「ルディア、ハノンとレオナルドがまさか恋人だったなんて知らなかった。知っていたらお前達を婚約させなかった。いくら侯爵家からの話でも断っていた。すまなかった」
「ルディア、ごめんなさい。わたしは知っていたのに反対しなかったの。貴方がレオナルド様を好いていたから……」
お祖母様も謝った。
前グランデ侯爵は、ルディアを見て頭を下げた。
「わたしの判断ミスだった。
君がショックを受けて邸を出たことを聞いて会いに行ったが冷静に話し合える状態ではないし、君自身別れたいとしか言わない状態だった。我が家も跡継ぎが出来たことのほうが大事だった。君にとっても良いと思いレオナルドと別れさせたのはわたしの一存だった。産まれてみれば、侯爵家と全く似ていない孫だった。何度別れさせようとしたか。その度にメアリーの執拗な反撃に悔しい思いをしてきたが、アランは16年も孫として接してきたんだ。わたしにとっては可愛い孫だ」
「あ、あの、前侯爵様、執拗な反撃とはどう言うものか教えてほしいのです」
わたしが訪ねると、遠くを見て思い出しながら話し出した。
「レオナルドを騙して妻になったのだろうということは、調べがついていた。だがメアリーは、産まれたばかりのアランをわたし達から隠した。だから中々会えず本当にレオナルドの子かどうかの最終確認が出来なかった。会おうとすると部屋の中で喚き散らし開けたら死んでやるとかアランと一緒に死ぬとか、脅してくるんだ。赤子がいるだけに手が出せなかった。」
悔しそうな顔をしていた。
「なんとか顔を見られたのは半年後だった。レオナルドに全く似ていなかった。だから、離縁を言い渡したが屋敷から出て行かず、また、死んでやる!とかアランを窓から捨ててやる!とか脅し始めるんだ。邸が別だったのも悪い方に進んだ。我々が来ることが分かるとアランを連れ部屋に閉じ籠り泣き叫ぶ。さすがに無理矢理離縁させて、そのあとメアリーが社交界で何を言って回るか考えるとしばらくはこのままにしておこうとなった、もちろんその間もメアリーには監視はつけていた。」
「5年経ってそろそろメアリーとの離縁をもう一度しようと動いたら今度は君たちルディア親子に有る事無い事言って回ると脅したんだよ。精神的に追い詰められているルディアに対して
『レオの前の奥さん、婚約したばかりの時にも私とレオのベッドでの話を聞かせたことあったわ。プルプル震えて泣いていたわ!今度は泣くだけかしら?もしかしたら死んでしまうかもね、子どもと一緒に!子どもは、うちのアランだけで十分よ。殺したら楽しそうね。わたしが離縁されたら、わたし、何しちゃうかわかんないわ』と言いだしたんだ」
「……酷いわ」
お母様はショックを受けていた。
「それでもわたし達は離縁は簡単にさせられる。そして彼女を捕らえればいいと思ったが、メアリーは用意周到で捕まらないように保険をかけていたんだよ」
「保険?」
「ああ、メアリーは自分が捕まったら男たちにルディアとメアリーを襲わせるように金を渡しているんだ。我々が調べたところ組織に頼んでいる、メアリーが捕まればいつ誰がどこで二人を襲うか分からない。いくら護衛をつけても万全ではない。組織を探し出すまでは何があっても離縁は出来なかった。それにアランはいい子だ。あんな母親でも慕っていたし、侯爵家の跡取りになるために人並み以上の努力をしていた。そんなアランが不憫でアランには絶対レオナルドと血が繋がっていないことは隠していたんだ。もう知ってしまっていたみたいだが……」
「アラン、すまなかった。わたし達は最初から間違えていたんだ。貴族としての見栄や体裁、醜聞にならないように動いた。君たちを不幸にしてしまった。アラン、エイミー、すまなかった」
静かだと思った。
いつの間にか喚き散らすメアリー様は、隣の部屋へ連れて行かれていた。
「あ、あの、組織?それって小説…ではなくて?」
わたしが質問するとアランが言った。
「母上は碌でもない奴らと連んでいるよ、あの人は自分の為ならどんなことも平気でやる人だ、人が苦しめば苦しむほど喜ぶんだ……」
「もしかして、アランも何かされたの?」
わたしの問いに一瞬だけビクッとした。
「……何もされていな…「ちょっと腕見せて!」
本人は隠していたつもりだったが、剣術の時によく左腕を庇いながら鍛錬をしていたことを思い出した。
癖かと思っていたが、左腕の袖をめくると、ナイフで切られた古傷が沢山ありアザが出来ていた。
足も見ようとズボンの裾を持ち上げようとしたら、殿下に止められた。
「エイミー、それは如何なものかな、君はレディだよ」
「あ、すみません、殿下が見てください」
わたしは慌てて横を向いた。
アランは観念して殿下の前に立っていた。
「アラン、いつから?」
アランは答えなかった。
レオ様はアランのそばに駆け寄り傷の確認をして、アランを抱きしめていた。
「すまなかった、メアリーと君を引き離すことが出来なくて。もっと早くに動いていればこんな酷い目に合うことはなかったのに、わたしが育てることが出来なかったばかりにすまないアラン」
アランは、ぶっきらぼうに
「父上、大丈夫です。母上は酔っ払った時だけしかしないので、上手に逃げるコツも覚えました」
前侯爵様は、アランを見て震えていた。
「わたし達大人の都合に君たちを巻き込んで本当にすまなかった。陛下が動いてくれたおかげで、組織を壊滅させることが出来た。これで少しの憂いもなくお前達も過ごせる。アラン、頼むからこれ以上我慢しないでくれ。痛い時は痛いと言わないとわからないんだ、我慢などしないでくれ」
前侯爵様の話だと、今までも少しずつ組織を潰してきてはいたそうだ。だが、一人二人捕まえたり一箇所のアジトを潰してもまたどこからともなく復活して完全に壊滅出来なかったそうだ。今回、陛下が動いたことで一掃出来たらしい。
王様のチカラ、さすが!
動かす人数が違う………
これでメアリー様との離縁は成立するだろう。
51
お気に入りに追加
3,094
あなたにおすすめの小説

【完結】王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた〜謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら
冬月光輝
恋愛
侯爵家の令嬢、エリスの夫であるロバートは伯爵家の長男にして、デルバニア王国の第二王女アイリーンの幼馴染だった。
アイリーンは隣国の王子であるアルフォンスと婚約しているが、婚姻の儀式の当日にロバートと共に行方を眩ませてしまう。
国際規模の婚約破棄事件の裏で失意に沈むエリスだったが、同じ境遇のアルフォンスとお互いに励まし合い、元々魔法の素養があったので環境を変えようと修行をして聖女となり、王国でも重宝される存在となった。
ロバートたちが蒸発して二年後のある日、突然エリスの前に元夫が現れる。
エリスは激怒して謝罪を求めたが、彼は「アイリーンと自分の赤子を三人で育てよう」と斜め上のことを言い出した。
妹と旦那様に子供ができたので、離縁して隣国に嫁ぎます
冬月光輝
恋愛
私がベルモンド公爵家に嫁いで3年の間、夫婦に子供は出来ませんでした。
そんな中、夫のファルマンは裏切り行為を働きます。
しかも相手は妹のレナ。
最初は夫を叱っていた義両親でしたが、レナに子供が出来たと知ると私を責めだしました。
夫も婚約中から私からの愛は感じていないと口にしており、あの頃に婚約破棄していればと謝罪すらしません。
最後には、二人と子供の幸せを害する権利はないと言われて離縁させられてしまいます。
それからまもなくして、隣国の王子であるレオン殿下が我が家に現れました。
「約束どおり、私の妻になってもらうぞ」
確かにそんな約束をした覚えがあるような気がしますが、殿下はまだ5歳だったような……。
言われるがままに、隣国へ向かった私。
その頃になって、子供が出来ない理由は元旦那にあることが発覚して――。
ベルモンド公爵家ではひと悶着起こりそうらしいのですが、もう私には関係ありません。
※ざまぁパートは第16話〜です

【完結】婚約者は自称サバサバ系の幼馴染に随分とご執心らしい
冬月光輝
恋愛
「ジーナとはそんな関係じゃないから、昔から男友達と同じ感覚で付き合ってるんだ」
婚約者で侯爵家の嫡男であるニッグには幼馴染のジーナがいる。
ジーナとニッグは私の前でも仲睦まじく、肩を組んだり、お互いにボディタッチをしたり、していたので私はそれに苦言を呈していた。
しかし、ニッグは彼女とは仲は良いがあくまでも友人で同性の友人と同じ感覚だと譲らない。
「あはは、私とニッグ? ないない、それはないわよ。私もこんな性格だから女として見られてなくて」
ジーナもジーナでニッグとの関係を否定しており、全ては私の邪推だと笑われてしまった。
しかし、ある日のこと見てしまう。
二人がキスをしているところを。
そのとき、私の中で何かが壊れた……。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。

誰でもイイけど、お前は無いわw
猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。
同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。
見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、
「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」
と言われてしまう。

【完結】私はいてもいなくても同じなのですね ~三人姉妹の中でハズレの私~
紺青
恋愛
マルティナはスコールズ伯爵家の三姉妹の中でハズレの存在だ。才媛で美人な姉と愛嬌があり可愛い妹に挟まれた地味で不器用な次女として、家族の世話やフォローに振り回される生活を送っている。そんな自分を諦めて受け入れているマルティナの前に、マルティナの思い込みや常識を覆す存在が現れて―――家族にめぐまれなかったマルティナが、強引だけど優しいブラッドリーと出会って、少しずつ成長し、別離を経て、再生していく物語。
※三章まで上げて落とされる鬱展開続きます。
※因果応報はありますが、痛快爽快なざまぁはありません。
※なろうにも掲載しています。
完結 貴族生活を棄てたら王子が追って来てメンドクサイ。
音爽(ネソウ)
恋愛
王子の婚約者になってから様々な嫌がらせを受けるようになった侯爵令嬢。
王子は助けてくれないし、母親と妹まで嫉妬を向ける始末。
貴族社会が嫌になった彼女は家出を決行した。
だが、有能がゆえに王子妃に選ばれた彼女は追われることに……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる