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★高等部1年生⑬
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お母様は、ハノン伯母様の邸に帰ってから会っていない。
わたしはもう隠す必要がないので、ハノン伯母様の邸に初めて訪れた。
学園ではすれ違い目線だけで挨拶していたミシェル。
「エイミー、やっと話せた!やっとゆっくり会えた!君に会っても話せなくて辛かったんだ」
「あら?わたしのことそんなに大好きだったの?」
「うん?だってエイミーといると面白いことがあるからね。君の周りはいつも楽しそうに見えて羨ましかったんだ」
「面白い?よくわからないけどみんな素敵な友人ばかりよ!今度みんなでお昼一緒に食べましょう」
「え?無理だよ。カイル殿下も一緒だろう?恐れ多いよ」
「カイル殿下はとっても優しいから大丈夫よ」
「じゃあ機会があったらぜひお願いしようかな」
わたしはミシェルと別れ、お祖母様がお母様の部屋へ案内してくれた。
お祖母様は、わたしのことをとても心配していた。
「エイミー、今まで貴方に黙っていてごめんなさい。ルディアを許してあげて欲しいの。あの子は心が壊れてしまってわたし達では救ってあげることが出来なかったの、わたし達に出来ることはそばに居てあげることだけだった…」
「お祖母様、わたしは平気です。今まで聞けなくて疑問に思っていたことがわかったのでスッキリしています。お母様のことも怒っていません。わたしはお母様に愛されて育ったんです。わたしも愛しています」
お祖母様は少しやつれて見えた。
「お祖母様、心配することは何もありません。安心して待っていてください」
わたしはお母様の部屋に入った。
「お母様、御加減は如何ですか?」
お母様は、椅子に座りボーッとしていた。
わたしはお母様の元に行き手を握りしめてお母様の前に座った。
「お母様、ハノン伯母様に話は聞きました。お母様、とても辛い思いをしていたのですね。わたしは何も知らずに幸せに暮らしていました。お母様、わたしを産んでくれてありがとうございます、そしてわたしはお母様の娘で幸せです」
「エイミー……ごめんなさい。貴方を愛しているの。なのにわたしは自分が大事で本当のことを話さず人の話も聞かなくて、貴方には嫌な思いをさせてきたわ。本当は養子にならなくても良かったのにごめんなさい」
「お母様に謝られることなんて何もないわ。それよりもいつかレオ様にお会いしたら一発ぶん殴ってあげるわ。わたしの大事なお母様を不幸にしたんだから、やっぱり一発じゃなくて十発くらい殴らないといけないかしら?わたしもっと殴るの上手になるように鍛錬しなきゃ」
「エイミー?女の子がそんなことしたらダメよ」
「あら?お母様も一発くらい殴ったらスッキリすると思うわ。それよりもメアリー様よ。あの女どうにかしないといけないと思うの。アランだって可哀想よ。自分の息子を殺すとか言うなんて頭おかしいんじゃないのかな?」
「エ、エイミー……あの女って……」
「あら?だって許せないわ。人を陥れて自分だけ幸せになって!なんとかギャフンと言わせたいわ!」
「エイミー、わたしがこんなに辛くて悩んでいたのに、、貴方って子は……こんな簡単に私の悩みを終わらせるの?わたしは、許されるはずがないのに……」
「もうお母様、そんな顔なさらないで!みんなで協力すればなんとかなるわよ!殿下にも頼んだの。見てなさい!メアリー様、ギャフンと言わせてやるから!」
わたしはもう隠す必要がないので、ハノン伯母様の邸に初めて訪れた。
学園ではすれ違い目線だけで挨拶していたミシェル。
「エイミー、やっと話せた!やっとゆっくり会えた!君に会っても話せなくて辛かったんだ」
「あら?わたしのことそんなに大好きだったの?」
「うん?だってエイミーといると面白いことがあるからね。君の周りはいつも楽しそうに見えて羨ましかったんだ」
「面白い?よくわからないけどみんな素敵な友人ばかりよ!今度みんなでお昼一緒に食べましょう」
「え?無理だよ。カイル殿下も一緒だろう?恐れ多いよ」
「カイル殿下はとっても優しいから大丈夫よ」
「じゃあ機会があったらぜひお願いしようかな」
わたしはミシェルと別れ、お祖母様がお母様の部屋へ案内してくれた。
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「エイミー、今まで貴方に黙っていてごめんなさい。ルディアを許してあげて欲しいの。あの子は心が壊れてしまってわたし達では救ってあげることが出来なかったの、わたし達に出来ることはそばに居てあげることだけだった…」
「お祖母様、わたしは平気です。今まで聞けなくて疑問に思っていたことがわかったのでスッキリしています。お母様のことも怒っていません。わたしはお母様に愛されて育ったんです。わたしも愛しています」
お祖母様は少しやつれて見えた。
「お祖母様、心配することは何もありません。安心して待っていてください」
わたしはお母様の部屋に入った。
「お母様、御加減は如何ですか?」
お母様は、椅子に座りボーッとしていた。
わたしはお母様の元に行き手を握りしめてお母様の前に座った。
「お母様、ハノン伯母様に話は聞きました。お母様、とても辛い思いをしていたのですね。わたしは何も知らずに幸せに暮らしていました。お母様、わたしを産んでくれてありがとうございます、そしてわたしはお母様の娘で幸せです」
「エイミー……ごめんなさい。貴方を愛しているの。なのにわたしは自分が大事で本当のことを話さず人の話も聞かなくて、貴方には嫌な思いをさせてきたわ。本当は養子にならなくても良かったのにごめんなさい」
「お母様に謝られることなんて何もないわ。それよりもいつかレオ様にお会いしたら一発ぶん殴ってあげるわ。わたしの大事なお母様を不幸にしたんだから、やっぱり一発じゃなくて十発くらい殴らないといけないかしら?わたしもっと殴るの上手になるように鍛錬しなきゃ」
「エイミー?女の子がそんなことしたらダメよ」
「あら?お母様も一発くらい殴ったらスッキリすると思うわ。それよりもメアリー様よ。あの女どうにかしないといけないと思うの。アランだって可哀想よ。自分の息子を殺すとか言うなんて頭おかしいんじゃないのかな?」
「エ、エイミー……あの女って……」
「あら?だって許せないわ。人を陥れて自分だけ幸せになって!なんとかギャフンと言わせたいわ!」
「エイミー、わたしがこんなに辛くて悩んでいたのに、、貴方って子は……こんな簡単に私の悩みを終わらせるの?わたしは、許されるはずがないのに……」
「もうお母様、そんな顔なさらないで!みんなで協力すればなんとかなるわよ!殿下にも頼んだの。見てなさい!メアリー様、ギャフンと言わせてやるから!」
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