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学園② ➖アラン編➖
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俺は高等部に入った。
エイミーと俺は二人共2位の成績だった。
名前が先に俺が書かれているからと怒る変わった奴。
俺は相手にしなかった。
席がエイミーの隣になった。故意ではないが、エイミーがあからさまに嫌な顔をしたので
「エイミー、初めて隣の席だね。僕の邪魔にならないように静かにしてね」
と言ってやった。
そしたら俺の顔を見ないように正面を向いたままエイミーは答えた。
「アラン、わたしは貴方が話しかけてこなければ貴方とお話するつもりはないわ!
だから大丈夫よ」
「……了解」
おれはムカつきながらも返事をした。
高等部1年生が始まった。
エイミーは最近女の子からちょっとしたいじめを受けているみたいだった。
たぶん俺の所為だと思う。
いつもお互い絡んでしまうので、侯爵家の婚約者を狙ってる女の子達がエイミーに嫉妬して意地悪をしているみたいだ。
殿下とエイミーの方がよっぽど仲が良いのに二人にやきもちを妬く人はいない。
たぶん二人に恋愛的な空気がなくいつもほのぼのとしているし、殿下に恋をしても結婚出来るわけがないと分かっている令嬢達は敢えて危険な賭けをしない。だから殿下に迫る令嬢は少ない。確実な俺を狙っているのだと思う。
俺はエイミーを助ける気なんかない。
あいつといるとイライラする。
でもあいつの教科書がなくなり、あいつが大きな声で話し出した。
「わたしは侯爵令嬢なのよ!犯人を見つけたら謝罪して頂いてその家にもきちんとご報告させて頂くわ。覚えてらっしゃい!」
と言いながら右手で髪をかき上げて、教室の女の子達を見て微笑んだ。
「迫力が足りないわ」
と、シャーリーが言った。
「睨みも必要だわ」
と、イザベラが苦笑い。
「エイミーの可愛さがまだ残っているね」
と、カイル殿下。
「君が嫌われているからじゃないの?」
横から俺は言った。
「だ、誰のせいでいっつも教科書を隠されたり筆箱がなくなったりしていると思うの!」
エイミーは、俺を見て怒鳴り上げていた。
「君自身に問題があるんじゃないのかな?」
エイミーは体を震わせて涙声で
「貴方と関わらなければこんな目に合わないのにわ、わたし…何もしていないのに‥…ひどいわ」
と言いながらハンカチで目を押さえた。
プッ!
笑い出したのは殿下だった。
「エイミー、笑わせないで…アッハッハ」
殿下がお腹を抱えて笑っていた。
「エイミー、ハンカチで押さえながら顔がにやけてたわよ」
と、シャーリーが呆れながら言った。
エイミーはハンカチで目を押さえるのをやめて、殿下を見てハッとした。
「殿下!お腹を抱えて笑ってるわ!やったあ!」
エイミーは殿下が笑っているのを喜んでいると、イザベラが不思議そうにしていた。
「何故殿下が笑うと嬉しいの?」
「それは殿下が笑った顔をわたしが見てみたかったからよ」
エイミーはやっぱり変だった。
なんで殿下の笑顔が見たいのかわからない。だって殿下はいつもエイミーを見てニコニコしている。
俺はエイミーに腹が立ってつい言ってしまった。
「君ってやっぱり馬鹿なの?」
「人を馬鹿って言う人の方が馬鹿なんです!」
エイミーは至って真面目に答えた。
「とにかく教科書探しに行かないと!では、馬鹿アラン失礼!」
去って行ったエイミー。一緒に探しに行った殿下とシャーリーとイザベラ。
俺は意地悪をしている女の子達に向かってにっこり微笑んだ。
「君たち、エイミーにあんまり意地悪していたら彼女の家の侯爵家から君たちの家に話が行くかも知れないよ。彼女は力のあるボガード侯爵の娘だからね、どうなるかまではわからないけど」
エイミー達が教室に戻ると何故かみんながシーンとしていて重たい空気だった。
◇ ◇ ◇
社交界デビューは女の子だけではない。
俺たち男も成人となりデビューする。
婚約者のいない俺は、母上の兄の娘、キーラ・タンブリン男爵令嬢をエスコートすることになった。2歳年上である。
キーラとはごくたまに会うだけなので仲が良い訳ではないが別に仲が悪いわけでもない。
二人で仲良く寄り添っていると、仲の良いクラスメイトが声をかけてくる。
「そちらはキーラ様ですよね。お二人は……」
「僕の従姉なんだ。今日はエスコートさせてもらっているんだ」
女の子達はあからさまにホッとして去っていった。
俺は侯爵家の跡取りではないのにそれを知ったらみんな去っていくのだろうかとぼんやりと考えた。
俺の価値なんて侯爵嫡男ということだけ。
誰も俺のことなんて見てくれない。
俺はいつも笑顔で誤魔化して過ごしていた。
少し疲れてベランダに出ていたら、庭にエイミーがいるのに気づいた。
エイミーの変な動きが気になりそっと近づいた。
そしたら話しが聞こえてきた。
「貴方に会いたくなどなかったわ」
「ぼくは、会いたかった。忘れることなんて出来なかった」
この声は父上だ。
「わたしはもう貴方のことは忘れたわ。もう、17年前のことよ。今さらわたしに話しかけないで頂戴」
「ずっと社交界から離れていただろう?どうして突然ここに現れたんだい?」
「もういい加減、時間も経ったから社交を始めてもいいと思ったのよ」
エイミーは顔を見たかったみたいで立ち上がりこっそりと見に行こうとした。
「エイミー?」
と、俺は慌てて声をかけた。
エイミーが振り返った。
「アラン……何か御用かしら?」
エイミーは聞こえてきた声の方に行きたいのに引き止められてイライラしていた。
「庭に出るのはよくないな」
俺は父上を見られたくなくて急いで言い訳をした。
「どうして?」
「女の子には分からないと思うけど、変なヤツに無理矢理絡まれたりするんだ。だから危ないって聞いた」
「あら?大丈夫よ。体術も結構得意なの知っているでしょう?」
俺はエイミーの言い方にイライラして突然抱きしめた。
エイミーは驚いて動けなかった。
いつも食ってかかってくる生意気なエイミーが小さくて壊れそうだったことに驚いた。
「ね?ほら?突然だと体術なんて使えないものなんだ」
そっとエイミーを離して、言い訳をして笑って誤魔化しながら言った。
エイミーは馬鹿にされた気分だったのか悔しそうに叫んだ。
「アランの馬鹿!あんたなんか大っ嫌い!」
エイミーは急いで庭を後にして、会場に戻って行った。
俺はなんとか父上を見られなかったのでホッとしたが、父上に俺の声が聞かれていたかも知れないと内心焦っていた。
でも今の会話はたぶん前妻のルディアという人だと思った。
俺は好奇心で陰からこっそり顔を見た。
そこにいたのはエイミーにそっくりの人だった。
エイミーが何故二人の姿を見ようとしたのか理由がわかった。
そして、いつもエイミーを見るとイライラする理由も今わかった。
あの髪の色だからだったんだ。
エイミーと俺は二人共2位の成績だった。
名前が先に俺が書かれているからと怒る変わった奴。
俺は相手にしなかった。
席がエイミーの隣になった。故意ではないが、エイミーがあからさまに嫌な顔をしたので
「エイミー、初めて隣の席だね。僕の邪魔にならないように静かにしてね」
と言ってやった。
そしたら俺の顔を見ないように正面を向いたままエイミーは答えた。
「アラン、わたしは貴方が話しかけてこなければ貴方とお話するつもりはないわ!
だから大丈夫よ」
「……了解」
おれはムカつきながらも返事をした。
高等部1年生が始まった。
エイミーは最近女の子からちょっとしたいじめを受けているみたいだった。
たぶん俺の所為だと思う。
いつもお互い絡んでしまうので、侯爵家の婚約者を狙ってる女の子達がエイミーに嫉妬して意地悪をしているみたいだ。
殿下とエイミーの方がよっぽど仲が良いのに二人にやきもちを妬く人はいない。
たぶん二人に恋愛的な空気がなくいつもほのぼのとしているし、殿下に恋をしても結婚出来るわけがないと分かっている令嬢達は敢えて危険な賭けをしない。だから殿下に迫る令嬢は少ない。確実な俺を狙っているのだと思う。
俺はエイミーを助ける気なんかない。
あいつといるとイライラする。
でもあいつの教科書がなくなり、あいつが大きな声で話し出した。
「わたしは侯爵令嬢なのよ!犯人を見つけたら謝罪して頂いてその家にもきちんとご報告させて頂くわ。覚えてらっしゃい!」
と言いながら右手で髪をかき上げて、教室の女の子達を見て微笑んだ。
「迫力が足りないわ」
と、シャーリーが言った。
「睨みも必要だわ」
と、イザベラが苦笑い。
「エイミーの可愛さがまだ残っているね」
と、カイル殿下。
「君が嫌われているからじゃないの?」
横から俺は言った。
「だ、誰のせいでいっつも教科書を隠されたり筆箱がなくなったりしていると思うの!」
エイミーは、俺を見て怒鳴り上げていた。
「君自身に問題があるんじゃないのかな?」
エイミーは体を震わせて涙声で
「貴方と関わらなければこんな目に合わないのにわ、わたし…何もしていないのに‥…ひどいわ」
と言いながらハンカチで目を押さえた。
プッ!
笑い出したのは殿下だった。
「エイミー、笑わせないで…アッハッハ」
殿下がお腹を抱えて笑っていた。
「エイミー、ハンカチで押さえながら顔がにやけてたわよ」
と、シャーリーが呆れながら言った。
エイミーはハンカチで目を押さえるのをやめて、殿下を見てハッとした。
「殿下!お腹を抱えて笑ってるわ!やったあ!」
エイミーは殿下が笑っているのを喜んでいると、イザベラが不思議そうにしていた。
「何故殿下が笑うと嬉しいの?」
「それは殿下が笑った顔をわたしが見てみたかったからよ」
エイミーはやっぱり変だった。
なんで殿下の笑顔が見たいのかわからない。だって殿下はいつもエイミーを見てニコニコしている。
俺はエイミーに腹が立ってつい言ってしまった。
「君ってやっぱり馬鹿なの?」
「人を馬鹿って言う人の方が馬鹿なんです!」
エイミーは至って真面目に答えた。
「とにかく教科書探しに行かないと!では、馬鹿アラン失礼!」
去って行ったエイミー。一緒に探しに行った殿下とシャーリーとイザベラ。
俺は意地悪をしている女の子達に向かってにっこり微笑んだ。
「君たち、エイミーにあんまり意地悪していたら彼女の家の侯爵家から君たちの家に話が行くかも知れないよ。彼女は力のあるボガード侯爵の娘だからね、どうなるかまではわからないけど」
エイミー達が教室に戻ると何故かみんながシーンとしていて重たい空気だった。
◇ ◇ ◇
社交界デビューは女の子だけではない。
俺たち男も成人となりデビューする。
婚約者のいない俺は、母上の兄の娘、キーラ・タンブリン男爵令嬢をエスコートすることになった。2歳年上である。
キーラとはごくたまに会うだけなので仲が良い訳ではないが別に仲が悪いわけでもない。
二人で仲良く寄り添っていると、仲の良いクラスメイトが声をかけてくる。
「そちらはキーラ様ですよね。お二人は……」
「僕の従姉なんだ。今日はエスコートさせてもらっているんだ」
女の子達はあからさまにホッとして去っていった。
俺は侯爵家の跡取りではないのにそれを知ったらみんな去っていくのだろうかとぼんやりと考えた。
俺の価値なんて侯爵嫡男ということだけ。
誰も俺のことなんて見てくれない。
俺はいつも笑顔で誤魔化して過ごしていた。
少し疲れてベランダに出ていたら、庭にエイミーがいるのに気づいた。
エイミーの変な動きが気になりそっと近づいた。
そしたら話しが聞こえてきた。
「貴方に会いたくなどなかったわ」
「ぼくは、会いたかった。忘れることなんて出来なかった」
この声は父上だ。
「わたしはもう貴方のことは忘れたわ。もう、17年前のことよ。今さらわたしに話しかけないで頂戴」
「ずっと社交界から離れていただろう?どうして突然ここに現れたんだい?」
「もういい加減、時間も経ったから社交を始めてもいいと思ったのよ」
エイミーは顔を見たかったみたいで立ち上がりこっそりと見に行こうとした。
「エイミー?」
と、俺は慌てて声をかけた。
エイミーが振り返った。
「アラン……何か御用かしら?」
エイミーは聞こえてきた声の方に行きたいのに引き止められてイライラしていた。
「庭に出るのはよくないな」
俺は父上を見られたくなくて急いで言い訳をした。
「どうして?」
「女の子には分からないと思うけど、変なヤツに無理矢理絡まれたりするんだ。だから危ないって聞いた」
「あら?大丈夫よ。体術も結構得意なの知っているでしょう?」
俺はエイミーの言い方にイライラして突然抱きしめた。
エイミーは驚いて動けなかった。
いつも食ってかかってくる生意気なエイミーが小さくて壊れそうだったことに驚いた。
「ね?ほら?突然だと体術なんて使えないものなんだ」
そっとエイミーを離して、言い訳をして笑って誤魔化しながら言った。
エイミーは馬鹿にされた気分だったのか悔しそうに叫んだ。
「アランの馬鹿!あんたなんか大っ嫌い!」
エイミーは急いで庭を後にして、会場に戻って行った。
俺はなんとか父上を見られなかったのでホッとしたが、父上に俺の声が聞かれていたかも知れないと内心焦っていた。
でも今の会話はたぶん前妻のルディアという人だと思った。
俺は好奇心で陰からこっそり顔を見た。
そこにいたのはエイミーにそっくりの人だった。
エイミーが何故二人の姿を見ようとしたのか理由がわかった。
そして、いつもエイミーを見るとイライラする理由も今わかった。
あの髪の色だからだったんだ。
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