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★高等部1年生⑤
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あれから教科書や筆箱などの私物がなくなる事がない。
あれだけ飽きもせず陰湿な意地悪をしていたのに!
誰がしたかも結局犯人特定できず(引っ叩いて)注意する事ができずにいる。
(それもなんだか悔しい!)
◇ ◇ ◇
いよいよ明日は社交界デビュー!
学園のダンスパーティーでは、中等部という事もあって、大人への憧れで大人っぽく綺麗めで攻めたが今回は16歳らしい可愛らしさでいくことにしている。
白いシルクのドレスにふんだんに使ったレース。パールがアクセントになっていて踊る時にキラキラと輝いて、もう明日が楽しみ!
お義兄様も今日は公爵家にお泊まり。
もちろんお母様もお祖母様も。
そして、ボガード家一同も公爵家に泊まる。
わたしの家族がみんな公爵家に集まったのはシャーリーのお父様であるライアン様がみんなを呼んで下さったからだ。
シャーリーとわたしは明日のために早く寝ることにした。
◇ ◇ ◇
朝起きると、侍女が三人がかりで、わたしをお風呂で磨き上げ、ベッドで全身マッサージをしてくれた。
(もうなんだかデビュー前に疲れてしまったわ)
昼食をいただき少しゆっくり家族と話をした。
「エイミー、おめでとう。今夜のきみを見るのがとても楽しみだよ」
お義父様がニコニコしていた。
「やはり僕が君をエスコートした方がいいんじゃないかな?」
「父上、大丈夫です。エイミーとのファーストダンスは僕がしっかりリードしますから安心してください」
ラオール義兄様が笑顔で答えた。
「そうか…」
お父様は少しシュンとなっていた。
「お父様、ではわたしのデビューの時はお願いしますね」
メイが言うと嬉しそうな顔をした。
お義母様はわたしを見て
「エイミー、今日は貴方が主役よ。そう思って参加するのよ。素敵な夜を過ごしてね」
と言って微笑んでくれた。
「お義母様、ありがとうございます。お二人が作ってくださったドレスがとても可愛くて、わたし今夜は魔法をかけられたお姫様の気分になれそうだわ」
わたしの言葉が面白かったからなのか、みんな笑ってくれた。
わたしはいつものように至って真面目に答えただけなのにな。
お母様は、わたしを抱きしめてくれた。
「会場では貴方とわたしは赤の他人。わたしは離れた場所でハノン姉様と見守っているわ」
お母様は寂しそうに微笑んだ。
「はい、お母様。ありがとうございます」
家族団欒の後は、また、侍女が三人がかりで髪を纏めたりメイクをしたりしてドレスを着せてくれた。
もちろんお義母様やお母様も公爵家の侍女達が綺麗に着飾ってくれた。
侍女のみんなには頭があがらない。今度みんなに何かお礼しなくっちゃ。
そしてわたしはお義兄様と義両親と侯爵家の家紋の入った馬車に乗り王宮へと向かった。
お母様は、ハノン伯母様達と伯爵家の馬車に乗り向かった。
もちろん、シャーリー達も公爵家の馬車に乗った。
シャーリーのエスコート役はシャーリーの兄であるアーサー様である。
あれだけ飽きもせず陰湿な意地悪をしていたのに!
誰がしたかも結局犯人特定できず(引っ叩いて)注意する事ができずにいる。
(それもなんだか悔しい!)
◇ ◇ ◇
いよいよ明日は社交界デビュー!
学園のダンスパーティーでは、中等部という事もあって、大人への憧れで大人っぽく綺麗めで攻めたが今回は16歳らしい可愛らしさでいくことにしている。
白いシルクのドレスにふんだんに使ったレース。パールがアクセントになっていて踊る時にキラキラと輝いて、もう明日が楽しみ!
お義兄様も今日は公爵家にお泊まり。
もちろんお母様もお祖母様も。
そして、ボガード家一同も公爵家に泊まる。
わたしの家族がみんな公爵家に集まったのはシャーリーのお父様であるライアン様がみんなを呼んで下さったからだ。
シャーリーとわたしは明日のために早く寝ることにした。
◇ ◇ ◇
朝起きると、侍女が三人がかりで、わたしをお風呂で磨き上げ、ベッドで全身マッサージをしてくれた。
(もうなんだかデビュー前に疲れてしまったわ)
昼食をいただき少しゆっくり家族と話をした。
「エイミー、おめでとう。今夜のきみを見るのがとても楽しみだよ」
お義父様がニコニコしていた。
「やはり僕が君をエスコートした方がいいんじゃないかな?」
「父上、大丈夫です。エイミーとのファーストダンスは僕がしっかりリードしますから安心してください」
ラオール義兄様が笑顔で答えた。
「そうか…」
お父様は少しシュンとなっていた。
「お父様、ではわたしのデビューの時はお願いしますね」
メイが言うと嬉しそうな顔をした。
お義母様はわたしを見て
「エイミー、今日は貴方が主役よ。そう思って参加するのよ。素敵な夜を過ごしてね」
と言って微笑んでくれた。
「お義母様、ありがとうございます。お二人が作ってくださったドレスがとても可愛くて、わたし今夜は魔法をかけられたお姫様の気分になれそうだわ」
わたしの言葉が面白かったからなのか、みんな笑ってくれた。
わたしはいつものように至って真面目に答えただけなのにな。
お母様は、わたしを抱きしめてくれた。
「会場では貴方とわたしは赤の他人。わたしは離れた場所でハノン姉様と見守っているわ」
お母様は寂しそうに微笑んだ。
「はい、お母様。ありがとうございます」
家族団欒の後は、また、侍女が三人がかりで髪を纏めたりメイクをしたりしてドレスを着せてくれた。
もちろんお義母様やお母様も公爵家の侍女達が綺麗に着飾ってくれた。
侍女のみんなには頭があがらない。今度みんなに何かお礼しなくっちゃ。
そしてわたしはお義兄様と義両親と侯爵家の家紋の入った馬車に乗り王宮へと向かった。
お母様は、ハノン伯母様達と伯爵家の馬車に乗り向かった。
もちろん、シャーリー達も公爵家の馬車に乗った。
シャーリーのエスコート役はシャーリーの兄であるアーサー様である。
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