10 / 23
私は怒られるのか嫌い、胃がきりきりする。
しおりを挟む
私は、早朝から長老に呼び出された。
また何かしたかな。
前こうやって朝呼び出された時は遊んでいたら、弓を折っちゃって呼び出されたんだよな。
その前は、気の上で遊んでいて、建設中の建物に足を滑らせて落ちたから怒られたんだよね。
全部不可幸力なのにさぁ、しょうがないじゃんね?
とりあえず、怒らせると怖いから正座しておこう。
「ジュキ怒らないから足を崩しなさい。」
「呼び出されると怒られるのかなって思っちゃったよ、何かあったのかな?」
「狩猟が仕事のエルフたちを、野菜の仕事のほうに何名か回そうと思うんだ。」
私はすごく嫌な顔をしたと思う。
なんか、こう、顔がピクピクってしたからね。
多分、いやそうな顔したんだよな。
奥さんは面白そうな顔でふふふと笑っている。
多分長老にこんな軽口を叩くのは、私ぐらいだから、見せ物か何かだと思っているのだろう。
「狩猟を仕事にしているエルフは守りの要でもある。なので、多くは回せないけど、1つの家族だけ野菜をやりたいと言うエルフが出てきたのだ。」
「パパとママ?」
「ジュザーはもし言われても遠慮してもらわないといけないな。君の家の隣に住んでいる若い夫婦で、新しいエルフを2人預かってもらっている家族だよ。」
「なるほど。私、あんまり大人のエルフは得意じゃないんだよね。」
「その辺は何となく気づいているから大丈夫だよ。君が良ければどうかなぁと思ったのだが。それに畑ももう少し増やしてほしい」
「そっかぁ、長老が増やして欲しいって言うんだったら増やさないといけないね。私手伝ってもらう前にその人たちに会ってみたいんだけど、今日会いに行ってもいいかな?」
ということでその人たちに会いに行くことにした。
ケンが先導で案内してくれている。
2人はとてもと穏やかな人で正直びっくりした。
狩猟を仕事にしているエルフは気性が荒い人が多くて、正直怖いんだよね。
けどこの2人はそんな事はなくて、とても優しくて前世のパパとママを思い出す。
うん採用で。
あ!エルフのパパとママが嫌いなわけじゃないよ。
むしろとっても大好きだよ。
「よろしくお願いします。」
「ジュキ?まとう?2人の名前聞いただろ?なんだったか覚えているか?」
「失礼な…私が5分前の出来事が覚えられないと思う?」
「俺が忘れちゃったから教えて欲しいんだよなぁ?」
「えっと…」
「5分前のことはちゃんと覚えていられるんだろ?教えてくれ?な?」
私が無言でケンをジィっと睨むとため息をついた。
ケンは私のことを睨んだ。
えー?なにか悪いことしたかな~?
「まさかだけどこの人の名前も覚えてないとかないですよね?」
「さすがにわかる!」
彼が指刺したのは最近手伝ってくれている新しいエルフだった。
「えっとね緑っぽい名前なんだっけな。えっとねぇ。すぐに思い出すから、待ってね。えっと…」
「皆さん結構神聖視してますがジュキはこういう奴なので。」
「なんだとー!こういうやつとは!」
「残念ってことだよ。」
「残念…」
夫婦は驚きながらもお上品に笑ってくれた。
私の護衛の新しいエルフはなんとも思ってないのか、にこにこしているだけだ。
「ジュキ様の魅力のひとつですよね?」
何故か頭を撫でられてしまった。
え、そういうポジション系?
「正直おふたりって狩猟を生業にしている人たちって聞いてイメージと違くてびっくりしたんだよね。狩猟生業にしてる人ってなんか…こう、肉食獣みたいな人が多くてさ、なんか苦手だったんだけど2人は大丈夫そうだなって。」
「それなら良かったです…。私はアンで夫はビビですよ。何回でも聞いてください。私たちは殺生はあまり好まなくて…けどジュキ様の作った野菜は私たちにとって太陽みたいな素晴らしいものだなって思ったんですよ…。あっ!けど、ジュキ様が危ない時はわたしたちも戦いますからね!」
「ありがとう。とても頼りにしています。」
ということでおふたりの名前は覚えました。
新しいエルフの子の名前も覚えました。
ほんとに覚えたから。
まじで。
今後の計画をケンに聞いたら、森の周りを全部畑にするらしい。
移民がいる場合は募って、野菜を作って貰うという。
今の畑はとても少ないけれど、森の周りを囲むように畑を作ったらそれはかなりの野菜が作れるんじゃないかな…。
また何かしたかな。
前こうやって朝呼び出された時は遊んでいたら、弓を折っちゃって呼び出されたんだよな。
その前は、気の上で遊んでいて、建設中の建物に足を滑らせて落ちたから怒られたんだよね。
全部不可幸力なのにさぁ、しょうがないじゃんね?
とりあえず、怒らせると怖いから正座しておこう。
「ジュキ怒らないから足を崩しなさい。」
「呼び出されると怒られるのかなって思っちゃったよ、何かあったのかな?」
「狩猟が仕事のエルフたちを、野菜の仕事のほうに何名か回そうと思うんだ。」
私はすごく嫌な顔をしたと思う。
なんか、こう、顔がピクピクってしたからね。
多分、いやそうな顔したんだよな。
奥さんは面白そうな顔でふふふと笑っている。
多分長老にこんな軽口を叩くのは、私ぐらいだから、見せ物か何かだと思っているのだろう。
「狩猟を仕事にしているエルフは守りの要でもある。なので、多くは回せないけど、1つの家族だけ野菜をやりたいと言うエルフが出てきたのだ。」
「パパとママ?」
「ジュザーはもし言われても遠慮してもらわないといけないな。君の家の隣に住んでいる若い夫婦で、新しいエルフを2人預かってもらっている家族だよ。」
「なるほど。私、あんまり大人のエルフは得意じゃないんだよね。」
「その辺は何となく気づいているから大丈夫だよ。君が良ければどうかなぁと思ったのだが。それに畑ももう少し増やしてほしい」
「そっかぁ、長老が増やして欲しいって言うんだったら増やさないといけないね。私手伝ってもらう前にその人たちに会ってみたいんだけど、今日会いに行ってもいいかな?」
ということでその人たちに会いに行くことにした。
ケンが先導で案内してくれている。
2人はとてもと穏やかな人で正直びっくりした。
狩猟を仕事にしているエルフは気性が荒い人が多くて、正直怖いんだよね。
けどこの2人はそんな事はなくて、とても優しくて前世のパパとママを思い出す。
うん採用で。
あ!エルフのパパとママが嫌いなわけじゃないよ。
むしろとっても大好きだよ。
「よろしくお願いします。」
「ジュキ?まとう?2人の名前聞いただろ?なんだったか覚えているか?」
「失礼な…私が5分前の出来事が覚えられないと思う?」
「俺が忘れちゃったから教えて欲しいんだよなぁ?」
「えっと…」
「5分前のことはちゃんと覚えていられるんだろ?教えてくれ?な?」
私が無言でケンをジィっと睨むとため息をついた。
ケンは私のことを睨んだ。
えー?なにか悪いことしたかな~?
「まさかだけどこの人の名前も覚えてないとかないですよね?」
「さすがにわかる!」
彼が指刺したのは最近手伝ってくれている新しいエルフだった。
「えっとね緑っぽい名前なんだっけな。えっとねぇ。すぐに思い出すから、待ってね。えっと…」
「皆さん結構神聖視してますがジュキはこういう奴なので。」
「なんだとー!こういうやつとは!」
「残念ってことだよ。」
「残念…」
夫婦は驚きながらもお上品に笑ってくれた。
私の護衛の新しいエルフはなんとも思ってないのか、にこにこしているだけだ。
「ジュキ様の魅力のひとつですよね?」
何故か頭を撫でられてしまった。
え、そういうポジション系?
「正直おふたりって狩猟を生業にしている人たちって聞いてイメージと違くてびっくりしたんだよね。狩猟生業にしてる人ってなんか…こう、肉食獣みたいな人が多くてさ、なんか苦手だったんだけど2人は大丈夫そうだなって。」
「それなら良かったです…。私はアンで夫はビビですよ。何回でも聞いてください。私たちは殺生はあまり好まなくて…けどジュキ様の作った野菜は私たちにとって太陽みたいな素晴らしいものだなって思ったんですよ…。あっ!けど、ジュキ様が危ない時はわたしたちも戦いますからね!」
「ありがとう。とても頼りにしています。」
ということでおふたりの名前は覚えました。
新しいエルフの子の名前も覚えました。
ほんとに覚えたから。
まじで。
今後の計画をケンに聞いたら、森の周りを全部畑にするらしい。
移民がいる場合は募って、野菜を作って貰うという。
今の畑はとても少ないけれど、森の周りを囲むように畑を作ったらそれはかなりの野菜が作れるんじゃないかな…。
17
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる