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夏夜
じゃ、見ていて? 3
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「……ところで。俺。そろそろ。限界。みたいなんですけど。ココ。もらっていいですか?」
つ。と、鈴の指先が、後ろの入り口を撫でる。それから、ぐり。と、固いものが押し付けられた。
「……ん。もらって」
菫の答えに、鈴はもう一度菫の額にキスをした。それから、身体を反転させられそうになって、菫はその腕を止める。
「待って、その。前からが……いい」
消え行ってしまいそうな声で、菫は懇願した。
「でも。初めては、後ろからの方が楽だって……」
気遣うような鈴の視線に、頬が熱くなる。
「うん。……けど。鈴の顔。見ていたい。ネットの情報とか……そんなの。いいから。俺で気持ちよくなってる鈴が。みたい」
顔を見られるのが恥ずかしくて、鈴の首に腕を回して抱き寄せて、耳元に囁く。一瞬。ひゅ。と、鈴が空気を吸い込むような音がした。
「そんなこと言って……煽って。めちゃくちゃにされたいんですか?」
菫の耳元に囁いた声の熱さと甘さに固まって、その意味を考えている間に、鈴は準備を済ませたようだった。ぱちん。と、ゴムが肌に触れる音がする。
「じゃ。見ていて? あなたを誰が抱いてるか」
両足が左右に大きく開かれる。その間にある菫の男性器は支えられるまでもなく立ち上がっている。ぐ。と、引き寄せられた先、鈴のそれが目に入って、思わず息を飲む。完全に立ち上がりきったそれは、血管が浮いているのすら見て取れた。
「いくよ?」
ローションで濡れたそれが、入り口に宛がわれる。それから、その固い先端が期待にひくつくソコを焦らすように何度か上下した。そんな僅かな感触ですら、全部拾って、菫の身体が震える。
「……は……っう……んん」
ゆっくり。ゆっくり。力が加わっていくのがわかる。その先端が、本来受け入れるはずではない場所を押し広げていくのがわかる。少し進んでは馴染ませるように身を引いて、少しずつ少しずつ。
そのさまを、菫はじっと、見つめていた。
「ん。んんふぅ」
指とは比べ物にならない圧迫感に息が詰まる。
それでも、目が離せない。
鈴が、自分の中に入ろうとしている。それを、見逃したくなかった。
「……う……う……はっ。ああ」
限界近くまで押し広げられている感覚。そのあと、ず。と、不意に抵抗が小さくなって、ソコが何かで満たされたような感覚。
「あ……ぁ」
思わず目を閉じる。
はくはく。と、口だけを動かしても、息が詰まって呼吸ができない。
一瞬遅れて、鈴のソレが一番太いところを潜らせて菫の中に納まったのだと気付く。
「菫さん。……菫。息。して? ゆっくり。そう。上手」
まるで機嫌を取るように優しく、優しく、鈴の掌が頬を撫でる。声が少し掠れている。
目を開くと、少し苦しそうに綺麗な形の眉が寄っていた。額を、頬を伝う汗。半開きの唇からは荒い吐息。心配そうに。けれど、熱を含んで菫を見つめる瞳。目が離せなくなった。
「馴染むまで。ゆっくり。するから」
すごく切羽詰まったような表情をしているくせに、鈴は笑ってくれた。
「鈴ぅ……」
名前を呼ぶと、びくり。と、菫の中の鈴が反応した。
熱い。固い。菫だって男だ。すぐにでも動きたいのを我慢してくれているのがわかる。
つ。と、鈴の指先が、後ろの入り口を撫でる。それから、ぐり。と、固いものが押し付けられた。
「……ん。もらって」
菫の答えに、鈴はもう一度菫の額にキスをした。それから、身体を反転させられそうになって、菫はその腕を止める。
「待って、その。前からが……いい」
消え行ってしまいそうな声で、菫は懇願した。
「でも。初めては、後ろからの方が楽だって……」
気遣うような鈴の視線に、頬が熱くなる。
「うん。……けど。鈴の顔。見ていたい。ネットの情報とか……そんなの。いいから。俺で気持ちよくなってる鈴が。みたい」
顔を見られるのが恥ずかしくて、鈴の首に腕を回して抱き寄せて、耳元に囁く。一瞬。ひゅ。と、鈴が空気を吸い込むような音がした。
「そんなこと言って……煽って。めちゃくちゃにされたいんですか?」
菫の耳元に囁いた声の熱さと甘さに固まって、その意味を考えている間に、鈴は準備を済ませたようだった。ぱちん。と、ゴムが肌に触れる音がする。
「じゃ。見ていて? あなたを誰が抱いてるか」
両足が左右に大きく開かれる。その間にある菫の男性器は支えられるまでもなく立ち上がっている。ぐ。と、引き寄せられた先、鈴のそれが目に入って、思わず息を飲む。完全に立ち上がりきったそれは、血管が浮いているのすら見て取れた。
「いくよ?」
ローションで濡れたそれが、入り口に宛がわれる。それから、その固い先端が期待にひくつくソコを焦らすように何度か上下した。そんな僅かな感触ですら、全部拾って、菫の身体が震える。
「……は……っう……んん」
ゆっくり。ゆっくり。力が加わっていくのがわかる。その先端が、本来受け入れるはずではない場所を押し広げていくのがわかる。少し進んでは馴染ませるように身を引いて、少しずつ少しずつ。
そのさまを、菫はじっと、見つめていた。
「ん。んんふぅ」
指とは比べ物にならない圧迫感に息が詰まる。
それでも、目が離せない。
鈴が、自分の中に入ろうとしている。それを、見逃したくなかった。
「……う……う……はっ。ああ」
限界近くまで押し広げられている感覚。そのあと、ず。と、不意に抵抗が小さくなって、ソコが何かで満たされたような感覚。
「あ……ぁ」
思わず目を閉じる。
はくはく。と、口だけを動かしても、息が詰まって呼吸ができない。
一瞬遅れて、鈴のソレが一番太いところを潜らせて菫の中に納まったのだと気付く。
「菫さん。……菫。息。して? ゆっくり。そう。上手」
まるで機嫌を取るように優しく、優しく、鈴の掌が頬を撫でる。声が少し掠れている。
目を開くと、少し苦しそうに綺麗な形の眉が寄っていた。額を、頬を伝う汗。半開きの唇からは荒い吐息。心配そうに。けれど、熱を含んで菫を見つめる瞳。目が離せなくなった。
「馴染むまで。ゆっくり。するから」
すごく切羽詰まったような表情をしているくせに、鈴は笑ってくれた。
「鈴ぅ……」
名前を呼ぶと、びくり。と、菫の中の鈴が反応した。
熱い。固い。菫だって男だ。すぐにでも動きたいのを我慢してくれているのがわかる。
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