16 / 411
第2章〜奴隷編〜
買い物
しおりを挟む無事に愛用となる自分の武器の強化が出来た。
もっと私のレベルが上がり、『武器作成』のスキルに込められる魔力げ増えれば、その都度にでも武器を強化していこう。
「ふふ、このレイピアも最終的には伝説や幻想、それに最高峰のレア度である神話にしてみたいな。」
私のスキルなら、それも可能だと思うんだよね?
楽しみである。
「将来、冒険者に疲れたら武器職人として暮らすのも悪く無いかも。」
ポーション作りも楽しそうだし。
やりたい事がたくさん。
でも、それが嬉しくて堪らない。
「ふふ、私、今すごく幸せで充実した生き方をしてるよね?」
毎日が絶望だった日々。
今は、どう?
明日への楽しみに溢れている。
「さて、うん、体調も悪く無いし、次は買い物に行こう!まずは服とタオル。ーーーー後は、歯ブラシも買いたいかな?」
1番大事だしね!
今日は、同じ服を着たく無いし。
輝く未来。
「後は、冒険に必要なものも買いつつ、街の散策も、だね!」
市場を見て歩くのも悪くない。
そうと決まったらなら、さっそく必要なものを街へ買いに行こう!!
「そして、その後は新しく強化した武器を試しながらレベル上げ!」
これからの未来に期待を膨らませながら、私はソファーから立ち上がった。
部屋から出て、宿の1階へ。
そこで、にこやかに女将さんが出迎えてくれる。
「ーーあぁ、おはようございますお客様。これから何処かへお出掛けでしょうか?」
「はい、あの、街に服を買いに行きたくて。この近くにおすすめの良いお店はあります?」
「えぇ、ありますよ。ここから右に出て、真っ直ぐ進んで10分ぐらいで洋服を扱っているおすすめのお店にたどり着きます。」
女将さんがおすすめだと言う洋服屋さんの行き方を教えてくれる。
「教えて下さり、ありがとうございます。さっそく、そのお店へ行ってみますね。他にも買いたいものが色々とあるので、ついでに街中をぶらぶら歩いて来ます。」
「分かりました、お気を付けて。お客様のお帰りまでお部屋の鍵を私どもでお預かり致しますよ。」
「よろしくお願いします。たぶん帰りは夕方になると思いますので。」
鍵を差し出す。
「確かに、お部屋の鍵はお預かり致します。お帰りになった際は、鍵をお返ししますのでお声を掛けて下さい。」
優しく微笑む女将さんに見送られ、いざ、念願の街への買い物へ!
「今日も賑やかね。」
今日も活気ある街の中を歩きながらさっそく向かうのは、女将さんに教えてもらった洋服屋さん。
女将さん曰く、おすすめらしい。
洋服の商品の品揃えも良く、けっこうお値段も安いのだとか。
「良い服がいっぱいあるかな?」
今回買う予定なのは普段用と、戦闘用の洋服を数枚。
後は下着やタオル類。
わくわくしなが、店内へ。
「ーーーーいらっしゃいませ。」
明るい店員さんの声が、店内へ入った私を出迎えてくれる。
さて、じっくり服選びを始めますか!
物色する事、数十分。
「・・・はぁ、ちょっと洋服を買いすぎちゃったかな?」
目の前には、たくさんの洋服たち。
どうしよう。
私の空間収納の事は、まだ秘密のままにしておきたいし・・・。
悩む。
「ーーーーん?」
ふと、目に付いたポシェットに近づいて見る。
そして、鑑定すればーーーー
ポシェット
レア度:普通
マジックバック。
中に物を入れられが、生き物は入れられない。
ーーーまさかの、マジックバックでした。
「えっ、まさか隣のバックとかも、マジックバックなの!?」
とりあえず鑑定、っと。
ショルダーバッグ
レア度:普通
マジックバック。
中に物を入れられが、生き物は入れられない。
ウエストポーチ
レア度:普通
マジックバック。
中に物を入れられが、生き物は入れられない。
鑑定結果に大興奮。
「やっぱり、どっちもマジックバックだ!!あの、すみません!!」
「は~い、お客様、いかがなさいましたか?」
「このマジックバックなんですが、売り物ですか?」
「あぁ、マジックバックのバックですね。マジックバックなので、他のバックなどよりは値が張りますがお売り出来ますよ?」
「おぉ!!
・・・なんと売り物とは。
「買います!」
「は、はぁ、畏まりました。では、ショルダーバッグとポシェット、ウエストポーチとありますが、どれにになさいますか?」
「ウエストポーチで!」
迷わず、即答。
ショルダーバッグやポシェットの方は、戦闘中に少し邪魔になるしね。
ここは、ウエストポーチでしょう!
「っっ、はい、ただいま、商品のご用意をいたします!」
店員さんに引かれながらも、見事、マジックバックのウエストポーチをゲットです!
ふふ、やったね!!
その結果ーー。
「ーーーーはは、たくさん、買っちゃったよ。」
一緒に、洋服たちも大量購入です。
だって、必要な物だし。
まぁ、後悔は全くしてないけどね?
マジックバックのおかげで、荷物は全て収納する事が出来たし。
「ありがとうございました!」
ほくほくの店員さんの声を背に、ルンルン気分で店を出る。
その足で雑貨屋に向かい歯ブラシなどの日用品を買い込み、マップで確認しながら人通りの少ない路地裏に入り、そのまま森へと転移した。
今日の目標。
ーーーー目指せ、レベル30!
21
お気に入りに追加
2,257
あなたにおすすめの小説
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
男女比崩壊世界で逆ハーレムを
クロウ
ファンタジー
いつからか女性が中々生まれなくなり、人口は徐々に減少する。
国は女児が生まれたら報告するようにと各地に知らせを出しているが、自身の配偶者にするためにと出生を報告しない事例も少なくない。
女性の誘拐、売買、監禁は厳しく取り締まられている。
地下に監禁されていた主人公を救ったのはフロムナード王国の最精鋭部隊と呼ばれる黒龍騎士団。
線の細い男、つまり細マッチョが好まれる世界で彼らのような日々身体を鍛えてムキムキな人はモテない。
しかし転生者たる主人公にはその好みには当てはまらないようで・・・・
更新再開。頑張って更新します。
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
逆ハーレムエンドは凡人には無理なので、主人公の座は喜んで、お渡しします
猿喰 森繁
ファンタジー
青柳千智は、神様が趣味で作った乙女ゲームの主人公として、無理やり転生させられてしまう。
元の生活に戻るには、逆ハーレムエンドを迎えなくてはいけないと言われる。
そして、何度もループを繰り返すうちに、ついに千智の心は完全に折れてしまい、廃人一歩手前までいってしまった。
そこで、神様は今までループのたびにリセットしていたレベルの経験値を渡し、最強状態にするが、もうすでに心が折れている千智は、やる気がなかった。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる