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第22章 ヒロト先生の新型ゴーレム開発日誌2

第181話

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 ゼルドの悲鳴混じりの制止の声をサクッと無視して、反対の腕を伸ばして火炎を発生させ、渦を巻く旋風の根本へと飛ばす。すると、まるで炎の龍が螺旋を描いて天へと昇るように一気に炎が立ち昇り、旋風が炎を纏う。

 その光景を見ていた生徒達はーー おおっ⁉︎ ーー と歓声を上げる。

 だが、

 ーーー 轟ォウッ…ッ‼︎ ーーー

「えっ?何っ!風が…っ⁉︎ 」
「う、うわっ!か、体が吸い寄せられてるっ⁉︎ 」
「あ、熱っ⁉︎ うわっ?うわっ⁉︎わぁぁぁぁぁっ!」

 風を喰らって急激に大きくなった炎龍が、その暴食のままに更なる風を喰らわんと、周囲の空気を轟音と共に吸い上げ始めたのだ。

 強烈な熱気に炙られ、悲鳴を上げながらも炎の竜巻に吸い寄せられまいと必死になって手足を踏ん張って耐える生徒達。

 このままだと話しにならないので、炎の竜巻はそのままに、もう一枚外側に風の結界を作って吸い寄せる風を弱めてやる。

 熱と風が弱まったことで、ようやっと安心した表情を見せる生徒達。ゼルドが恨めしそうにこちらを見ているが、取り敢えず無視だ。

「どうだ、凄いだろう?だが、こんなモノはまだまだ、実際に【黒き武神】が使った《禍炎旋風龍》は数百ルグの高さにまで達したらしいぞ? 」
「数百ルグっ⁉︎ さ、さすが"英雄"ってことですね……!」
「は?何言ってんだキリエ。、訓練すればお前だって出来るぞ?」
「え?えぇぇぇぇぇぇぇぇっ⁉︎ 無理無理無理!絶対無理だよ先生っ!」

 無理だと慌ててかぶりを振るキリエだが、無理なことはない。きっかけさえ作れれば、本当に出来るのだ。

 ーー「火炎竜巻」ーー炎が渦を巻いて天をも焦がす竜巻になるなど、ゲームやアニメの中にしか存在しない魔法や必殺技のようだが、さにやあらん。
 実は大変稀ではあるが、森林火災などの大規模火災の際に発生する実在の自然現象である。

 「火炎竜巻ファイアストーム」この表現だと英語表記だな。他には「ファイヤーデビル」なんて言い方もするらしい。和名では【火災旋風】と呼ばれ、過去、日本でも関東大震災や東京大空襲で東京の街が大火災に見舞われた際に、火災旋風が発生したとの記録があるそうだ。
 その発生のメカニズムは、火災による強烈な炎に熱せられた空気が急激に上昇気流となり、炎を巻き込んで竜巻のように立ち昇る。というものだが、一旦発生すれば周囲の風を巻き込んで、どんどん規模が大きくなるという悪夢のような現象である。

 【火災旋風】が発生する第一条件、"強烈な火勢"は、中級レベル程度の魔法の力があれば充分満たすことが出来るだろうから、おそらくそんなに難しくはないだろう。

 ーーだが、問題はそれよりも………?

「出来るさキリエ。さっき"白く輝く炎"を見せただろう?要は一緒のことだ。炎の力を凝縮して一点に収束させるか、広範囲に拡大するかの違いでしかない。"火の燃える仕組み"さえ理解していれば、後は全てその応用でしかない。だが、問題はそれよりも……… 」
「それより、も?」
「この炎の龍はな、発動したが最後次々と風を喰らってどんどん強く大きくなっていくんだ。おまけに術者の意に反して動き廻ろうとする。生半可な制御では言う事を聞かない、とんでもない"暴れ龍"だってことさ 」
「んな………っ⁉︎ 」

 俺の説明を聞いて、キリエは表情を強張らせ、その口元は引き攣っていた。

 そう、一番の問題とは、コイツは燃焼に必要な空気を求めて、一人勝手に動き廻るのだ。しかも当然その動きに規則性などあるはずがなく、ヘタをすれば発動した瞬間に、術者本人の居る方向へと向かって来る可能性だって充分にあり得るのだ。

「お前等コイツを見てと思わなかったか?確かに凄いことは凄いが、コレだけで一軍を壊滅出来るのか?ってな。そうだ、たとえこの十倍の規模があろうと、ただ在るだけならそこまでの事は出来はしないだろう。だがな、コイツはさっき言った通り"暴れ龍"だ。今は俺の〈魔力操作〉で完全に制御しているからいいが、もしもその制御を外せば獲物を求める魔獣の如く暴れ回って、この辺り一帯の人も建物も一切合切いっさいがっさい関係無くその全てを喰らい尽くし、焼き尽くすだろう 」

『『『『『 ………っ‼︎⁉︎ 』』』』』

「本来ならコイツは自然という強大な力が生み出す災害の類いのモノだ。【黒き武神】も発動したはいいが、制御には相当手古摺てこずっただろうな?こんなモノを自在に操ろうなんて、巨獣の首に縄をつけて、王都の街中を被害を出すことなくお散歩させるようなもんだ 」

「巨獣を……、お散歩っ⁉︎ 」「王都の街中って……っ‼︎ 」「被害無しなんて出来るわけないじゃんっ!」

『『『『『 無理無理無理無理無理無理無理無理……っ‼︎‼︎ 』』』』』

 ………ありゃ?"火炎竜巻"よりも、巨獣の名前を出した方が反応が大きいぞ?全員が血相を変えて、ブンブンと首を振っている。
 確かに学院の授業では魔獣について学ぶ時に、巨獣の脅威についても勉強はするんだが、それにしても反応が大き過ぎるような……?

 ………あっ!そうかっ⁉︎ セイリアが言ってたな、"王都には度々巨獣が現れる"って。

 俺が王都に来てからはまだ一度も来ていないが、生徒達は子供の頃から、また何年かは王都に住んでいる。一度や二度は王都に向かって進撃してくる巨獣の姿を見たことがあるんだろう。

 俺も「秀真の國」で攻め寄せて来た【黒殻龍蟲ブラック ドラゴビートル】を初めて見た時には吃驚した。まんま怪獣映画みたいだったもんなぁ……。

 あんなモンの首に縄をつけてお散歩とか、そりゃ出来る訳ないよな!…うん、我ながらいい例えだったな!………逆に実感湧き過ぎて皆んな引いちゃったけどな……っ!

「ま、まあ、ってことだよ。だがな、よく理解出来たようだから、しっかり覚えておけ。いくら強力だろうと、扱い切れなければ意味は無い。調子に乗って無闇矢鱈に振るえば、自分は疎か、最悪、敵どころか味方まで巻き込んで全滅なんて事まで起こり得る 」

『『『『『 ……………… 』』』』』

 さっきまでの"引いてる"表情とは違い、神妙な顔つきでこちらを見ている生徒達を見回しながら、アイへと指示を出す。

『アイ、指を鳴らすから、それを合図に魔法を解除してくれ 』
『イエス、マイマスター。発動中の《火属性魔法》術式プログラム、《禍炎旋風龍》を解除します 』

 アイへの指示通り、パキンッと指をひとつ鳴らすと、轟々と音を立てて渦巻いていた炎の竜巻は、その熱に炙られた熱い空気を孕んだ僅かな風を残滓と残し、跡形も無く消え去った。

 しかし……、散々偉そうな事を言っておいて何だが、魔力こそ俺持ちだけど、俺も放出系の魔法は全部アイ任せなんだよなぁ…。な~にが『扱い切れなければ意味は無い!』だか。
 『兵は詭道なり』とはいうものの、俺の方こそ自重しよう………。

「いいか?それがどの様なモノであったとしても、"力"ってのは「諸刃の剣」だ。素人が剣を振り回して、踏み込んだ自分の脛を斬っちまうってのは、戦場ではよくある話だ。中途半端な覚悟で振るえば、はいつか自分に向かって牙を剥く。その力が大きくなればなるほどな。だから、日々の鍛錬を怠るな。使い熟してこそ"力"だ。そして、その力に溺れるな。それは"傲り"に繋がる。傲りは"油断"に変わり、結局お前達の身を滅ぼすだろう。上っ面の強さに耽溺するな。そんなもんは所詮見せかけに過ぎん。最期にモノを言うのは何物にも負けない「強い意志」「諦めない心」だ。心を鍛えろ。"生命"を鍛えろ!そうすればお前達はもっともっと強くなる!分かったな?」

『『『『『 はいっ‼︎‼︎ 』』』』』

 うむ、良い返事だ。こいつらは将来ロードベルク王国を支えることになる大事な人材だからな。引き受けた以上は教えられることはきちんと教えよう。

 と、そこで授業時間の終了を告げる鐘の音が修練場に鳴り響く。

「良し!今日はお前等が威力のある魔法にばかり目が行ってるみたいだからこういう講義をしたが、次回は威力の弱い、または威力の無い魔法でも、充分戦闘の役に立つってことを教えてやる。じゃあ、今日の授業はここまで。解散!」

『『『『『ありがとうございましたぁっ‼︎ 』』』』』




~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 まったく、まったくっ!まぁったくっっ‼︎ なぁにを!考えてんだよぉっ!あの人教官はよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ⁉︎

 普通やるかっ⁉︎ いっくら出来るからって、こんな場所魔法学院で《禍炎旋風龍》なんてよおっ!
 爺ちゃんと気が合うはずだぜ!やらかす事がメチャクチャだっ⁉︎
 最後は何だかの話しにして誤魔化してたけどな、分かってンだよ俺はっ!

 教官、アんた、だろうっ!
 
 しかもその"カマし"は、単にジョージとかにイラッとした………!

「ゼルドっ!凄いねクーガ先生!ゼルドの言う通りだったよ!…って、どしたの?妙に疲れた顔して?」

 教官…いや、の"波乱"の授業の終了後、俺はグッタリとその場にしゃがみ込んで、教官への(言えない)文句を愚痴っていると、やたらとのキリエが話しかけてきた。

「ああ、キリエか…。そりゃ疲れもするさ…。確かに凄かったけど、ありゃあヤリ過ぎだろ…… 」
「ああっ!違う違う、アレも凄かったけどさ、あたしが言ってるのは"白く光る炎"とかの方だよ。野営の時、火を大きくするのに息とか吹き掛けてたけどさ、"風(空気)が火を大きく強くする"なんて焚き火だけのことで考えてた。先生が言う通り、しっかり観察して応用すれば、もっと便利なこと、役に立つことがきっといっぱいあるんだろうな?って 」

 キラキラした目でさっきの授業のことを楽しそうに話しをするキリエ。
 まぁ…、気持ちは分かる。俺も近衛騎士団との特別訓練の中で、教官からあの話を聞いた時には驚いた。だが、実際に訓練中に試してみて、その効果の高さにもう一度驚いたのを覚えている。

「本当にな。あんなことを教えてくれる先生なんて今までいなかったよな 」

 そう言って近付いてきたのはジョージだ。

「俺さ、本当はコンプレックスだったんだ。《水属性魔法》は使えるけど、そんなに強くはないし、他の火・風・土みたいに攻撃にはあんまり適して無いって思ってたんだ…。けどさ、直接じゃなくても、戦いを有利に進める為には《水属性》が有利に働くって初めて聞いてさ、嬉しかったんだ。それから、さっきクーガ先生が修練場を出ていく前に、「今度あの"白く光る炎"みたいに、《水属性》を強化する方法を教えてやる 」って!」

 驚いた…。コイツは本当に"皮肉屋ジョージ"なのか?

 いつも、盛り上がる皆んなの気分に水を差すことの多いジョージが、照れ臭そうに、だが、今まで見たこともない顔で嬉しそうに笑っている。信じられん………⁉︎

 ………だが、そうか、お前そんな風に悩んでたのか。だからあんな物言いが多かったんだな………。

「でっしょ~~~~っ!ジョージもそう思う⁉︎ あたしもさ、得物が短剣じゃん?鱗とか、防御力の高い魔獣とかにはイマイチ決定力に欠けてたんだよね。だから、アレを見た時「コレだっ‼︎ 」ってさ!だから、あたし絶っ対に!白く光る炎をモノにしてやるんだっ‼︎ 」
「俺も……、クーガ先生の教えてくれることを頑張れば、強くなれるのかな……って 」
「あっ、じゃあさ、先生コツは教えてやるって言ってたし、授業以外でも先生に聞きに行かないっ⁉︎ 」

 何だか俺を置き去りにして、教官に教えを受けに行こう!と二人で盛り上がっているキリエとジョージ。

 キリエもプライドが高い、というか、人の意見にはあんまり耳を傾けないタイプの生徒だ。そんな二人が自分から人に意見を求めに行く相談を、こんなにしているなんて………っ⁉︎

 ………これだよ……。どこまで狙っていたのかは分からないが、こういうのを狙ってんだろう、教官?

 アンタの狙い通り、問題児二人は一番アンタの信奉者になっちまったよ!

 ああもう…っ!

 きっとこれからもで授業が続くんだろうな………。

 ーーーー ハァ………。

 俺は楽しそうに話す二人は放って、更に増した疲労感を肩に感じながら、修練場を後にするのだった………。





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