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~その後の出来事~
210 裏の棕矢 ◆ The back side of Sohya 帰途
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「あの子…変な子だったわね」
隣を怠そうに歩く妹が、唸っている。
「あはは、恭と真逆な感じだな」
「…酷いわ」
「ふふ、ごめん」
「お兄様? あの子が〝対の自分〟って子…なのよね?」
「ああ」
「…そっか。まあ…面倒だけれど、また会ってあげるのも、退屈しなくて良いかもしれないわね」
私達は大木の丘まで戻って来ると、白い門を潜り帰途に就いた。
隣を怠そうに歩く妹が、唸っている。
「あはは、恭と真逆な感じだな」
「…酷いわ」
「ふふ、ごめん」
「お兄様? あの子が〝対の自分〟って子…なのよね?」
「ああ」
「…そっか。まあ…面倒だけれど、また会ってあげるのも、退屈しなくて良いかもしれないわね」
私達は大木の丘まで戻って来ると、白い門を潜り帰途に就いた。
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