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Ⅲ◆23歳・夏至 ー邂逅ー
4.▽
しおりを挟む速生の口はそのまま上へと移動し……夕人の胸の桃色に染まる突起に、優しく、躊躇いもせず舌を這わせる。
ぴちゃ、くちゅ、と艶めかしい音を立てて、舐め回し、口に含み吸う。
「や、だ……っ!そんな、のーー…っん、んッ…ばか、はやみ……っ」
「気持ちいい?これ……。なぁ、乳首、硬くなってるよ……やらしい、夕人…」
さらに強く吸われる。もう片方の突起は、左手の指の腹でクリクリと撫でられ、摘まれては唾液で濡れた親指でぬる、ぬるっと弄られる。
その度に、初めての感触に何度もびく、びくんと身体を震わせてしまう。
「わ、わかんな……っ、んッ…あっ、ぃやっ…。もうやだーー……ん、変な声、出る…っ…」
「変じゃない、可愛いよ……エロすぎ。止めなくていいよ…もっと、聞かせて?」
胸の愛撫を続けたまま、右手をゆっくりと、下半身へと移動させる。スウェットズボンの中へ入り込み、下着の上から、夕人のものに触れる。
「あ……、ちょっと、!待っ……んッ……」
「勃ってるじゃん、夕人………」
下着の布越しに擦るように指の腹でススッと撫でて、そのまま下がり、太腿の内側に指先で焦らすようにふれてから、また近づく。
「ばか、黙って……うるさい……あっ、んん、はぁっ……」
「あぁ、もうーー…」
少し触れるたびにびく、びくっと身体を震わせるいじらしい夕人の反応にもう堪らず、焦らすこともやめ、下着の中に手を忍ばせ夕人の硬くなったものに優しく触れた。
「ーー!?
や、んんっ……あ、だめ…っ」
「夕人。顔見せて……」
指先で、湿った先端を撫でて、そこから、握るように手のひらごと包み込んで、下まで動かす。
「あっ、だめ……って、
そんな……あ、あッ……、
んん……ぃやだ、っ…、あっ!」
誰かに触られるのすら、初めてなのに。こんな感触、刺激が強過ぎて、おかしくなりそうだ。
「どうダメなんだよ?こんなになってんのに…?
ほら…いい?気持ちいいの?なぁ?」
「うるさいっ…バカっ…、黙れって…
はぁ、あ、だめ、っ……
そんな動かさないで、んっ、んんっ………」
意地悪な言い方で挑発するように、耳元で囁く速生のその声に、夕人は余計に興奮してしまう。
こんなの、知らない…恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ、なのに。
その限りなくやってくる快感に抗えなくて、びくびく、と身体を震わせてしまう。
ぬちゅ、ぐちゅ、と音を立てて、上下に少しずつ激しく、強く動かされて……夕人の、快感と恥じらいで赤く染まった顔を見つめていた速生は、その感じた声の発せられる唇を舌で撫でる。
「ん、あっ!…ゃ…だ、だめ、ぃあっ、んッ…ん、いっ……ぅ…」
「だめ?……いいの?どっちだよ、もう」
目をぎゅ、と瞑り夕人はひたすら首を横に振る。
「可愛いなぁ…。夕人、好きだよ」
「ふ、っ……はやっ…み、……ふぁ、…んぅ……!」
ちゅ、ちゅうっ…と夕人の舌を強く吸いながら、右手の動きは止めずむしろどんどん早く動かす。先端から漏れ出した液体でとろとろと滑りぐちゅ、ぐちゅっといやらしい音を立て、どんどん激しく。
「好きだよ、夕人…」
「ン、んぅっ!ふぁっ……速生、んっ…!
あ、だめ、だめって……‼︎
ーーーあっ、いくっ……!」
びくん、びくんと身体を震わせて、夕人は、速生の手の中で達した。
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