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18歳、立春 ー別れー
どうして?
しおりを挟むーーー…
『ピーーー…メッセージ録音制限時間です。通話を終了します…』
「……っ、グス………ッ…」
常盤線東京行きとは反対側のホーム。
白線の前、柱に体を持たれかけていた速生は、腕を下ろした。
涙で濡れた携帯の画面を力無く、見つめる。
「お客様、大丈夫ですか?ご気分でも?」
駅員が声をかける。
「いえ……大丈夫です。すみません……」
赤い目を擦って、速生は、ゆっくりとホームを出て歩き始めたーーーー。
第2部 17歳・18歳編 ー完ー
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