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15歳・啓蟄 ー傷跡ー
2.保身
しおりを挟むそして、パーティ当日。
身支度を終えた夕人は、リビングへ向かい自宅用のノートパソコンを開いた。
いつもは在宅ワークのため家で仕事をしている夕人の母が、珍しく打ち合わせか何かで家を空けていた。
一応、ブラウザをプライベートモードにして、検索をかける。
ーーーカタカタ…カタッ…
“中学生 傷害 xx駅 被害者”
ーーーカチッ……
最新にヒットしたものの日付を確認する。
「…………………」
ーーー良かった………
ここ最近の書き込みは、ない…。
大丈夫だ、
大丈夫。
夕人はパソコンを閉じて、家を出た。
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