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序章
第4話 美術館?
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俺が女神の言葉に頷くと、若干の浮遊感のあと次の瞬間にはそれまでいた場所とは全く別の場所に立っていた。
一瞬であの沼から移動した。転移っていうのかね。
これが瞬間移動ってやつなんだろうか。人生初の瞬間移動、テレポートにテンションが上がらないこともないがテンション上げてる場合じゃないよな。
聞かなければいけないことが沢山ある。
目の前に美しい女神がいることは変わらないが、真っ赤な沼の中ではなくだだっ広い草原のど真ん中にいた。空には雲一つない快晴。
風が気持ちいい。
パッとあたりを見回しただけだが、この草原には建物どころか木の一つも生えていない。
本当に一面草原以外に何もないのだ。
先ほどの赤い沼に比べると比較的現実感のある空間だが、俺と女神以外に何も存在していない奇妙な空間であることには変わりはなかった。
恐らくだが、地球ではないことが直感でわかる。
生き物の気配が全くしないのだ。
さっきの沼のような危険な感じはしないし、安心はしていいだろう。
どうやら、消えるかどうかの瀬戸際から抜け出すことができたみたいだ。
美しい女神が俺を向いてにこやかに微笑んでいる。
俺はこの女神に聞かなければいけないことがたくさんあるんだ。さあ、なんで俺を助けた。
『助けてあげたのだから、お礼はないのですか?』
あ、あれ? お、お礼?
すぐに理由を教えてもらえると思ってたんだが、そういうわけじゃないらしい。助けてもらったのは本当なんけども。
心を読めるんだから恩着せがましいとか思ったら不味いか。なんだか女神の眉間に皺が寄っているように見えなくもない。
「あの、ありがとうございます。助けてくれて」
俺がそう言うと、女神はうんうん頷いている。お礼の催促はされたが、怒っていたりするわけでは無さそうでよかった。
まだ、お礼を言っていなかったのは事実だしな。
ありがとうとごめんなさいはしっかりと言わないとだめだって誰かに教わった気がする。
「すみません、ここはどこなんですか」
それとさっきまでいた赤い沼の事も気になる。だが、今はそれよりもここのことだ。
『ふふっ、ここは私の神域とでもいうんですかね。私の創り出した特別な空間。普段は神以外入ることができないのですが、特別にご招待しました』
女神は周囲をキョロキョロと見ている俺にどこか満足げな表情でそう言った。
神域、か。
この空間には女神が許可したものしか入ることができないらしい。どうりでこんなに広い草原なのに虫の一匹もいないわけか。
それよりも神しか入ることができない場所に俺が入ってしまってよかったんだろうか。
『それから、さっきまで貴方がいた場所ですが、死者の魂を浄化し、浄化した魂を混ぜ合わせ新たな魂を創り出すための場所です』
心で思っていた質問にも答えてくれた。
死んだ者の魂を新たな魂にするための場所。輪廻転生ってやつだろうか。天国とかに行くわけじゃ無かったんだな。少しショックである。
ん、もしかしてあそこが地獄?
考えないようにしよう。
話を聴く限り、俺ってあのまま消えてたんだな。
多分、声を掛けられていなかったらあのまま心地よく眠ったまま消えていったんだろう。何だかゾッとしない話だ。
『コホン。それでは、貴方にお話したいことがあるのですが、お話してもいいですか?』
わざとらしい、咳払いにドキッとする。
神様って確認とか取らないで上から目線な存在だと思ってたんだが、色々と不思議な人だな。
そういえばさっきもお知らせがどうのって言ってたけど、話ってなんだ?
わざわざ、あの空間から助け出してくれたんだ。
あの沼に囚われたままいたら、俺という存在は消えていた。
生きている間は10年間アニメ見たりゲームしたりしながらニートしてた俺を助けてくれたのだ。
それなりの理由があるのだろう。
悪い知らせじゃないと願いたいが、一応覚悟しておくか。
女神がやっと言えると言わんばかりに笑みを深くして言う。
『貴方はなんと私が地球を担当してから記念すべき、1兆人目の死者になりました!』
「……え?」
「…………え?」
……。
いかん、思考が止まってしまった。驚きすぎて頭が真っ白になるってやつだ。余りに予想外過ぎたというか。
これって俺、どう反応すればいいやつなんですかね。
この女神、めちゃくちゃ笑顔なんだけど。
……可愛いけどさ。
10年間引きこもりしてた俺には女性の笑顔は刺激が強すぎる。自分の耐性の無さが恨めしい。
恐らく、今俺の顔は赤くなってることだろう。
落ち着け、俺。
可愛いのはいいんだが、そうじゃなくて、お知らせってこれか?
女神がわざわざこれを伝えに来るなんてあるのか?
女神からのお話なんて全く想像がつかなかったが、これは予想外すぎる。
博物館とか美術館でよくある、来館1000人目記念的なやつってことだろうか。それの死者の世界版?
1兆人ってところにスケールの違いを感じるが。
「えっと……女神様?」
『はい、どうしました?』
「あの……お知らせっていうのは……」
『はい、1兆人目です』
きっぱり言い切られたんだが。
「そ、それが理由ですか?」
『はい!』
めっちゃ笑顔で言い切られたんだけどーー!!
この女神、短時間でキャラ変わってないか?
意味が分からなすぎて頭抱えそうだ。ここって美術館かなにかだったっけ。
そして女神の笑顔可愛すぎる。大人っぽい顔なのに純粋そうな笑顔の破壊力半端ないんだが。
可愛い。免疫のない自分の目には毒だ。
じゃあ、俺ってなんのためにここに呼ばれたんだ?
伝えるためだけとか、新手のいじめか?
『それは今から説明しますよ』
女神のその言葉に安堵する。
良かった、呼び出してはい終わりってわけでは無さそうだ。
『貴方には、1兆人記念として異世界に転生する権利を与えます!』
「……え?」
また頭が真っ白になってしまった。
一瞬であの沼から移動した。転移っていうのかね。
これが瞬間移動ってやつなんだろうか。人生初の瞬間移動、テレポートにテンションが上がらないこともないがテンション上げてる場合じゃないよな。
聞かなければいけないことが沢山ある。
目の前に美しい女神がいることは変わらないが、真っ赤な沼の中ではなくだだっ広い草原のど真ん中にいた。空には雲一つない快晴。
風が気持ちいい。
パッとあたりを見回しただけだが、この草原には建物どころか木の一つも生えていない。
本当に一面草原以外に何もないのだ。
先ほどの赤い沼に比べると比較的現実感のある空間だが、俺と女神以外に何も存在していない奇妙な空間であることには変わりはなかった。
恐らくだが、地球ではないことが直感でわかる。
生き物の気配が全くしないのだ。
さっきの沼のような危険な感じはしないし、安心はしていいだろう。
どうやら、消えるかどうかの瀬戸際から抜け出すことができたみたいだ。
美しい女神が俺を向いてにこやかに微笑んでいる。
俺はこの女神に聞かなければいけないことがたくさんあるんだ。さあ、なんで俺を助けた。
『助けてあげたのだから、お礼はないのですか?』
あ、あれ? お、お礼?
すぐに理由を教えてもらえると思ってたんだが、そういうわけじゃないらしい。助けてもらったのは本当なんけども。
心を読めるんだから恩着せがましいとか思ったら不味いか。なんだか女神の眉間に皺が寄っているように見えなくもない。
「あの、ありがとうございます。助けてくれて」
俺がそう言うと、女神はうんうん頷いている。お礼の催促はされたが、怒っていたりするわけでは無さそうでよかった。
まだ、お礼を言っていなかったのは事実だしな。
ありがとうとごめんなさいはしっかりと言わないとだめだって誰かに教わった気がする。
「すみません、ここはどこなんですか」
それとさっきまでいた赤い沼の事も気になる。だが、今はそれよりもここのことだ。
『ふふっ、ここは私の神域とでもいうんですかね。私の創り出した特別な空間。普段は神以外入ることができないのですが、特別にご招待しました』
女神は周囲をキョロキョロと見ている俺にどこか満足げな表情でそう言った。
神域、か。
この空間には女神が許可したものしか入ることができないらしい。どうりでこんなに広い草原なのに虫の一匹もいないわけか。
それよりも神しか入ることができない場所に俺が入ってしまってよかったんだろうか。
『それから、さっきまで貴方がいた場所ですが、死者の魂を浄化し、浄化した魂を混ぜ合わせ新たな魂を創り出すための場所です』
心で思っていた質問にも答えてくれた。
死んだ者の魂を新たな魂にするための場所。輪廻転生ってやつだろうか。天国とかに行くわけじゃ無かったんだな。少しショックである。
ん、もしかしてあそこが地獄?
考えないようにしよう。
話を聴く限り、俺ってあのまま消えてたんだな。
多分、声を掛けられていなかったらあのまま心地よく眠ったまま消えていったんだろう。何だかゾッとしない話だ。
『コホン。それでは、貴方にお話したいことがあるのですが、お話してもいいですか?』
わざとらしい、咳払いにドキッとする。
神様って確認とか取らないで上から目線な存在だと思ってたんだが、色々と不思議な人だな。
そういえばさっきもお知らせがどうのって言ってたけど、話ってなんだ?
わざわざ、あの空間から助け出してくれたんだ。
あの沼に囚われたままいたら、俺という存在は消えていた。
生きている間は10年間アニメ見たりゲームしたりしながらニートしてた俺を助けてくれたのだ。
それなりの理由があるのだろう。
悪い知らせじゃないと願いたいが、一応覚悟しておくか。
女神がやっと言えると言わんばかりに笑みを深くして言う。
『貴方はなんと私が地球を担当してから記念すべき、1兆人目の死者になりました!』
「……え?」
「…………え?」
……。
いかん、思考が止まってしまった。驚きすぎて頭が真っ白になるってやつだ。余りに予想外過ぎたというか。
これって俺、どう反応すればいいやつなんですかね。
この女神、めちゃくちゃ笑顔なんだけど。
……可愛いけどさ。
10年間引きこもりしてた俺には女性の笑顔は刺激が強すぎる。自分の耐性の無さが恨めしい。
恐らく、今俺の顔は赤くなってることだろう。
落ち着け、俺。
可愛いのはいいんだが、そうじゃなくて、お知らせってこれか?
女神がわざわざこれを伝えに来るなんてあるのか?
女神からのお話なんて全く想像がつかなかったが、これは予想外すぎる。
博物館とか美術館でよくある、来館1000人目記念的なやつってことだろうか。それの死者の世界版?
1兆人ってところにスケールの違いを感じるが。
「えっと……女神様?」
『はい、どうしました?』
「あの……お知らせっていうのは……」
『はい、1兆人目です』
きっぱり言い切られたんだが。
「そ、それが理由ですか?」
『はい!』
めっちゃ笑顔で言い切られたんだけどーー!!
この女神、短時間でキャラ変わってないか?
意味が分からなすぎて頭抱えそうだ。ここって美術館かなにかだったっけ。
そして女神の笑顔可愛すぎる。大人っぽい顔なのに純粋そうな笑顔の破壊力半端ないんだが。
可愛い。免疫のない自分の目には毒だ。
じゃあ、俺ってなんのためにここに呼ばれたんだ?
伝えるためだけとか、新手のいじめか?
『それは今から説明しますよ』
女神のその言葉に安堵する。
良かった、呼び出してはい終わりってわけでは無さそうだ。
『貴方には、1兆人記念として異世界に転生する権利を与えます!』
「……え?」
また頭が真っ白になってしまった。
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