宇宙エレベーター 

 25年間の建設工期で作られた、この宇宙エレベーターの全長は96,000kmです。
 この場所が、地球上の、宇宙への発着点でアース・ポートです。
 このアース・ポートは、ここ、グベ島の赤道上に、陸上部分と海上部分に分けて建設されています。
 陸上部分は、順次、空港やホテル、宇宙開発に関係する企業の研究所が誘致され、大きな街になります。
 海中トンネルで結んだ海上部分には、宇宙エレベーターのクライマー発着場、出発・到着ロビー、管理施設のほか、格納庫、修理工場、倉庫、研究開発センターなど、アース・ポートの要(かなめ)となる施設があります。
 海上施設は、直径約400mで、最下部に造られた中空のコンクリートの浮力で、海に浮かんでいます。宇宙へと延びるケーブルを固定している部分では、海水を利用したバラスト調整システムによって、ケーブルにかかるテンションを制御しています。
 静止軌道上には、最大規模の駅、静止軌道ステーションがあります。
 静止軌道ステーションでは、大規模な宇宙太陽光発電や宇宙環境を活かした研究開発などが行なえるほか、地上からの観光地としても利用できます。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,255 位 / 192,255件 SF 5,460 位 / 5,460件

あなたにおすすめの小説

怪獣特殊処理班ミナモト

kamin0
SF
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はその才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。

空虚な時計塔 -Broken Echo Tides-

るてん
SF
SF小説です。いわゆるディストピアものだと思います。 設定が荒っぽい部分もあるので、そのあたりはご了承下さい・・・ 二部編成を予定していますが、分量はあまり長くしないつもりです。 あらすじ(仮 核戦争後の荒廃した2100年代。絶滅の危機に瀕した人類は、北極圏の小さな生存圏で細々と生き延びていた。人類最後の天才科学者と呼ばれた男は、不完全なシンギュラリティと呼んだ超AIの限界を超え、滅亡を回避する方法を探る。しかし、その道はあまりにも無謀で危険な賭けだった――。

ゴミ惑星のクズ

1111
SF
捨てられた人類が住むゴミ惑星「クローム」で、男たちは生存のため、そして名声のために「アーマーリング」と呼ばれる競技に命を懸けていた。 主人公 クズ はかつてその競技で頂点を目指したが、大敗を喫して地位を失い、今はゴミ漁りで細々と生計を立てる日々を送っていた。 ある日、廃棄されたゴミ山を漁っていたクズは、一人の少女を発見する。彼女は イヴ と名乗り、ネオヒューマンとして設計された存在だった。機械と完全に同化し、自らの身体を強化する能力を持つ彼女は、廃棄された理由も知らぬままこの惑星に捨てられたのだという。 自分の目的を果たすため、イヴはクズに協力を求める。かつての栄光を失ったクズは、彼女の頼みに最初は興味を示さなかった。しかし、イヴが持つ驚異的な能力と、彼女の決意に触れるうちに、彼は再びアーマーリングの舞台に立つことを決意する。

三界創世秘録設定資料集

きゅうちゃん
SF
人間界、魔界、天界の3つの世界

結婚後に性別を選ぶ社会

廣瀬純一
SF
結婚してその後に性別を選ぶ社会の話

地球防衛チームテレストリアルガードの都合!? 9章

のどか
SF
読んでいただけたら幸いです

機械と妖怪

側溝
SF
ある金持ちが面白いと思って購入した執事ロボを、ある森へと不法投棄することにした。 それがまさかの結果を産むことになるとは・・・

I Love You, I Need You.

ヴァンター・スケンシー
SF
『第四話ー助手席ー』 男は最新のカーナビを購入した。 そのカーナビはホログラムでまるで助手席に誰を乗せて一緒にドライブができるような最新技術を使ったものだった。 このナビにはもう一つ機能がついていた。 AIを使用して理想の彼女を作ることができる機能だった。 男は100%理想の彼女を乗せてドライブに行く事にした。 『第六話ーサボテンー』 一人暮らしの男はなんの気もなしにサボテンを買ってきた。 形が似ていたこともあって使い古しのスマートスピーカーの隣に飾ることにした。 ある日スマートスピーカーの調子が悪くなった。 予約していたはずのいつも聞いているラジオではなく、違う番組が流れ出した。 スマートスピーカーをリセットしようと、スマートスピーカーに近づくと、聞いたことのない音声が流れてきた。 その音声はスマートスピーカーではなく、サボテンから聞こえてきた。 7話構成の短編集第三弾

処理中です...