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続・初めて言葉を話した青年
山神さま
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あるところに娘さんがひとりでいました。むすめさんには、仕事をしなければいけないという気持ちがどうしてもありました。
なぜなら、いつも自分の廻りには子供たちがよってきていたからでした。でも、どうやってしごとを見つけたらいいかわかりません。
そこで、いつも自分の家の裏から見える山に向かってやまがみさま、やまがみさま、どうか私に手仕事を下さい。すると、なぜ、心の奥底から、さきよ。何もしなくていいから、家の中を片付けたりホウキで掃くとよいぞよ。と聞こえました。
そこで、さきは家の中をいつも、キレイにしていました。すると、男の子がひとり戸を叩きました。
ハッとしたさきは思いました。
私はどうしたいんでしょ?
さきは戸を開けるとその男の子に耳打ちをしました。
「たっちゃん、なあに?」
男の子は、何も用事はありませんでした。
ただ、先の家にあったみかんを指さしました。
この子にはこのみかんを挙げよう。
そうして、さきは男の子にみかんを挙げました。
次の日のことです。今度は、さきの家の花瓶にまるで時報のように、切り花が指してありました。
気になったさきは窓から外を見ました。すると、小鳥が、気に止まっていました。
「何かしら?」
でも、さきにはやまがみさまにもらった仕事があると思い気にしないことにしました。
でも、小鳥は、毎日来るし、毎日さきの方を見つめています。
そこで、さきは思いました。
「あんな小鳥なんて百舌鳥にやられてしまえばいい」
そして、こうも思いました。
「私んちの方が立派だからいい。」
次の朝、さきの家の前には死んで固まってしまった小鳥がいました。
さきは、びっくりしました。私が只願っただけなのにこんなことになるなんて。
さきは、再び山神さまに願いました。
タビキリを生かして下さい。
すると、どうでしょう。
小鳥は、チッチと泣いたのです。
さきは、すべてわかりました。そこで、さきは小鳥のためにあみかごを用意して、あげました。
それからは、小鳥は、毎日さきのところへ来ていました。さきは、小鳥がくるたび、小さく刻んだビスケットをあげました。
そんな生活が過ぎ、小鳥は来なくなりました。
小鳥が来なくなるとせっかく山神さまにもらったと思っていた仕事もやらなくなりました。
只、神さまに願うことだけは止めませんでした。
私の名前はさき此れは使命だわ。
命は大事。きっと意味につながるわ。
そして、さきの頭には天象輪廻という言葉が浮かんでいました。
そして、この地が日本国だということもわかっていました。
なぜなら、いつも自分の廻りには子供たちがよってきていたからでした。でも、どうやってしごとを見つけたらいいかわかりません。
そこで、いつも自分の家の裏から見える山に向かってやまがみさま、やまがみさま、どうか私に手仕事を下さい。すると、なぜ、心の奥底から、さきよ。何もしなくていいから、家の中を片付けたりホウキで掃くとよいぞよ。と聞こえました。
そこで、さきは家の中をいつも、キレイにしていました。すると、男の子がひとり戸を叩きました。
ハッとしたさきは思いました。
私はどうしたいんでしょ?
さきは戸を開けるとその男の子に耳打ちをしました。
「たっちゃん、なあに?」
男の子は、何も用事はありませんでした。
ただ、先の家にあったみかんを指さしました。
この子にはこのみかんを挙げよう。
そうして、さきは男の子にみかんを挙げました。
次の日のことです。今度は、さきの家の花瓶にまるで時報のように、切り花が指してありました。
気になったさきは窓から外を見ました。すると、小鳥が、気に止まっていました。
「何かしら?」
でも、さきにはやまがみさまにもらった仕事があると思い気にしないことにしました。
でも、小鳥は、毎日来るし、毎日さきの方を見つめています。
そこで、さきは思いました。
「あんな小鳥なんて百舌鳥にやられてしまえばいい」
そして、こうも思いました。
「私んちの方が立派だからいい。」
次の朝、さきの家の前には死んで固まってしまった小鳥がいました。
さきは、びっくりしました。私が只願っただけなのにこんなことになるなんて。
さきは、再び山神さまに願いました。
タビキリを生かして下さい。
すると、どうでしょう。
小鳥は、チッチと泣いたのです。
さきは、すべてわかりました。そこで、さきは小鳥のためにあみかごを用意して、あげました。
それからは、小鳥は、毎日さきのところへ来ていました。さきは、小鳥がくるたび、小さく刻んだビスケットをあげました。
そんな生活が過ぎ、小鳥は来なくなりました。
小鳥が来なくなるとせっかく山神さまにもらったと思っていた仕事もやらなくなりました。
只、神さまに願うことだけは止めませんでした。
私の名前はさき此れは使命だわ。
命は大事。きっと意味につながるわ。
そして、さきの頭には天象輪廻という言葉が浮かんでいました。
そして、この地が日本国だということもわかっていました。
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