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続・初めて言葉を話した青年

アダムとイブの行方

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アダムとイブは、ヤーマンと別れ三人の洞穴を出ることにしました。そうして、ある湖まで、来ました。すると、イブは急に小鳥に代えられてしまいました。アダムには、それがどうしてだかわかりませんでした。

それでも、アダムは、小鳥に代えれたイブと暮らしました。ある日、アダムのところに文字でかかれた、柿の葉っぱが届けられました。でも、アダムにはそれが、なんだかわかりませんでした。

《これは、柿の葉っぱなのか、それとも、朴の木の葉なのか?》
葉っぱには、こう書かれていました。

アダムよ。キミハ、ナニヲシタイノカ?

アダムは考えました。これは、御告げだ。

さぁ、このまま、世間さまの声を聞こう。

アダムはは、長い間、その場所に座り考えていま

した。

アダムが考えている間、小鳥のイブは、森の中を

あっちこち、探索していました。

そんなとき、ある女の子が、見えました。

小鳥のイブは、近くの木に止まりじっとしていま

した。

すると、女の子は、言いました。

ことりさん、ことりさん、おうちはあるの?

小鳥のイブは思いました。

この女の子には、おうちがあるんだな。

少し、見てみたいわ。

そこで、小鳥のイブは女の子の肩に止まりまし

た。

女の子は、歩きだしました。そして、あるお屋敷

に着きました。しかし、女の子は、お屋敷には、

入らず、近くの大木に吊り下げてあるブランコに

座りました。

女の子は、言いました。

《私のおうちは、このいえだけど、居場所はいつ

もここなの。》

《それに、ひとりぼっちなの》

小鳥のイブは思いました。

アダムを連れてこよう。

小鳥のイブはアダムのところへ戻りました。

そして、小さく鳴きました。

アダムが振り替えると、小鳥のイブはもとに戻っ

ていました。

二人は、革製のきものをまとっていました。

アダムは、思わずイブを抱きしめました。

おしまい。
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