78 / 85
第一章 帝都の賢者
第78話 モフってもいいですか?
しおりを挟む
メイヴィス「マルス。先祖返りというのは獣人の間では蔑称として使われる事もある言葉だぞ」
マルス「え? あ! 失礼いたしました!」
素直に謝るマルス。
「別に何と呼ばれようとどうでもいいにゃ」
ただちょっと意外であった。貴族、特に王族というのは決して謝ったりしないというのが定番だが、マルスは謝れる人間のようだ。
日本にも、王族貴族でもないのに絶対に謝れない上司というのがたくさん居た。(あやまったら裁判になった時に不利になるみたいな風潮が蔓延しつつあったのかも知れないが、社内で部下に対して、絶対にミスを認めない上司というのが多かった。)
だが、それに比べると謝れるというだけで好感度はかなりUPである。
マルス「あの……」
「…? なんにゃ?」
マルス「…触っても…いいですか?!」
「ダメに決まってるにゃ」
そう言われてマルスは上げかけていた手を止めた。
メイヴィス「よいではないか? 少しくらいモフらせてやっても?」
「…じゃぁマルス、まずはメイヴィスを撫でてやれ。体中、たっぷりとにゃ」
マルス「え…」
メイヴィス「わ…儂は別に構わんぞ?」
マルス「僕が構いますって」
「じゃぁメイヴィスがマルスの全身をモフってやるにゃ。それができたら俺に触ってもいいぞ?」
マルス「え…」
マルス「ちょ、メイヴィス殿? なんですかその手付きは?!」
メイヴィス「儂は別に構わんぞ?」
マルス「だから僕が構います!」
「どうにゃ? お前は、良く知らない赤の他人に体中を弄られて嬉しいか?」
マルス「そ、そうですよね! あまりに毛並みが良さそうだったので…どうもすみませんでした!」
ガバっとマルスが頭を下げた。
なるほど。ちゃんと説明すれば聞き分けられる頭脳と柔軟性はあるのか。日本に居た頃、新卒で入ってきた後輩社員達と同じかな。教育や躾けが残念な事になっている子が多かったが、教えれば意外と素直に吸収し成長する子も多かった。(まぁ中には言っても聞かない奴もいたが…。)
マルス「それで、彼が、メイヴィス殿が探していた人物なのですか? てっきり人間だと思っていたのですが、獣人族とは意外です」
メイヴィス「あ~彼は【獣人族】ではない、【妖精族】じゃよ。別名【賢者猫】とも呼ばれる。魔法が得意じゃ、儂でも敵わんかも知れんぞ?」
マルス「賢者メイヴィスより…? 本当ですか?!」
「知らんにゃ。どうでもいいにゃ」
本当は良くない。別にライバル心などはないが、自分より能力が高そうな相手には少々警戒はしている。万が一敵対した時に、相手が自分と同等以上の能力を持っている可能性があるのはやっかいだからな。(その辺、探りを入れるためにメイヴィスに近づいたという事もあるのだ。)
まぁ中身があの善人の堀川部長だから敵対する事はないとは思うが……まぁ分からない。こちらで長く生きているから、人が変わっているかも知れないしな。
俺はそこまで人間を手放しで信用できない。いつだって、気を許さず一線を引いて警戒心は残している。
なにせ、前世の日本では、信頼できる人間関係を構築できた経験がなかったからなぁ……。一番信頼できるはずの親が毒だったしな。多少なりとも信用できた大人は堀川部長くらいだった。
堀川部長の事は、前世ではちょっと父親のように感じていた部分もあった。というか、一般的な家庭の普通の父親というのはこんな感じなのかなぁ? と思ったものだ。優しくも有り、厳しくも有り……しょうもない部分もあり。
俺の父親はほとんど家に帰ってこなかったし、帰れば母や俺に暴力を振るうクズだったからな。
まぁ人間やめちゃった俺だが、別に『全ての人間は敵だ!』などと尖った事を言うつもりもない。ある程度、表面的・良識的な付き合いはできるつもりだ。
あくまで表面的、だがな。もし百パーセント信じて、裏切られたら悲しすぎるから……。
『裏切られてもいい、許せると思えるのが本当の愛だ』
などと前世で地下アイドルに入れ込んでいたお馬鹿な同僚が言っていたが、俺には愛する者など日本ではできなかったから知らん。
『人は一人では生きてはいけない』なんて言う奴もいるだろうか? (メイヴィスあたりは言いそうだ。)そりゃそうだろうが、だからといって全ての人間が心から信じ合い愛し合っているわけではないだろ?
最低限度の適度な協力関係というだけの話だ。
他者と深く関わるほど、悲しい思いをする事も増える。
意見や価値観の一致なんて絶対にありえないからな。
だが、深い関わりを持たなければそれもない。
俺の基本はそれだ……。
+ + + +
翌日からは、マルスの案内で街の観光をするようになった。マルスは庶民と変わらないラフな服装で、とても王族には見えない。
むしろまんま服を着た猫である自分のほうが目立っている。
メイヴィスに初めて屋敷の外の店に食べ歩きに連れ出された時、店の人間には結構ギョッとした顔をされたものだ。
メイヴィス「そう言えば、お主は【認識阻害】や【隠蔽】の魔法は使えないのか?」
「…使えるにゃ。ほとんど使ったことないので、すっかり忘れてたにゃ」
必要であれば魔法で姿を人間そっくりに変える事だって俺にはできる。
だが、俺は自分の姿形を隠す必要性を特に感じていなかったのでしなかったのだ。(ムサロの場合は獣人差別という問題があったので、もし隠していればあんな騒ぎは起きなかっただろうが……差別があるなんて知らなかったのだから仕方がない。)
俺はメイヴィスに言われて早速【変身】しようとしたのだが、メイヴィスにしなくてよいと言われた。
理由は色々ある。皇宮では魔法の使用が制限されているし、王族が行く高級店などでもセキュリティの都合上、隠蔽系の魔法が嫌がられるケースは多いと言う事であった。
だがメイヴィスには別の意図もあったようだ。俺の存在について、街の人間にも少しずつ慣れてもらいたいという事である。
(まぁ庶民の店では、状況により、必要に応じて【認識阻害】などを上手く使ってトラブルを避けるのも手だそうだが。極力素の姿を見せておけと言う事だったのでそうしている。俺も別に隠す理由もないしな。)
さて、マルスに案内されて帝都を歩き回っているわけだが…
「……なんか尾行られてるにゃ? 複数の人間が周囲に居て、一緒に移動しているにゃ」
マルス「気付かれましたか?」
マルス「え? あ! 失礼いたしました!」
素直に謝るマルス。
「別に何と呼ばれようとどうでもいいにゃ」
ただちょっと意外であった。貴族、特に王族というのは決して謝ったりしないというのが定番だが、マルスは謝れる人間のようだ。
日本にも、王族貴族でもないのに絶対に謝れない上司というのがたくさん居た。(あやまったら裁判になった時に不利になるみたいな風潮が蔓延しつつあったのかも知れないが、社内で部下に対して、絶対にミスを認めない上司というのが多かった。)
だが、それに比べると謝れるというだけで好感度はかなりUPである。
マルス「あの……」
「…? なんにゃ?」
マルス「…触っても…いいですか?!」
「ダメに決まってるにゃ」
そう言われてマルスは上げかけていた手を止めた。
メイヴィス「よいではないか? 少しくらいモフらせてやっても?」
「…じゃぁマルス、まずはメイヴィスを撫でてやれ。体中、たっぷりとにゃ」
マルス「え…」
メイヴィス「わ…儂は別に構わんぞ?」
マルス「僕が構いますって」
「じゃぁメイヴィスがマルスの全身をモフってやるにゃ。それができたら俺に触ってもいいぞ?」
マルス「え…」
マルス「ちょ、メイヴィス殿? なんですかその手付きは?!」
メイヴィス「儂は別に構わんぞ?」
マルス「だから僕が構います!」
「どうにゃ? お前は、良く知らない赤の他人に体中を弄られて嬉しいか?」
マルス「そ、そうですよね! あまりに毛並みが良さそうだったので…どうもすみませんでした!」
ガバっとマルスが頭を下げた。
なるほど。ちゃんと説明すれば聞き分けられる頭脳と柔軟性はあるのか。日本に居た頃、新卒で入ってきた後輩社員達と同じかな。教育や躾けが残念な事になっている子が多かったが、教えれば意外と素直に吸収し成長する子も多かった。(まぁ中には言っても聞かない奴もいたが…。)
マルス「それで、彼が、メイヴィス殿が探していた人物なのですか? てっきり人間だと思っていたのですが、獣人族とは意外です」
メイヴィス「あ~彼は【獣人族】ではない、【妖精族】じゃよ。別名【賢者猫】とも呼ばれる。魔法が得意じゃ、儂でも敵わんかも知れんぞ?」
マルス「賢者メイヴィスより…? 本当ですか?!」
「知らんにゃ。どうでもいいにゃ」
本当は良くない。別にライバル心などはないが、自分より能力が高そうな相手には少々警戒はしている。万が一敵対した時に、相手が自分と同等以上の能力を持っている可能性があるのはやっかいだからな。(その辺、探りを入れるためにメイヴィスに近づいたという事もあるのだ。)
まぁ中身があの善人の堀川部長だから敵対する事はないとは思うが……まぁ分からない。こちらで長く生きているから、人が変わっているかも知れないしな。
俺はそこまで人間を手放しで信用できない。いつだって、気を許さず一線を引いて警戒心は残している。
なにせ、前世の日本では、信頼できる人間関係を構築できた経験がなかったからなぁ……。一番信頼できるはずの親が毒だったしな。多少なりとも信用できた大人は堀川部長くらいだった。
堀川部長の事は、前世ではちょっと父親のように感じていた部分もあった。というか、一般的な家庭の普通の父親というのはこんな感じなのかなぁ? と思ったものだ。優しくも有り、厳しくも有り……しょうもない部分もあり。
俺の父親はほとんど家に帰ってこなかったし、帰れば母や俺に暴力を振るうクズだったからな。
まぁ人間やめちゃった俺だが、別に『全ての人間は敵だ!』などと尖った事を言うつもりもない。ある程度、表面的・良識的な付き合いはできるつもりだ。
あくまで表面的、だがな。もし百パーセント信じて、裏切られたら悲しすぎるから……。
『裏切られてもいい、許せると思えるのが本当の愛だ』
などと前世で地下アイドルに入れ込んでいたお馬鹿な同僚が言っていたが、俺には愛する者など日本ではできなかったから知らん。
『人は一人では生きてはいけない』なんて言う奴もいるだろうか? (メイヴィスあたりは言いそうだ。)そりゃそうだろうが、だからといって全ての人間が心から信じ合い愛し合っているわけではないだろ?
最低限度の適度な協力関係というだけの話だ。
他者と深く関わるほど、悲しい思いをする事も増える。
意見や価値観の一致なんて絶対にありえないからな。
だが、深い関わりを持たなければそれもない。
俺の基本はそれだ……。
+ + + +
翌日からは、マルスの案内で街の観光をするようになった。マルスは庶民と変わらないラフな服装で、とても王族には見えない。
むしろまんま服を着た猫である自分のほうが目立っている。
メイヴィスに初めて屋敷の外の店に食べ歩きに連れ出された時、店の人間には結構ギョッとした顔をされたものだ。
メイヴィス「そう言えば、お主は【認識阻害】や【隠蔽】の魔法は使えないのか?」
「…使えるにゃ。ほとんど使ったことないので、すっかり忘れてたにゃ」
必要であれば魔法で姿を人間そっくりに変える事だって俺にはできる。
だが、俺は自分の姿形を隠す必要性を特に感じていなかったのでしなかったのだ。(ムサロの場合は獣人差別という問題があったので、もし隠していればあんな騒ぎは起きなかっただろうが……差別があるなんて知らなかったのだから仕方がない。)
俺はメイヴィスに言われて早速【変身】しようとしたのだが、メイヴィスにしなくてよいと言われた。
理由は色々ある。皇宮では魔法の使用が制限されているし、王族が行く高級店などでもセキュリティの都合上、隠蔽系の魔法が嫌がられるケースは多いと言う事であった。
だがメイヴィスには別の意図もあったようだ。俺の存在について、街の人間にも少しずつ慣れてもらいたいという事である。
(まぁ庶民の店では、状況により、必要に応じて【認識阻害】などを上手く使ってトラブルを避けるのも手だそうだが。極力素の姿を見せておけと言う事だったのでそうしている。俺も別に隠す理由もないしな。)
さて、マルスに案内されて帝都を歩き回っているわけだが…
「……なんか尾行られてるにゃ? 複数の人間が周囲に居て、一緒に移動しているにゃ」
マルス「気付かれましたか?」
374
お気に入りに追加
995
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる