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序章(プロローグ)
第56話 エイケ第二騎士団がやってきたにゃ
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■ワズロー
俺の名はワズロー。エイケ侯爵家が擁する第二騎士団の団長である。
今、俺は第二騎士団を率いてワッツローヴの街に向かっている。エイケ侯爵から、ワッツローヴの街で暴れているという獣人の討伐を命じられたからだ。
だが、たかが獣人一人の討伐に駆り出されたのは少々過剰な気がしているのだが…。
第二となっているが、実力なら俺達が一番だ。第一(騎士団)は侯爵の護衛や儀礼への参加目的でお上品な奴らだけが選ばれている。いわゆるお飾りの騎士団だからだ。その実力は…、ないとは言わないが俺達には及ばない。
第二騎士団こそは(品性を問わず)実力のある者だけが集められたエイケ侯爵家の最高戦力なのだ。
その中で私が最強なのは言うまでもないが、団員達もみな私の弟子であり、私ほどではないが腕の立つ者ばかりである。そんな我々に、獣人一人の討伐命令とは…
しかも、第二騎士団だけでなく、魔法師団までつけると言う。いつもは命令には黙って従うのだが、さすがに少し過剰戦力では? と俺は思わず侯爵に言ってしまったほどだ。
だが侯爵は俺の発言に怒る事はなく説明してくれた。
なんと、ツォズ達、第三騎士団がその獣人によって壊滅させられたと言うではないか。その前にはワッツローヴ伯爵の騎士団も、その獣人を討伐しようとして返り討ちにあい壊滅してしまったらしい。
なるほど――――第三騎士団は、第二に入れなかった落ちこぼれ騎士の集まりで、エイケ侯爵家の騎士団野中では雑用係みたいなものだったが、とはいえ騎士は騎士。少なくともワッツローヴ伯爵の騎士団には負けない実力はあったはず――――つまり…相手の獣人もそれなりに腕は立つという事だ。
だが、獣人に調子に乗らせると拙い事になる、それは分かる。街の獣人達に希望を与える事になるからな。ここらで全力で力の差を見せつけておく必要があるわけだ。
まぁどうせ、第三騎士団もワッツローヴの騎士団も、獣人一人と侮って油断して負けたのだろう。
侯爵には、相手を侮らず、油断せず全力で倒すよう念を押されたが、態々言われるまでもない。たとえ相手が小物であろうとも、全力で叩き潰してやろうではないか。
・
・
・
ワッツローヴの街が見えてきた。
件の獣人がどこに居るのか分からないが、まずは街に入り、街の獣人達を制圧し、街の治安を取り戻せという事であった。
その後、獣人達を拷問にでもかけてそのカイトとかいう猫獣人の居場所を聞き出す予定である。
だが、街に近づくと、城壁の上に座っている猫獣人の姿が見えた…。
基本的にこの国では獣人は街から出る事は許されていない。城壁の上に登るなども、もちろん禁止されているはずである。
今ワッツローヴの街には騎士団が居ないらしいので、獣人が好き勝手しているという可能性はあるが……先祖返りのまんま見た目は猫だという話なので、奴が件の獣人である可能性が高いだろう。
まさか、我々が来るのを予想して待ち構えていた? だが、猫人もこちらを見てはいるようだが、近づいても特に動きはなかった。
俺は部下の一部を先に街に入らせ、獣人が逃げないよう壁の内側から包囲するよう命じてから、その獣人に声を掛けた。
「おい、そこの! 城壁の上に座っている獣人!」
猫人「…なんにゃ?」
「お前…そこで何をしている?」
猫人「…何も? 風景を眺めていただけにゃ」
「お前が第三騎士団を壊滅させたという獣人か?」
猫人「…第三騎士団? かどうかは知らんけど、攻撃してきた騎士とは戦ったにゃ…」
「貴族を倒し獣人達を開放する英雄というわけか?」
猫人「そんなつもりはないにゃ。攻撃されたから反撃しただけにゃ」
「んん? つまりお前は、攻撃されなければ戦う気はなかったという事か?」
猫人「そうにゃ」
「ほう…。だが、この国では獣人は虐待の対象だ。攻撃されない、という事はないだろうなぁ…」
猫人「そうにゃ。勝手に絡んでくるにゃ。迷惑だにゃ」
「…ふ。面白い。私はエイケ侯爵の騎士、エイケ第二騎士団団長、マイズ・ワズローである。貴様、名前は?」
猫人「カイトにゃ。街を治めに来たんにゃろ? さっさと街に入って仕事をすればいいにゃ。攻撃してこないなら俺は興味ないにゃ」
「…手を出さなければ無駄に争う必要はないと? だが…残念ながら、もう事態はそれでは済まん状況になっているのだよ」
猫人「?」
「実はな、お前が以前殺したシックスという騎士は私の弟子だ」
猫人「…弟子の仇討ちに来たというわけにゃ?」
「ああ、いや、シックスの事はどでもいいんだがな。負けたのは奴が弱かっただけの事。壊滅したというツォズの第三騎士団も同じだ。別に恨む理由もない」
猫人「じゃぁなんで弟子の名前を出したにゃ」
「いや、そう言えば分かりやすいかと思っただけなんだが…。
私は仇討ちに来たわけでも、街を取り戻しに来たわけでもない」
猫人「じゃぁ何しに来たにゃ?」
「エイケ侯爵から、第三騎士団を壊滅させた獣人の討伐を命じられたのだ。つまり、お前を殺しに来たという事だ。そこから降りてこい、そして俺と戦え! シックスやツォズを倒したというその腕、見てやろう!」
猫人「断るにゃ」
「なんだ臆したか?」
猫人「俺は誰かに命令されると反抗したくなるにゃ」
「命令されるのは嫌い、か。ではお願いしたら聞いてくれるか? 私と戦ってくれないか?」
猫人「同じにゃ。お願いも命令も大差ないにゃ」
「ひねくれた猫だな」
猫人「猫なんてそんなもんにゃ」
騎士A「団長、壁の向こう側へ騎士の配置が完了しました」
騎士B「魔法師団に言って撃ち落とさせましょう」
「魔法師団に頼むまでもないさ…」
俺が撃ち落としてやる……!
俺の名はワズロー。エイケ侯爵家が擁する第二騎士団の団長である。
今、俺は第二騎士団を率いてワッツローヴの街に向かっている。エイケ侯爵から、ワッツローヴの街で暴れているという獣人の討伐を命じられたからだ。
だが、たかが獣人一人の討伐に駆り出されたのは少々過剰な気がしているのだが…。
第二となっているが、実力なら俺達が一番だ。第一(騎士団)は侯爵の護衛や儀礼への参加目的でお上品な奴らだけが選ばれている。いわゆるお飾りの騎士団だからだ。その実力は…、ないとは言わないが俺達には及ばない。
第二騎士団こそは(品性を問わず)実力のある者だけが集められたエイケ侯爵家の最高戦力なのだ。
その中で私が最強なのは言うまでもないが、団員達もみな私の弟子であり、私ほどではないが腕の立つ者ばかりである。そんな我々に、獣人一人の討伐命令とは…
しかも、第二騎士団だけでなく、魔法師団までつけると言う。いつもは命令には黙って従うのだが、さすがに少し過剰戦力では? と俺は思わず侯爵に言ってしまったほどだ。
だが侯爵は俺の発言に怒る事はなく説明してくれた。
なんと、ツォズ達、第三騎士団がその獣人によって壊滅させられたと言うではないか。その前にはワッツローヴ伯爵の騎士団も、その獣人を討伐しようとして返り討ちにあい壊滅してしまったらしい。
なるほど――――第三騎士団は、第二に入れなかった落ちこぼれ騎士の集まりで、エイケ侯爵家の騎士団野中では雑用係みたいなものだったが、とはいえ騎士は騎士。少なくともワッツローヴ伯爵の騎士団には負けない実力はあったはず――――つまり…相手の獣人もそれなりに腕は立つという事だ。
だが、獣人に調子に乗らせると拙い事になる、それは分かる。街の獣人達に希望を与える事になるからな。ここらで全力で力の差を見せつけておく必要があるわけだ。
まぁどうせ、第三騎士団もワッツローヴの騎士団も、獣人一人と侮って油断して負けたのだろう。
侯爵には、相手を侮らず、油断せず全力で倒すよう念を押されたが、態々言われるまでもない。たとえ相手が小物であろうとも、全力で叩き潰してやろうではないか。
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ワッツローヴの街が見えてきた。
件の獣人がどこに居るのか分からないが、まずは街に入り、街の獣人達を制圧し、街の治安を取り戻せという事であった。
その後、獣人達を拷問にでもかけてそのカイトとかいう猫獣人の居場所を聞き出す予定である。
だが、街に近づくと、城壁の上に座っている猫獣人の姿が見えた…。
基本的にこの国では獣人は街から出る事は許されていない。城壁の上に登るなども、もちろん禁止されているはずである。
今ワッツローヴの街には騎士団が居ないらしいので、獣人が好き勝手しているという可能性はあるが……先祖返りのまんま見た目は猫だという話なので、奴が件の獣人である可能性が高いだろう。
まさか、我々が来るのを予想して待ち構えていた? だが、猫人もこちらを見てはいるようだが、近づいても特に動きはなかった。
俺は部下の一部を先に街に入らせ、獣人が逃げないよう壁の内側から包囲するよう命じてから、その獣人に声を掛けた。
「おい、そこの! 城壁の上に座っている獣人!」
猫人「…なんにゃ?」
「お前…そこで何をしている?」
猫人「…何も? 風景を眺めていただけにゃ」
「お前が第三騎士団を壊滅させたという獣人か?」
猫人「…第三騎士団? かどうかは知らんけど、攻撃してきた騎士とは戦ったにゃ…」
「貴族を倒し獣人達を開放する英雄というわけか?」
猫人「そんなつもりはないにゃ。攻撃されたから反撃しただけにゃ」
「んん? つまりお前は、攻撃されなければ戦う気はなかったという事か?」
猫人「そうにゃ」
「ほう…。だが、この国では獣人は虐待の対象だ。攻撃されない、という事はないだろうなぁ…」
猫人「そうにゃ。勝手に絡んでくるにゃ。迷惑だにゃ」
「…ふ。面白い。私はエイケ侯爵の騎士、エイケ第二騎士団団長、マイズ・ワズローである。貴様、名前は?」
猫人「カイトにゃ。街を治めに来たんにゃろ? さっさと街に入って仕事をすればいいにゃ。攻撃してこないなら俺は興味ないにゃ」
「…手を出さなければ無駄に争う必要はないと? だが…残念ながら、もう事態はそれでは済まん状況になっているのだよ」
猫人「?」
「実はな、お前が以前殺したシックスという騎士は私の弟子だ」
猫人「…弟子の仇討ちに来たというわけにゃ?」
「ああ、いや、シックスの事はどでもいいんだがな。負けたのは奴が弱かっただけの事。壊滅したというツォズの第三騎士団も同じだ。別に恨む理由もない」
猫人「じゃぁなんで弟子の名前を出したにゃ」
「いや、そう言えば分かりやすいかと思っただけなんだが…。
私は仇討ちに来たわけでも、街を取り戻しに来たわけでもない」
猫人「じゃぁ何しに来たにゃ?」
「エイケ侯爵から、第三騎士団を壊滅させた獣人の討伐を命じられたのだ。つまり、お前を殺しに来たという事だ。そこから降りてこい、そして俺と戦え! シックスやツォズを倒したというその腕、見てやろう!」
猫人「断るにゃ」
「なんだ臆したか?」
猫人「俺は誰かに命令されると反抗したくなるにゃ」
「命令されるのは嫌い、か。ではお願いしたら聞いてくれるか? 私と戦ってくれないか?」
猫人「同じにゃ。お願いも命令も大差ないにゃ」
「ひねくれた猫だな」
猫人「猫なんてそんなもんにゃ」
騎士A「団長、壁の向こう側へ騎士の配置が完了しました」
騎士B「魔法師団に言って撃ち落とさせましょう」
「魔法師団に頼むまでもないさ…」
俺が撃ち落としてやる……!
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