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序章(プロローグ)
第48話 騎士達の蛮行
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リアンナ「カイト様は、クーデターには関わっていらっしゃらないんですよね?」
「ないにゃ」
リアンナ「それは本当ですか? ―――そうですか」
「何にゃ? 俺が獣人を唆したとか思われているとか?」
リアンナ「はい、実は…カイト様は、獣人達を解放するために街の貴族と戦っているという噂が街で流れているようでして…」
「そんなつもりはないにゃ。俺は人間の世界の政や争いに関わる気はまったくないにゃ」
リアンナ「でも…実際、スラムの獣人達を支援したり、騎士と戦ったりしていましたよね?」
「支援は金を使えと言われたから、大金を使うのにちょうど良かったからしていただけだし、戦ったのは攻撃されたから反撃しただけにゃ」
「そもそも俺は、割りと最近まで、この街で獣人がどんな扱いを受けているのかも知らなかったにゃ。知らないのに助けようとは思わないにゃ」
リアンナ「そ、そうだったんですか……」
リアンナ「…カイト様を襲ったという獣人の子供は、2日ほど前からこの周辺で見かけるようになりました。お腹を空かせていたようで、フラフラ歩いていたのでギルドの職員がこっそり食べ物を与えたりもしていたようです」
「お腹を空かせて…? スラムには食料支援しているはずにゃ」
リアンナ「それが、あの子は、クーデターの後、スラムに戻っていないらしいのです。スラムでの炊き出しはカイト様が出資していると聞いて、そんな奴の支援は受けない、と言ってたとか……」
「(俺は)嫌われているにゃ?」
リアンナ「話を聞いた職員によると、どうも、噂を信じていたらしいのです。カイト様が貴族を斃してくれると…。
なのに、肝心な時に街に居らず……その……、あの子の親が、クーデターに参加していたようでして…」
「親が殺された……にゃ?」
リアンナ「…はい。その事で、カイト様を恨んでいるようでして…」
「それは…筋違いにゃぁ…」
「確かに一緒に戦ってくれとスラムで頼まれたが、すっぱりキッパリ断ったにゃ。それでもクーデターを決行したのは獣人達の判断にゃ。それで失敗したとしても自己責任にゃ」
「だいたい、親を殺されたのなら、まず殺した相手を恨むべきにゃ」
リアンナ「……そうですよね……」
「気に入らないにゃぁ」
……気に入らない。
俺には何の関係もないはずなのに。親が死んでお涙頂戴? まるで俺が悪いと罪悪感を感じさせようと狙ってるかのような話の流れ……。
これだから人間社会と関わりたくないのだ。
人は無いものは欲しがるが、有る事が当然になると、それについては空気になって感謝を忘れる。
善意の支援が、いつの間にか当然の権利のようになり、感謝を忘れ、やがて施す側の当然の義務のようになり、相手を責め始める。
だいたい、屋敷を一つ占拠しただけで安心して街の守りを固めなかったって、甘すぎるだろう。まぁ、わずか一日で領主が軍勢を連れて返ってくるとは思わなかったのかも知れないが。だが、仮に何日か時間的猶予があったにせよ、クーデターが起きて、この国の人間達がそれをそのまま黙って見逃してくれるはずがないだろうに。当然、いずれ大勢の騎士や軍隊を連れてきて街を取り返そうとするに決まっている。
クーデターを始めたら、それを成功させるには、再び獣人達と人間達の間の戦争になり、勝たなくてはならないのだ。最低限、膠着状態に持ち込めるだけの戦力が必要になる。獣人達がそういう事を深く考えて準備しているようには見えなかった。
それとも、俺を、その戦争で獣人代表としてずっと矢面に立たせる気だったのか? 俺にそんな義理などまったくないぞ?
そもそも俺にとっては、獣人も人間も同じ、人間の街を形成している、人間社会の一員でしかない。
確かに街の人間で何人か顔見知りらしき者はできたが(青空亭の主人とか)、俺はこの街の獣人達とは何の関わりもない、面識もほぼない状態だ。
なぜ俺が獣人のために戦ってやらなければならないのだ???
「…もう、獣人への支援はやめるかにゃぁ…?」
リアンナ「え! 何故ですか?」
驚いた顔のリアンナ。俺はかなり不機嫌な顔をしていたはずなのだが、リアンナにはよく分からなかったようだ。まぁ猫の顔なので当然か。
「妙な誤解を受けるなら……。誤解というか、支援されて当然と思い始め、助けるのが義務だ、助けなかったら恨まれるなど言い出されたら、迷惑なだけにゃ。
それなら、最初から何もしない、関わらないほうが良いにゃ。俺はもともと、人間の社会と深く関わる気はないのだから…」
リアンナ「そんな、それは…そんな事言わず、支援は続けて頂きたいと思います。それで救われた獣人の子供達もたくさんいますし。獣人達が支援を必要としなくなるまで…」
「それはいつにゃ?!」
リアンナ「え?!」
「獣人達はいつ、支援を必要としなくなるにゃ? 街の状況が変わる公算はどれくらいにゃ?」
リアンナ「それは……」
「そんな状態で、俺が居なくなったらどうするにゃ?」
リアンナ「ええ?! どこかへ行かれるのですか?!」
「移動する予定はないにゃ。が、ずっとここに居る予定もないにゃ。そもそも永久にここに居るつもりなどないのだから。いずれ移動する事になるにゃ」
リアンナ「それはいつ頃のご予定で…?」
「決めてないにゃ、まぁすぐって話じゃないにゃ…。支援を続けるかどうかはもう少し考えるにゃ。また来るにゃ」
俺は商業ギルドを出た。
だが、少し歩くと、先程の獣人の少年が居た。俺の姿を見つけるとまた睨みつけてくる。
だが俺が少年のほうに歩を踏み出すと、少年はまた走って逃げてしまう。
……あ、コケた。
いや、足を引っ掛けられたのだ。足を出したのは、二人組の騎士であった。
そして……その騎士二人は、獣人の少年を蹴り始めた。
周りの人間達も気の毒そうに見ているが、騎士が相手では手出しもできないようだ。
……俺には関係ない。
このまま行こう。
「ないにゃ」
リアンナ「それは本当ですか? ―――そうですか」
「何にゃ? 俺が獣人を唆したとか思われているとか?」
リアンナ「はい、実は…カイト様は、獣人達を解放するために街の貴族と戦っているという噂が街で流れているようでして…」
「そんなつもりはないにゃ。俺は人間の世界の政や争いに関わる気はまったくないにゃ」
リアンナ「でも…実際、スラムの獣人達を支援したり、騎士と戦ったりしていましたよね?」
「支援は金を使えと言われたから、大金を使うのにちょうど良かったからしていただけだし、戦ったのは攻撃されたから反撃しただけにゃ」
「そもそも俺は、割りと最近まで、この街で獣人がどんな扱いを受けているのかも知らなかったにゃ。知らないのに助けようとは思わないにゃ」
リアンナ「そ、そうだったんですか……」
リアンナ「…カイト様を襲ったという獣人の子供は、2日ほど前からこの周辺で見かけるようになりました。お腹を空かせていたようで、フラフラ歩いていたのでギルドの職員がこっそり食べ物を与えたりもしていたようです」
「お腹を空かせて…? スラムには食料支援しているはずにゃ」
リアンナ「それが、あの子は、クーデターの後、スラムに戻っていないらしいのです。スラムでの炊き出しはカイト様が出資していると聞いて、そんな奴の支援は受けない、と言ってたとか……」
「(俺は)嫌われているにゃ?」
リアンナ「話を聞いた職員によると、どうも、噂を信じていたらしいのです。カイト様が貴族を斃してくれると…。
なのに、肝心な時に街に居らず……その……、あの子の親が、クーデターに参加していたようでして…」
「親が殺された……にゃ?」
リアンナ「…はい。その事で、カイト様を恨んでいるようでして…」
「それは…筋違いにゃぁ…」
「確かに一緒に戦ってくれとスラムで頼まれたが、すっぱりキッパリ断ったにゃ。それでもクーデターを決行したのは獣人達の判断にゃ。それで失敗したとしても自己責任にゃ」
「だいたい、親を殺されたのなら、まず殺した相手を恨むべきにゃ」
リアンナ「……そうですよね……」
「気に入らないにゃぁ」
……気に入らない。
俺には何の関係もないはずなのに。親が死んでお涙頂戴? まるで俺が悪いと罪悪感を感じさせようと狙ってるかのような話の流れ……。
これだから人間社会と関わりたくないのだ。
人は無いものは欲しがるが、有る事が当然になると、それについては空気になって感謝を忘れる。
善意の支援が、いつの間にか当然の権利のようになり、感謝を忘れ、やがて施す側の当然の義務のようになり、相手を責め始める。
だいたい、屋敷を一つ占拠しただけで安心して街の守りを固めなかったって、甘すぎるだろう。まぁ、わずか一日で領主が軍勢を連れて返ってくるとは思わなかったのかも知れないが。だが、仮に何日か時間的猶予があったにせよ、クーデターが起きて、この国の人間達がそれをそのまま黙って見逃してくれるはずがないだろうに。当然、いずれ大勢の騎士や軍隊を連れてきて街を取り返そうとするに決まっている。
クーデターを始めたら、それを成功させるには、再び獣人達と人間達の間の戦争になり、勝たなくてはならないのだ。最低限、膠着状態に持ち込めるだけの戦力が必要になる。獣人達がそういう事を深く考えて準備しているようには見えなかった。
それとも、俺を、その戦争で獣人代表としてずっと矢面に立たせる気だったのか? 俺にそんな義理などまったくないぞ?
そもそも俺にとっては、獣人も人間も同じ、人間の街を形成している、人間社会の一員でしかない。
確かに街の人間で何人か顔見知りらしき者はできたが(青空亭の主人とか)、俺はこの街の獣人達とは何の関わりもない、面識もほぼない状態だ。
なぜ俺が獣人のために戦ってやらなければならないのだ???
「…もう、獣人への支援はやめるかにゃぁ…?」
リアンナ「え! 何故ですか?」
驚いた顔のリアンナ。俺はかなり不機嫌な顔をしていたはずなのだが、リアンナにはよく分からなかったようだ。まぁ猫の顔なので当然か。
「妙な誤解を受けるなら……。誤解というか、支援されて当然と思い始め、助けるのが義務だ、助けなかったら恨まれるなど言い出されたら、迷惑なだけにゃ。
それなら、最初から何もしない、関わらないほうが良いにゃ。俺はもともと、人間の社会と深く関わる気はないのだから…」
リアンナ「そんな、それは…そんな事言わず、支援は続けて頂きたいと思います。それで救われた獣人の子供達もたくさんいますし。獣人達が支援を必要としなくなるまで…」
「それはいつにゃ?!」
リアンナ「え?!」
「獣人達はいつ、支援を必要としなくなるにゃ? 街の状況が変わる公算はどれくらいにゃ?」
リアンナ「それは……」
「そんな状態で、俺が居なくなったらどうするにゃ?」
リアンナ「ええ?! どこかへ行かれるのですか?!」
「移動する予定はないにゃ。が、ずっとここに居る予定もないにゃ。そもそも永久にここに居るつもりなどないのだから。いずれ移動する事になるにゃ」
リアンナ「それはいつ頃のご予定で…?」
「決めてないにゃ、まぁすぐって話じゃないにゃ…。支援を続けるかどうかはもう少し考えるにゃ。また来るにゃ」
俺は商業ギルドを出た。
だが、少し歩くと、先程の獣人の少年が居た。俺の姿を見つけるとまた睨みつけてくる。
だが俺が少年のほうに歩を踏み出すと、少年はまた走って逃げてしまう。
……あ、コケた。
いや、足を引っ掛けられたのだ。足を出したのは、二人組の騎士であった。
そして……その騎士二人は、獣人の少年を蹴り始めた。
周りの人間達も気の毒そうに見ているが、騎士が相手では手出しもできないようだ。
……俺には関係ない。
このまま行こう。
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