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第三部 暗殺者編
第180話 お仕置きのはじまり
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ガルム小隊は解散し、すぐにクラン【ガルム小隊】が結成された。(もう隠す必要もなくなったので、ガルム小隊の名前を表に出しても問題ないので、そのまま使う事にしたのだ。)
そして、彼らは故郷だった地に死んだ家族や仲間達の慰霊碑を建てたいと、旅立っていった。
彼らもそれなりに金は持っているはずだが、墓や慰霊碑を建てるとなると、土地を買い取ったりする必要も出てくるだろうから、クレイからも退職金だと言って金を渡してやった。
現在、ダブエラ共和国だった土地は、土地の名前さえも変えられ、元の国の様相は失いつつある。ダブエラの国民も、すべて別の地に移動させられている。そこに、今はラヘルブーレ王国の国民として認められたとは言え、ダブエラの国民だった者(それも兵士)が行けば、何かしらトラブルになる可能性もあったが、アダモが居れば上手く乗り切るだろう。
クレイはヴァレットに戻り、魔法の研究・検証などをしながら過ごしていたが、それから一ヶ月ほどが過ぎた頃……そろそろじゃないかと思ってクレイはデータを確認してみた。
そう、世界の全てが記録されているザ・ワールドレコードに情報が反映され、取り出す事ができるようになっているのではないかと思ったのだ。
そして、それは正解であった。
ヴァレットに戻る途中で襲ってきた賊を一蹴したあとは一度も暗殺者に襲われる事はなくなったのだが、だからといって襲われた事がなくなるわけではない。きっちり落とし前はつけさせるつもりである。
クレイは自身についてまず調べてみる。自分が襲われた時の事についての情報を見たわけである。その記録は見られるようになっており、そこから予想通り、襲ってきた相手の情報を知る事ができたのであった。
その人物について調べれば、芋づる式に【闇烏】という暗殺組織の事が浮かび上がってくる。闇烏についての情報を引き出してみれば、それがダイナドー侯爵家の影の仕事を担う組織である事はすぐに分かった。そして、ダイナドー侯爵が【闇烏】にクレイ暗殺を命じた事も、バッチリと載っていたのであった。
クレイは黙って【転移】を発動した。行き先はもちろんダイナドー侯爵の執務室である。
だが、室内には誰も居なかった。急な事だったので仕方がない。
クレイはダイナドーの机に書き置きを残して帰った。
夕方、外での用事を済ませて家に帰ってきたダイナドー侯爵はその書き置きを発見した。
そこには、暗殺を命じたのがダイナドー侯爵である事が判明したため、報復を開始すると書かれていた。
ダイナドー 「ばかなっ…?! 証拠は?! ウスターにも何度も確認させた、証拠など一切残っていなかったはずなのに…!」
ダイナドーは勘違いしていた。疑いようもない絶対的な証拠が見つからない限り、クレイは報復には動かないだろうと読んでいたのだ。
だが、クレイにとっては法的に認められる証拠など必要なかったのである。クレイは最初から法に則って裁こうなどとは思っていなかったからである。必要なのは、クレイ自身が間違いないと確信が持てる事実や証拠があるかどうかである。
ザ・ワールドレコードにある情報は、この国の法的には証拠として認められないが、クレイにとっては疑う余地のない事実であり、報復断罪を実行するにはそれで十分であった。
ダイナドーは慌てて執事のウスターを呼び、屋敷に最大級の警戒体制を敷かせる。
また、最上級の治癒魔法が使える治療師も呼ぶように命じた。それは、ご丁寧にもクレイのメモに『手足切断を治療できるレベルの治癒師を屋敷に常駐させておく事をおすすめする』と書いてあったからだ。
治癒師は、屋敷の人間に被害を出さないようにとの配慮かとダイナドーは思った。本質的には自分さえ良ければいいというダイナドーではある、別に屋敷の使用人が怪我をしようと気に留める事もないのだが……今回は一応念のため治癒師を呼んでおく事にしたのだ。
クレイは魔物を屋敷に出現させるなどと言っていた。屋敷の使用人にそれで被害が出て屋敷が上手く回らなくなれば、結局は自分が不自由する事になると思ったのだ。
そして夜、執務室の椅子に腰掛け、ウスターを呼びつけ対策について話している時である。ダイナドーの体に異変が起きた。
ダイナドー侯爵の上腕の裏側に、魔法陣が浮かんでいた。だが、その事にダイナドーもウスターも気付いていない。
次の瞬間、ダイナドーの腕が弾け飛び床に転がった。
魔法陣から飛び出した弾丸がダイナドーの上腕を撃ち抜いたのだ。
ちなみに、使ったのは今回用に特別に改良した氷の弾丸が打ち出せる魔導銃である。
地球の銃のように火薬の燃焼で発射する銃では氷の弾丸は砕けてしまうので実際には使えないが、クレイの魔導銃は物体を移動させる魔法陣を並べた疑似レールガン方式なので、火薬の熱は問題ないのだ。
だが、やってみると弾丸の前方にある空気が押されて圧縮熱を発生してしまう事が判明した。そこで、魔導銃の砲筒が収められている亜空間内を真空状態の空間に変更した。
ただ、砲筒内は真空でも、砲筒を抜けた瞬間、空気の壁にぶつかる。氷の弾丸はその衝撃で砕けてしまう事になる。
だがそれは、転移魔法陣を使ってのゼロ距離射撃であれば問題ないのだ。
クレイは壁に転移魔法陣を投写、そこに銃口を押し付けて引き金を引く。
氷の弾丸は魔法陣の中に飛び込み、出口側魔法陣を抜け目標に衝突する。その衝撃で氷の弾丸は砕けて広がり、半氷・半水のような状態になるが、音速を越えたソレは、十分目標を破壊する力がある。
そして、着弾後は弾は水になってしまうため、証拠を残さないというわけである。
一瞬何が起きたのか分からないダイナドーだったが、徐々に湧き上がってくる痛みに悲鳴をあげる。
散弾銃の弾は、細かいペレットが広がりながら飛ぶので、至近距離で当たると面で当たる事になり、腕などは千切れてしまうが、砕けながら着弾する氷の弾丸にはそれと同じような効果があるのだ。
ダイナドー 「ううぅっうスター! 痛い! 何をしている、早く、治癒師を呼べ!!」
そして、彼らは故郷だった地に死んだ家族や仲間達の慰霊碑を建てたいと、旅立っていった。
彼らもそれなりに金は持っているはずだが、墓や慰霊碑を建てるとなると、土地を買い取ったりする必要も出てくるだろうから、クレイからも退職金だと言って金を渡してやった。
現在、ダブエラ共和国だった土地は、土地の名前さえも変えられ、元の国の様相は失いつつある。ダブエラの国民も、すべて別の地に移動させられている。そこに、今はラヘルブーレ王国の国民として認められたとは言え、ダブエラの国民だった者(それも兵士)が行けば、何かしらトラブルになる可能性もあったが、アダモが居れば上手く乗り切るだろう。
クレイはヴァレットに戻り、魔法の研究・検証などをしながら過ごしていたが、それから一ヶ月ほどが過ぎた頃……そろそろじゃないかと思ってクレイはデータを確認してみた。
そう、世界の全てが記録されているザ・ワールドレコードに情報が反映され、取り出す事ができるようになっているのではないかと思ったのだ。
そして、それは正解であった。
ヴァレットに戻る途中で襲ってきた賊を一蹴したあとは一度も暗殺者に襲われる事はなくなったのだが、だからといって襲われた事がなくなるわけではない。きっちり落とし前はつけさせるつもりである。
クレイは自身についてまず調べてみる。自分が襲われた時の事についての情報を見たわけである。その記録は見られるようになっており、そこから予想通り、襲ってきた相手の情報を知る事ができたのであった。
その人物について調べれば、芋づる式に【闇烏】という暗殺組織の事が浮かび上がってくる。闇烏についての情報を引き出してみれば、それがダイナドー侯爵家の影の仕事を担う組織である事はすぐに分かった。そして、ダイナドー侯爵が【闇烏】にクレイ暗殺を命じた事も、バッチリと載っていたのであった。
クレイは黙って【転移】を発動した。行き先はもちろんダイナドー侯爵の執務室である。
だが、室内には誰も居なかった。急な事だったので仕方がない。
クレイはダイナドーの机に書き置きを残して帰った。
夕方、外での用事を済ませて家に帰ってきたダイナドー侯爵はその書き置きを発見した。
そこには、暗殺を命じたのがダイナドー侯爵である事が判明したため、報復を開始すると書かれていた。
ダイナドー 「ばかなっ…?! 証拠は?! ウスターにも何度も確認させた、証拠など一切残っていなかったはずなのに…!」
ダイナドーは勘違いしていた。疑いようもない絶対的な証拠が見つからない限り、クレイは報復には動かないだろうと読んでいたのだ。
だが、クレイにとっては法的に認められる証拠など必要なかったのである。クレイは最初から法に則って裁こうなどとは思っていなかったからである。必要なのは、クレイ自身が間違いないと確信が持てる事実や証拠があるかどうかである。
ザ・ワールドレコードにある情報は、この国の法的には証拠として認められないが、クレイにとっては疑う余地のない事実であり、報復断罪を実行するにはそれで十分であった。
ダイナドーは慌てて執事のウスターを呼び、屋敷に最大級の警戒体制を敷かせる。
また、最上級の治癒魔法が使える治療師も呼ぶように命じた。それは、ご丁寧にもクレイのメモに『手足切断を治療できるレベルの治癒師を屋敷に常駐させておく事をおすすめする』と書いてあったからだ。
治癒師は、屋敷の人間に被害を出さないようにとの配慮かとダイナドーは思った。本質的には自分さえ良ければいいというダイナドーではある、別に屋敷の使用人が怪我をしようと気に留める事もないのだが……今回は一応念のため治癒師を呼んでおく事にしたのだ。
クレイは魔物を屋敷に出現させるなどと言っていた。屋敷の使用人にそれで被害が出て屋敷が上手く回らなくなれば、結局は自分が不自由する事になると思ったのだ。
そして夜、執務室の椅子に腰掛け、ウスターを呼びつけ対策について話している時である。ダイナドーの体に異変が起きた。
ダイナドー侯爵の上腕の裏側に、魔法陣が浮かんでいた。だが、その事にダイナドーもウスターも気付いていない。
次の瞬間、ダイナドーの腕が弾け飛び床に転がった。
魔法陣から飛び出した弾丸がダイナドーの上腕を撃ち抜いたのだ。
ちなみに、使ったのは今回用に特別に改良した氷の弾丸が打ち出せる魔導銃である。
地球の銃のように火薬の燃焼で発射する銃では氷の弾丸は砕けてしまうので実際には使えないが、クレイの魔導銃は物体を移動させる魔法陣を並べた疑似レールガン方式なので、火薬の熱は問題ないのだ。
だが、やってみると弾丸の前方にある空気が押されて圧縮熱を発生してしまう事が判明した。そこで、魔導銃の砲筒が収められている亜空間内を真空状態の空間に変更した。
ただ、砲筒内は真空でも、砲筒を抜けた瞬間、空気の壁にぶつかる。氷の弾丸はその衝撃で砕けてしまう事になる。
だがそれは、転移魔法陣を使ってのゼロ距離射撃であれば問題ないのだ。
クレイは壁に転移魔法陣を投写、そこに銃口を押し付けて引き金を引く。
氷の弾丸は魔法陣の中に飛び込み、出口側魔法陣を抜け目標に衝突する。その衝撃で氷の弾丸は砕けて広がり、半氷・半水のような状態になるが、音速を越えたソレは、十分目標を破壊する力がある。
そして、着弾後は弾は水になってしまうため、証拠を残さないというわけである。
一瞬何が起きたのか分からないダイナドーだったが、徐々に湧き上がってくる痛みに悲鳴をあげる。
散弾銃の弾は、細かいペレットが広がりながら飛ぶので、至近距離で当たると面で当たる事になり、腕などは千切れてしまうが、砕けながら着弾する氷の弾丸にはそれと同じような効果があるのだ。
ダイナドー 「ううぅっうスター! 痛い! 何をしている、早く、治癒師を呼べ!!」
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