176 / 184
第三部 暗殺者編
第176話 襲撃
しおりを挟む
翌朝、護衛の騎士ペレイラとボンドに先導されながらヴァレット家の馬車が王都を出ていく。来た時と同様、クレイとルル・リリも騎馬で着いて行く。門を通って入ってきたので、ちゃんと門を通って出ていく必要があるので仕方がない。入城記録があって出城記録がないのに姿を消したとなれば、転移ゲートを使って王都に出入りしていると王と宰相は考えるだろう。そしてそれは彼らにとっては歓迎できない行動となるだろうから、注意されてしまうかも知れない。余計な面倒はなるべく避けたほうが良い。
王都の周辺は見通しが良くなるよう障害物は排除され整備されているが、少し進めば森が現れ始め、いくつか小さな山も出てきて視界が妨げられる。
王都の近くなので多くないのだが、このような場所で盗賊に襲われる被害もたまにある。犯罪を犯すなどして王都から逃げ出した逃亡犯が最初に逃げ込む場所だからである。
そんな峠道に差し掛かった所で、護衛騎士のペレイラが御者に止まるよう指示した。
ブランド 「どうした?」
ペレイラ 「それが…」
見れば、前方に転覆している一台の馬車があり、御者と思われる男が道の真ん中に立ち、手を貸してくれと叫んでいた。
警戒するペレイラ。馬車のトラブルのフリをして潜んでいた盗賊が出てくるなどというのもよくある話なのだ。
だが、御者の男は必死で助けてくれと訴えている。
ペレイラ 「ボンドは残って警戒していろ」
ペレイラは一人で転覆している馬車に近付いた。
確認したところ、御者はヴァレットと王都の間を結ぶチャーター便の業者であった。(日本で言うなら個人タクシーか赤帽というところである。)身分証を確認したペレイラは、怪しいところはないと言う事で、ボンドを呼び、馬車を起こすのを手伝ってやる。身体強化を使える騎士ならば、馬車を起こすのも簡単である。
御者が馬車を確認するが、特に異常はなかったようだ。
何度も頭を下げる御者。いいから早く行けと言うペレイラ。道をその馬車が塞いでいるのでブランド達の馬車も前に進めないのだ。
そう言われた御者は慌てて馬車に乗り込み走り出す。だが…速度が遅い。
やはりどこか故障があったのかとペレイラが思っていると、馬車は止まってしまった。
当然後ろを走っていたブランド達の馬車も止まる。
ペレイラはどうしたのかと声をかけようとしたが、御者は馬車を降りると逃げるように走り去り、代わりにいかにも盗賊です風体の者達が現れた。
賊はどんどん増えていく。
振り返ると、背後にも数十人。挟まれ逃げ場はないようだ。
ブランド 「どうやら罠に嵌められたか?」
ワルドマ 「盗賊…に扮しているが、中身は違うだろうか…」
ブランド 「私も出よう」
ワルドマ 「私もやります」
護衛騎士 「いえ、我々だけで!」
ブランド 「まぁそう言うな。数も多いし、全員でちゃちゃっと片付けてしまったほうがいい」
この世界では、貴族は強い魔力を持っている。強い魔力を持っているから支配階級になったのである。つまり貴族は最も強力な戦力でもあるのだ。
そして、より強い魔力を持つ者ほど高位の貴族となる。ヴァレット家は子爵であるが、本当は伯爵級あるいはそれ以上の強い魔力を持つ一族なのである。
ワルドマ 「ヴァレット家の馬車を襲うとは、運のない奴らだな」
クレイ 「じゃぁ後ろは俺たちが引き受けよう」
クレイとルル・リリは魔導銃を取り出し構える。
ワルドマ 「しかし、盗賊にしては妙に人数が多いな…」
正確な数は分からないが、ぱっと見、前方後方合わせて百人以上は居るように見える。
これは闇烏が金で雇った破落戸達であった。闇烏の精鋭がその中に紛れ込んでいるのだ。
状況的に賊で間違いないので、先手必勝とブランドが呪文を唱え始める。
(ブランドは強力な火属性魔法の使い手である。ワルドマはブランドほど強力な火魔法は使えないが、ブランドが使えない風属性の魔法が使える。)
ブランドは強力な攻撃魔法で盗賊たちを薙ぎ払ってしまうつもりだった。
だが、呪文詠唱が終わっても魔力が乱れて魔法はうまく発動しない。
ブランド 「…っこれは?!」
ブレアも本気であった。破落戸を集めてけしかけたところで返り討ちに合うのは目に見えている。当然、それなりの準備をしている。魔法封じの魔法陣を街道の途中に仕掛けておいたのだ。
ちょうど馬車がその魔法陣の上に差し掛かったところで上手く馬車を止めさせるために、個人馬車の業者を買収して利用したのである。
ワルドマも呪文を唱えていたが、やはり魔法が発動しないようで、焦っている様子であった。
そうしているウチに、盗賊たちから一斉に矢が放たれた。いつもなら、遠隔攻撃に対してはボンドが魔法障壁を張って対抗するのであるが、その魔法も発動しない。
それに気付いたペレイラが慌てて剣で矢を薙ぎ払う。
地球では、高速で飛んでくる矢を剣で薙ぎ払うなどというシーンが漫画や映画の中などにあるが、それは実際には不可能に近い事である。(いや、達人ならば条件が揃えば一本くらいは撃ち落とせるかも知れないが、並の剣士では無理であろう。)
だが、この世界の剣士は矢を剣で撃ち落とすなど簡単にやってのける。【身体強化】という魔法があるためである。
魔法封じの魔法陣の上ではあるが、体内にまでその影響は及んでいないようで、身体強化の発動は可能なようで、騎士達は飛来する矢を高速の剣閃で薙ぎ払っていく。
やがてすぐに矢の雨は収まった。クレイとルル・リリの魔導銃が機関銃モードで炸裂し、盗賊達を殲滅していったからである。
クレイとルル・リリは自動的に発動する魔法の盾を装備しているので矢を避ける必要はない。三人の周囲で無数の半透明の盾が展開され矢を防いでくれるので、クレイ達は敵を撃つ事だけに専念できる。
だが、さすがに三人だけで前後に別れている百人規模の盗賊を殲滅するのに、少し時間が掛かってしまった。
そして降り注ぐ矢が多すぎたため、護衛騎士も腕や足に矢を受けてしまっていた。騎士は護衛対象であるブランドとワルドマを襲う矢を優先的に排除しようとしたため、自身に向かってくる矢を避けきれなかったのである。
騎士 「何、これくらい……」
矢を抜き、治療薬を掛けようとしたペレイラだったが、そのまま崩れるように倒れてしまった。
ブランド 「毒か…!」
王都の周辺は見通しが良くなるよう障害物は排除され整備されているが、少し進めば森が現れ始め、いくつか小さな山も出てきて視界が妨げられる。
王都の近くなので多くないのだが、このような場所で盗賊に襲われる被害もたまにある。犯罪を犯すなどして王都から逃げ出した逃亡犯が最初に逃げ込む場所だからである。
そんな峠道に差し掛かった所で、護衛騎士のペレイラが御者に止まるよう指示した。
ブランド 「どうした?」
ペレイラ 「それが…」
見れば、前方に転覆している一台の馬車があり、御者と思われる男が道の真ん中に立ち、手を貸してくれと叫んでいた。
警戒するペレイラ。馬車のトラブルのフリをして潜んでいた盗賊が出てくるなどというのもよくある話なのだ。
だが、御者の男は必死で助けてくれと訴えている。
ペレイラ 「ボンドは残って警戒していろ」
ペレイラは一人で転覆している馬車に近付いた。
確認したところ、御者はヴァレットと王都の間を結ぶチャーター便の業者であった。(日本で言うなら個人タクシーか赤帽というところである。)身分証を確認したペレイラは、怪しいところはないと言う事で、ボンドを呼び、馬車を起こすのを手伝ってやる。身体強化を使える騎士ならば、馬車を起こすのも簡単である。
御者が馬車を確認するが、特に異常はなかったようだ。
何度も頭を下げる御者。いいから早く行けと言うペレイラ。道をその馬車が塞いでいるのでブランド達の馬車も前に進めないのだ。
そう言われた御者は慌てて馬車に乗り込み走り出す。だが…速度が遅い。
やはりどこか故障があったのかとペレイラが思っていると、馬車は止まってしまった。
当然後ろを走っていたブランド達の馬車も止まる。
ペレイラはどうしたのかと声をかけようとしたが、御者は馬車を降りると逃げるように走り去り、代わりにいかにも盗賊です風体の者達が現れた。
賊はどんどん増えていく。
振り返ると、背後にも数十人。挟まれ逃げ場はないようだ。
ブランド 「どうやら罠に嵌められたか?」
ワルドマ 「盗賊…に扮しているが、中身は違うだろうか…」
ブランド 「私も出よう」
ワルドマ 「私もやります」
護衛騎士 「いえ、我々だけで!」
ブランド 「まぁそう言うな。数も多いし、全員でちゃちゃっと片付けてしまったほうがいい」
この世界では、貴族は強い魔力を持っている。強い魔力を持っているから支配階級になったのである。つまり貴族は最も強力な戦力でもあるのだ。
そして、より強い魔力を持つ者ほど高位の貴族となる。ヴァレット家は子爵であるが、本当は伯爵級あるいはそれ以上の強い魔力を持つ一族なのである。
ワルドマ 「ヴァレット家の馬車を襲うとは、運のない奴らだな」
クレイ 「じゃぁ後ろは俺たちが引き受けよう」
クレイとルル・リリは魔導銃を取り出し構える。
ワルドマ 「しかし、盗賊にしては妙に人数が多いな…」
正確な数は分からないが、ぱっと見、前方後方合わせて百人以上は居るように見える。
これは闇烏が金で雇った破落戸達であった。闇烏の精鋭がその中に紛れ込んでいるのだ。
状況的に賊で間違いないので、先手必勝とブランドが呪文を唱え始める。
(ブランドは強力な火属性魔法の使い手である。ワルドマはブランドほど強力な火魔法は使えないが、ブランドが使えない風属性の魔法が使える。)
ブランドは強力な攻撃魔法で盗賊たちを薙ぎ払ってしまうつもりだった。
だが、呪文詠唱が終わっても魔力が乱れて魔法はうまく発動しない。
ブランド 「…っこれは?!」
ブレアも本気であった。破落戸を集めてけしかけたところで返り討ちに合うのは目に見えている。当然、それなりの準備をしている。魔法封じの魔法陣を街道の途中に仕掛けておいたのだ。
ちょうど馬車がその魔法陣の上に差し掛かったところで上手く馬車を止めさせるために、個人馬車の業者を買収して利用したのである。
ワルドマも呪文を唱えていたが、やはり魔法が発動しないようで、焦っている様子であった。
そうしているウチに、盗賊たちから一斉に矢が放たれた。いつもなら、遠隔攻撃に対してはボンドが魔法障壁を張って対抗するのであるが、その魔法も発動しない。
それに気付いたペレイラが慌てて剣で矢を薙ぎ払う。
地球では、高速で飛んでくる矢を剣で薙ぎ払うなどというシーンが漫画や映画の中などにあるが、それは実際には不可能に近い事である。(いや、達人ならば条件が揃えば一本くらいは撃ち落とせるかも知れないが、並の剣士では無理であろう。)
だが、この世界の剣士は矢を剣で撃ち落とすなど簡単にやってのける。【身体強化】という魔法があるためである。
魔法封じの魔法陣の上ではあるが、体内にまでその影響は及んでいないようで、身体強化の発動は可能なようで、騎士達は飛来する矢を高速の剣閃で薙ぎ払っていく。
やがてすぐに矢の雨は収まった。クレイとルル・リリの魔導銃が機関銃モードで炸裂し、盗賊達を殲滅していったからである。
クレイとルル・リリは自動的に発動する魔法の盾を装備しているので矢を避ける必要はない。三人の周囲で無数の半透明の盾が展開され矢を防いでくれるので、クレイ達は敵を撃つ事だけに専念できる。
だが、さすがに三人だけで前後に別れている百人規模の盗賊を殲滅するのに、少し時間が掛かってしまった。
そして降り注ぐ矢が多すぎたため、護衛騎士も腕や足に矢を受けてしまっていた。騎士は護衛対象であるブランドとワルドマを襲う矢を優先的に排除しようとしたため、自身に向かってくる矢を避けきれなかったのである。
騎士 「何、これくらい……」
矢を抜き、治療薬を掛けようとしたペレイラだったが、そのまま崩れるように倒れてしまった。
ブランド 「毒か…!」
11
お気に入りに追加
1,172
あなたにおすすめの小説

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。

魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
小説家になろうでジャンル別日間ランキング入り!
世界最強の剣聖――エルフォ・エルドエルは戦場で死に、なんと赤子に転生してしまう。
美少女のように見える少年――アル・バーナモントに転生した彼の身体には、一切の魔力が宿っていなかった。
忌み子として家族からも見捨てられ、地元の有力貴族へ売られるアル。
そこでひどい仕打ちを受けることになる。
しかし自力で貴族の屋敷を脱出し、なんとか森へ逃れることに成功する。
魔力ゼロのアルであったが、剣聖として磨いた剣の腕だけは、転生しても健在であった。
彼はその剣の技術を駆使して、ゴブリンや盗賊を次々にやっつけ、とある村を救うことになる。
感謝されたアルは、ミュレットという少女とその母ミレーユと共に、新たな生活を手に入れる。
深く愛され、本当の家族を知ることになるのだ。
一方で、アルを追いだした実家の面々は、だんだんと歯車が狂い始める。
さらに、アルを捕えていた貴族、カイベルヘルト家も例外ではなかった。
彼らはどん底へと沈んでいく……。
フルタイトル《文字数の関係でアルファポリスでは略してます》
魔力ゼロの忌み子に転生してしまった最強の元剣聖は実家を追放されたのち、魔法の杖を「改造」して成り上がります~父が老弱して家が潰れそうなので戻ってこいと言われてももう遅い~新しい家族と幸せに暮らしてます
こちらの作品は「小説家になろう」にて先行して公開された内容を転載したものです。
こちらの作品は「小説家になろう」さま「カクヨム」さま「アルファポリス」さまに同時掲載させていただいております。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる