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第二部 ダンジョン攻略編
第125話 ツトゾ、仲間を集めクレイ闇討を企てる
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家に帰るのにクレイは転移を使えば一瞬なのだが、街中で頻繁に転移を使うと誰に見られるか分からない。そのため、町中では極力普通に歩いて移動しているのだが…
ルル 「後を尾行て来る奴がいるにゃ」
リリ 「さっきのツトゾだにゃ」
獣人であるルルとリリは、人間よりもずっと感覚が敏感なのである。
言われてクレイも左目の検索機能を使って周囲をマッピングしてみる。(左目の義眼はリルディオンの管理システムと亜空間通信で繋がっている。そしてリルディオンは、この世界の全てが記録されている神秘なるデータベースにアクセスが可能である。このため、街のマップや検索などが容易にできるのである。)
クレイ 「どうやらさっきの男だけじゃないな。六人…いや、さらに四人、前に回り込もうとしてる奴らが居るな。今度は仲間を連れてきて馬鹿な事を考えていそうだな」
※いちいち一人ひとりの情報を詳細に調べているといくら時間があっても足りないので、クレイはざっと人数・性別・レベルを確認するだけにした。
このまま家まで引き連れて行くのもどうかと思い、ルートを変えて、人通りのない裏路地へとクレイは向かう。
行き止まりの路地に入ると同時にツトゾ達が帰路を塞ぐように現れた。
ツトゾ 「そこは行き止まりだぜ、道も知らねぇって、この街の生まれだってのもやっぱり嘘なんだろ?」
クレイ 「迷ってなどいないよ、お前達が用があるようだったんで、意図的にここに来たんだよ」
ツトゾ 「は、嘘つくんじゃねぇよ、迷っただけだろ?」
クレイ 「まぁ信じなくてもどうでもいい。それより何のようだ? 稽古をつけてもらった礼でも言いたいのか?」
ツトゾ 「ああ、そうだよ。そっちの猫娘二人にはたっぷりと気持ちのいいお礼をさせてもらいたいと思ってな」
クレイ 「ついさっきルルとリリに打ちのめされたばっかりだろうに。いくら治療薬で治ったとは言え、元気だな?」
ツトゾ 「ああ、なかなか疲れてはいるが、後輩の冒険者に礼儀ってものを教えてやるのも先輩の義務なんでな」
クレイ 「先輩? お前が冒険者になったのは俺より後だろう? 受付嬢がそう言ってたじゃないか?」
ツトゾ 「うるせぇ! この街では俺のほうが長いから先輩でいいんだよ! だいたいお前、ラルクに勝ったそうだが、この人数相手に勝てると思ってるのか?」
ツトゾの仲間1 「ラルクに勝っただと?! おい! そんな話聞いてねぇぞ?」
ツトゾ 「それもどうせ嘘さ! 仮に本当だったとしても、数は力だ! この人数相手なら負けるわけねぇだろ」
ツトゾの仲間2 「ラルクってAランクの…? Aランク相手じゃ、この人数でも勝てねぇんじゃねぇか……?」
ツトゾ 「こいつはAランクじゃねぇ、Cランクだ」
ツト仲1 「なんだCか。それなら…」
ツト仲2 「だが、ラルクに勝ったって事は実力は超Aランクってことじゃないのか? 悪いが俺は抜けさせてもらうぜ」
ツトゾ 「あ、おい、待て!」
クレイ 「一人は賢い奴が居たようだが、他の連中はどうかな…?」
ツト仲3 「…おい、お前どっちだ?」
ツト仲4 「俺は右の娘がいい」
ツト仲5 「俺は左だ」
ツト仲6 「俺は右だ、俺のほうが先だぞ!」
ツト仲4 「おい、ずりぃぞ! 俺が先だ!」
どうやら他の仲間達は劣情に引きずられて冷静な判断力を失っているらしい。
クレイ 「ルルとリリは下がっていろ」
ルル 「ルルもやりたいにゃ」
リリ 「リリもやりますにゃ」
ツト仲5 「おお、積極的だな、男はいらねぇけど」
ツト仲6 「お、俺は男でもいいぞ」
ぼそっと呟いた6のセリフにその場に居た全員がドン引きした。
クレイ 「一人減って九人だ。じゃぁ俺が五人、ルルとリリは二人ずつやれるか?」
ルル・リリ 「全員相手でも問題ないにゃ」
クレイ 「悪い、もう五人は終わっちまった」
ワンテンポ遅れて悲鳴が上がる。突然、前に居た五人が地に転がり、折れた腕や足を抱えて呻き始めた。クレイが【加速装置】をマックス発動し攻撃したのである。
クレイ 「ルルとリリも身体強化マックスで構わんが、殺さない程度にな」
ルル 「はいにゃ」
リリ 「はいですにゃ」
クレイほどの神速の動きではないが、ルルとリリも瞬間的にマックス【加速】し、男達を倒してしまう。クレイに習って気絶するような攻撃はせず、あえて腕や足をへし折る事にした。
クレイは折れた腕を押さえて呻いているツトゾに近づいて言った。
クレイ 「もう二度と俺たちに絡むなよ? …次は骨折くらいでは済まないよ?」
クレイが威圧を放つ。殺気に魔力を乗せて放つ技術である。クレイは【威圧】のスキルを持っているわけではないので上手くはできないが、見様見真似でやってみたのだ。ただ、リルディオンからの魔力供給に任せて膨大な魔力を乗せてしまったため、男達は全員失禁、ついには泡を吹いて気絶してしまった。
ルル 「クレイの威圧、とんでもないにゃ…」
リリ 「ちょっとチビリました」
※ちょっとチビッたリリはもちろん即座に【クリーン】を使って浄化している。だが気絶している男たちはだらしなく股間を汚したままである。
そんな男達をそのまま放置して、クレイ達は家に帰る事にした。
男達も小一時間もすると意識を取り戻し、路上に失禁の後を残しながら這うように帰っていったが、その後、ツトゾとその仲間達がクレイとクレイのクランについて口を(手も)出すことはなくなった。
また、ツトゾの仲間達がクレイについて「アイツはヤバイ、手を出すな」と影で噂したため、馬鹿な絡み方をしてくる者は(少し)減った。
余談だが、ツトゾはその後しばらくの間、仲間達に総スカンを食らってしまう。ツトゾが身の程もわきまえず実力者に絡んだせいで、痛い目を見る事になり、余計な怪我の治療費が掛かってしまったためである。そもそも、ツトゾの誘いに乗ったのはその仲間達なのだから逆恨みなのだが、類は友を呼ぶ。自分勝手な連中ばかりなのであった。
ルル 「後を尾行て来る奴がいるにゃ」
リリ 「さっきのツトゾだにゃ」
獣人であるルルとリリは、人間よりもずっと感覚が敏感なのである。
言われてクレイも左目の検索機能を使って周囲をマッピングしてみる。(左目の義眼はリルディオンの管理システムと亜空間通信で繋がっている。そしてリルディオンは、この世界の全てが記録されている神秘なるデータベースにアクセスが可能である。このため、街のマップや検索などが容易にできるのである。)
クレイ 「どうやらさっきの男だけじゃないな。六人…いや、さらに四人、前に回り込もうとしてる奴らが居るな。今度は仲間を連れてきて馬鹿な事を考えていそうだな」
※いちいち一人ひとりの情報を詳細に調べているといくら時間があっても足りないので、クレイはざっと人数・性別・レベルを確認するだけにした。
このまま家まで引き連れて行くのもどうかと思い、ルートを変えて、人通りのない裏路地へとクレイは向かう。
行き止まりの路地に入ると同時にツトゾ達が帰路を塞ぐように現れた。
ツトゾ 「そこは行き止まりだぜ、道も知らねぇって、この街の生まれだってのもやっぱり嘘なんだろ?」
クレイ 「迷ってなどいないよ、お前達が用があるようだったんで、意図的にここに来たんだよ」
ツトゾ 「は、嘘つくんじゃねぇよ、迷っただけだろ?」
クレイ 「まぁ信じなくてもどうでもいい。それより何のようだ? 稽古をつけてもらった礼でも言いたいのか?」
ツトゾ 「ああ、そうだよ。そっちの猫娘二人にはたっぷりと気持ちのいいお礼をさせてもらいたいと思ってな」
クレイ 「ついさっきルルとリリに打ちのめされたばっかりだろうに。いくら治療薬で治ったとは言え、元気だな?」
ツトゾ 「ああ、なかなか疲れてはいるが、後輩の冒険者に礼儀ってものを教えてやるのも先輩の義務なんでな」
クレイ 「先輩? お前が冒険者になったのは俺より後だろう? 受付嬢がそう言ってたじゃないか?」
ツトゾ 「うるせぇ! この街では俺のほうが長いから先輩でいいんだよ! だいたいお前、ラルクに勝ったそうだが、この人数相手に勝てると思ってるのか?」
ツトゾの仲間1 「ラルクに勝っただと?! おい! そんな話聞いてねぇぞ?」
ツトゾ 「それもどうせ嘘さ! 仮に本当だったとしても、数は力だ! この人数相手なら負けるわけねぇだろ」
ツトゾの仲間2 「ラルクってAランクの…? Aランク相手じゃ、この人数でも勝てねぇんじゃねぇか……?」
ツトゾ 「こいつはAランクじゃねぇ、Cランクだ」
ツト仲1 「なんだCか。それなら…」
ツト仲2 「だが、ラルクに勝ったって事は実力は超Aランクってことじゃないのか? 悪いが俺は抜けさせてもらうぜ」
ツトゾ 「あ、おい、待て!」
クレイ 「一人は賢い奴が居たようだが、他の連中はどうかな…?」
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ツト仲4 「俺は右の娘がいい」
ツト仲5 「俺は左だ」
ツト仲6 「俺は右だ、俺のほうが先だぞ!」
ツト仲4 「おい、ずりぃぞ! 俺が先だ!」
どうやら他の仲間達は劣情に引きずられて冷静な判断力を失っているらしい。
クレイ 「ルルとリリは下がっていろ」
ルル 「ルルもやりたいにゃ」
リリ 「リリもやりますにゃ」
ツト仲5 「おお、積極的だな、男はいらねぇけど」
ツト仲6 「お、俺は男でもいいぞ」
ぼそっと呟いた6のセリフにその場に居た全員がドン引きした。
クレイ 「一人減って九人だ。じゃぁ俺が五人、ルルとリリは二人ずつやれるか?」
ルル・リリ 「全員相手でも問題ないにゃ」
クレイ 「悪い、もう五人は終わっちまった」
ワンテンポ遅れて悲鳴が上がる。突然、前に居た五人が地に転がり、折れた腕や足を抱えて呻き始めた。クレイが【加速装置】をマックス発動し攻撃したのである。
クレイ 「ルルとリリも身体強化マックスで構わんが、殺さない程度にな」
ルル 「はいにゃ」
リリ 「はいですにゃ」
クレイほどの神速の動きではないが、ルルとリリも瞬間的にマックス【加速】し、男達を倒してしまう。クレイに習って気絶するような攻撃はせず、あえて腕や足をへし折る事にした。
クレイは折れた腕を押さえて呻いているツトゾに近づいて言った。
クレイ 「もう二度と俺たちに絡むなよ? …次は骨折くらいでは済まないよ?」
クレイが威圧を放つ。殺気に魔力を乗せて放つ技術である。クレイは【威圧】のスキルを持っているわけではないので上手くはできないが、見様見真似でやってみたのだ。ただ、リルディオンからの魔力供給に任せて膨大な魔力を乗せてしまったため、男達は全員失禁、ついには泡を吹いて気絶してしまった。
ルル 「クレイの威圧、とんでもないにゃ…」
リリ 「ちょっとチビリました」
※ちょっとチビッたリリはもちろん即座に【クリーン】を使って浄化している。だが気絶している男たちはだらしなく股間を汚したままである。
そんな男達をそのまま放置して、クレイ達は家に帰る事にした。
男達も小一時間もすると意識を取り戻し、路上に失禁の後を残しながら這うように帰っていったが、その後、ツトゾとその仲間達がクレイとクレイのクランについて口を(手も)出すことはなくなった。
また、ツトゾの仲間達がクレイについて「アイツはヤバイ、手を出すな」と影で噂したため、馬鹿な絡み方をしてくる者は(少し)減った。
余談だが、ツトゾはその後しばらくの間、仲間達に総スカンを食らってしまう。ツトゾが身の程もわきまえず実力者に絡んだせいで、痛い目を見る事になり、余計な怪我の治療費が掛かってしまったためである。そもそも、ツトゾの誘いに乗ったのはその仲間達なのだから逆恨みなのだが、類は友を呼ぶ。自分勝手な連中ばかりなのであった。
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