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第一部 転生編
第28話 馬車も転倒してしまった
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アレン 「ほう…やるな」
ノウズ 「ばっ、まさか、倒したのか? デビルバイソンを?! 一撃で?!」
トニー 「デビルバイソンの毛皮は恐ろしく硬くて、どんな攻撃でも傷つける事ができないって言ってたよな?」
パティ 「ええそうよ、以前戦った事がある。一緒に戦ったレイドにはAランクパーティも複数参加してたけど、結局誰も傷一つつける事ができなかったのよ。なにせあの巨体でしょ」
アレン 「体が大きい魔物は必然的に保有する魔力も多いからな」
パティ 「剣も弓も魔法も通用せず、結局、這々の体で逃げ出すのがやっと。討伐は失敗に終わったわ。ノウズも覚えているでしょう?」
ノウズ 「ああ、忘れもしない。エトスはSランク間近と言われていたのに、俺をかばって怪我を負い、引退に追い込まれたんだ。それを、新人冒険者が簡単に倒したなど、ありえん事だ」
トニー 「だけど、現にあそこに……頭を失ってはいかにデビルバイソンでも生きてはいまい」
・
・
・
ノウズは苦々しい表情で近くまで転がってきたバイソンの死体を検分しに行った。
ノウズ 「頭に大穴が開いている……一番硬いと言われている頭蓋骨を……これを、アイツがやったというのか?」
バイソンの頭部は顎と角を残し大穴が開いている状態であった。クレイの弾丸は、バイソンの体表の魔法障壁をあっさりと破り、額の硬い骨を砕き、頭部を吹き飛ばして背中に抜けていったようだ。
実はクレイが対魔法障壁用にと弾丸に刻んだ魔法陣は、防御効果を弱められればよしと考えていたのだが、それだけで体表を強化していた強化魔法をあっさりと解除してしまったのだ。
魔力による防御がなくなれば、残るはただの動物の肉体である。音速の十倍もの速度で打ち出された弾丸はバイソンの頭部を吹き飛ばしてしまったのである。
ノウズ 「おいお前、一体何をした?!」
ノウズは振り返りクレイを探したが、クレイ(とアレン達)はバイソンよりも馬車が気になり、そちらを見に行っていた。
実はバイソンはかなり馬車に肉薄しており、クレイに撃たれて転がった時、馬車も巻き込まれひっくり返ってしまっていたのだ。
クレイ 「やべ……俺のせいか?」
アレン 「いやまぁ、お前が責任感じる事はないだろ。あそこでやらなければ馬車はバイソンの頭突きで木端微塵だったろうからな」
馬は転倒した際にハーネスが外れ、逃げ出したようだ。
御者は地面に叩きつけられ意識を失っていたが、なんとか生きていた。
倒れた馬車の扉をこじ開けて中を覗いてみると、姉妹であろうか、大小二人、少女達が倒れていた。こちらも気を失っているだけで特に怪我などはないようだ。
馬車もそれなりのものであるし、少女達の服装からしても、貴族であろう。
駆けつけたアレンとトニー、クレイは協力して御者と少女達を救けだし木陰に寝かせる。
魔物が彷徨く街の外なので警戒は怠れない。
パティが三人を介抱する間、トニーとアレンが警戒に当たる。ノウズはバイソンのほうが気になるようだ。
クレイも一応、ライフルに全弾装填し、さらに腰にホルスターを付けて短銃をマジックポーチから取り出して差しておいた。
御者と少女達はすぐに目を覚ました。パティとアレンが治癒魔法が使えたらしい。
少女 「う…ん……ここは?」
パティ 「気が付いた? 覚えてる? バイソンに追われていたの」
少女 「…!! そうでした、バイソンは……」
パティ 「大丈夫、倒したわ」
少女 「ケイトは?! …ケイト!」
少女はもう一人の小さい少女が隣に寝かされているのに気づき、声を掛けた。
ケイト 「…うーん…お姉ちゃん?」
少女はケイトと呼んだ少女を抱きしめ安堵の表情を浮かべた。
パティ 「私達は黄金の風という冒険者のパーティよ。あなたは…貴族様みたいだけど?」
少女 「私はヴィオレ。ヴィオレ・ラーズ。この子は妹のケイトです」
パティ 「ラーズというと、隣町の名前よね。もしかして…?」
ヴィオレ 「はい、私達はラーズ子爵の娘です。助けて頂いてありがとうございました」
パティ 「でも、領主の娘さん達が、なぜ護衛も付けずに……あ、ごめんなさい、もしかして護衛は途中で全員犠牲に?」
ヴィオレ 「あ、いえ、護衛は居ません、私達姉妹と、御者のカイルだけです。ちょっと緊急事態で、慌てて飛び出してきたものですから…」
パティ 「隣町で何かあった?」
ヴィオレ 「いえ、私的な、ラーズ家の私的な事情なのです…」
パティ 「そう、それ以上は聞かないほうがよさそうね…」
ヴィオレ 「……いえ! 聞いて下さい、相談に乗ってもらえませんか? あなた達は冒険者なのですよね? 仕事の依頼をさせて下さい、私達の護衛を引き受けてはくれませんか? それと、暫くの間の生活の手配なども。お礼は父から、父が戻ってきたらちゃんとお支払い致しますので…」
パティ 「…何か事情がありそうね? とりあえず話を聞かせてもらうわね。
―アレン! ちょっと来て!」
ノウズ 「ばっ、まさか、倒したのか? デビルバイソンを?! 一撃で?!」
トニー 「デビルバイソンの毛皮は恐ろしく硬くて、どんな攻撃でも傷つける事ができないって言ってたよな?」
パティ 「ええそうよ、以前戦った事がある。一緒に戦ったレイドにはAランクパーティも複数参加してたけど、結局誰も傷一つつける事ができなかったのよ。なにせあの巨体でしょ」
アレン 「体が大きい魔物は必然的に保有する魔力も多いからな」
パティ 「剣も弓も魔法も通用せず、結局、這々の体で逃げ出すのがやっと。討伐は失敗に終わったわ。ノウズも覚えているでしょう?」
ノウズ 「ああ、忘れもしない。エトスはSランク間近と言われていたのに、俺をかばって怪我を負い、引退に追い込まれたんだ。それを、新人冒険者が簡単に倒したなど、ありえん事だ」
トニー 「だけど、現にあそこに……頭を失ってはいかにデビルバイソンでも生きてはいまい」
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ノウズは苦々しい表情で近くまで転がってきたバイソンの死体を検分しに行った。
ノウズ 「頭に大穴が開いている……一番硬いと言われている頭蓋骨を……これを、アイツがやったというのか?」
バイソンの頭部は顎と角を残し大穴が開いている状態であった。クレイの弾丸は、バイソンの体表の魔法障壁をあっさりと破り、額の硬い骨を砕き、頭部を吹き飛ばして背中に抜けていったようだ。
実はクレイが対魔法障壁用にと弾丸に刻んだ魔法陣は、防御効果を弱められればよしと考えていたのだが、それだけで体表を強化していた強化魔法をあっさりと解除してしまったのだ。
魔力による防御がなくなれば、残るはただの動物の肉体である。音速の十倍もの速度で打ち出された弾丸はバイソンの頭部を吹き飛ばしてしまったのである。
ノウズ 「おいお前、一体何をした?!」
ノウズは振り返りクレイを探したが、クレイ(とアレン達)はバイソンよりも馬車が気になり、そちらを見に行っていた。
実はバイソンはかなり馬車に肉薄しており、クレイに撃たれて転がった時、馬車も巻き込まれひっくり返ってしまっていたのだ。
クレイ 「やべ……俺のせいか?」
アレン 「いやまぁ、お前が責任感じる事はないだろ。あそこでやらなければ馬車はバイソンの頭突きで木端微塵だったろうからな」
馬は転倒した際にハーネスが外れ、逃げ出したようだ。
御者は地面に叩きつけられ意識を失っていたが、なんとか生きていた。
倒れた馬車の扉をこじ開けて中を覗いてみると、姉妹であろうか、大小二人、少女達が倒れていた。こちらも気を失っているだけで特に怪我などはないようだ。
馬車もそれなりのものであるし、少女達の服装からしても、貴族であろう。
駆けつけたアレンとトニー、クレイは協力して御者と少女達を救けだし木陰に寝かせる。
魔物が彷徨く街の外なので警戒は怠れない。
パティが三人を介抱する間、トニーとアレンが警戒に当たる。ノウズはバイソンのほうが気になるようだ。
クレイも一応、ライフルに全弾装填し、さらに腰にホルスターを付けて短銃をマジックポーチから取り出して差しておいた。
御者と少女達はすぐに目を覚ました。パティとアレンが治癒魔法が使えたらしい。
少女 「う…ん……ここは?」
パティ 「気が付いた? 覚えてる? バイソンに追われていたの」
少女 「…!! そうでした、バイソンは……」
パティ 「大丈夫、倒したわ」
少女 「ケイトは?! …ケイト!」
少女はもう一人の小さい少女が隣に寝かされているのに気づき、声を掛けた。
ケイト 「…うーん…お姉ちゃん?」
少女はケイトと呼んだ少女を抱きしめ安堵の表情を浮かべた。
パティ 「私達は黄金の風という冒険者のパーティよ。あなたは…貴族様みたいだけど?」
少女 「私はヴィオレ。ヴィオレ・ラーズ。この子は妹のケイトです」
パティ 「ラーズというと、隣町の名前よね。もしかして…?」
ヴィオレ 「はい、私達はラーズ子爵の娘です。助けて頂いてありがとうございました」
パティ 「でも、領主の娘さん達が、なぜ護衛も付けずに……あ、ごめんなさい、もしかして護衛は途中で全員犠牲に?」
ヴィオレ 「あ、いえ、護衛は居ません、私達姉妹と、御者のカイルだけです。ちょっと緊急事態で、慌てて飛び出してきたものですから…」
パティ 「隣町で何かあった?」
ヴィオレ 「いえ、私的な、ラーズ家の私的な事情なのです…」
パティ 「そう、それ以上は聞かないほうがよさそうね…」
ヴィオレ 「……いえ! 聞いて下さい、相談に乗ってもらえませんか? あなた達は冒険者なのですよね? 仕事の依頼をさせて下さい、私達の護衛を引き受けてはくれませんか? それと、暫くの間の生活の手配なども。お礼は父から、父が戻ってきたらちゃんとお支払い致しますので…」
パティ 「…何か事情がありそうね? とりあえず話を聞かせてもらうわね。
―アレン! ちょっと来て!」
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