109 / 115
第六章 ミト
第109話 盗賊退治
しおりを挟む
コジローが魔物の討伐依頼で歩きまわっている時も、時々、盗賊を発見して撃退することがあった。
盗賊達が、本当に盗賊かどうかの確認は一応していたが、黒確定となったときには、コジローは盗賊達を情け容赦なくどんどん斬り捨てていった。
盗賊は捕らえて街で突き出せば、裁判の後だが多少の金は貰えるし、街としても犯罪奴隷として労働力が確保できるので、コジローもできれば殺さないで捕らえようと以前はしていたのだが・・・
最近のコジローは、モニカの件で気持ちが荒んでしまっていたため、盗賊達を生け捕りにせず、どんどん斬り殺してしまっていた・・・。
半ば八つ当たりのように殺されてしまった盗賊達だったが、街道を通る旅人や商人を残忍に殺してしまうのが盗賊なのである。殺してしまったとしても、褒められこそすれ文句を言われる事はない。
襲われている馬車にも護衛に雇われた冒険者が居たはずであるが、多勢に無勢で苦戦しているかもしれない。コジローは馬車が襲われている地点に向かって走り出した。もちろんマロも追従している。ミトは待っているように言われたが、同じく馬車に向かって走っていた。
コジロー達が駆け付けた時、キャラバンはかなり劣勢であった。一番うしろの馬車は乗合馬車であったが、乗客は外に引きずり出されて暴行されていた。
コジローは馬車の後方で戦っていた冒険者に声をかけた。念の為、強盗であることの確認と、助けが居るかどうかの確認である。
どう見ても強盗であり、劣勢であるのは間違いなかったが、以前、間違って盗賊を助けてしまった経験から、念の為である。
冒険者も仕事として護衛を引き受けているのであり、勝手に手助けすると報酬を払う必要が出てくるので、手出しをすると怒るケースもあるのである。
コジローが確認している間にも、馬車に乗っていた子供たちが強盗に殴られて血を流していた。それを見たミトが怒気を発し、子供を襲っていた盗賊に襲いかかり、瞬殺してしまった。
冒険者の返答はどちらもイエスという事であったので、コジローとマロも参戦した。マロに馬車後方を任せ、コジローは馬車の前方に転移する。
加速を発動したコジローが盗賊を次元剣で瞬殺する。馬車後方にいる盗賊達はマロが降らせたファイアーアローの雨で殲滅された。
コジローは強盗のうち一人だけ、殺さずに気絶させて街道脇の森に転がしておいた。(ピコピコハンマーがこんな時も役に立つ。)
盗賊を襲った時は、一人ないし数人は生かして逃がすようにしている。そして、逃げる盗賊達を離れて追跡し、アジトを突き止めるのである。
馬車の周囲に敵がいなくなったのを確認して、コジローは護衛の冒険者に声を掛ける。
護衛の冒険者:「助かった、ありがとう!」
コジロー:「なに、無事でよかった。無事、ではないか?」
何人か、冒険者にも乗客にも怪我人が出ているようである。
護衛の冒険者:「いや、怪我人は出たが、誰も死んでない、上出来だ。怪我はみんなポーションで治る程度のもんだったしな。」
そこに、雇い主と思われる商人が近づいてきた。
助けてくれたお礼を言われ、もし予定がないならこの後護衛として雇われてほしいという。強い冒険者と知り合えたなら、関係を構築・強化しておきたいというのは商人の本能である。
だが、コジローは断った。なぜなら、盗賊のアジトを探索して、残党を潰すつもりだったからである。
商隊(キャラバン)としても盗賊団は壊滅させておきたいが、キャラバンの護衛は護衛対象から離れる事ができないので、フリーのコジローに任せるということで合意した。先程の活躍を見れば、コジローなら一人で十分と判断したのである。
また、盗賊達の死体を集めて燃やすか埋める必要がある。放置しておくと血の匂いで他の魔獣が寄ってきたり、アンデッド化したりするので、始末していくのがマナーとなっているが、それもコジローが引き受ける代わり、謝礼を少し多めにもらう事と、ミトをアルテミルまで乗せてくれる事で交渉は成立した。謝礼はミトに渡しておいてくれるようにコジローは言った。商隊としても、なるべく早く街に着いてしまいたいので、好都合な話であった。
ミトに、すぐに追いつくからキャラバンと一緒に先に行ってるように言い、マロには逃げた盗賊を追跡するように指示した。
気絶させて逃げやすい場所にわざと置いてやった盗賊は、コジロー達が話しているうちに意識を回復してコソコソ逃げていった。護衛のリーダーはそれに気付いて声を上げようとしたが、コジローがそれを止め、泳がせると説明したのであった。
先にマロを行かせたコジローは、亜空間に盗賊の遺体をすべて収納した。コジローは亜空間をいくつでも作成できるので、死体などは専用の亜空間を作成し収納する。普段使う道具や食材もすべて専用の亜空間収納を作成しているので混ざる心配はない。
収納魔法を見てキャラバンの人間達が驚きの声をあげていたが、あっという間に収納を終えたコジローはすぐにマロの後を追った。
逃げた盗賊を追跡し始めたコジロー。
ゼフトに貰った索敵魔法のブレスレットがあるし、加速も転移もあるので、離れていても追跡は容易である。
盗賊の残党は2時間ほど山の中を進み、アジトにしている洞窟に辿り着いた。アジトにはまだ数人残っていたが、戻った盗賊が状況を報告する間もなく、加速(50倍速)を発動したコジローが全員瞬殺した。
洞窟の中にあった牢は空であった。
さらに洞窟の奥に進むと、倉庫にしている空間があり、旅人から奪ったのであろう食料や金銀財宝が保管されていた。それらは全て亜空間に収納しておく。大人数の盗賊団だっただけあり、結構溜め込んでいたようである。
盗賊の所持品や溜め込んだ金品は、殲滅した人間が貰ってよいことになっている。これだけで結構な稼ぎになるのである。
洞窟の前に結構な広場があったため、そこに亜空間に収納していた盗賊の遺体をすべて出し、装備している剣や財布などをを再び収納していく。粗悪な武器や防具でも、売ればいくらかにはなるし、何かの役に立つこともある。
荷物を回収し終えた死体は山に積んでいく。一旦亜空間に収納し、山を作る場所で再び出すだけなので体力は要らない。
最後に山積みになった遺体はマロの炎の魔法で焼却してもらった。
盗賊のアジトの殲滅・お宝の回収は何度もやっていて、もはやルーティーンワークという感があるコジローであった。
すべての作業を終え、コジローはマロとともにアルテミルの近くの森の中に転移した。馬車が到着するまでにはまだしばらく時間が掛かる事を計算して、コジローは久々にマドネリ村の自宅に帰り、風呂に入ることにしたのだ。盗賊退治で汚れた身体を流したい。
風呂は、この世界ではなかなか自由に入れない。風呂がない宿も多い。タライに水やお湯を用意してもらい、体を拭くだけで済ませるのが一般的である。(もちろんお湯やタオルは有料である。)公衆浴場がある街もあるが、ない街も多い。あっても、湯船というのはないところがほとんどであった。
コジローの自宅の風呂には、死霊の森の奥深くにある温泉を転移魔法陣で引いてある。
長くマドネリ村を留守にしていたコジローであったが、実は時々、風呂に入るためだけに家に帰っていたのであった。
直接家の中に転移し、また転移で出ていっていたので、村の人間に気付かれる事はなかったのであるが。。。
いずれ、マドネリ村以外にも、風呂に入れる拠点を作るのも良いかもしれないなどと考えながら急ぎ体を洗い流したコジローは、再びアルテミルの近くの森に転移し、馬車の到着を待つことにした。
盗賊達が、本当に盗賊かどうかの確認は一応していたが、黒確定となったときには、コジローは盗賊達を情け容赦なくどんどん斬り捨てていった。
盗賊は捕らえて街で突き出せば、裁判の後だが多少の金は貰えるし、街としても犯罪奴隷として労働力が確保できるので、コジローもできれば殺さないで捕らえようと以前はしていたのだが・・・
最近のコジローは、モニカの件で気持ちが荒んでしまっていたため、盗賊達を生け捕りにせず、どんどん斬り殺してしまっていた・・・。
半ば八つ当たりのように殺されてしまった盗賊達だったが、街道を通る旅人や商人を残忍に殺してしまうのが盗賊なのである。殺してしまったとしても、褒められこそすれ文句を言われる事はない。
襲われている馬車にも護衛に雇われた冒険者が居たはずであるが、多勢に無勢で苦戦しているかもしれない。コジローは馬車が襲われている地点に向かって走り出した。もちろんマロも追従している。ミトは待っているように言われたが、同じく馬車に向かって走っていた。
コジロー達が駆け付けた時、キャラバンはかなり劣勢であった。一番うしろの馬車は乗合馬車であったが、乗客は外に引きずり出されて暴行されていた。
コジローは馬車の後方で戦っていた冒険者に声をかけた。念の為、強盗であることの確認と、助けが居るかどうかの確認である。
どう見ても強盗であり、劣勢であるのは間違いなかったが、以前、間違って盗賊を助けてしまった経験から、念の為である。
冒険者も仕事として護衛を引き受けているのであり、勝手に手助けすると報酬を払う必要が出てくるので、手出しをすると怒るケースもあるのである。
コジローが確認している間にも、馬車に乗っていた子供たちが強盗に殴られて血を流していた。それを見たミトが怒気を発し、子供を襲っていた盗賊に襲いかかり、瞬殺してしまった。
冒険者の返答はどちらもイエスという事であったので、コジローとマロも参戦した。マロに馬車後方を任せ、コジローは馬車の前方に転移する。
加速を発動したコジローが盗賊を次元剣で瞬殺する。馬車後方にいる盗賊達はマロが降らせたファイアーアローの雨で殲滅された。
コジローは強盗のうち一人だけ、殺さずに気絶させて街道脇の森に転がしておいた。(ピコピコハンマーがこんな時も役に立つ。)
盗賊を襲った時は、一人ないし数人は生かして逃がすようにしている。そして、逃げる盗賊達を離れて追跡し、アジトを突き止めるのである。
馬車の周囲に敵がいなくなったのを確認して、コジローは護衛の冒険者に声を掛ける。
護衛の冒険者:「助かった、ありがとう!」
コジロー:「なに、無事でよかった。無事、ではないか?」
何人か、冒険者にも乗客にも怪我人が出ているようである。
護衛の冒険者:「いや、怪我人は出たが、誰も死んでない、上出来だ。怪我はみんなポーションで治る程度のもんだったしな。」
そこに、雇い主と思われる商人が近づいてきた。
助けてくれたお礼を言われ、もし予定がないならこの後護衛として雇われてほしいという。強い冒険者と知り合えたなら、関係を構築・強化しておきたいというのは商人の本能である。
だが、コジローは断った。なぜなら、盗賊のアジトを探索して、残党を潰すつもりだったからである。
商隊(キャラバン)としても盗賊団は壊滅させておきたいが、キャラバンの護衛は護衛対象から離れる事ができないので、フリーのコジローに任せるということで合意した。先程の活躍を見れば、コジローなら一人で十分と判断したのである。
また、盗賊達の死体を集めて燃やすか埋める必要がある。放置しておくと血の匂いで他の魔獣が寄ってきたり、アンデッド化したりするので、始末していくのがマナーとなっているが、それもコジローが引き受ける代わり、謝礼を少し多めにもらう事と、ミトをアルテミルまで乗せてくれる事で交渉は成立した。謝礼はミトに渡しておいてくれるようにコジローは言った。商隊としても、なるべく早く街に着いてしまいたいので、好都合な話であった。
ミトに、すぐに追いつくからキャラバンと一緒に先に行ってるように言い、マロには逃げた盗賊を追跡するように指示した。
気絶させて逃げやすい場所にわざと置いてやった盗賊は、コジロー達が話しているうちに意識を回復してコソコソ逃げていった。護衛のリーダーはそれに気付いて声を上げようとしたが、コジローがそれを止め、泳がせると説明したのであった。
先にマロを行かせたコジローは、亜空間に盗賊の遺体をすべて収納した。コジローは亜空間をいくつでも作成できるので、死体などは専用の亜空間を作成し収納する。普段使う道具や食材もすべて専用の亜空間収納を作成しているので混ざる心配はない。
収納魔法を見てキャラバンの人間達が驚きの声をあげていたが、あっという間に収納を終えたコジローはすぐにマロの後を追った。
逃げた盗賊を追跡し始めたコジロー。
ゼフトに貰った索敵魔法のブレスレットがあるし、加速も転移もあるので、離れていても追跡は容易である。
盗賊の残党は2時間ほど山の中を進み、アジトにしている洞窟に辿り着いた。アジトにはまだ数人残っていたが、戻った盗賊が状況を報告する間もなく、加速(50倍速)を発動したコジローが全員瞬殺した。
洞窟の中にあった牢は空であった。
さらに洞窟の奥に進むと、倉庫にしている空間があり、旅人から奪ったのであろう食料や金銀財宝が保管されていた。それらは全て亜空間に収納しておく。大人数の盗賊団だっただけあり、結構溜め込んでいたようである。
盗賊の所持品や溜め込んだ金品は、殲滅した人間が貰ってよいことになっている。これだけで結構な稼ぎになるのである。
洞窟の前に結構な広場があったため、そこに亜空間に収納していた盗賊の遺体をすべて出し、装備している剣や財布などをを再び収納していく。粗悪な武器や防具でも、売ればいくらかにはなるし、何かの役に立つこともある。
荷物を回収し終えた死体は山に積んでいく。一旦亜空間に収納し、山を作る場所で再び出すだけなので体力は要らない。
最後に山積みになった遺体はマロの炎の魔法で焼却してもらった。
盗賊のアジトの殲滅・お宝の回収は何度もやっていて、もはやルーティーンワークという感があるコジローであった。
すべての作業を終え、コジローはマロとともにアルテミルの近くの森の中に転移した。馬車が到着するまでにはまだしばらく時間が掛かる事を計算して、コジローは久々にマドネリ村の自宅に帰り、風呂に入ることにしたのだ。盗賊退治で汚れた身体を流したい。
風呂は、この世界ではなかなか自由に入れない。風呂がない宿も多い。タライに水やお湯を用意してもらい、体を拭くだけで済ませるのが一般的である。(もちろんお湯やタオルは有料である。)公衆浴場がある街もあるが、ない街も多い。あっても、湯船というのはないところがほとんどであった。
コジローの自宅の風呂には、死霊の森の奥深くにある温泉を転移魔法陣で引いてある。
長くマドネリ村を留守にしていたコジローであったが、実は時々、風呂に入るためだけに家に帰っていたのであった。
直接家の中に転移し、また転移で出ていっていたので、村の人間に気付かれる事はなかったのであるが。。。
いずれ、マドネリ村以外にも、風呂に入れる拠点を作るのも良いかもしれないなどと考えながら急ぎ体を洗い流したコジローは、再びアルテミルの近くの森に転移し、馬車の到着を待つことにした。
0
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説


ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています

転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて

3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる