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第二章 街へ
第56話 正直、スマンかった
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メア「ちょっ、待ってよ! まだマスターと結婚するって決めたわけじゃないわ!」
キリング「ガクッ……」
メア「その、まだ、って事よ! まだ、お互いによく知らないでしょう? これから、ちゃんと、マスターと向き合ってみたいと考えています」
キリング「そうか、つまり、結婚を前提に、付き合ってはくれるって事だな?」
メア「それは違います。(キッパリ) 付き合うとか結婚とかは、ちゃんと向き合ってみて、その後考える、って事です…」
キリング「そ、そうか、だが、まだチャンスはあるんだな?」
メア「そうですね……ルークとも、まだチャンスはあるって事だけどね、ポーリン? ルークとは別に、そういう関係ってわけじゃないんでしょ?」
ポーリン「なっ何を! ダメよ、ルークは!」
ルーク「そういう関係って?」
メア「うわ、もしかして鈍感?」
リスティ「ルークは幼い頃からずっと森の中で生きてきたからねぇ、人間関係とか恋愛とかには疎いんだよ」
ルーク「失礼な、恋愛くらい分かるよ。男女が結婚して子供作る事だろ? 僕とポーリンは結婚なんてしないよ」
ポーリン「えっ!」
ポーリン「ちょ、ルーク~? 二人でゆっくりお話しましょうか~?」
メア「つまり、まだ私にもチャンスはあるってことよね?」
リスティ「メア、後ろでギルマスが泣いてるよ?」(笑)
メア「いやだって。よく考えたら、ギルマスの今回のルークへの対応はちょっと大人気なさすぎ。幻滅だわ。そんな人と結婚とか、考えちゃうでしょ」
キリング「う……それは、その」
メア「悪いと思ったなら謝って! 私にじゃないわよ、ルークにでしょ! ほら!」
キリング「ああ~その~ルーク、悪かったな。メアが最近、ルークルークとお前の事ばかり言うので、嫉妬して意地を張って、意地悪してしまったんだ。
この通り、すまなかった」
キリングはルークに向かって深く頭を下げた。
ルーク「ええ、ああ、そう、だったんだ……」
キリング「で、お前の登録試験だが、もちろん合格と、文句なしで認めよう! それだけじゃない、ルーク、お前をBランクとして認める!」
メア「え?!」
ポーリン「いきなりアタシと同じランクとか! だけどまぁ、考えてみれば当然ね。ルークの実力ならAランクでもいいんじゃないの?」
キリング「Aは流石に俺の一存では決められないんだよ」
メア「いいんですか? Bになるまでには色々とクリアしなければいけない課題がたくさんあるはずですが。ルークはまだ何もクリアしていないですよ?」
キリング「暫定Bだ。そこまではギルマスの権限で認められる。まぁ、追々、条件をクリアしたら暫定は取れるって事でな」
そう言うとキリングはルークに向かって手を差し出してきた。その手を握るルーク。
キリング「期待のルーキーだな、これからよろしくな!」
メアとの関係が微妙に前進して、上機嫌に去っていくキリングの後ろ姿を見ながらルークがつぶやく。
ルーク「なんだが面倒くさい人だったな……」
ポーリン「なんというか、ね……でも、実力はさすが元Aランクってところだったわね、あれと自分が戦ったらと考えると…
…確かに面倒な人ね、色々な意味で。
メア、大丈夫?」
メア「うーん、ちょっと良く考える……」
リスティ「ルーク、登録とBランク昇格おめでとう! 今日はお祝いしようか」
ルーク「お祝いとかするような話じゃなかったと思うんだけどね。街の出入りに便利だから登録しようってだけの話で、書類出して終わると思ってた。登録にこんな大掛かりな試験が必要だったなんて知らなかったよ」
ポーリン「そうね、よく考えたらアタシの時は書類書いて提出して終わりだったわ」
ルーク「え? 試験なし?」
ポーリン「いや、あったけど、魔力測定とか簡単な魔法の実演くらいだったわね。模擬戦まではしなかったと思う」
ルーク「え、そうなの?! 言ってくれればいいのに」
ポーリン「ごめーん、そもそもアタシの時は、試験官はDランクの冒険者だったし。ギルマス自らが試験官を務めるとそうなるのかと思って疑問に思わなかったわ」
メア「あの、ルーク、なんか、ごめんね……、模擬戦だとか言い出した時、止めれば良かった」
ポーリン「そうよ、おかしいと思わなかったの?」
ルーク「ポーリンは人の事言えないだろ」
メア「ちょっと私もギルマスとの関係が微妙になっちゃって、ちゃんとコミュニケーションが取れてなかったのよ…」
ポーリン「そういえば、プロポーズの件、なんで教えてくれなかったのよ~」
メア「それは……」
リスティ「まぁ色々話はあるだろうけど、場所を変えてゆっくりお祝いでもしながら話そうよ」
* * * * *
ルークとリスティ、ポーリンとメアは街の飲食店に場所を移し、祝宴を開いた。と言っても普段より少し高い料理を頼んでいる程度であるが。持ち込みOKであったので、ルークの所蔵していた干し肉や燻製肉も出していた。その旨さで酒が進む。
冒険者ギルドの酒場を利用しなかったのは、冒険者達が大宴会を開いていたからである。キリングが受付嬢メアにプロポーズしたということが知れ渡ってしまい、メアもまんざらでもない態度だったという事で、相手がギルマスでは文句も言えず、失望した冒険者達が宴会を始めたのである。
メアは、まだギルド職員になって一年目なのであるが、既に美人受付嬢として冒険者達の人気を集めていたのである。メアはルークと同じ十六歳、キリングは年齢不詳だが二十台中盤~三十台に見える。
その歳で十六歳に結婚を申し込むのは年齢差が大きすぎないか? という事はなく、十六歳で成人となるこの世界では、十六~七で結婚するというのは全然珍しくないのであった。むしろ、二十台で結婚していないと嫁き遅れと言われてしまうのである。
* * * * *
一方、街で冒険者達が酒宴を開いているその頃、ルーク達が住んでいた森の奥の小屋の庭にある、剣聖フィルモアの墓の地面が盛り上がる。
地面を突き破って這い出てきたのは一体のスケルトンであった。
もちろん、その骸骨は、剣聖フィルモア・レインクラッドその人である。アンデッド化して、スケルトンとして蘇ってしまったのであった。
フィル「なんでじゃ~???」
キリング「ガクッ……」
メア「その、まだ、って事よ! まだ、お互いによく知らないでしょう? これから、ちゃんと、マスターと向き合ってみたいと考えています」
キリング「そうか、つまり、結婚を前提に、付き合ってはくれるって事だな?」
メア「それは違います。(キッパリ) 付き合うとか結婚とかは、ちゃんと向き合ってみて、その後考える、って事です…」
キリング「そ、そうか、だが、まだチャンスはあるんだな?」
メア「そうですね……ルークとも、まだチャンスはあるって事だけどね、ポーリン? ルークとは別に、そういう関係ってわけじゃないんでしょ?」
ポーリン「なっ何を! ダメよ、ルークは!」
ルーク「そういう関係って?」
メア「うわ、もしかして鈍感?」
リスティ「ルークは幼い頃からずっと森の中で生きてきたからねぇ、人間関係とか恋愛とかには疎いんだよ」
ルーク「失礼な、恋愛くらい分かるよ。男女が結婚して子供作る事だろ? 僕とポーリンは結婚なんてしないよ」
ポーリン「えっ!」
ポーリン「ちょ、ルーク~? 二人でゆっくりお話しましょうか~?」
メア「つまり、まだ私にもチャンスはあるってことよね?」
リスティ「メア、後ろでギルマスが泣いてるよ?」(笑)
メア「いやだって。よく考えたら、ギルマスの今回のルークへの対応はちょっと大人気なさすぎ。幻滅だわ。そんな人と結婚とか、考えちゃうでしょ」
キリング「う……それは、その」
メア「悪いと思ったなら謝って! 私にじゃないわよ、ルークにでしょ! ほら!」
キリング「ああ~その~ルーク、悪かったな。メアが最近、ルークルークとお前の事ばかり言うので、嫉妬して意地を張って、意地悪してしまったんだ。
この通り、すまなかった」
キリングはルークに向かって深く頭を下げた。
ルーク「ええ、ああ、そう、だったんだ……」
キリング「で、お前の登録試験だが、もちろん合格と、文句なしで認めよう! それだけじゃない、ルーク、お前をBランクとして認める!」
メア「え?!」
ポーリン「いきなりアタシと同じランクとか! だけどまぁ、考えてみれば当然ね。ルークの実力ならAランクでもいいんじゃないの?」
キリング「Aは流石に俺の一存では決められないんだよ」
メア「いいんですか? Bになるまでには色々とクリアしなければいけない課題がたくさんあるはずですが。ルークはまだ何もクリアしていないですよ?」
キリング「暫定Bだ。そこまではギルマスの権限で認められる。まぁ、追々、条件をクリアしたら暫定は取れるって事でな」
そう言うとキリングはルークに向かって手を差し出してきた。その手を握るルーク。
キリング「期待のルーキーだな、これからよろしくな!」
メアとの関係が微妙に前進して、上機嫌に去っていくキリングの後ろ姿を見ながらルークがつぶやく。
ルーク「なんだが面倒くさい人だったな……」
ポーリン「なんというか、ね……でも、実力はさすが元Aランクってところだったわね、あれと自分が戦ったらと考えると…
…確かに面倒な人ね、色々な意味で。
メア、大丈夫?」
メア「うーん、ちょっと良く考える……」
リスティ「ルーク、登録とBランク昇格おめでとう! 今日はお祝いしようか」
ルーク「お祝いとかするような話じゃなかったと思うんだけどね。街の出入りに便利だから登録しようってだけの話で、書類出して終わると思ってた。登録にこんな大掛かりな試験が必要だったなんて知らなかったよ」
ポーリン「そうね、よく考えたらアタシの時は書類書いて提出して終わりだったわ」
ルーク「え? 試験なし?」
ポーリン「いや、あったけど、魔力測定とか簡単な魔法の実演くらいだったわね。模擬戦まではしなかったと思う」
ルーク「え、そうなの?! 言ってくれればいいのに」
ポーリン「ごめーん、そもそもアタシの時は、試験官はDランクの冒険者だったし。ギルマス自らが試験官を務めるとそうなるのかと思って疑問に思わなかったわ」
メア「あの、ルーク、なんか、ごめんね……、模擬戦だとか言い出した時、止めれば良かった」
ポーリン「そうよ、おかしいと思わなかったの?」
ルーク「ポーリンは人の事言えないだろ」
メア「ちょっと私もギルマスとの関係が微妙になっちゃって、ちゃんとコミュニケーションが取れてなかったのよ…」
ポーリン「そういえば、プロポーズの件、なんで教えてくれなかったのよ~」
メア「それは……」
リスティ「まぁ色々話はあるだろうけど、場所を変えてゆっくりお祝いでもしながら話そうよ」
* * * * *
ルークとリスティ、ポーリンとメアは街の飲食店に場所を移し、祝宴を開いた。と言っても普段より少し高い料理を頼んでいる程度であるが。持ち込みOKであったので、ルークの所蔵していた干し肉や燻製肉も出していた。その旨さで酒が進む。
冒険者ギルドの酒場を利用しなかったのは、冒険者達が大宴会を開いていたからである。キリングが受付嬢メアにプロポーズしたということが知れ渡ってしまい、メアもまんざらでもない態度だったという事で、相手がギルマスでは文句も言えず、失望した冒険者達が宴会を始めたのである。
メアは、まだギルド職員になって一年目なのであるが、既に美人受付嬢として冒険者達の人気を集めていたのである。メアはルークと同じ十六歳、キリングは年齢不詳だが二十台中盤~三十台に見える。
その歳で十六歳に結婚を申し込むのは年齢差が大きすぎないか? という事はなく、十六歳で成人となるこの世界では、十六~七で結婚するというのは全然珍しくないのであった。むしろ、二十台で結婚していないと嫁き遅れと言われてしまうのである。
* * * * *
一方、街で冒険者達が酒宴を開いているその頃、ルーク達が住んでいた森の奥の小屋の庭にある、剣聖フィルモアの墓の地面が盛り上がる。
地面を突き破って這い出てきたのは一体のスケルトンであった。
もちろん、その骸骨は、剣聖フィルモア・レインクラッドその人である。アンデッド化して、スケルトンとして蘇ってしまったのであった。
フィル「なんでじゃ~???」
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